資料請求リスト
0件

AI機能搭載のメールセキュリティを比較!AIの活用方法や運用のコツも紹介

AI機能搭載のメールセキュリティを比較!AIの活用方法や運用のコツも紹介

メールセキュリティのAIは、送信者の振る舞いや文面の特徴を分析し、従来の方式では見つけにくい不審なメールを検知する技術です。特に、URLや添付ファイルを含まないビジネスメール詐欺(BEC)への対策で役割が期待されています。一方で、誤検知や見逃しは起こり得るため、送信ドメイン認証や社員教育と組み合わせることが重要です。この記事では、AI検知の仕組みとメール攻撃別の活用方法、限界と運用のコツ、AI搭載製品を比較するポイントを解説します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
\ 先月は3,000人以上の方が資料請求しました /
目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■対策したい脅威別
    ■導入形態別
    ■AI検知とあわせて取り入れる対策別

    メールセキュリティでAIが担う役割

    メールセキュリティにおけるAIの役割は、既知の攻撃パターンとの照合だけでは見つけにくい不審なメールを、振る舞いや文面の特徴から見つけ出すことです。まず、従来の検知方式との違いと、AIが判断に使う情報を整理します。

    パターン照合型の検知との違い

    従来のメールセキュリティは、既知のマルウェアの特徴を登録したシグネチャ(定義ファイル)や、危険と判明したURLのリストと照合して脅威を検知する方式が中心でした。既知の脅威には有効ですが、新しい攻撃や手口を少し変えた攻撃には対応が遅れる場合があります。

    AIを活用した検知では、過去の正常なメールと攻撃メールの特徴を学習し、照合リストに載っていないメールでも不審な点を見つけ出すことを目指します。従来の方式を置き換えるのではなく、照合型の検知と組み合わせて多層的に防御する構成が基本です。

    関連記事 メールセキュリティソフトの3つの基本機能とは?ウイルス対策に効果的

    振る舞いや文面から見抜く仕組み

    AIが判断に使う情報には、送信者と受信者の過去のやり取りの有無、送信元ドメインやメールサーバの情報、本文の言い回しや緊急性をあおる表現などがあります。社内の通常のコミュニケーションの傾向を学習し、普段と異なるやり取りを検知する製品もあります。

    例えば、普段取引のない送信者から経理担当者に振込先の変更を求めるメールが届いた場合、AIが通常と異なるやり取りとして警告を出す仕組みです。どの情報をどのように分析するかは製品によって異なるため、選定時にベンダーへ確認しましょう。

    メール攻撃別に見るAIの活用方法

    AIを活用したメールセキュリティが役立つ攻撃には、ビジネスメール詐欺(BEC)、フィッシングメール、未知のマルウェアを含む添付ファイルがあります。それぞれの攻撃の特徴と、AIによる検知がどのように役立つかを解説します。

    ビジネスメール詐欺(BEC)

    ビジネスメール詐欺(BEC)とは、取引先や経営者になりすまし、偽の振込先に送金させるなどの目的で送られるメールです。URLや添付ファイルを含まず、文面だけで相手をだますケースがあるため、シグネチャやURLの照合では検知しにくい特徴があります。

    AIによる検知では、送信者の表示名と実際のアドレスの不一致、過去のやり取りとの違い、送金や支払に関する要求の有無などを組み合わせて分析する製品があります。ただし、正規の取引先のアカウントが乗っ取られて送られたメールは判別が難しい場合があるため、送金時の確認手順と組み合わせることが重要です。

    関連記事 メールセキュリティ対策の必要性は?新型マルウェアや標的型攻撃防止も!

    フィッシングメール

    フィッシングメールとは、実在する企業やサービスを装い、偽のWebサイトに誘導してIDやパスワードを入力させるメールです。偽サイトのURLは短期間で次々と変わるため、危険なURLのリストとの照合だけでは対応が追いつかない場合があります。

    AIを活用した製品では、リンク先のページの見た目や構成を分析し、正規のログインページに似せたサイトかどうかを判定する仕組みを備えたものがあります。メールの開封後にリンクがクリックされた時点で、改めてリンク先を確認する機能を持つ製品もあります。

    未知のマルウェアを含む添付ファイル

    添付ファイルを使った攻撃では、既存のシグネチャに登録されていない新しいマルウェアが使われることがあります。こうした未知のマルウェアに対しては、ファイルの構造や動作の特徴から危険性を判断する方法が用いられます。

    AIによる分析のほか、サンドボックスと呼ばれる隔離された環境でファイルを実際に動かし、不審な動作がないかを確認する方式もあります。どちらの方式も処理に時間がかかる場合があり、メールの配信が遅れることもあるため、遅延の目安や対象とするファイル形式を確認しておきましょう。

    AI搭載のメールセキュリティのAIを運用するコツ|AI検知の限界も踏まえて

    AIを活用したメールセキュリティを導入しても、すべての攻撃を防げるわけではありません。誤検知と見逃しの両方が起こり得ることを前提に、他の対策との組み合わせや、検知後の対応手順を整えておくことが重要です。

    誤検知と見逃しの両方が起こり得る

    AIの判断は確率にもとづくため、正常なメールを不審と判定する誤検知と、攻撃メールを通過させる見逃しの両方が起こる可能性があります。判定を厳しくすると誤検知が増え、緩くすると見逃しが増えるという関係があります。

    誤検知が増えると、取引先からの重要なメールが隔離されて業務に支障が出るおそれがあります。導入初期は検知の傾向を確認しながら設定を調整し、隔離されたメールを利用者が確認・解除できる手順を決めておきましょう。調整の方法はベンダーに相談すると進めやすくなります。

    送信ドメイン認証や教育と組み合わせる

    AIによる検知は、他の対策と組み合わせることで効果を発揮します。代表的な対策が、SPFやDKIM、DMARCといった送信ドメイン認証です。送信ドメイン認証とは、メールが正規の送信元から送られたかを受信側で確認する仕組みで、なりすましメールの判別に役立ちます。

    あわせて、社員向けの教育や訓練も重要です。振込先の変更依頼は電話など別の手段で確認する、といった社内ルールを定めておくと、AIが見逃したメールによる被害を抑えられる可能性があります。技術と運用の両面で対策を講じましょう。

    関連記事 メールセキュリティの設定方法とは?導入後の5つのステップで解説!

    検知後の対応手順を決めておく

    不審なメールを検知した後の対応も、事前に決めておく必要があります。検知したメールを隔離するのか、警告を付けて配信するのか、管理者に通知するのかによって、利用者と管理者の対応が変わります。

    すでに受信者がリンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたりしていた場合の対応手順も重要です。パスワードの変更や端末の調査、関係部門への報告など、初動の流れを文書にまとめ、複数の担当者が対応できる体制を整えておきましょう。

    ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でメールセキュリティの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。

    \ メールセキュリティ の製品を調べて比較 /
    製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら

    AI搭載のメールセキュリティを比較するポイント

    AIを搭載したメールセキュリティを選ぶ際は、「AIを搭載しているか」ではなく、自社のメール環境との相性や、検知時の処理、運用のしやすさを確認することが重要です。製品ごとの公表されていない検知率ではなく、確認できる項目で比べましょう。

    導入形態と既存メール環境の相性

    メールセキュリティの導入形態には、クラウドメールサービスとAPIで連携する方式と、メールの経路上にゲートウェイを設置する方式があります。API連携型は、受信後のメールを分析して隔離する方式で、メールの経路を変更せずに導入できる場合があります。

    ゲートウェイ型は、メールが受信者に届く前に検査できる点が特徴ですが、メールサーバの設定変更が必要です。自社が使っているメールサービスに対応しているか、既存のセキュリティ製品と併用できるかを確認し、情報システム部門と相談しながら選びましょう。

    検知時の処理と通知方法

    不審なメールを検知した際の処理方法は、製品によって異なります。隔離、警告文の付与、件名への注意書きの追加、配信後の削除など、どのような処理を選べるかを確認しましょう。

    管理者への通知方法や、利用者が不審なメールを報告できる仕組みがあるかも確認したいポイントです。利用者からの報告をAIの判定に反映できる製品であれば、運用を続けるなかで検知の精度向上が期待できます。判定の理由が表示されるかも、誤検知の確認に役立ちます。

    関連記事 メールセキュリティツール・システムの選び方とは?4ポイントで解説

    ログと管理画面の確認しやすさ

    運用を続けるうえでは、管理画面で検知の状況やログを確認しやすいかが重要です。どのメールが、どの理由で、どのように処理されたかを追跡できれば、誤検知の調整やインシデントの調査を進めやすくなります。

    ログの保存期間や出力形式、他のセキュリティ製品との連携可否も確認しましょう。無料の試用期間やデモ環境が用意されている製品であれば、実際の管理画面を操作し、自社の担当者が使いこなせるかを事前に確かめることができます。

    AI機能搭載のメールセキュリティ一覧

    この記事で紹介するメールセキュリティのうち、製品ページでAI機能を確認できる製品を一覧にまとめました。AIが担う範囲や機能の違いを比較してください。

    製品名AI関連の機能特徴
    IRONSCALESAIによるなりすまし検出AIが個人のメールボックスを学習し、通常と異なるメールに警告を表示。APIでMicrosoft 365やGoogle Workspaceと連携
    使えるメールバスター学習型AI技術によるフィルタリングスパムやウイルス、フィッシング、BECなどのメールを、メールサーバに届く前にブロックする完全クラウド型サービス
    OneOfficeメールソリューションAI技術とサンドボックスBEC対策を含む標的型攻撃対策に対応。今のメールサーバのままゲートウェイ型でも利用できる
    AironWorks:PhishDetectAIAIアシスタントによる危険度判定従業員の手元に届いた不審メールをスキャンして検知。AIで生成した攻撃メールによる訓練も実施できる
    Sophos Email機械学習による脅威の検知マルウェアに加え、ノンマルウェアなフィッシング詐欺やなりすましメールもブロック。トレーニング機能も備える
    TrendMicroCloudAppSecurity機械学習とサンドボックスクラウド型メールやファイル、チャットサービス向けのセキュリティ。API連携で保護を始められる
    Vade for M365自己学習AIによる脅威の駆除Microsoft 365の利用におけるメールセキュリティを強化するサービス。継続的な学習で攻撃を駆除する
    matriXcloudAIのディープラーニング技術メールとWebのセキュリティを同時に実現するクラウドサービス。日本で独自に開発されたAI技術を搭載
    matriXgateAIディープラーニングエンジンメール送受信とWeb閲覧のセキュリティを高めるアプライアンス型製品。ファイルの画像・テキスト化にも対応
    SEG on AWS(あんしんクラウドメールフィルター)AI搭載の迷惑メール対策迷惑メール対策やコンテンツフィルタリング、情報漏えい対策を提供。AWS専用環境版とSaaS版から選べる

    AI機能搭載のメールセキュリティの紹介

    ここでは、AI機能を備えたメールセキュリティを紹介します。AIが担う範囲と、対応する業務や機能を確認し、自社の課題にあう製品を選びましょう。

    使えるメールバスター

    使えるねっと株式会社
    《使えるメールバスター》のPOINT
    1. かんたん設定でメールセキュリティ向上
    2. フィッシング・ビジネスメール詐欺・ウイルス攻撃に効果的
    3. Office365等の主要メールサービスにも対応

    使えるねっと株式会社が提供する「使えるメールバスター」は、完全クラウド型のメールセキュリティサービスです。学習型AI技術を用いた独自のフィルタリングシステムで、スパムやウイルス、フィッシング、BECなどのメールを自社のメールサーバに届く前にブロックします。新しいパターンを検出して継続的に改善する自己学習型の仕組みを備えています。迷惑メールの処理はWeb管理画面から操作でき、PCへのソフトウェアのインストールは不要です。

    OneOfficeメールソリューション

    株式会社TOKAIコミュニケーションズ
    製品・サービスのPOINT
    1. 最新の脅威から会社を守る!アンチスパム・ウイルス対策
    2. 選べる機能でメールセキュリティを万全に
    3. お使いのメールサーバはそのままにゲートウェイ型でも利用可能!

    株式会社TOKAIコミュニケーションズが提供する「OneOfficeメールソリューション」は、セキュリティに特化した企業向けのクラウド型メールサービスです。AI機能とサンドボックスでランサムウェアなどの未知の脅威に対応し、ビジネスメール詐欺を含むソーシャルエンジニアリング攻撃への対策も備えています。添付ファイルを仮想環境で実行して疑わしい動作を調べる動的解析に対応しています。今のメールサーバを変えずにゲートウェイ型で利用することもできます。

    AironWorks:PhishDetectAI

    AironWorks株式会社
    《AironWorks:PhishDetectAI》のPOINT
    1. 従業員一人ひとりのAIアシスタントが メール危険度を判断
    2. ワンクリックで メールの危険性を判定
    3. メール・SNS・SMSなど、さまざまな攻撃ベクトルで訓練を実施

    AironWorks株式会社が提供する「AironWorks:PhishDetectAI」は、AIを活用した訓練・教育とメール防御を組み合わせたサービスです。従業員の手元に届いた不審なメールをスキャンして検知し、報告された不審メールはダッシュボードで一元管理できます。AIで生成した攻撃メールによる標的型メール訓練も実施できるため、AIによる検知と従業員教育を並行して進めたい企業に適しています。

    Sophos Email (ソフォス株式会社)

    《Sophos Email》のPOINT
    1. 機械学習で会社をターゲットにする脅威をより深く理解しブロック
    2. 社員のセキュリティ意識を高めるトレーニング機能!
    3. 27,000社超の導入実績!確実なセキュリティを実現!

    TrendMicroCloudAppSecurity (トレンドマイクロ株式会社)

    製品・サービスのPOINT
    1. API連携で迅速にクラウド保護を開始可能。
    2. 機械学習とサンドボックスで多層防御。
    3. クラウドアプリの情報漏えい対策ポリシー適用が可能。

    Vade for M365 (Vade Japan 株式会社)

    《Vade for M365》のPOINT
    1. 自己学習AIによるメール脅威の駆除が可能!
    2. 簡単に利用できる様々な専用機能あり!
    3. 様々な認定を受けているため、安心して利用可能!

    matriXcloud (アイマトリックス株式会社)

    《matriXcloud》のPOINT
    1. 純日本製で日本語環境に強い
    2. メールの送受信、Webサイトの閲覧の安全性を1台で実現
    3. AIのディープラーニングによる高い検知率

    matriXgate (アイマトリックス株式会社)

    《matriXgate》のPOINT
    1. 高性能なAIディープラーニングエンジン「LaCysa」搭載!
    2. メールのみ・メール&Web対応の2種類から製品を選択可能!
    3. ファイルの画像・テキスト化で開かずに内容確認!

    SEG on AWS(あんしんクラウドメールフィルター) (株式会社ディーネット)

    製品・サービスのPOINT
    1. 管理者が一人でも安心!ワンストップの24365体制の運用をご提供
    2. 国内の導入実績が多数!大手金融機関、メーカー様での採用実績
    3. 規模に応じて選択可能!AWS専用環境版とSaaS版から選択可能です

    まとめ

    メールセキュリティのAIは、送信者の振る舞いや文面の特徴を分析し、ビジネスメール詐欺(BEC)やフィッシングメール、未知のマルウェアを含む添付ファイルの検知を支援します。一方で、誤検知や見逃しは起こり得るため、送信ドメイン認証や社員教育、検知後の対応手順と組み合わせることが重要です。資料請求で導入形態や検知時の処理、ログの確認しやすさを比較し、自社にあう製品を選んでください。

    \ 先月は3,000人以上の方が資料請求しました /
    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「AI機能搭載のメールセキュリティを比較!AIの活用方法や運用のコツも紹介」というテーマについて解説しています。メールセキュリティの製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
    このページの内容をシェアする
    facebookに投稿する
    Xでtweetする
    このエントリーをはてなブックマークに追加する
    pocketで後で読む
    メールセキュリティの製品をまとめて資料請求