
物流倉庫のシェアリングサービスとは
物流倉庫のシェアリングサービスとは、倉庫をレンタルできるサービスです。荷主と倉庫のマッチングサービスもあり、立地・費用・広さ・利用期間など、荷主が希望する条件に合う最適な倉庫を紹介してくれます。
一般的なレンタルサービスと同様、契約を取り交わせばレンタルが可能です。
なぜ?物流倉庫のシェアリングサービスが生まれた背景
物流倉庫のシェアリングサービスが生まれた背景には、荷主が抱える問題がありました。では、どのような問題があったのでしょうか。
ECビジネスにおける参入障壁
ECサイトを始めたばかりの事業者が倉庫を借りるには、多くの時間やお金を投資する必要があり、契約だけで3か月かかることも珍しくありませんでした。また、物流業務の煩雑化にともない、人件費や配送料金の高騰も問題になっていました。
このような状況を解決するために、簡単な手続きのみで倉庫をレンタルでき、コストを節約できるシェアリングサービスが発展をみせています。
季節変動時における柔軟な倉庫スペースの確保
小売業やメーカでは、季節商品を保管するために、広めの倉庫を借りるのが一般的です。契約期間は最短でも1年単位なので、特定シーズン以外は使わないスペースができ、無駄なコストが発生していました。
たとえばアパレルの季節商品は、夏と冬のバーゲンセールで保管量が激増します。それに対応するために広めの倉庫を確保するのですが、スペースを有効活用できるのはシーズン内のみです。シーズン以外は空きスペースが増え、無駄が生じます。
仮に倉庫の契約体系が定額制だとすると、シーズン以外は無駄なコストを支払うことになるでしょう。
季節ごとに保管量が変動する商品については、その都度柔軟に調節するのが理想的です。そのため短期で倉庫をレンタルできる、シェアリングサービスが登場しました。
海上輸送時における仮保管先の確保
海上輸送では船の到着が早まったとき、一時的に商品を保管する施設を見つけるのは非常に困難です。そこで、荷主の希望に合わせて倉庫をレンタルできるシェアリングサービスが登場したといわれています。
今では、個人でも法人でも、十分な倉庫スペースを確保できます。
物流倉庫のシェアリングサービスが実現できること
物流倉庫のシェアリングサービスが普及すると、柔軟にハブ拠点を増やせるようになり、物流効率が向上します。たとえば、愛媛で収穫したみかんを東京に出荷する場合、以前は注文の度に発送していました。
シェアリングサービスが普及すると、収穫したみかんをまとめて東京近郊の倉庫に保管し、注文の度にそこから商品を発送できるようになります。このように、ハブ拠点となる倉庫をレンタルし、小口の長距離移動をなくせば物流の効率化が可能です。
さらにAIやIoTを取り入れた倉庫を利用すれば、物流効率が上がります。出荷工程の自動化や作業人員の節減はもちろんのこと、蓄積したデータから最適な配送ルートをシミュレートします。これにより、物流の最適化が実現するでしょう。
シェアリングサービスを活用し、物流効率を向上!
物流倉庫のシェアリングサービスは、以下の問題を解決します。
- ■ECビジネスにおける参入障壁
- ■季節変動時における柔軟な倉庫スペースの確保
- ■海上輸送時における仮保管先の確保
シェアリングサービスが普及すると、ハブ拠点の開設がしやすく輸送効率が向上します。AIやIoTを取り入れた倉庫をレンタルすれば、出荷作業の自動化や現場の省人化も可能です。物流倉庫のシェアリングサービスで物流効率を上げましょう。
