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アクセス解析を行ってWebサイト改善する6ステップ!意識する箇所は

アクセス解析を行ってWebサイト改善する6ステップ!意識する箇所は

アクセス解析を実施し、自社のWebサイトを改善するにはどうすれば良いのでしょうか。具体的に何をすれば利益アップにつながるのか分からず困っていませんか。

そこでこの記事では、アクセス解析の概要からサイトを改善する流れ、意識すべきポイントまで解説します。効果的なサイト運営を実現する参考にしてください。

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目次

    アクセス解析とは

    アクセス解析とは、Webサイトを訪問するユーザーの数や訪問頻度、サイト内での動きなどを分析することです。

    Webサイトは、単にインターネット上に公開するだけでは売上につながりません。ユーザーが何を求めているのか、どうすればユーザーの目に触れるのかなどを考え、それに向けて改善しなくてはいけません。そのために必要なのがアクセス解析です。ユーザーの数や動きを分析し、サイトをどのように改善すれば良いのかを考えます。

    具体的には、以下のような情報を取得・分析します。

    • ■ユーザー数・頻度
    • ■ユーザー属性(性別、年齢、地域など)
    • ■ユーザーのサイト内での行動
    • ■ユーザーがサイトに至るまでの道筋
    • ■サイトにアクセスしたデバイス
    • ■よく閲覧されているページ
    • ■ページ内でユーザーが注視している箇所
    • ■ユーザーがよく離脱しているページ

    アクセス解析・改善を行えるツール

    アクセス解析には、一般的にグーグルアナリティクスが用いられます。無料で利用できるため導入コストが低いのが魅力です。しかし、扱いがやや複雑で、慣れるまでが大変というデメリットもあります。

    一方、有料ではあるものの、使いやすいアクセス解析ツールが多くのベンダーから提供されています。解析機能も製品によってさまざまです。たとえば、ユーザーの人数やサイト内での行動のほか、ユーザーが集中して見る箇所を示すヒートマップや、IPアドレスから顧客の属性を把握するシステムなどがあります。

    関連記事 【有料/無料】アクセス解析ツール13選!種類や選び方も解説

    アクセス解析を行って改善するまでのステップ

    次は、アクセス解析でWebサイトを改善する流れを見ていきましょう。

    1.コンバージョンまでの導線を把握する

    コンバージョン(CV)とは、Webサイトが目指す最終的な成果のことです。商品購入のほか、資料請求や会員登録が該当します。

    Webサイトを構築する際は、サイト内のさまざまな要素がコンバージョンを目指して配置されなければなりません。したがって、まずはどのようなルートでコンバージョンへつなげたいのか考えましょう。

    たとえば、資料請求を目的とするのであれば、各ページはユーザーが資料請求したくなるように作られなければなりません。そして、各ページには必ず資料請求ページへのリンクが貼ってある必要があります。ユーザー目線で導線をたどり、分かりにくい部分がないか確認しましょう。

    2.データの精度を確認する

    アクセス解析ツールを導入したからと言って、必ずしも正確にデータが取得されているとは限りません。使い方などを間違っていて、正しく取得できていないケースもあります。

    たとえば、基本的にアクセス解析は専用のタグをWebサイトに埋め込むことで行いますが、埋め込む位置や数を間違えると正確に解析できません。実際にアクセス数と比べてアクセス解析上のデータが不当に多く・少なくなっていないか確認しましょう。

    ただし、アクセス解析上のデータが100%正しくなることは稀です。なぜなら、PV数などを始め、アクセス解析で用いられる各指標には業界で統一されたルールがなく、システムごとに多少の差異があるからです。データの精度を確認することは大切ですが、神経質になりすぎないように気をつけましょう。

    3.サイト全体のPV数やCV数などを確認する

    データの精度に問題がないことを把握したら、早速解析データを見ていきましょう。しかし、ここで気をつけなければならないのは、細かいデータに気を取られないことです。アクセス解析では非常に詳細なデータも分かりますが、最初の段階ではあまり役立てられません。むしろ、サイト全体のデータを確認し、全体像の把握に努めましょう。

    具体的には、以下の指標を一定期間確認します。これで、どのような状態が現在のサイトにとって「普通の状態」なのかを把握できます。

    • ■PV
    • ■CV
    • ■訪問回数
    • ■ユーザー数
    • ■新規率
    • ■直帰率
    • ■平均閲覧ページ数
    • ■平均滞在時間

    4.よく閲覧されているページを調べる

    どれほど大規模なサイトでも、よく閲覧されるページは限られています。閲覧者の多いページは、少ない負担でCVの大きな改善が見込める貴重な存在です。

    したがって、次はよく閲覧されているページがどれかを調べましょう。そのページからCVにつなげられるように改善することで成果の向上が期待できます。

    5.ユーザーの特性について調べる

    次は、サイトを訪問しているユーザーがどのような特性を持っているのかを明らかにします。ここで確認したいのが、利用デバイスと流入経路です。

    利用デバイスとは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどのことです。ユーザー層によって、利用されやすいデバイスは異なります。

    また、流入経路とは、ブラウザ検索やSNS、スマートフォンアプリ、広告など、サイトへ訪問するきっかけとなっている経路のことです。こちらも主なユーザー層によって変わってきます。これらの特性を把握できれば、サイトを最適化する参考になるでしょう。

    6.KPIとKGIを設定する

    KGIとは「最重要指標」のことで、サイトの目的をどれほど達成できているかを示す指標のことです。たとえば、ECサイトであればKGIは売上金額になります。適切なKGIを設定することで、サイトがどれほど目標に近づけているのかを常に把握しましょう。

    しかし、KGIを設定しただけでは、KGIが低いときにどう改善すれば良いのか分かりません。そこで設定するのがKPIです。これは「KGI達成のための重要指標」のことで、KGIをブレイクダウンしたものになります。

    たとえば、KGIが売上金額なら、KPIは「ブラウザからの流入数」や「サイト滞在時間」などが該当します。これらのKPIを高めれば、KGIも自然に向上するという関係性です。具体的な数値データをKPI・KGIに設定することで、目標と現状の間にあるギャップを客観視できるようになり、堅実な改善活動が実現します。

    アクセス解析を行って改善するためのポイント・コツ

    続いて、アクセス解析のコツを2つ紹介します。

    優先順位の高いページから対策する

    サイトの中には重要度の高いページとそうでないものがあります。訪問者の多いページやCVページ、トップページなどは重要度が高いといえるでしょう。アクセス解析やサイト改善の施策の際には、そのような重要度の高いページを優先することが大切です。

    すべてのページで最適な施策をするに越したことはありませんが、注げる時間や労力には限りがあります。そのため、ページの優先順位を意識して作業しましょう。

    PDCAを継続的に回す

    サイトの改善は一度施策を講じれば終わりではなく、継続的にPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを回す必要があります。施策がうまくいっても、まだ改善の余地があるかもしれません。

    施策を実行した後は再びアクセス解析でその成果を確認し、次につなげましょう。それを怠ってしまうと、ライバルとなるサイトにユーザーが流れてしまうおそれがあります。

    また、サイト訪問者の属性や世間のトレンドは常に移り変わっています。そのため、その都度最適なサイトを目指さなければなりません。一度うまくいったからといって安心せず、アクセス解析のデータをもとに試行錯誤を繰り返すことが大切です。

    アクセス解析を正しく行い、自社のページを改善しよう!

    アクセス解析とは、サイト改善のために訪問者数などを解析することです。アクセス解析ツール導入後の流れは以下のとおりです。

    1. 1.CVまでの導線把握
    2. 2.データの精度確認
    3. 3.PVやCVによる全体像の把握
    4. 4.よく閲覧されているページの把握
    5. 5.ユーザー特性の把握
    6. 6.KPI・KGIの設定

    KPIやKGIを設定した後は、ユーザー特性を踏まえ、よく閲覧されているページに繰り返し改善を施してCVを高めましょう。

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