
Macの会計ソフトの選べる提供形態
Macに会計ソフトを導入する際、いくつかの提供形態を選ぶことができます。
- ■インストール型のMac用の会計ソフトを利用する
- ■macにWindowsOSをインストールしてWindows用ソフトを利用する
- ■クラウド会計ソフトを利用する
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
提供形態1.mac対応のインストール型会計ソフト
Macで利用できるものとして、まずはインストール型の会計ソフトが挙げられます。インストール型の会計ソフトは自分でPCにインストールして使うことになるため、各種データをローカルに保存でき、セキュリティ性が高いのが特徴です。
Macで会計ソフトを使うのであれば、利便性の高さからクラウド型のものをおすすめしますが、セキュリティ面がどうしても気になる場合はインストール型を検討しましょう。
提供形態2.Windows用会計ソフト
どうしてもWindows用の会計ソフトを利用したい場合は、macにWindowsOSをインストールした上で会計ソフトを利用しましょう。macにWindowsをインストールするには、bootcampを使います。
提供形態3.クラウド型会計ソフト
Macではクラウド型の会計ソフトを利用することも可能です。クラウド型の会計ソフトは各種データをクラウド上に設置しているため、自前のハードウェアが異常をきたしてもデータを毀損から守れるのが特徴です。
また、ソフトウェアそのものもクラウド上に設置されているため、自動的にアップデートが行われます。すなわち、ユーザーが何か特別な作業をしなくても自然と最新版を利用し続けられることになります。
クラウド会計ソフトの注意点
クラウド会計ソフトの注意点としては、初心者向けに作られているものが多いため、扱いづらいことが挙げられます。
また、クラウドでデータを管理する特性上、セキュリティが甘くなってしまう面もあるでしょう。そのため、利便性とセキュリティを天秤にかけなければならないシーンもあるかもしれません。
mac対応!インストール型会計ソフト4選
まずは、mac対応のインストール型の会計ソフトをご紹介します。
やるぞ!確定申告
「やるぞ!確定申告」は、MacとWindowsに共に対応しているインストール型の会計ソフトです。特徴としては、申告用紙を模した画面で操作できるため、より直感的に確定申告書類を作成できる点が挙げられます。
ただ、機能としてはあくまでも確定申告書の作成に限定されているため、日常的な会計処理は行うことができません。
やるぞ!青色申告
「やるぞ!青色申告」は、上記の「やるぞ!確定申告」の青色申告版です。特徴としては、日々の会計処理が行えることの他、2ライセンスに対応していることが挙げられるでしょう。
ライセンスを2つ使えることで、たとえば税理士との間でスムーズにデータのやり取りが行えます。
Macの会計
「Macの会計」は、その名の通りMac専用の会計ソフトです。その特徴は、毎日の数字を入力することにより、将来的な経営を展望できる点にあります。
会計処理の本質的な面を突いているソフトと言えるでしょう。なお、Macの会計にはダウンロード版だけでなく、パッケージ版も用意されています。
Macの青色申告
「Macの青色申告」も、Mac専用の会計ソフトです。その特徴としては、専用のiPhoneアプリと連携可能な点が挙げられます。
それにより、レシートや領収書をもらった瞬間に帳簿を付けることができ、会計処理の滞りを防げます。
クラウド型の会計ソフト
それでは、引き続きクラウド型の会計ソフトを見ていきましょう。ケースにもよりますが、パッケージ型よりも現在はこちらが主流になってきています。
マネーフォワードクラウド会計
- 自動入力・自動仕訳で会計業務がどんどんラクに
- 連携機能でデータ入力の手間を削減
- 経営状況をリアルタイムに見える化
マネーフォワードクラウド会計は、Macでも使えるクラウド型の会計ソフトで、バックオフィス業務の作業時間削減ができます。操作が簡単で導入後のサポートも充実しているので、未経験の方や、初心者でも容易に扱えます。
セキュリティも金融機関と同等のセキュリティレベルでデータを保管しているので、安心して利用できます。1ヶ月の無料トライアルも行っているので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
freee 会計
- 経営レポートを自動作成、リアルタイムな意思決定が可能に
- 経費精算やワークフローにも対応。転記や人的ミスを減らす
- 上場準備企業様にも最適な内部統制機能
クラウド会計ソフト「freee」は、質問に答えるだけで確定申告書類を作成することができる会計ソフトです。銀行口座やクレジットカードから明細を取得し、ある程度自動的に仕訳を行ってくれるため、記帳の手間を大きく省けます。
また、レシートや領収書をスマホで撮影すれば、自動的に経費として認識してくれる機能も搭載されています。利用には月額費用がかかりますが、30日間は機能制限付きの無料バージョンを試すことができるため、その間に継続利用の判断を行えます。
クラウド型会計ソフトに関して詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
製品の特徴で比較しよう!
Mac対応の会計ソフトはクラウドの会計ソフトが多いですが、メリット・デメリットもあり製品によっても特徴があるので、製品ごとに比較してみてください。自社に合った会計ソフトを導入し、業務の効率化を図りましょう。
