施工管理(工事管理)アプリとは
施工管理(工事管理)アプリとは、建設現場において、写真や図面などの情報共有やコミュニケーション、案件管理などの作業効率化を図るツールです。現場責任者は工事の進捗管理や原価管理、作業指示、役所への事務手続きなど多くの作業を担います。そのため、施工管理者の負担軽減を目的として施工管理アプリの導入が進んでいます。
施工管理(工事管理)アプリの大きな特徴は、スマートフォンやタブレットでシステムを利用できることです。現場作業者は事務所に戻らず現場で施工管理業務を行えます。2025年4月より建設業においても時間外労働の上限規制が適用されるため、ツール導入による業務効率化だけでなく残業抑制の効果も期待されています。
参考:建設業 時間外労働の上限規制 わかりやすい解説|厚生労働省
施工管理(工事管理)アプリの主な機能
施工管理(工事管理)アプリの主な機能は、以下のとおりです。
- ■受注工事管理
- 受注した工事案件の情報(物件情報や契約情報など)を一覧で管理します。工事案件ごとに案件金額や契約年月日、工期などの管理が可能です。ガントチャートでスケジュール管理ができる製品もあります。
- ■実行予算管理
- 工事は案件ごとに受注金額などが異なります。そのため、売上や利益などを可視化させるには、1案件ずつ実行予算を作成しなければなりません。実行予算管理の機能によって工事案件ごとの予算が立てやすくなり、損益などが可視化されます。
- ■発注管理・在庫管理
- 工事の実行予算データに基づき、発注先や発注金額の管理を行えます。実行予算に自社の利益を加味した掛け率を算出し、発注金額を決定。在庫管理に対応した製品もあります。
- ■業者・得意先請求管理
- 仕入先からの請求情報を工事・工種などの分類をしたうえで管理し、原価情報を自動更新します。また、発注元に対する請求書の発行や回収予定日、発注元ごとの入金予定や明細情報などの管理も行えます。
- ■業者支払管理
- 各仕入先への支払日ごとに、支払依頼書などの書類作成や支払方式の調整、仕訳の自動作成などを行います。
- ■入金管理
- 発注元からの入金情報を管理します。総請求金額に対する入金額と残高の管理も可能です。
- ■工事原価管理
- 工事案件ごとに仕入などの原価管理と今後の支払予定を管理できます。総売上に対する原価率の管理も行えます。
- ■工程管理
- 工事案件ごとの進捗状況の確認や管理を行える機能です。
- ■作業日報・現場報告管理
- 案件ごとに日報の入力や報告書の作成が可能です。工事写真の管理や活用もできます。
- ■チャット機能
- 現場関係者が参加するチャットでコミュニケーションを円滑化します。現場状況の確認や関係者への情報共有を迅速にし、現場の見える化が可能です。
施工管理(工事管理)アプリの導入メリット
ここでは施工管理(工事管理)アプリを導入することで得られるメリットについて、詳しく解説します。
情報共有がスムーズに行える
施工管理(工事管理)アプリを導入すれば、工事に関する情報はすべてアプリに集約されるため、データのやりとりや情報共有が迅速に行えます。現場で紙の図面を携帯せずに済むほか、工程の変更管理も容易です。製品によっては、チャット機能を備えたものもあり、現場での指示が行き届きやすくなるでしょう。
さらに協力会社と同じ施工管理を導入していれば、資料だけでなく請求書や発注書の作成や共有もオンライン上で可能です。
長時間労働の改善が見込める
施工管理では工程管理や安全管理、コスト管理などの煩雑な業務が多いうえ、業界全体で人手不足や長時間労働が課題とされています。
システムを導入することで、複数現場の管理を一元化でき、業務効率化やリソースの確保に貢献します。特に施工管理(工事管理)アプリなら、スマートフォンで現場の撮影をしながら確認をし報告書の作成が可能です。写真整理や書類作成、進捗管理のために事務所と現場を行き来する必要もなくなり労働時間短縮につながります。
品質と顧客満足度の向上に貢献する
アプリの導入により、「現場状況の把握ができない」「指示系統が複雑で伝わっていない」などのコミュニケーションの問題を減らし、施工品質の維持に貢献します。アプリを活用した適切な施工管理は工期の遵守や顧客からの信頼を高めることにもつながるでしょう。
施工管理アプリのメリットについては以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
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施工管理(工事管理)アプリの選び方
施工管理(工事管理)アプリの選定にあたり、共有対象や操作性、目的などどのようなポイントに注目して比較すべきかを説明します。
施工管理(工事管理)アプリの比較ポイントは、以下の5つが挙げられます。
- ●共有範囲
- ●操作のしやすさ
- ●利用人数・アカウント数
- ●目的に合った機能
- ●クラウド連携機能の有無
それぞれの比較ポイントについて詳しく解説します。
共有範囲
現場情報を共有するのに便利な施工管理(工事管理)アプリですが、共有対象が社内のみなのか、社外関係者も含めるのかによって選ぶアプリも異なります。
例えば施主との打ち合わせや、協力業者・職人など社外との情報共有ツールとして利用したい場合、関係する誰もが使いやすいアプリを選ぶことが重要です。また、施主の個人情報などの機密情報を取り扱うため、管理者・一般・施主など複数の閲覧権限を設定できる機能や、2要素認証などセキュリティが強固な製品を選ぶとよいでしょう。
一方で社内関係者のみで利用したい場合は、電子小黒板対応製品や自動の写真管理機能、報告書作成機能など社内業務を効率化する機能が搭載された製品がおすすめです。
情報共有の範囲をあらかじめ明確にしたうえで、必要な機能があるか確認しましょう。
操作のしやすさ
新人からその道何十年というベテランの職人まで、携わる年齢層が幅広い建築現場や土木現場では、スマートフォンやタブレットの操作が苦手な人もいるかもしれません。
アプリを導入しても操作に戸惑い、結局紙の図面や資料に頼るのであればアプリの導入は無意味に終わります。見やすくわかりやすい画面やワンクリックで操作が可能な製品など、関わるすべての人が容易に利用できるアプリを選びましょう。無料トライアルを提供している製品もあるので、実際に試してからの導入もおすすめです。
また、運用や操作方法の説明会の開催やチャットで24時間サポート対応が可能なアプリもあるため、サポート体制の確認もするとよいでしょう。
利用人数・アカウント数
施工管理(工事管理)アプリは、アカウント数(利用者数)によって料金が変動するケースもあります。施工管理(工事管理)アプリを導入する前に、利用者数や範囲、施工規模を確認して料金を比較しましょう。
目的にあった機能
施工管理(工事管理)アプリを選ぶにあたっては、目的を明確にする必要があります。目的に対してどのような機能のアプリを選ぶべきか、ポイントとともに解説します。
- ■現場への指示やコミュニケーションを円滑にしたい
- リアルタイムでやり取りが可能なチャットツール搭載の製品がおすすめです。しかし施主の情報など個人情報を取り扱う場合もあるため、アプリのセキュリティ対策を確認しましょう。
- ■写真の管理を効率化したい
- 作業状況の写真の管理には手間がかかります。各現場の日付ごとに自動で整理し保存する機能を搭載した製品であれば、管理も容易になります。
- ■事務所へ帰ってからのデスクワークを減らしたい
- 日報などの報告書や議事録の作成、打ち合わせなどをすべてアプリ上で行える製品を選ぶとよいでしょう。また、帳票ごとの申請・確認・承認などをクラウド上で作業可能なワークフロー機能があると便利です。
クラウド連携機能の有無
クラウド連携機能がある施工管理(工事管理)アプリを利用することで、アプリに入力された情報をクラウド上でリアルタイムに確認できます。スピーディーな情報共有によって現場状況の見える化が促進し、作業をスムーズに進められるでしょう。また、どこからでも日報や報告書、工事写真の確認ができるため、作業のミスや問題の発生にいち早く気づき重大なミスの防止につながるでしょう。
施工管理(工事管理)アプリのタイプ別比較表
この記事で紹介するおすすめの施工管理(工事管理)アプリについて、特徴別に比較表にまとめました。自社の業務や利用目的にあったタイプはどれか、比較検討する際の参考にしてください。
業種や現場を問わず活用できるタイプ
一言で建設・建築業といっても、ゼネコンや工務店、リフォーム、土木業などさまざまな業種や現場があります。複数の業種が関わる案件の多い企業であれば、幅広い業種に対応する汎用性の高い施工管理(工事管理)アプリの活用がおすすめです。あらゆる職種や現場での業務効率化や、関連会社とのコミュニケーションの円滑化が実現するでしょう。
▼業種や現場を問わず活用できる施工管理(工事管理)アプリをチェック
特定の業種・現場に特化したタイプ
建設業界のなかで特定の業種や現場を扱う企業であれば、幅広い業種や現場に対応した製品よりも、特定の業種や現場に強みがある施工管理(工事管理)アプリの活用がおすすめです。一つの業種や現場の施工管理に必要な機能を中心にカスタマイズされています。例えば、電気工事や空調工事、土木工事や建設工事などに特化した製品があります。
▼特定の業種・現場に特化した施工管理(工事管理)アプリをチェック
以下のボタンから、施工管理(工事管理)アプリの最新資料請求ランキングを確認できます。人気の製品から導入を検討したい方はあわせてご覧ください。
業種や現場を問わず活用できる施工管理(工事管理)アプリ
ここからは、施工管理(工事管理)アプリを特徴別に紹介します。気になった製品は緑の「+資料請求リストに追加」ボタンでカート追加をしておき、まとめて資料請求ができるのでぜひご利用ください。
《ダンドリワーク》のPOINT
- 建築現場出身者が開発!現場管理に必要な機能を網羅
- 誰でも直観的に使い始められるデザイン
- 導入~運用までの徹底サポートで事業者様の負担軽減
「ダンドリワーク」は、株式会社ダンドリワークが提供している施工管理・現場管理アプリです。写真や図面などをクラウド上で一元管理でき、関係者全員が場所を問わず閲覧可能です。従来の製品にはなかった徹底的なサポートが特徴で、自社だけでなく職人さんや関連会社などへの説明会のサポート体制も充実しています。アカウント数に応じた柔軟な料金プランも魅力でしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS / サービス |
無料トライアル |
◯ |
参考価格 |
初期費用200,000円~(プランに応じて) 月額19,800円/30アカウント 月額24,800円/50アカウント 月額29,800円/100アカウント 月額34,800円/150アカウント 月額39,800円/200アカウント |
機能 |
受注管理 / 発注管理 / 実行予算管理 / 支払管理 / 工程管理 |
ダンドリワークのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
社内でバラバラだった様々な情報が、ダンドリワークで共有でき、情報収集の効率化が計れ、社内の人数が減っても対応ができた。
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業種 |
電気、電子機器 |
従業員規模 |
10名以上 50名未満 |
ダンドリワークの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3
|
現場ごとにコメントする場合に1番下の方に表示されるがそのコメント相手に対して返信できないのですこしわかりにくいと感じる。
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《ANDPAD(アンドパッド)》のPOINT
- 建設現場の手間がかかる業務を効率化し、残業削減に貢献
- 粗利などの経営情報をリアルタイムで見える化し、経営改善へ
- ゼネコンや専門工事領域でも、ますます活用が広がる
株式会社アンドパッドが提供する「ANDPAD(アンドパッド)」は、現場と経営のさまざまな情報を集約し一元管理する工事管理システムです。パソコンとスマートフォンの両方で利用できます。煩雑になりがちなコミュニケーションや、紙での共有が多い図面や工程表・写真の管理など、多くの業務における一元化が実現します。
提供形態 |
クラウド / SaaS / サービス |
無料トライアル |
ー |
参考価格 |
ー |
機能 |
チャット / 受注管理 / 発注管理 / 実行予算管理 / 工程管理 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
ANDPAD(アンドパッド)のいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
業者と連携が取りやすく、現場に行ってなくても簡単な日報の投稿により把握ができる。
工程表も出すことができ他のアプリを併用しなくてもこのアプリ一台でまかなえている。
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ANDPAD(アンドパッド)の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
|
アンドパットを常に確認している訳では無いので元請けからの直接のメッセージなどがあった場合にスマホのショートメールに通知がくるような設定が出来ると見落としがなくなり良いと思う。
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《プロワン》のPOINT
- 現場担当者からの連絡がリアルタイムで確認できる!
- 見積書・請求書・領収書など各種書類を現場で作成可能!
- 2022年6月にISMS認証済み!情報セキュリティも安心
株式会社ミツモアが提供する「プロワン」は、電気や空調工事をはじめ多種多様な業種に対応する業務支援システムです。オリジナルのスマートフォンアプリでは、リアルタイムのスケジュール管理や確認に加え、見積などの書類を作成できます。収支管理や経営分析にも対応し、幅広い業務の効率化につながるでしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯ |
参考価格 |
ー |
機能 |
受注管理機能 / 発注管理機能 / 支払管理機能 / 工程管理機能 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《フォトラクション》のPOINT
- 施工管理に必要な機能をオールインワンで搭載
- AIを活用した建設BPOで9割を超える爆発的生産性向上を実現
- ストレージ容量無制限ですべてのデータを一元管理可能
株式会社フォトラクションが提供する「フォトラクション」は、保存領域の容量制限がなく、過去データの管理もしやすい建設生産支援クラウドサービスです。手書きの古い図面もデータ化し管理することで、色褪せなど劣化の心配がなく、いつでも参照できます。また、標準で多言語対応しているため、外国人労働者の多い企業でも運用しやすいでしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯ |
参考価格 |
ー |
機能 |
工程管理機能 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
フォトラクションのいい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3
|
古い図面は手書きの場合が多いです。しかも、青焼きしている図面だと年月が経つにつれて色あせてきて読めなくなってきます。データとしていつでもだれでも呼び出せるにはこの製品でしょう。
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フォトラクションの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3
|
現在まで使用しての不満や改善点は特に出てきていませんので、特に今のところはありません。出てきたら要望を出します。
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《KANNAプロジェクト》のPOINT
- 複数現場を横断的に管理
- 写真・図面などの資料もクラウドで一元管理、リアルタイム共有
- 現場情報を漏れなくチャットでカンタン情報共有
「KANNAプロジェクト」は、株式会社アルダグラムが提供するノンデスクワーク業界向けプロジェクト管理アプリです。工程表作成や進捗管理機能をもち、メンバーのスケジュール管理や日報報告にも対応します。オプションとして、現場情報の項目をカスタマイズやガントチャートの作成機能も用意されています。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯ |
参考価格 |
ー |
機能 |
チャット / 工程管理 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
KANNAプロジェクトのいい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3
|
工事案件の情報や進捗状況、図面確認を一元管理出来るようになる点、操作がしやすい点、パソコンだけでなく、アプリがあるため、スマホやタブレットでも使える点となります。
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KANNAプロジェクトの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3
|
必要な機能と必要でない機能があるため、料金プランのラインナップを増やしてもらえたらと思います。スモールスタートで始めることを可能にしてもらいたいです。
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《BUILDYNOTE》のPOINT
- ”成果にコミット”した機能とサポートで圧倒的な業務効率化を実現
- すべての機能がわかりやすいデザインで誰でも簡単操作♪
- 導入と活用の充実したサポートで成果を出せるまで伴走します!
「BUILDYNOTE」は株式会社フィックスが提供しており、
工程管理や工事管理に関わるあらゆる業務に対応する施工管理アプリです。工程表作成と同時に個人タスクも生成されるため、一目ですべきことが把握できます。説明会やアフターフォローが充実しており、現場監督や施工担当者はもちろん、協力会社も運用しやすいでしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
ー |
参考価格 |
ー |
機能 |
受注管理 / 発注管理 / 原価管理 / 工程管理 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
BUILDYNOTEのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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デザインがシンプルで見やすく操作方法も難しくなく、こういったシステムが苦手な私でも使いやすいです。工事写真や仕様等を協力業者様と共有がしやすいところも気に入っています。
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BUILDYNOTEの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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メッセージが掲示板のようなフォーマットであり、メッセージ作成の仕方が分かりづらいところ。
印刷すると線が細かったり文字が小さいなど見えづらい点があるところ。
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《Kizuku》のPOINT
- チャット機能で最新データを共有 現場管理・工程管理に最適
- 専用スタンプで「秒」でやり取り 高齢な職人にも使いやすい
- 建築業界で20年システムを提供 現場に精通したIT企業が開発
コムテックス株式会社が提供する「Kizuku」は、チャット機能が特徴の施工管理アプリです。チャット形式のトークで施工現場の情報を見える化し、情報共有を迅速化します。また、スタンプを送ると工程表やスケジュールに実績日が自動反映される機能によって、簡単に工程の開始/完了を報告できます。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
ー |
参考価格 |
初期費用110,000円(税込み) プロプラン30:月額22,000円(税込み)/30アカウント プロプラン50:33,000円(税込み)/50アカウント |
機能 |
チャット / 実行予算管理 / 工程管理 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Kizukuのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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段取りのためのメールやFAXが多く確認に時間がかかっていましたが、kizukuはチャットでトークができ確認が簡単です。
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Kizukuの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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図書にあるpdfをダウンロードした時に表示されないことがありました。
写真の解像度がもっと良くなるとありがたいです。
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《施工管理+α》のPOINT
- 現場出身者が開発!現場出身者がサポート!
- 中小規模のための施工管理アプリと料金設定・オプション料金なし
- 複雑な機能がないので、導入がスムーズ!
株式会社ブレイブが提供する「施工管理+α」は、工務店や職人にとっての使いやすさを追求した施工管理システムです。現場情報の共有や図面管理、受発注管理やレポートなどの豊富な機能を搭載しています。また、撮影した写真に日付やコメントを入れるだけで簡単に施工報告書を作成できるため、作業効率が大幅に向上します。60日間の無料トライアルがあるため、十分に試したうえで導入検討できるのも特徴です。
提供形態 |
クラウド |
無料トライアル |
〇 |
参考価格 |
初期費用220,000円(税込み) システム利用料:月額19,580円(税込み) スマートフォンアカウント:月額550円(税込み)/台 |
機能 |
チャット / 受注管理 / 支払管理 / 工程管理 |
施工管理+αのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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これまでは、現場管理者が個々のPCのフォルダに図面・写真を管理していましたが、クラウドで管理できるため、ネット環境さえあればどこでもだれでも閲覧ができるようになりました。
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施工管理+αの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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特にないですが、強いて言えば原価管理の部位分がもう少し機能があれば良いです。
それ以外の機能は満足です。
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特定の業種・現場に特化した施工管理(工事管理)アプリ
ここでは、特定の業種や現場に特化した機能をもつ施工管理(工事管理)アプリを紹介します。
《AnyONE(エニワン)》のPOINT
- 住宅関連の建設業の様々なニーズに応える充実の機能!
- 導入実績3300社超、ユーザー数13000超、継続率99.4%の信頼感!
- 高い費用対効果を実現!導入リスクも低く、安心の月額料金制!
エニワン株式会社が提供する「AnyONE(エニワン)」は、工務店やリフォーム会社など住宅系建設業向けオールインワン基幹システムです。業界知識の豊富な建材流通商社が開発に関わり、開発から10年、5,300件以上のアップデートを繰り返して進化させた高いユーザビリティが特徴です。
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / SaaS |
無料トライアル |
〇 |
参考価格 |
ー |
機能 |
受注管理 / 発注管理 / 実行予算管理 / 支払管理 / 工程管理 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
AnyONE(エニワン)のいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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エクセルのような操作感で、レイアウトもマウスで変更できるため、ITが苦手な方でも簡単にお使いいただけます。
また、システムの導入後も徹底的なサポートを受けられるため、安心して運用できるではないかと思います。
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AnyONE(エニワン)の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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実装されると嬉しい機能として、各取引先に名刺の写真を紐づけられる(表示される)ようにするとかなり便利だなと思っております。今、弊社では名刺の写真を撮り、そちらを社内のフォルダにて共有しているのですが、名刺の写真もエニワンで管理できるようになればさらに使い勝手が良くなるなと感じております。
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《現場一番》のPOINT
- ライブカメラで現場の進捗をリアルタイムに把握できる
- 依頼事項は即時に反映。迅速な指示・確認が可能
- 全員で共有でき、効率の悪い作業のやり直しが発生しない
株式会社 IWAKI STYLEが提供する「現場一番」は、元大工が考案した現場の課題解決に最適な施工管理アプリです。ライブカメラで現場状況をリアルタイムに確認でき、施工している職人も見える化します。施主など現場ごとの関係者とチャット機能でやりとりできるため、スムーズなコミュニケーションにつながるでしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
〇 |
参考価格 |
初期費用無料 ライトプラン:9,800円~/2現場 スタンダードプラン:月額19,800円~/5現場 ハイクラスプラン:月額29,800円~/10現場 |
機能 |
チャット / 工程管理 |
現場一番のいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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管理者・職人・施主さんのそれぞれが別のメニュー画面になっており、ぱっと見ただけでわかる簡単設計になっています。LINEしか出来なかった職人さんもすぐに使えるようになったと仰っていました。
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現場一番の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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入退場機能はすごくよく、本当に職人さんがいつ来ていつ帰ったのかがすぐにわかっていいですが慣れない内は忘れてしまうのが難点ですね。それも次回のバージョンアップで修正してくださるみたいで安心ですね
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《すごいよ山下くん》のPOINT
- 受発注業務のデジタル化で、貴社・協力業者、双方の業務を効率化
- データの可視化で、発注実績を基にして利益率が改善
- 手作業やバラバラだった業務を1つに集約し業務を効率化
「すごいよ山下くん」は、株式会社フューチャーリンクが提供する原価管理型の電子受発注システムで、専用スマホアプリも利用できます。物件ごとの専用フォルダには、資料や図面などさまざまな情報を格納しているため、確認がしやすいでしょう。信頼性の高いAmazonクラウドサーバーを使用しており、保管義務のある書類の管理も安心です。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
ー(※無料デモあり) |
参考価格 |
月額29,480円/アカウント 月額37,400円/5アカウント 月額47,300円/10アカウント 月額113,850円/50アカウント |
機能 |
チャット機能 / 受注管理機能 / 発注管理機能 / 実行予算管理機能 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
無料で導入できる施工管理(工事管理)アプリ
施工管理(工事管理)アプリのなかには無料で使用できるものもあり、導入コストがネックな企業に適しています。ただし、完全無料の施工管理(工事管理)アプリには注意点もあります。利用できる機能やアカウント数に制限のある製品が多く、現場の規模によっては活用しにくい場合もあるでしょう。また、写真や資料などのデータ保存量を増やしたい場合に別途料金が発生するケースもあるため、導入前にベンダーに問い合わせて詳細を確認しましょう。
以下の記事では、無料で使用できる工事管理システムを紹介しているため、あわせて参考にしてください。
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2024.03.06
無料の工事管理システムフリーソフト6選! 工事写真管理にも
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施工管理(工事管理)アプリ導入の注意点
施工管理(工事管理)アプリは自社にあった製品を選ばないと、アプリの導入デメリットが目立ち、業務効率化を思うように進められない場合があります。導入に失敗しないためには、以下の2つのポイントに注意しましょう。
- ●作業現場のシステムと連携できないことがある
- ●複数アプリの利用ではデータの一元化ができないこともある
それぞれの注意点について詳しく解説します。
作業現場のシステムと連携できないことがある
導入したアプリが作業現場のシステムと連携できない場合は、アプリで管理しているデータを現場のシステムに転記する必要があります。逆に手間がかかり、思ったように業務効率化できない可能性があるでしょう。導入前に既存の原価管理や支払管理、会計管理など連携したいシステムを洗い出し、システム連携が可能かを確認することが重要です。
複数アプリの利用ではデータの一元化ができないこともある
簡易的な施工管理(工事管理)アプリでは利用できる機能が限られているため、複数のアプリのインストールが必要になる場合もあります。提供会社が同じであれば、アプリ間での一元管理に対応するものもありますが、提供会社が異なる場合はシステム連携やデータの一元管理は難しくなるでしょう。
施工管理(工事管理)アプリで一元管理したいデータを事前に確認しておき、自社に必要な管理機能が備わっているかを導入検討時によく確認することがおすすめです。
最適なシステムを導入するためには、複数企業の製品を比較検討することが重要です。以下のボタンより一括資料請求を活用して各製品の機能や特徴をよく比較し、自社にあった施工管理(工事管理)アプリを見つけてください。
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施工管理(工事管理)アプリの活用事例
ITトレンドに掲載中の施工管理(工事管理)アプリの活用事例を紹介します。
施工管理品質の統一化を実現(株式会社グランドワークス様)
外構エクステリア工事を担う株式会社グランドワークスは、施工管理業務の品質統一と事業拡大のための生産性向上が課題でした。職人に対するガバナンスが機能しておらず、施工管理の方法や連絡ツール、立ち合いの回数も職人ごとに異なり、統一されていませんでした。
施工管理業務の品質統一や生産性向上を目的に、施工管理(工事管理)アプリの「ダンドリワーク」を導入。ランニングコストの安さが決め手の一つでしたが、充実した管理機能によって上司が部下の現場状況を的確に把握できるようになり、現場の見える化や業務品質の統一が実現。
また、営業スタッフや監督が現場を訪れたり、電話で連絡を取ったりする回数を削減できたことで事務作業に時間を割けるようになり、残業時間の削減にも成功しました。課題だった生産性の向上も実現しています。
ダンドリワークの導入事例【株式会社グランドワークス 様】を詳しく見る!
最適な施工管理(工事管理)アプリで業務改善を実現しよう
施工管理(工事管理)アプリの活用によって、情報共有の促進や残業時間の削減、品質向上や遅延防止などのメリットが期待できます。特にアプリ版をリリースしている施工管理(工事管理)システムは、原価管理や支払管理、会計管理などの既存システムとデータ連携がしやすくおすすめです。
なお、自社に最適な施工管理(工事管理)アプリを導入するには、複数の製品を比較検討することが重要です。資料をもとに各製品の機能や価格、特徴をじっくり比較し、自社に適した施工管理(工事管理)アプリを見つけましょう。