施工管理アプリを比較!
建設業や土木業などの現場において、施工写真や図面、工程表や作業報告など、管理すべき項目は多岐にわたるため、従来の紙による管理からデジタル化することが求められています。施工管理システム(工事管理システム)もありますが、施工現場ではスマートフォンやタブレットで簡単に利用できるアプリが便利でしょう。
まずはITトレンド掲載中のおすすめ施工管理アプリを価格や機能で比較し、一覧にしました。
導入製品にお悩みで、まずは最新の人気製品から検討してみたい、という方はこちらのランキングも参考にしてください。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
製品・サービスのPOINT
- ダッシュボードでリアルタイムに経営状況を把握可能
- 個人の貢献度を可視化し、適切な評価・教育へ
- 書類発行が簡単操作でひとつに!書類制作時間の短縮
株式会社CONOCが提供する「CONOCクラウド型業務管理システム」は、建設業の見えにくい要素を可視化し、業務改善・収益増加を実現するクラウド型の工事原価管理ツールです。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
参考価格 |
エントリープラン:月額5,000円~ |
対応端末 |
- |
無料トライアル |
○ |
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《ダンドリワーク》のPOINT
- 建築現場出身者が開発!現場管理に必要な機能を網羅
- 誰でも直観的に使い始められるデザイン
- 導入~運用までの徹底サポートで事業者様の負担軽減
株式会社ダンドリワークが提供する「ダンドリワーク」は、施工現場に必要な情報や、図面などの資料すべてをクラウド上に一元化。電話・FAX・メールなどの従来のツールで起きがちな連絡のミスや手間を回避し、施工現場の情報と進捗を管理できます
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
参考価格 |
初期費用:10万円~(各種プランに応じてご提案) |
対応端末 |
- |
無料トライアル |
- |
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《アラジンオフィス》のPOINT
- 販売+施工(設備、内装仕上、配線工事など)を行っている企業様
- ○○一式といった管理が必要な企業様向け
- 案件単位で収支が出せ、会社の事業全体が見渡せる
株式会社アイルが提供する「アラジンオフィス」は、販売+施工(設備、内装仕上、配線工事など)○○一式といった管理が必要な企業様向けの施工管理アプリです。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
参考価格 |
- |
対応端末 |
- |
無料トライアル |
- |
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業種 | その他製造 |
従業員規模 | 10名以上 50名未満 |
アラジンオフィスのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
会社に合わせた柔軟なカスタマイズが可能な基幹システムであり、在庫の確保の管理や棚卸し業務が効率化されました。一定期間在庫を取り置くなどの作業がより簡単に行えるようになり、管理ミスも低減しました。 |
業種 | その他製造 |
従業員規模 | 10名以上 50名未満 |
アラジンオフィスの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
機能的な改善点というよりも入力ミスの削減や入出業務の正確な管理など、細かい在庫管理の精度がより上がるようになると良いです。 |
《SAKSAK》のPOINT
- 利益を適切に管理し、利益率を上げることで強い経営を目指します
- 一目で進捗がわかるインターフェイスで案件の進捗毎に管理が可能
- 導入後の電話サポートや無償バージョンアップなどサポート充実
株式会社DATA KITが提供する「SAKSAK」は、リフォーム業や建築業に特化した統合管理システムです。営業進捗管理、販売管理、入金管理、原価管理、見積書作成、その他、商談や顧客管理システムなど、それら全ての機能を一元化した施工管理アプリです。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
参考価格 |
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対応端末 |
- |
無料トライアル |
- |
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《施工管理+α》のPOINT
- 現場出身者が開発!現場出身者がサポート!
- 中小規模のための施工管理アプリと料金設定・オプション料金なし
- 複雑な機能がないので、導入がスムーズ!
株式会社ブレイブ提供の「施工管理+α」は、建設現場出身者が開発し、現場担当者や職人の使いやすさを追求した施工管理アプリです。シンプルながらも、図面・書類・写真・ファイルなど、さまざまな現場情報を共有できるほか、施工報告書やガントチャートを作成する機能も搭載しています。無料トライアルは、制限なく60日間利用可能なので、まずは操作性を確かめてみましょう。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
参考価格 |
初期費用220,000円 システム利用料月額19,580円 スマートフォンアカウント月額550円/1台 ※すべて税込 |
対応端末 |
iOS/android |
無料トライアル |
〇 |
《BUILD-U Premium》のPOINT
- 経営管理基盤としての高い完成度と充実した機能をご提供
- データの共有化・関連データの自動作成・作業の省力化を図る
- タイムリーな情報共有による経営戦略のスピーディー化
株式会社ユニテックが提供する「BUILD-U Premium」は建設基幹業務システム30年以上の実績とノウハウを凝縮したシステムです。幅広い業種・規模の企業への対応が可能で
JV管理や工事進行基準などの建設業特有の業務に対応しています。
対象従業員規模 |
50名以上 |
参考価格 |
- |
対応端末 |
- |
無料トライアル |
- |
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製品・サービスのPOINT
- 豊富な原価分析資料
- 発注業務から原価入力までを効率化
- 請求・支払業務もサポート
株式会社大塚商会が提供する「SMILE V コストマネージャー」は工事状況を管理するために必要な受注、実行予算、調達、在庫、売上などの幅広い範囲をカバーしています。
対象従業員規模 |
100名以上 |
参考価格 |
- |
対応端末 |
- |
無料トライアル |
- |
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SMILE V コストマネージャーのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
現場管理に依存しない原価管理システムの導入により、システム上の業務内容に則った案件ごとの工事費用の管理をしっかりと行えます。 |
SMILE V コストマネージャーの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
多機能でまだまだ使いこなすとはいかないので、手厚いサポートの他に豊富な導入事例、細かいマニュアルなどがあると嬉しいです。 |
《ANDPAD(アンドパッド)》のPOINT
- 紙やエクセルはもう不要!図面・写真・工程表をクラウド共有
- 電話・FAX・車移動を削減!現場チャットでチーム施工
- 稼働管理・施工品質向上を実現!工程・検査の標準化
株式会社アンドパッドが提供する「ANDPAD(アンドパッド)」は、14万人以上の建設・建築関係者が利用する施工管理アプリです。施工管理に必要な図面や工程表、写真など、場所を問わずアプリ上で管理できます。契約社数2,000社、利用社数50,000社を超える導入実績もポイントです。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
参考価格 |
ー |
対応端末 |
iOS/android |
無料トライアル |
ー |
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ANDPAD(アンドパッド)のいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
施工スケジュールの共有だけでなく、マップ共有やチャットなど、ANDPADだけで出来ることが充実しているのでとても便利です。
今までは、発注時期や納期などをいちいち問い合わせてましたが、こちらを導入してからは、見える化されるのでスムーズに進行します。 |
ANDPAD(アンドパッド)の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
メールで開いて、物件管理に入ってからの使用方法が、慣れるまではわかりづらかった。
携帯からも見れるが、使い方がもう少しシンプルだとありがたいです。 |
製品・サービスのPOINT
- 工事の引合から竣工までの工事収支情報を一元管理
- 原価管理・調達業務の効率化、物件・原価情報の共有、在庫適正化
- 業態に合わせた対応が可能な"テンプレート型"ソリューション
株式会社ビジネスブレイン太田昭和が提供する「ACT-MBB 工事原価管理テンプレート」は工事状況を管理するために必要な受注、実行予算、調達、在庫、売上などの幅広い範囲をカバーしています。
対象従業員規模 |
100名以上 |
参考価格 |
- |
対応端末 |
- |
無料トライアル |
- |
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《現場クラウド Conne》のPOINT
- ファイル管理機能で情報や資料を一元管理!
- メッセージや写真、動画、図面ファイルをカンタン共有
- タスク管理機能で依頼する事、依頼されている事をしっかり管理
株式会社現場サポートが提供している「現場クラウド Conne」は、シンプルで使いやすい建設業向けコミュニケーションツールです。情報や資料を一元管理できるファイル管理機能やタスク管理機能、案件管理機能などを搭載しており、写真・動画・図面などのデータも簡単に送信できます。またユーザー数5名まで、データ容量5GBまでは月額0円の無料プランを提供しているのも嬉しいポイントです。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
参考価格 |
月額0円/5ユーザー・5GB~月額50,000円/300ユーザー・1TB |
対応端末 |
iOS/android |
無料トライアル |
ー(無料デモ・無料版あり) |
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《KANNA》のPOINT
- どこからでもカンタンに現場情報を確認できる
- 図面などの資料もクラウドで一元管理
- メールの代わりにチャットでカンタン連絡
株式会社アルダグラムが提供する施工管理アプリ「KANNA」は、無料でスタートできる施工管理アプリです。案件管理・顧客管理・物件管理などの基本機能は無料、さらにアカウント数無制限で利用できるのがポイントです。またスマートフォンやタブレットなどで最新の図面や資料の共有ができるうえ、チャット機能でスピーディーなやり取りが実現します。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
参考価格 |
0円~ |
対応端末 |
iOS/android |
無料トライアル |
ー(無料版あり) |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《MeetsOne》のPOINT
- 労働生産性の向上!一気通貫のシステムでデスクワーク大幅減
- 事業の可視化!売上・粗利益・利益をリアルタイムで可視化
- 売り上げの向上!成約単価向上、閑散期のリピート受注
株式会社ミツモアが提供する「MeetsOne」は登録者数3万5000社を誇るマッチングプラットフォームを作成したデータと、膨大な数の事業者様と向き合い続けてきたノウハウを生かしたシステムです。従来バラバラのシステム等で行われていた、スケジュール管理、見積書・請求書の作成、受発注、会計業務などを1つのシステムで一元管理可能です。
対象従業員規模 |
10名以上 500名未満 |
参考価格 |
- |
対応端末 |
- |
無料トライアル |
○ |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
無料で利用できる施工管理アプリの注意点
なるべくコストを抑えて施工管理アプリを導入したいという場合もあるでしょう。しかし、無料版は工程管理ができても原価管理を行えないなど、利用できる機能の制限が懸念されます。
また、無料で利用できるアカウント数や人数に制限があるケースもあり、規模によっては活用しにくい場合もあります。また写真や資料などのデータ保存量を増やしたい場合に、別途料金が発生することもあるため、導入前にベンダーへ問いあわせて確認しましょう。
施工管理アプリの選び方
施工管理アプリを選ぶにあたり、共有対象や操作性、目的などどのようなポイントに注目して選ぶべきかを説明します。
共有範囲で選ぶ
現場の情報を共有するのに便利な施工管理アプリですが、共有する対象が社内のみなのか、社外関係者も含めるのかで選ぶアプリも異なります。
例えば、施主との打ち合わせや、協力業者・職人など社外との情報共有ツールとして利用したい場合、関係する誰もが使いやすい操作性のアプリを選ぶことが大切です。また、施主の個人情報などの機密情報を取り扱うため、管理者・一般・施主などと権限を設定できる機能や、2段階認証などセキュリティが強固なものをおすすめします。
一方で社内関係者のみで利用したい場合は、電子小黒板対応のものや、自動の写真管理機能、報告書作成機能など、社内での業務を効率化する機能があるものを選ぶとよいでしょう。
情報共有の範囲をどこまで行うかをあらかじめ明確にしたうえで、必要な機能があるか確認しましょう。
操作性のしやすさで選ぶ
新人からその道何十年というベテランの職人まで、携わる年齢層が幅広い建築や土木の現場において、スマホやタブレットの操作が苦手な人もいるかもしれません。
アプリを導入しても操作に戸惑い、結局紙の図面や資料に頼るのであれば、導入は無意味です。見やすくわかりやすい画面のものや、ワンクリックで操作が可能なものなど、関わるすべての人が容易に利用できるアプリを選びましょう。無料トライアルがあるアプリもあるので、実際に試してからの導入をおすすめします。
また、運用や操作方法の説明会や24時間チャットでの対応が可能なアプリもあるので、サポート体制の確認もしておきましょう。
利用人数・アカウント数で選ぶ
施工管理アプリは、アカウント数によって料金が変動するケースもあります。一般的にアプリを利用するユーザーが増えるほどコストがかかりますが、少人数での利用では無料という場合もあるでしょう。またアカウント数ではなく、一つの現場あたりで料金プランが分かれている製品も存在します。小さな設備施工から大規模修繕まで、規模によって料金が異なる場合もあるでしょう。
アプリを利用する人数や範囲、施工規模を洗い出し、アプリを比較してください。
目的に合った機能で選ぶ
施工管理アプリを選ぶにあたっては、目的を明確にする必要があります。目的に対してどのような機能のアプリを選ぶべきかを、ポイントとともに解説します。
- ■現場への指示やコミュニケーションを円滑にしたい
- リアルタイムでやり取りが可能なチャットツール搭載のものがおすすめです。しかし施主の情報など個人情報を取り扱う場合もあるので、アプリのセキュリティ対策を確認しましょう。
- ■写真の管理を効率化したい
- 作業状況の写真の管理は手間も時間もかかります。現場ごと、日付ごとに自動で整理し保存してくれる機能を搭載したものであれば、写真の管理も容易になります。
- ■事務所へ帰ってからのデスクワークを減らしたい
- 日報などの報告書や議事録の作成や打ち合わせなどをすべて、アプリ上で行えるものを選ぶとよいでしょう。また、帳票毎の申請・確認・承認などは帰社後の業務ですが、クラウド上で作業可能なワークフロー機能があると便利です。
そもそも施工管理アプリとは?
施工管理アプリとは、建設現場において、写真や図面などの情報共有やコミュニケーション、案件管理などの作業効率化を図るアプリです。導入すれば、以下のような点で役立つでしょう。
写真の管理を現場で行える
施工管理(工事管理)では、写真を撮影して工事の状況を確認します。通常、施工現場で撮影した膨大な量の写真を事務所に持ち帰り、確認・整理し、報告書を作成します。しかし報告書を作成する中で、別の角度から撮った写真も必要になり後日現場へ再撮影に行く、など手間が生じるケースもあるでしょう。
施工管理アプリならスマホで現場の撮影をしながら情報を入力できるため、撮り直しの手間を省けます。
報告作業や指示も施工現場で完了
報告書作成機能を備えたアプリであれば、テンプレート内にある必要事項の記入と写真の添付だけで報告作業が完了します。そのほか細かい指示や伝達事項などがある場合は、チャット機能で手軽に連絡が取れます。
さらに、作業現場ではカメラを片手に、図面を開き、電話で確認しながら…というように、いろいろなツールで現場状況を管理するため荷物も多くなりがちです。アプリを利用すれば、撮影・記録・保管・報告はタブレットやスマートフォンのみで完結するでしょう。
施工管理アプリ活用のメリット・デメリット
ここからは施工管理アプリを活用するメリット・デメリットについて説明します。
メリット
施工管理アプリを活用すれば、以下のような点で大幅に時間効率の改善が見込めます。
ペーパーレス化によって情報共有のタイムロスがなくなる
施工管理アプリを導入すれば、図面などの資料を紙に印刷する必要がなく、現場でも事務所でも場所を問わずにスムーズに情報共有が行えます。また、雨で書類が濡れたり紛失したりする心配もありません。
紙での工事管理と違って、アプリなら現場から事務所に戻らずとも情報の閲覧や入力がその場で可能になるので、情報共有をリアルタイムかつ迅速に行えます。
さらに、クラウド型のアプリであれば、入力した内容や工事の進捗状況を、同じアプリを利用中の社員とリアルタイムで共有が可能です。事務所など離れた場所からの作業変更や情報の更新をスムーズに伝達でき、工事を効率的に進められるでしょう。
残業時間を削減できる
令和4年4月の建設業における総実労働時間は、調査産業全体が142.0%に対して、建設業は170.1%、所定外労働時間については、全体の10.7%に対して、14.0%と高い数値となっています。
特に現場監督の業務は、現場の作業や管理以外にも、帰社してからの写真管理や報告書作成など多岐に渡ります。また、現場の人手不足問題や、繁忙期の影響、天候による遅延などで、残業が発生するケースも少なくありません。
施工管理アプリの導入によって、現場と事務所の行き来が減り、写真管理や報告業務などの業務効率化が図れるため、残業時間の削減が期待できるでしょう。
参考:
毎月勤労統計調査 令和4年4月分結果速報|厚生労働省
品質向上や遅延防止ができる
施工管理アプリを導入することで、管理者が入力した内容や指示をリアルタイムで共有可能です。情報共有が正確になることで、現場でのミスの減少につながります。例えば「現場の把握ができない」「指示系統が複雑で伝わっていない」などのコミュニケーションの問題を減らし、施工品質の向上につながるでしょう。
特に現場は天候によって左右され、遅延してしまいます。施工管理アプリによって、指示が行き届いて作業が順調に進められれば、遅延防止になるでしょう。情報共有や管理者と現場との認識ズレの低減といった効果を通して、間接的に施工品質の向上が期待できます。
デメリット
施工管理アプリの活用でデメリットを感じる場合は、アプリの選び方で失敗しているかもしれません。ここからは施工管理アプリを活用するデメリットについて説明します。
作業現場のシステムと連携できない場合がある
作業現場のシステムと連携できず、アプリで管理しているデータを現場のシステムに転記しなければならないケースもあります。原価管理や支払管理、会計管理など既存のシステムと連携できるアプリを選ぶことが重要です。
複数アプリの利用ではデータの一元化ができないことも
簡易的な施工管理アプリだと利用できる機能が限られているため、複数のアプリをインストールしなければならないケースもあるでしょう。提供会社が同じアプリであればアプリ間でデータを一元管理できますが、別々だとシステム連携やデータの一元管理は難しくなります。施工管理者が各アプリで管理している工事管理データをパソコンやシステムに連携する必要が出てくるため、データの一元管理が可能なアプリを選びましょう。
- アプリでなくシステムを使った方がよいケース
- 工事に関わっている従業員の人数が多い場合や、工事の期間が長い場合は、アプリの簡易的な機能では管理しきれない可能性もあります。その場合、受発注や入出金管理、進捗状況の報告などの機能を搭載した「工事管理システム」のアプリ版を利用したほうが使い勝手はよいでしょう。システムとアプリが連動しているので、現場でのデータの閲覧や入力はアプリで行い、システム上では見積書などの帳票を管理するなどの使い分けが可能です。
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自社に最適な施工管理アプリを選んで業務改善を実現!
施工管理アプリを活用するメリットは多くあります。特にアプリ版をリリースしている施工管理システム(工事管理システム)は、データ連携がしやすくおすすめです。必要な機能が搭載されていることを確認したうえで、適した施工管理アプリを導入しましょう。