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インストール型の図面管理システムとは?端末への導入手順と注意点

インストール型の図面管理システムとは?端末への導入手順と注意点

インストール型の図面管理システムは、利用する端末にソフトを入れて使う形態です。CADとの連携や大きな図面の表示を手元のパソコンで処理できる一方、端末ごとの導入作業やバージョンアップの管理が必要です。この記事では、インストール型の図面管理(EDM)の仕組みと、インストール前に確認する動作環境、端末への導入手順、運用時の注意点を順に解説します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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    ジーエン図面
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    インストール型の図面管理システム(EDM)とは

    インストール型とは、図面管理システムのソフトを利用者のパソコンに組み込んで使う形態を指します。ブラウザから使うクラウド型とは、使い始めるまでの手順や、日々の運用で必要な作業が異なります。まずは仕組みと違いを整理しておきましょう。

    端末にソフトを入れて使う仕組み

    インストール型では、図面の登録や検索、閲覧を行うためのソフトを各パソコンに導入します。1台のパソコンだけで図面を管理する使い方もあれば、図面データは社内のサーバーに保存し、各パソコンのソフトからサーバーに接続して複数人で使う使い方もあります。

    後者の場合、サーバー側に図面を保存するデータベースを置き、パソコン側には操作用のソフトを入れる構成がとられます。どちらの使い方に対応しているかは製品によって異なるため、利用する人数や部門の数をもとに、自社にあう構成を確認しましょう。

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    クラウド型との使い勝手の違い

    クラウド型はブラウザから利用するため、端末への導入作業がほとんど不要で、社外や現場からも接続しやすい形態です。一方、インストール型はパソコン上でソフトが動くため、CADソフトとの連携や、容量の大きい図面の表示を手元で処理できる点が特徴です。

    ただし、表示の速さはパソコンの性能やネットワークの状態にも左右されるため、形態だけで判断しないことが大切です。インストール型を選ぶ場合は、端末を入れ替えるたびに導入作業が発生することや、社外からの利用には別途接続の仕組みが必要になる場合があることも踏まえて検討しましょう。

    インストール前に確認する動作環境

    インストール型の図面管理システムを導入する前には、利用するパソコンやネットワークが製品の動作条件を満たしているかを確認します。条件を満たしていないと、インストールできない、動作が遅いといった問題が起こる可能性があります。

    OSとパソコンの性能

    製品ごとに、対応するOSの種類やバージョン、必要なメモリやストレージの容量が定められています。ベンダーが公開している動作環境の一覧を確認し、社内のパソコンが条件を満たしているかを調べましょう。

    図面の表示や3次元データの閲覧には、一定以上の性能が求められる場合があります。設計部門の高性能なパソコンでは問題なく動いても、製造現場や事務部門の標準的な性能のパソコンでは表示に時間がかかることもあります。利用する部門ごとに代表的な端末で試しておくと安心です。OSのサポート終了時期も、導入計画にあわせて確認しておきます。

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    CADソフトとビューアの対応

    CADと連携して使う場合は、自社で使っているCADソフトの種類とバージョンに対応しているかを確認します。CADのバージョンアップによって、連携機能が一時的に使えなくなる可能性もあるため、対応状況の更新時期もベンダーに尋ねておくとよいでしょう。

    CADソフトを持たない部門で図面を見る場合は、図面管理システムのビューアで目的のファイル形式を表示できるかが重要です。DWGやDXFといったCADの代表的な形式、PDF、スキャンした画像など、社内で扱う形式を一覧にして、表示の可否を確認しましょう。

    ネットワークとサーバーへの接続

    複数人で使う構成では、各パソコンから図面を保存するサーバーに接続できる必要があります。図面のファイルは容量が大きいものも含まれるため、社内のネットワークの速度や、拠点間の回線の状況も確認しておくべき項目です。

    あわせて、ファイアウォールやウイルス対策ソフトの設定によって通信が遮断されないかも確認します。設定の変更が必要な場合は、情報システム部門と相談して進めましょう。サーバーを新たに用意する場合は、必要な性能や容量をベンダーに確認したうえで準備します。

    インストール型EDMを端末に導入する手順

    動作環境の確認が済んだら、各パソコンにソフトを導入します。台数が少なければ1台ずつ作業できますが、台数が多い場合は配布の方法を工夫すると負担を減らせます。ここでは導入の流れを3つの手順に分けて見ていきましょう。

    手順1:インストーラーの入手と配布

    インストーラーとは、ソフトをパソコンに組み込むためのプログラムです。ベンダーから提供されたインストーラーを入手し、導入するパソコンで実行します。社内の端末管理の方針として、利用者自身がソフトを入れられない設定になっている場合は、管理者権限を持つ担当者が作業します。

    台数が多い場合は、端末管理ツールを使ってまとめて配布する方法もあります。いずれの場合も、まずは1台で試験的にインストールし、手順に問題がないかを確かめてから展開すると、作業のやり直しを防げます。手順は画面の写真付きで記録しておくと、後の端末追加にも使えます。

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    手順2:ライセンス認証と初期設定

    インストール後は、購入したライセンスの情報を入力して利用できる状態にします。ライセンスの認証方法は、ライセンスキーを入力する方法や、ライセンスを管理するサーバーに接続する方法など、製品によって異なります。

    認証が済んだら、接続するサーバーの指定や、表示の言語、図面の保存先といった初期設定を行います。設定項目が多い場合は、標準の設定値を一覧にしておき、全員が同じ設定で使えるようにすると、利用者ごとの動作の違いを防げます。設定内容を書き出せる製品であれば、ほかの端末への反映にも活用しましょう。

    手順3:動作確認とテスト登録

    設定が終わったら、実際の図面を使って動作を確認します。図面の登録、属性の入力、検索、閲覧、印刷といった日常的に使う操作を一通り試し、想定どおりに動くかを確かめましょう。

    テストで登録した図面は、本番の図面と区別できるよう、専用のフォルダに入れるか、確認後に削除します。複数人で使う構成では、別のパソコンから同じ図面を開けるか、同時に編集しようとした際に制御が働くかも確認しておくと、本格的な利用を始めてからのトラブルを減らせます。

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    インストール型の図面管理システムを運用する注意点

    インストール型は、導入した後も端末ごとの管理が続く点に注意が必要です。バージョンアップ、端末の入れ替え、ライセンスの管理という3つの作業について、あらかじめ担当と手順を決めておくと、運用が滞りにくくなります。

    バージョンアップの適用

    インストール型では、ソフトの機能追加や不具合の修正を反映するために、バージョンアップの作業が必要です。複数人で使う構成では、サーバー側とパソコン側のバージョンをそろえる必要がある製品もあります。

    一部の端末だけ古いバージョンのまま残ると、動作が不安定になる可能性があるため、適用の時期を決めて計画的に進めましょう。保守契約に含まれるバージョンアップの範囲や、提供の頻度もベンダーに確認しておきます。適用前には、図面データのバックアップを取得しておくと安心です。

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    端末の入れ替えとライセンスの移行

    パソコンを買い替える際は、新しい端末にソフトを入れ直し、古い端末からライセンスを移す作業が必要です。ライセンスの移行方法は製品によって異なり、ベンダーへの申請が必要な場合もあります。

    古い端末を廃棄する前にライセンスの解除を忘れると、新しい端末で認証できなくなるおそれがあります。端末の入れ替え手順に、図面管理システムのライセンス移行を組み込み、情報システム部門の作業一覧に載せておくと、作業の漏れを防げます。

    利用端末と台数の管理

    ライセンスの数え方には、ソフトを入れた端末ごとに数える方法や、同時に使う人数で数える方法などがあります。自社の契約がどの方式かを把握し、導入した端末の台数や利用者を台帳で管理しましょう。

    利用者が増えて同時に使う人数が上限に達すると、後から起動した人が使えない場合があります。利用状況を定期的に確認し、ライセンスの追加や、使っていない端末からの解除を判断します。台帳の更新は1人に任せず、複数の担当者で確認できるようにしておくと安心です。

    インストール型で使える図面管理ソフトの一覧

    社内サーバーとパソコンにソフトを導入して使う構成の製品を中心に、この記事で紹介する製品の特徴を一覧にしました。

    製品名特徴
    NAZCA5 EDM(ナスカ・ファイブ・イーディエム)クライアントはWindows 11、サーバはWindows Server 2019/2022に対応
    DrawFinderSQL Server 2019を使うサーバ構成。サイトライセンスで利用者の追加費用が不要
    Hi-PerBT Advanced 図面管理参照用のライセンスは無制限。ユーザー数に依存しないライセンス形態も用意
    図脳TeCAオンプレミス型。Windows ServerのサーバーとWindows 10などのPCで利用
    まいく郎StandardV7CAD・PDF・画像などに標準ビューアーで対応し、CAD/PDF変換や印刷も可能

    社内サーバーとパソコンで運用する図面管理ソフト

    サーバーやクライアントの動作環境が示されている製品、利用者が増えてもライセンス費用が変わりにくい製品を紹介します。

    NAZCA5 EDM(ナスカ・ファイブ・イーディエム)

    新明和ソフトテクノロジ株式会社
    製品・サービスのPOINT
    1. 7つの基本機能+アドオンで業務に合わせて柔軟に拡張可能
    2. ユーザ数無制限のサーバーライセンスで人数が増えてもコスト一定
    3. 製造業を熟知する専任チームが導入から運用定着までを伴走支援

    新明和ソフトテクノロジ株式会社が提供する「NAZCA5 EDM(ナスカ・ファイブ・イーディエム)」は、社内サーバーに導入し、各パソコンから複数人で使う構成に向く図面管理システムです。動作環境はクライアントOSがWindows 11、サーバOSがWindows Server 2019/2022です。ユーザーフリーのサーバーライセンスのため、利用する端末や人数が増えてもライセンス費用は変わりません。チェックアウト/チェックイン機能で編集中のファイルをロックし、同時編集による競合も防げます。参考価格は1,950,000円~です。

    DrawFinder

    株式会社ハイエレコン
    《DrawFinder》のPOINT
    1. データ移行を含めたリプレースを全面支援
    2. 誤った図面への変更を無くす 
    3. 探していた図面に、すぐたどり着ける検索性

    株式会社ハイエレコンが提供する「DrawFinder」は、サーバーとクライアントの動作環境を確かめたうえで導入したい企業に適した図面管理ソフトウェアパッケージです。サーバはWindows Server 2019・2022とSQL Server 2019、クライアントはWindows 11 Professionalで、メモリは16GB以上です。ライセンスはサイトライセンスで、同一組織内で利用者が増えても追加のライセンス費用は不要です(WindowsのCALは別途必要)。プレビューや関連資料を別ウィンドウで表示でき、デュアルディスプレイでの作業にも対応します。

    Hi-PerBT Advanced 図面管理

    株式会社日立ソリューションズ西日本
    製品・サービスのPOINT
    1. 設計業務の図面管理に必要な機能がすべて揃っている
    2. プリンタやスキャナ等、どのメーカーの周辺機器でも利用可能
    3. 直観的なUIデザイン&操作性!画面操作がカンタンで使いやすい

    株式会社日立ソリューションズ西日本が提供する「Hi-PerBT Advanced 図面管理」は、閲覧する人が多くてもライセンス費用を抑えて運用したい企業に向く図面管理パッケージです。参照には無制限のライセンスがあり、ユーザー数に依存しないライセンス形態も用意されています。プリンタやスキャナなどの周辺機器は各メーカーのものを利用でき、用紙サイズに応じて出力機器を自動で切り替えて印刷できます。オンプレミスで構築できるほか、AWSを利用したクラウド型での構築も可能です。

    図脳TeCA (株式会社フォトロン)

    《図脳TeCA》のPOINT
    1. CAD・紙を一元管理
    2. 機能構成がシンプル
    3. Webブラウザで閲覧が可能

    まいく郎StandardV7 (株式会社FMシステム)

    《まいく郎StandardV7》のPOINT
    1. CAD・PDF・画像など多彩な形式に標準ビューアーで対応。
    2. エクスプローラー表示や属性・ラベル分類で柔軟に切替可能。
    3. CAD/PDF変換、印刷、測定などデータ活用機能が豊富。

    まとめ

    インストール型の図面管理システムは、端末にソフトを入れて使う形態で、CADとの連携や大きな図面の表示を手元で処理できる点が特徴です。導入前にはOSやパソコンの性能、CADの対応、ネットワークを確認し、インストーラーの配布、ライセンス認証、動作確認の順に進めます。運用ではバージョンアップやライセンスの管理が欠かせません。自社の端末環境にあう図面管理(EDM)を選ぶために、資料請求で複数の製品を比較してみてください。

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