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担当者向けログ管理システムの使い方|検索・アラート・レポート

担当者向けログ管理システムの使い方|検索・アラート・レポート

ログ管理システムの使い方は、必要なときにログを検索して調べる、異常をアラートで知らせる、レポートで定期的に状況を確かめる、の3つが中心です。ログはためておくだけでは役に立たず、目的に応じてこれらの機能を使い分けることで、情報漏えいの調査や内部不正の抑止につなげられます。この記事では、ログ管理システムを使い始める前の設定から、検索・アラート・レポートの具体的な使い方、運用の見直しまでを解説します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■主な使い方別
    ■集めるログの範囲別

    ログ管理システムを使い始める前の設定

    ログ管理システムを使いこなすには、使い始める前に「何のログを集め、誰が見るか」を決めておくことが大切です。この準備が、後の検索やアラートの使いやすさを左右します。

    集めるログと目的の整理

    まず、ログ管理システムを使う目的を決めます。情報漏えいの対策であれば、ファイルのコピーや外部記憶媒体への書き出し、Webへのアップロードの記録が重要です。不正アクセスの対策であれば、サーバーへのログオンと、ログオンに失敗した記録が中心です。

    目的が決まると、集めるログの種類と、どの機器から集めるかが見えてきます。目的に関係の薄いログまで集めると、保存容量が増えるうえ、検索の結果にも不要な記録が混ざります。必要な範囲から始めて、運用しながら広げていきましょう。

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    閲覧権限と担当者の割り当て

    ログには、社員の操作の内容や顧客に関わる情報が含まれる場合があります。そのため、ログ管理システムの画面を使える人と、見られる範囲を決めておきます。例えば、部署の責任者には自部署のログだけを見られるようにする、といった設定です。

    ログを確認する担当者は1人に限らず、正担当と副担当を置きましょう。管理者がログを閲覧した記録や設定を変えた記録も残し、別の担当者が確認できるようにしておくと、権限の使い方に対する信頼を保てます。異動や退職があった際は、閲覧権限をすぐに見直す手順も決めておきましょう。

    事故や問い合わせの際にログを検索する

    ログ管理システムの使い方として最も基本的なのが、必要なときにログを検索して事実を確かめることです。情報漏えいの疑いや、システムの不具合の問い合わせを受けた場面を例に、検索の進め方を紹介します。

    日時と利用者、端末で絞り込む

    検索では、まず日時の範囲を指定し、次に利用者や端末、操作の種類で絞り込みます。例えば「ある社員が退職前にファイルを持ち出していないか」を調べる場合は、その社員のアカウントで、退職前の期間に行われたファイルのコピーや外部記憶媒体への書き出しを検索します。

    最初から条件を細かく指定しすぎると、必要な記録が結果から漏れる可能性があります。広めの条件で検索してから少しずつ絞り込むと、見落としを減らせます。よく使う検索条件は保存しておくと、次の調査ですぐに使えます。検索の結果をファイルに書き出せる製品であれば、報告書の作成にも利用できます。

    複数のログを時系列で並べる

    一つのログだけでは、何が起きたかを判断できない場合があります。PCの操作ログ、サーバーへのアクセスログ、ネットワーク機器の通信記録などを時刻順に並べると、一連の行動の流れとして確認できます。

    時系列で並べる際は、機器ごとの時刻がずれていないかに注意が必要です。機器の時刻がそろっていないと、操作の順番を誤って判断する恐れがあります。時刻をそろえる設定がされているかを、導入時に確認しておきましょう。設定の方法が分からない場合は、ネットワークの担当者や提供会社に相談します。

    調査の結果を記録として残す

    検索して確かめた内容は、検索した条件や日時、確認した担当者とともに記録として残します。後から上司や監査の担当者に説明する際に、どのような根拠で判断したのかを示せるようにするためです。

    調査に使ったログは、保存期間が過ぎて消えてしまわないよう、別に保管する手順も決めておきます。調査の手順や判断のポイントを社内で共有しておくと、ほかの担当者が同じ品質で調査を進められます。

    関連記事 PC操作ログとは?取得方法や管理時の注意点も解説

    ログ管理のアラートで異常に気づく

    ログをすべて目で確認することは現実的ではありません。あらかじめ条件を決めてアラートを出す仕組みを使うと、異常の兆候に早く気づけます。ここではルールの作り方と、通知を受けた後の対応を紹介します。

    検知ルールの作り方

    検知ルールは、自社で起こってほしくない操作を具体的に挙げて作ります。例えば、業務時間外のログオン、短時間に大量のファイルをコピーする操作、許可されていない外部記憶媒体の接続、管理者権限の付与などです。

    製品によっては、あらかじめ用意されたルールのひな形を使える場合があります。ひな形をそのまま使うと自社の業務にあわない通知が出ることもあるため、勤務の時間帯や業務の内容にあわせて条件を調整しましょう。夜勤やシフト勤務がある部署は、ほかの部署と条件を分けて設定する方法もあります。

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    通知の宛先と対応手順

    アラートの通知先は、担当者1人ではなく、複数の担当者や共有のメールアドレスにしておくと、不在時にも対応が止まりにくくなります。重要度の高いアラートは、すぐ気づける方法で通知するよう設定を分けるとよいでしょう。

    通知を受けた後に誰が何を確認し、どこへ報告するかも決めておきます。アラートが出ても、すべてが不正とは限りません。業務上の正当な操作の可能性もふまえ、本人や上司への確認の進め方を手順書にまとめておきましょう。対応の結果も記録しておくと、ルールの見直しに役立ちます。

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    レポートで定期的に状況を確かめる

    アラートが個別の異常に気づくための機能だとすれば、レポートは全体の傾向をつかむための機能です。週次や月次で状況を確かめると、ルールの見直しや社内への注意喚起に活かせます。

    月次レポートで見る項目

    月次のレポートでは、外部記憶媒体の利用件数、業務時間外の操作の件数、アラートの発生件数と内容などを確認します。前の月と比べて大きく変化した項目があれば、その理由を調べます。繁忙期や組織変更など、業務上の理由で変化する場合もあるため、関係する部署にも状況を確認しましょう。

    レポートを自動で作成し、決まった担当者へメールで送る設定ができる製品もあります。見る項目を絞った形式にしておくと、確認に時間をかけずに続けられます。気になる点は、検索の画面で詳しいログを確認しましょう。

    監査や社内への説明での活用

    ログ管理のレポートは、内部監査や取引先からのセキュリティに関する確認の際に、管理の状況を示す資料として使える場合があります。どのようなログを集め、どのように確認しているかを、具体的な記録とともに説明できるためです。

    社内への注意喚起に使う場合は、個人を特定しない形で傾向を伝えるといった配慮が大切です。例えば、外部記憶媒体の利用が増えている部署に対して、社内のルールを改めて周知するといった使い方が考えられます。

    関連記事 ログ管理システムの活用法 ログの保管だけではない?【事例で解説】

    ログ管理システムを使い続けるための見直し

    ログ管理システムは、業務や組織の変化にあわせて設定を見直しながら使う必要があります。半年に一度など時期を決めて、ルールと収集の範囲を点検しましょう。

    通知が多すぎるルールの調整

    アラートの通知が多すぎると、担当者が確認しきれず、重要な通知を見落とす恐れがあります。通知の件数が多いルールは、業務上の正当な操作まで拾っていないかを確認し、条件や対象を調整します。

    反対に、一度も通知が出ていないルールは、条件が厳しすぎて異常を拾えていない可能性もあります。テスト用の操作で通知が出るかを確かめると、ルールが働いているかを判断できます。テストは社内のルールに従い、事前に関係者へ知らせたうえで行いましょう。

    収集対象の追加漏れの防止

    新しいPCやサーバー、クラウドサービスを導入した際に、ログの収集対象に加え忘れる場合があります。機器やサービスを導入する手順の中に、ログ管理の設定を含めておきましょう。廃棄した機器を一覧から外す手順もあわせて決めておくと、一覧を正確に保てます。

    IT資産の台帳とログ管理システムに登録された機器の一覧を定期的に照らしあわせ、差分を確認することも有効です。ログが一定期間届いていない機器を一覧で確認できる製品もあるため、こうした画面も確認の手段として活用しましょう。

    関連記事 ログ管理でマイナンバーのセキュリティ対策をする方法とは?

    検索・通知・レポートで比べるログ管理製品

    ログの検索、異常の通知、定期的なレポートといった日々の使い方に注目して、この記事で紹介する製品を一覧にしました。自社でよく使いそうな機能から比較してみてください。

    製品名特徴
    LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版PCの操作ログを自動取得し、働き方の見える化に使えるレポートを自動で作成する
    Watchy重要ファイルの動きやUSBへのダウンロードがあった際に通知が届く
    クライアント運用管理ソフトウェア SKYSEA Client ViewAND/OR/NOT検索に対応し、ファイル追跡機能で特定ファイルの取り扱いをさかのぼれる
    MaLionCloudWindowsとMacの操作を監視でき、PC操作ログから勤務状況のレポートを出力できる
    Logstorageサーバやネットワーク機器のログを一元管理し、リアルタイムアラートや定期レポートの自動出力に対応
    ALog EVA統計グラフやアラートをダッシュボードに集約。キーワードを入力するだけでログを検索できる
    EventLog AnalyzerPCI/SOX/ISO 27001などに対応したコンプライアンスレポートを作成できる

    日々の使い方にあわせて選ぶログ管理システム

    事故の調査でログをさかのぼる、不審な操作に通知で気づく、レポートで定期的に振り返るといった場面で活用しやすい製品を紹介します。導入後の使い方を想定しながら、操作画面や機能を比べてみてください。

    LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版

    エムオーテックス株式会社
    製品・サービスのPOINT
    1. 使いやすい管理コンソールでPC・スマホ・M365を一元管理
    2. IT 資産管理・操作ログ管理など PC 管理に必要な機能を網羅
    3. Microsoft 365にアクセスするユーザーの利用状況を見える化

    エムオーテックス株式会社が提供する「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版」は、取得した情報をレポートで表示する管理コンソールを備えた、クラウド型のIT資産管理・MDMツールです。メニューはシンプルに構成されており、PCやスマホ、Microsoft 365の管理をまとめて行えます。PCの操作ログは自動で取得され、働き方の見える化に使えるレポートも自動で作成される仕組みです。オプションの「Microsoft 365監査」を追加すれば、Microsoft 365の監査ログから組織外へのファイル共有なども把握できます。PCとクラウドサービスの利用状況をあわせて確認したい企業に向いています。

    Watchy

    株式会社スタメン
    《Watchy》のPOINT
    1. PC1台100円〜で手軽に始められる
    2. ログ管理〜IT資産管理まで幅広く管理ができる
    3. 運用の保守点検負担が少ないクラウドサービス

    株式会社スタメンが提供する「Watchy」は、従業員の人的ミスや内部不正による情報の持ち出しの検知を目的としたクラウド型のログ管理サービスです。重要ファイルの動きがあった際や、社内の情報がUSBにダウンロードされた際に通知が届くため、管理者がログを常に見ていなくても異常に気づきやすいでしょう。USBドライブ監視では、いつどの情報を書き込んだかを把握でき、紛失時の確認にも役立ちます。専任のIT担当者がいない企業で、通知を起点にログを確認する運用を組みたい場合の候補です。

    クライアント運用管理ソフトウェア SKYSEA Client View

    Sky株式会社
    製品・サービスのPOINT
    1. 「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2026-2027」で1位を獲得!
    2. 日々のログを収集し、情報漏洩リスクの素早い発見をサポート
    3. 特定のファイル操作などをログで確認、状況把握をご支援

    Sky株式会社が提供する「クライアント運用管理ソフトウェア SKYSEA Client View」は、収集したPCの操作ログを、条件を組みあわせて検索できるソフトウェアです。ログは一覧で表示され、操作の種類やキーワード、期間などの条件を組みあわせてAND/OR/NOT検索ができます。注意すべきアラートログだけを表示する機能や、特定ファイルの取り扱いをさかのぼって追うファイル追跡機能も備えています。事故や問い合わせの際に、ログから経緯を素早くたどりたい企業に向いています。

    MaLionCloud

    株式会社インターコム
    《MaLionCloud》のPOINT
    1. Windows、Mac、スマホを一元管理
    2. IT資産を見える化して、ライフサイクルを徹底管理
    3. 労働状況の見える化で、長時間労働・サービス残業を把握・是正

    株式会社インターコムが提供する「MaLionCloud」は、PC操作ログをもとに、従業員の勤務状況を一目で確認できるレポートを出力できるクラウド型の運用管理ツールです。PCやスマートフォンを一元管理でき、WindowsとMacの操作ログの収集や操作制限にも対応します。管理者はWebブラウザーからどこでも利用状況を確認できます。勤務状況のレポートは、労働基準監督署やIPO審査に提出する報告書の作成にも役立ちます。ログを社内での説明や外部に提出する資料にも活用したい企業の候補です。

    Logstorage (インフォサイエンス株式会社)

    《Logstorage》のPOINT
    1. 様々なログデータを漏れなく収集
    2. ログデータを分かり易く分析
    3. 安全にログデータを保管

    ALog EVA (株式会社網屋)

    《ALog EVA》のPOINT
    1. 自由にカスタマイズできるダッシュボードに必要な情報を集約可能
    2. 検索エンジンライクで直感的なログ検索を実現!
    3. 簡単操作でログ統合!クラウドアプリのログにも対応!

    EventLog Analyzer (ゾーホージャパン株式会社)

    《EventLog Analyzer》のPOINT
    1. インストールから最短10分でログ管理システムを構築!
    2. 簡単で展開しやすく、ネットワークセキュリティレポートを作成!
    3. 法令が求める要件を遵守しネットワークの異常な振る舞いを検知!

    まとめ

    ログ管理システムの使い方は、事故や問い合わせの際の検索、異常に気づくためのアラート、傾向をつかむためのレポートの3つが中心です。使い始める前に目的と閲覧権限を決め、検索の結果や対応の内容を記録として残しましょう。ルールや収集対象は定期的に見直すことが大切です。自社の目的にあう使い方ができるログ管理の製品を、資料請求で比較してみてください。

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