完全無料で使える目標管理システム
完全無料で使用できる目標管理システムには以下の2つがあります。
Google スプレッドシート
Google社が提供。Excelのようなスプレッドシートをブラウザで使える製品です。複数人で同時に編集・閲覧でき、スマートフォンでも扱えます。目標管理のみならず、表計算ソフトとしてさまざまな用途に役立つ汎用性の高いツールです。Googleアカウントさえ作れば、すぐに無料で使いはじめられます。
Weekdone
Weekdone社が提供。最大3人までは無料で使える目標管理システムです。人数制限はあるものの、機能は一切制限されないのが特徴です。4人以上で使用する場合はまず14日間の無料トライアルを経て、本格的に導入することになります。OKR機能を中心としたシステムで、企業が達成したい目標とそれに紐づく成果を有機的に関連させて管理できます。
無料トライアルのある目標管理システム
続いて、一定期間無料で使用できるトライアルのある目標管理システムを紹介します。
《スマカン》のPOINT
- 自社に合わせたMBO・OKRを実現
- レイアウトパーツで、評価シートやアンケートをノーコードで作成
- 個人のスキル情報を一元化。分析データに基づく最適な人材配置へ
スマカン株式会社が提供の「スマカン」は、人材情報の透明化機能とともに、目標管理機能を標準搭載しているシステムです。MBO/OKR設定やクロス分析、コンピテンシー評価、360度評価など、タレントマネジメントに必要な機能を幅広く備えています。30日間の無料トライアルが提供されています。
《カオナビ》のPOINT
- 運用中のMBO評価をペーパーレスにし人的ミスも軽減
- 独自の評価項目もそのままシステム上に再現できる
- 評価の進捗を画面で見られ、報告・提出漏れを防ぎ催促もラクに
株式会社カオナビが提供の「カオナビ」は、全国2,000社での導入実績を誇ります。従業員の情報が顔写真とともに表示され、管理者が従業員のことを具体的にイメージしやすくなっているのが特徴です。360度評価やコンピテンシー評価のほか、評価者間で生じる評価の厳しさを是正できる甘辛調整という機能も備わっています。
《HRBrain》のPOINT
- 人事評価をクラウドで効率化!プロセスの透明化で納得度も向上
- 管理者・現場メンバーともに使いやすいシンプルなUI
- 専任のサポートが導入から運用定着化までを手厚くサポート
株式会社HRBrainが提供する「HRBrain」は、管理者から現場の従業員まで幅広いスタッフが使えるよう、操作性に優れた製品です。事前に搭載されているテンプレートを活用すれば、即座に本格的な目標管理を行えるようになります。また、公開範囲を詳細に設定でき、プライバシーを厳重に保護できます。無料トライアルの期間は7日間です。
《HiManager》のPOINT
- リモートワークでも組織全体の目標が一目で把握
- 日々の活動をもとに、相手に寄り添った1on1を実施
- エンゲージメントを向上により離職を防ぎ、売上・⽣産性に繋がる
ハイマネージャー株式会社が提供の「HiManager
」は、MBO/OKR設定や1on1評価、月次評価、リアルタイムフィードバックなど、さまざまな目標管理・評価機能を備えたシステムです。企業とチーム、個人の目標がツリー形式でわかりやすく示され、進捗状況を一目で把握できます。
《サイレコ》のPOINT
- MBOやOKR、コンピテンシー評価など各種評価制度に対応可能
- 評価スケジュールの設定や、評価シートの配布・回収・保管が可能
- 評価制度構築や教育研修、給与代行などの人事課題解決もサポート
「サイレコ」は、株式会社アクティブアンドカンパニーが提供しています。多様な評価方法に対応し、既存の評価方法をそのままシステム上で再現可能です。また、連携機能が充実し、BIツールや適性検査ツール、給与計算システム、電子契約システムなどと連携することで人事情報の一元化を実現します。
Talent Palette
株式会社プラスアルファ・コンサルティング 東証グロース上場
《Talent Palette》のPOINT
- 目標管理のWEB化からワークフロー構築を実現
- 柔軟な設定により多数の企業の目標管理制度に対応
- 目標管理後のデータ蓄積も一元管理
株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供の「タレントパレット」は、人事評価フローを電子化するシステムで、各従業員の目標管理を一元化できます。面談時に使う目標管理シートの作成から分析、フィードバックまで、人事評価のあらゆる工程を総合的にIT化可能です。
無料で使える目標管理システムの選び方
無料トライアルを利用する場合は、その無料期間内にできるだけ多くのことを確認しましょう。
まず、使いたい機能が搭載されているか確かめます。一口に目標管理システムといっても、具体的に搭載されている機能は製品によりさまざまです。欲しい機能を事前にリストアップして、それらが搭載されているか無料トライアルで確認しましょう。ただし、標準搭載されていなくても、カスタマイズによって追加できる場合もあります。この点についてはベンダーに問い合わせてみましょう。
また、操作性も重要です。高機能であっても操作性が悪ければ社内に定着しない可能性があります。せっかくITシステムを導入したのに、使いにくいせいで定着しない例は少なくありません。そのリスクを少しでも減らせるよう、導入後に使う人が無料トライアルで触ってみて、具体的なイメージを描くことが大切です。
目標管理システムの無料版と有料版の違い
基本的に、無料版では十分な機能を使えません。機能そのものが制限されているか、あるいはアカウント数などが制限されていて小規模の利用にしか対応していないことが多いです。無料トライアルの場合はすべての機能が使えるようになっている製品もありますが、期間に限りがあるため、本格的に運用できるわけではありません。
一方で、有料版ならすべての機能を使えます。ユーザー数や期間についても基本的に制限はなく、長期にわたって安定的に運用可能です。
無料製品の特長を踏まえて最適な目標管理ツールを導入しよう
無料の目標管理システムは、完全無料の製品と無料トライアルが提供されている製品に分けられます。完全無料のものは、機能が一部制限されています。また、無料トライアルも基本的には日数が制限されているため、あくまで有料版導入前のお試し利用という位置づけです。本格的に目標管理をITツールで行いたいのであれば、有料版目標管理システムが欠かせません。この機会に導入を検討してはいかがでしょうか。