記帳代行とは
記帳代行とは、帳簿作成業務を委託できるアウトソーシングサービスを指します。記帳代行業者へ依頼できる主な代行業務は、会計ソフトへの入力と帳簿作成です。領収書や請求書などの経費書類を業者に送付し、会計ソフトへの入力や決算報告書の代行を依頼します。
依頼先は税理士事務所や会計事務所のほか、会計記帳代行業者などがあげられます。税理士が在籍するアウトソーシング先であれば、確定申告をはじめとした税務申告や決算申告も依頼可能です。
費用相場は仕訳の数に応じて変動しますが、100仕訳10,000円程度です。
なお、平成26年以降すべての事業者に会計帳簿の記帳および保管義務が課されています。
参考:「国税通則法等の改正(税務調査手続等)」について|国税庁

経理代行との違い
よく似たアウトソーシングサービスに経理代行があります。記帳代行は経理代行の一部であり、会計ソフトへの入力・帳簿作成業務に加えて振込代行や経費精算などの経理業務全般を請け負います。
記帳代行か経理代行かを選ぶ見極め方は、経理担当者がコア業務に専念出来ているかどうかです。帳簿作成・会計ソフトへの入力作業に追われて、コア業務に支障が出ている場合は、記帳代行のみで十分でしょう。請求書の発行や支払い、給与計算などが負担になっているのであれば、経理代行を利用したほうがよいでしょう。
経理代行のサービス内容については、以下の記事で詳しく解説しているため参考にしてください。
記帳代行のメリット
記帳業務をアウトソーシング業者に依頼するメリットは次のとおりです。
- ■記帳業務にかかる手間を減らせる
- 業務を外注するため、帳簿作成にかかっていた手間や時間を削減できます。
- ■コア業務へ注力できる
- 経営判断に必要なコア業務に時間を割けるようになります。
- ■人的ミスの発生を減らせる
- 知識や経験の豊富な人材に外注できるため、正確で迅速な作業が期待されます。
- ■雇用や教育コストを削減できる
- 経理担当者が欠員、不足している場合、経理人材を新たに採用・教育するコストを削減できます。
記帳代行のデメリット
記帳代行を依頼するデメリットや課題点は次のとおりです。
- ■費用がかかる
- 当然ながら代行を依頼するにはコストがかかります。さらに導入後、オプションサービスを追加することで、最終的に費用がかさんでしまう可能性もあるでしょう。
- ■ノウハウを蓄積できない
- アウトソーシングすることで記帳業務に関するノウハウを社内に蓄積できません。そのため従業員の知識向上やスキルアップといった、人材育成に影響が及びます。
- ■セキュリティリスクがある
- 社内の機密情報を外部で取り扱うため、少なからず情報流出などのリスクがあります。
- ■業績のリアルタイムな把握が困難
- 業者に必要書類を渡して帳簿を入力してもらうため、一定のタイムラグが生じます。迅速な経営判断が難しくなるでしょう。
記帳代行を有効活用しよう
経営者自身が記帳業務を行っている場合や、経理人材が不足している場合などに記帳代行の活用は有効です。メリットとデメリットをふまえ、記帳代行サービスの依頼を検討してください。
なお、以下の記事では経理業務を中心としてアウトソーシングサービスのおすすめ業者を比較できます。ぜひあわせて参考にしてください。
