無料のログ管理システムとは
無料のログ管理システムとは、PCやサーバ、ネットワーク機器などの操作履歴・アクセス履歴を無料で記録・管理できるシステムのことです。Web閲覧履歴やアプリ利用状況、ファイル操作ログ、ログオン・ログオフ履歴などを取得し、不正行為の防止や業務効率の分析、トラブル発生時の原因調査に活用されます。
無料製品を利用すれば、費用をかけずに基本的なログ管理を始められます。ただし、取得できるログの種類や保存期間、管理できるデバイス数、分析機能などに制限がある場合もあります。企業のセキュリティ強化やコンプライアンス遵守を目的に導入する場合は、無料で利用できる範囲を確認したうえで、自社の運用に適しているかを見極めましょう。
以下の記事では、ログ管理についての基本概要について詳しく解説しています。
無料でログ管理する方法
費用をかけずにログ管理を始める方法には、PCやシステムに標準搭載されている機能を使う方法や無料プランのあるログ管理システムを活用する方法があります。ただし、無料で管理できる範囲には限りがあるため、取得したいログの種類や保存期間、管理対象の台数にあわせて選ぶことが重要です。
PCやシステムの標準機能でログを確認する
Windowsのイベントビューアーやサーバの標準ログ機能を使えば、ログオン・ログオフ履歴やシステムエラー、アプリケーションの動作履歴などを確認できます。追加費用をかけずに利用できる点がメリットですが、ログの収集や確認を手動で行う必要があり、複数端末をまとめて管理するには手間がかかります。小規模な確認や一時的な調査には向いていますが、継続的な監視や分析には不向きな場合があります。
無料プランや無料トライアルのあるログ管理システムを利用する
ログ管理システムのなかには、無料プランや無料トライアルを提供している製品もあります。無料プランでは、一定数の端末やホストを対象にログを収集できるため、導入前に操作性や管理画面の使いやすさを確認できます。また、無料トライアルでは有料版に近い機能を一定期間試せることが多く、検索・分析・レポート作成・アラート通知などの機能を比較しやすい点がメリットです。
【比較表】無料のログ管理システム一覧
数あるログ管理システムのなかから、無料で利用できる製品や無料トライアルを提供しているものをピックアップし、一覧表にまとめました。気になる製品があれば、資料を取り寄せ比較してみましょう。
ITトレンドでは、無料プランや無料トライアルを提供しているものなど、さまざまなログ管理システムを取り扱っています。以下のボタンから一括資料請求(無料)できるので、比較検討する際にぜひご利用ください。
【無料版プランあり】フリーで使えるログ管理システム
ここでは、無料プランで使えるログ管理システムを紹介します。無料プランは、機能や台数、保存期間に制限があることが多いため、まずは「何を無料で試したいか」を決めておくと選びやすくなります。
LogStare Collector (株式会社LogStare)
- 専門スキル習得の必要なし!最短3分で環境構築!
- 製造・サービス・情報・官公庁を主とした4,500社超の導入実績!
- 必要な機能だけ購入可能!最低限の構成でコストを削減!
無料で使える製品のほか、機能を試してから有料導入できる無料トライアル製品もあります。併せて比較することで、自社にあうシステムが見つかりやすくなります。
【無料トライアルあり】おすすめのログ管理システム
無料トライアルは、一定期間だけ有料版相当の機能を試せることが多く、導入判断を早めたい場合に向きます。評価時は、収集対象(PC操作ログ、Windowsイベントログ、サーバー、クラウドなど)と、検索・レポートの使いやすさを重点的に確認してください。
「無料トライアルを試したいけど、どれが自社にあうかわからない…」という方は、無料診断をご活用ください。簡単な質問に答えるだけで、おすすめ製品がすぐわかります。
▶ログ管理システム おすすめ比較・無料診断
MaLionCloud
- Windows、Mac、スマホを一元管理
- IT資産を見える化して、ライフサイクルを徹底管理
- 労働状況の見える化で、長時間労働・サービス残業を把握・是正
株式会社インターコムが提供する「MaLionCloud」は、企業のIT資産を統合管理し、運用を効率化するクラウドサービスです。PCやスマートフォン、タブレットのインベントリ情報を収集し、一元管理を実現。勤怠管理システムとの連携により、PC利用時間を可視化し、労務管理を支援します。また、操作ログの収集・解析による情報漏えい対策や、簡単な操作で作成できるレポート機能を標準搭載。働き方改革とセキュリティ強化に対応したソリューションです。無料トライアルは30日間です。
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版
- 使いやすい管理コンソールでPC・スマホ・M365を一元管理
- IT 資産管理・操作ログ管理など PC 管理に必要な機能を網羅
- Microsoft 365にアクセスするユーザーの利用状況を見える化
エムオーテックス株式会社が提供する「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版」は、PC・スマホをクラウドで一元管理できるIT資産管理・MDMツールです。ハードウェア情報や設定情報を自動取得し、管理業務の効率化を支援。OSに応じたセキュリティ対策や記録メディアの利用制御にも対応し、内部情報漏えいリスクの低減に役立ちます。さらに、PCの操作ログを取得・保存し、レポートで従業員の働き方を可視化できます。無料トライアル期間は、60日です。
ez-PCLogger
- 在宅勤務等テレワークでの勤務状況を客観的な記録により把握!
- PC のログオン&ログオフ情報収集に特化したシンプルなツール
- 企業規模や業界問わず、安価なライセンス体系
株式会社ニッポンダイナミックシステムズが提供する「ez-PCLogger」は、ログオン&ログオフ情報収集ツールです。自己申告の労働時間とPCのログオンログオフ情報の乖離を確認します。無料トライアルはクラウド版とオンプレミス版ともに用意があります。
Senju/DC
- 約400個の監視項目によるモニタリング
- エージェントレスで監視、ジョブ管理もエージェントレス
- 豊富は自動化機能、対応テンプレート
株式会社野村総合研究所が提供する「Senju/DC」は、システム運用の効率化と自動化を支援するソリューションです。モニタリングやジョブスケジュールに加え、マルチクラウド管理や運用自動化を実現します。さらに障害発生時の迅速な対応や、運用業務の省力化・標準化も可能。統一されたインターフェースで直感的な操作が可能なため、複雑な運用管理もスムーズに行えます。
Watchy
- PC1台100円〜で手軽に始められる
- ログ管理〜IT資産管理まで幅広く管理ができる
- 運用の保守点検負担が少ないクラウドサービス
「Watchy」は株式会社スタメンが提供しており、PC1台100円からログ管理ができるシステムです。フォルダー監視やゴミ箱監視、USBドライブ監視など必要なモジュールだけを選択した契約が可能です。7日間の無料トライアルでは、すべての機能を利用できます。
AUDIT MASTER (株式会社アクアシステムズ)
- オンプレ・クラウド両対応!あらゆる機器・アプリのログを取得!
- SQLコマンドやクエリを含んだ詳細なログを取得可能!
- 使いやすい標準機能を網羅し手厚いサポートで簡単導入!
Logstorage (インフォサイエンス株式会社)
- 様々なログデータを漏れなく収集
- ログデータを分かり易く分析
- 安全にログデータを保管
ADAudit Plus (ゾーホージャパン株式会社)
- 専用サーバにインストールするだけ!最短10分で運用スタート!
- JPCERT/CCの公開する文書に沿ったセキュリティ対策が可能!
- 振る舞い検知とアラートで不正を即座にキャッチ!
LogRevi (株式会社インテック)
- 8億レコードのログを1分で検索できる圧倒的なスピード!
- ログの収集・分析・通知まで全自動化可能!
- システムごとの出力データ形式を問わずログの統合が可能!
EventLog Analyzer (ゾーホージャパン株式会社)
- インストールから最短10分でログ管理システムを構築!
- 簡単で展開しやすく、ネットワークセキュリティレポートを作成!
- 法令が求める要件を遵守しネットワークの異常な振る舞いを検知!
Password Manager Pro (ゾーホージャパン株式会社)
- 特権ID管理に必要な機能を網羅
- 年間98万円からの低料金
- 30日間すべての機能をサポート付きで無料おためしができる
Firewall Analyzer
「Firewall Analyzer」はゾーホージャパン株式会社が提供するオンプレミス型のログ管理システムです。さまざまなネットワークセキュリティ機器やアプリケーションのログに対応しています。アラート通知機能を搭載し、異常が起きた際に管理者が迅速に察知できるため、セキュリティを強化したい企業におすすめです。30日間の無料トライアルを利用可能です。
記事で取り扱っている製品の多くが、実際に現場で使われています。まずは製品資料を取り寄せてみて、次のステップに進みましょう。
【2026年最新版】 ログ管理の資料請求ランキングも参考に、製品を比較して検討を進めてください。
無料ログ管理システムの注意点
無料のログ管理システムは、ログ取得できるデバイスの数や機能に制限がある場合があります。無料プランやフリーソフト利用時の注意点を押さえておきましょう。
機能制限の有無
無料のログ管理システムでは、ログの取得はできても監視や分析、アラート機能が制限されている場合があります。また、リアルタイムの異常検知や長期保存に対応していない製品もあるでしょう。
その場合、「一定期間しかログを保持できず過去のデータを遡れない」「レポート機能が制限され詳細な分析ができない」などの課題が生じる可能性もあります。導入前に必要な機能と制限内容を把握し、自社の運用に適しているかを慎重に検討することが重要です。
デバイスの台数制限
無料のログ管理システムでは、ログを取得できるデバイス数に上限があることが一般的です。そのため、PCやサーバ、ネットワーク機器の台数が多い企業では、全端末のカバーは難しく、一部のログしか収集できない可能性があります。企業全体のセキュリティを維持するには、どの範囲まで管理が必要かを明確にし、運用規模に適したプランを選定することが重要です。
無料版より有料版がおすすめのケース
無料版では機能やパフォーマンスに制約があるため、業務効率やセキュリティ強化の妨げになる場合は、有料版の導入を検討すべきでしょう。具体的にどのようなケースで有料版が適しているのか、詳しく解説します。
収集したログをトラブル対応や分析に活用するケース
無料のログ管理システムでは、検索機能が制限され、大量のデータから必要な情報を迅速に抽出できないことがあります。検索できたとしても処理速度が遅く、結果の出力に時間がかかるケースも。迅速な障害対応やセキュリティ分析が求められる企業は、有料版の導入が有効です。高度な検索・フィルタリング機能により、必要なデータをすぐに特定でき、復旧作業や不正アクセスの早期発見を支援します。
収集するログの種類が多岐にわたるケース
大規模な企業では複数のシステムやネットワーク機器を運用しているため、収集すべきログの種類も多様化します。無料版では対応できるデータ形式が限られ、異なるシステム間でのログ統合が難しい場合もあるでしょう。有料版なら、多様なログを一元管理し、横断的な分析が可能。複雑なシステム環境でも、全社的なセキュリティ対策や業務改善に活用できます。
以下のページではITトレンドがおすすめするログ管理システムを紹介しています。自社にあう製品選びの参考にしてください。
ログ管理システムの選び方
自社にあう製品を選ぶことで、効果的な運用につながります。ここからはログ管理システムの選定ポイントを解説します。
監視対象のログを収集できるか
ログ管理システムには、特定のログを管理するものから、デバイス・OS・ネットワークなど多様なログを分析・監視できる製品まで、さまざまな種類があります。一般的に、収集可能なログの種類が多いほどコストが高くなる傾向があるため、必要以上のログを取得すると余計なコストが発生する恐れも。自社にとって重要なログの優先順位を明確にし、範囲を絞ったシステムを選定することが重要です。
Windowsのイベントログ解析に対応しているか
Windows環境でのログ管理には、ログイン履歴や不正アクセス、システムエラーを記録するWindowsイベントログの解析機能が不可欠です。しかしログ管理システムのなかには、Windowsイベントログの取得自体に対応していないものや、詳細な解析が制限されているものもあります。
カスタマイズ次第で対応可能な製品もありますが、自社の環境や管理の目的に応じて、最適なシステムを選定しましょう。
クラウド型かオンプレミス型か
システムの導入方法には「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
クラウド型の特徴:安価な導入コストと短い導入期間
クラウド型は、サービスを提供しているサーバにインターネットを介してアクセスし、機能やサービスを利用します。自社でサーバを用意する必要がないため、コストを抑え導入期間も短いという点が特徴です。一般的には接続するデバイスやサーバの数によって月額利用料が決まるため、PCの台数やサーバの台数が多い大企業や、長期間利用するケースでは、割高になることもあります。
クラウド型のログ管理システムをさらに知りたい方は、以下のページもご覧ください。
オンプレミス型の特徴:安価な運用コストと長い導入期間
オンプレミス型は自社にサーバを設置し、システムをゼロから構築するため導入コストがかかります。構築完了までには1か月から3か月ほど時間を要することも。初期費用はかかりますが、運用コストを抑えられるため、長期間の利用ではコストメリットが見込めます。また、自社のサーバやデバイスと柔軟に連携でき、カスタマイズがしやすい点も特徴です。
ログ収集のタイミング・容量は最適か
ログ管理システムによっては、ログ収集のタイミングがリアルタイムではないものもあります。利用者や使用頻度が多いサーバなどはリアルタイムでログを収集し、監視できるツールがおすすめです。また、収集するログの種類が多いと使用する容量も膨大になるため、十分なデータ量に対応しているかなど事前の確認が大切です。
要件がある程度固まったら、候補製品の資料をまとめて比較すると検討が進めやすくなります。無料プラン・トライアルの条件も、資料であわせて確認してください。
無料のログ管理システムに関するよくある質問(FAQ)
ここでは、無料で利用できるログ管理システムに関して寄せられる質問をまとめました。導入を検討する際の参考にしてください。
Q1.無料のログ管理システムは安全に使えますか?
基本的なログ収集や保存は問題なく利用できます。ただし、暗号化や長期保存といったセキュリティ強化機能は有料版に限定される場合が多くあります。重要なデータを扱う場合は、必要なセキュリティ機能が備わっているかを確認しておきましょう。
Q2.無料版ではどのくらいの期間ログを保存できますか?
多くの無料版では、「数日から数週間程度」に保存期間が制限されています。長期的にログを保持して分析したい場合は、有料版や上位プランへの移行が必要です。
Q3.無料プランで収集できるログの種類に制限はありますか?
はい。PCの操作ログやWebアクセス履歴など基本的なログには対応していても、ネットワーク機器や複数サーバのログ収集には対応していない場合が多くあります。必要なログの種類を事前に確認して選びましょう。
Q4.無料のログ管理システムは同時に何台まで使えますか?
製品によって異なりますが、5台~10台程度まで同時に利用できるケースが一般的です。小規模な利用には十分ですが、組織全体をカバーするには有料プランが必要になります。
Q5.無料版から有料版への移行は簡単ですか?
多くのサービスでは、無料版で収集したデータをそのまま引き継いで有料版に移行できます。機能を試したあとにスムーズにアップグレードできる点も、無料版を試すメリットの一つです。
Q6. フリーソフト(OSS)と無料プランの違いは?
OSSはソフトウェア自体を無償で利用できる一方、導入・保守を自社で担う前提になりやすい点が特徴です。無料プランはベンダー製品を制限付きで使える形が多く、導入や運用を始めやすい反面、台数・機能・保存期間などに上限が設けられることがあります。
まとめ
無料のログ管理システムを活用する際は、機能や監視対象の制限を考慮し、自社の業務に適しているかを確認することが重要です。必要な機能が不足する場合は、有料製品の導入も検討しましょう。
いまや多くの企業が実際に製品を活用し、改善に取り組んでいます。製品の資料を活用して、効率化を目指してみませんか。以下のボタンから関連製品の一括資料請求(無料)ができるので、ぜひご利用ください。


