経理アウトソーシングの選定ポイント
経理アウトソーシングの選定ポイントは次のとおりです。それぞれ詳しく解説します。
- ●対応業務の範囲はどの程度か
- ●誰が作業を対応するか
- ●情報の管理が徹底されているか
- ●迅速に対応してもらえるか

対応業務の範囲はどの程度か
経理アウトソーシング事業者の請け負う業務は、非常に広範囲です。例えば伝票入力などの単純作業のほか、売上計上や経費精算、仕訳入力や入金・支払の管理があげられます。さらに専門的な領域でいえば、税務申告や株式公開の支援、また各種法令の変更などに対する最適な経理業務の提案などを行うコンサルティングに近い会社もあります。
経理業務のアウトソーシングを検討する際は、会社として依頼したい内容をまとめることが重要です。そのうえで、委託業務の内容に合致したサービスを選ぶとよいでしょう。
経験や資格があるか
経理アウトソーシング業者を選ぶ際に比較しやすい項目のひとつが「誰が作業を行なうか」です。実務経験のあるスタッフや、税理士・公認会計士などの資格をもったスタッフが作業を担当するのであれば安心でしょう。そのほか、専任のチームスタッフが対応するようなケースも継続して業務委託するには安心できるポイントです。
なお、一般的な経理業務の代行は特別な資格は必要ありませんが、税務書類の作成や税務申告の代行は税理士にしかできません。決算申告まで対応してもらいたい場合は税理士のいるサービス会社を選びましょう。
情報の管理が徹底されているか
経理業務に関する情報は重要度が高く、情報漏えいの観点からもリスクがあります。内部情報や顧客情報が漏えいすることのないよう、情報管理の徹底した企業を選ばなくてはなりません。
守秘義務契約を結ぶことは当然として、給与計算など、個人情報が関わる業務を委託する場合には、プライバシーマークやISO27001等の情報保護に関する登録商標を取得しているか、も確認すべきです。事業者が情報管理に関してのポリシーなどを打ち出している場合はそれらも一読しておきましょう。
経理アウトソーシングを行う目的は、企業の業務コストの削減や品質の向上にあります。情報漏えいなどが起きると、社会的信頼を失うだけでなくビジネスも滞り、本末転倒です。いくら金額が安価であったとしても、情報管理に対する意識が低い事業者を選ぶのは避けましょう。
迅速に対応してもらえるか
経理業務をアウトソースするにあたって、外注先の事業者がいかに迅速な対応をしてくれるかも重要な要素です。例えば毎月の月次決算が迫っている時や、急に税務調査が入った場合、24時間以内に連絡がつかないようでは会社の経営上大きなリスクを負うことになります。速いレスポンスが期待できないようであれば、契約する意味がありません。
しかし、対応の迅速性は情報管理に対するポリシーの確認などよりも検証が難しいものです。可能であればアウトソーシング会社を選定する際に、そのアウトソーシング会社を利用している他の会社にヒアリングを実施したり、口コミやレビューを確認したりしてみましょう。
また、会社としてある程度の規模を有していることや、業務の実績や会社自体の信用力があるかなども確認しておきたいところです。これらの項目を全体的に考慮し、緊急時にも迅速に対応できる体制かどうか推測・確認しましょう。
以下の記事では、おすすめのサービスや導入メリットを詳しく解説しています。レビューを確認できるページもあるので、ぜひ導入の参考にしてください。
自社に最適な経理アウトソーシングを選定しよう
経理業務のアウトソーシングは他の業務の外注に比べて取り扱う情報の重要性が高いため、アウトソース先は慎重に検討する必要があります。
選び方のポイントを踏まえ、自社の目的にあった経理アウトソーシング会社を見つけましょう。
