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IVRの価格は何で決まる?従量課金と見落としやすい費用

IVRの価格は何で決まる?従量課金と見落としやすい費用

IVR(自動音声応答システム)の価格は、初期費用と月額費用に、着信数や通話時間で増える従量課金が加わって決まります。製品ごとに課金の単位が異なるため、金額だけを並べても比較できません。この記事では、費用の内訳と、見積もりで抜けやすい項目、社内で費用を見立てる手順を解説します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■料金体系別
    ■追加機能別

    IVRの価格を構成する3つの費用

    IVRの費用は、導入時に一度かかる初期費用、毎月かかる月額費用、使った分だけ増える従量課金の3つで考えると整理できます。それぞれ性質が異なるため、分けて確認することが大切です。

    初期費用と月額費用の違い

    初期費用は、アカウント開設や電話番号の取得、初期設定にかかる費用です。月額費用は、システムの基本利用料で、毎月一定額が発生します。

    製品によっては初期費用を設けず、月額費用に含める場合もあります。年間の総額で比べないと、安く見えても実際は割高というケースが起こりえます。

    関連記事 IVR(電話自動音声応答システム)14選をタイプ別比較!費用や口コミ

    従量課金が加わる仕組み

    従量課金とは、着信件数や通話時間、音声認識の利用回数など、使った量に応じて増える費用です。月額が低く見える製品でも、着信が多い窓口では従量分が大きくなる場合があります。

    反対に、着信が少ない窓口では従量課金型のほうが総額を抑えられる可能性もあります。自社の着信量とあわせて判断しましょう。

    提供形態で変わる費用の見え方

    クラウド型は月額が中心で、初期費用が小さくなる傾向があります。オンプレミス型は、機器やソフトウェアの購入費、設置工事費、保守費が中心で、初期にまとまった費用がかかる場合があります。

    提供形態が違う製品は、費用の出方も異なります。使う年数を決めて、同じ期間の総額で比べるのが基本です。

    関連記事 IVR(自動音声応答システム)とは?仕組みや活用シーンを紹介

    着信数と回線数で変わるIVRの月額費用

    月額費用の大きさは、同時にさばける通話の数、月間の着信量、使う電話番号の種類で変わります。自社のどの数字が料金に響くかを知ることが、見積もりの第一歩です。

    同時に受けられる通話数の考え方

    IVRには、同時に応答できる通話の数が決まっている製品があります。この数を増やすと、月額費用が上がる料金体系も見られます。

    着信が特定の時間帯に集中する窓口では、ピーク時の同時着信数が判断の目安です。平均値だけで決めると、混雑時に話し中になり、取りこぼしが出るおそれがあります。

    月間の着信件数と通話時間の影響

    従量課金では、着信件数や通話時間が増えるほど費用が増えます。キャンペーンや請求書の発送など、問い合わせが急に増える時期があるかも見ておきましょう。

    通話時間は、音声ガイダンスの長さにも左右されます。案内が長いほど通話時間が延びるため、シナリオの作り方も費用に関わります。

    電話番号の種類と維持費

    使う電話番号によって、取得費や毎月の維持費が異なります。現在の代表番号を引き続き使う場合と、新しい番号を取得する場合とでは、必要な手続きと費用が変わります。

    フリーダイヤルのように、着信側が通話料を負担する番号を選ぶ場合は、通話料の負担も費用に入ります。番号の種類は、窓口の目的に応じて決めましょう。

    関連記事 IVRの選び方を徹底ガイド!目的設定と機能・価格・サポートの要点を解説

    見積もりで抜けやすいIVRの通話料と付帯費用

    見積書の月額と初期費用だけを見ていると、運用開始後に想定外の費用が出ることがあります。IVRでは、通話料や音声データの制作費が抜けやすい項目です。

    転送時の通話料はだれが負担するか

    IVRから担当者の電話へ転送する際の通話料は、見積もりに含まれない場合があります。転送先が携帯電話や外線かによって、料金が変わることもあります。

    通話料を利用料に含むのか、別途請求なのかは、提供会社によって異なります。転送が多い窓口ほど影響が大きくなるため、先に確認しましょう。

    音声ガイダンスの制作費

    案内音声の用意には、録音や読み上げ音声の作成費がかかる場合があります。担当者の声で録音するのか、音声合成を使うのかで、費用と手間が異なります。

    案内の文言は、営業時間の変更や新サービスの追加のたびに更新が必要です。修正のたびに費用がかかるのか、管理画面から自分で直せるのかを確認しておくと、運用後の負担を見通せます。

    SMSや録音などの付帯サービス

    IVRの利用者へSMSで案内を送る機能や、通話の録音機能は、標準で含まれるものと追加費用が必要なものがあります。録音データの保管期間を延ばすと、料金が上がる場合もあります。

    必要な機能が標準なのか有料オプションなのかを、見積もりの段階で一覧にして確認しましょう。

    関連記事 IVRに関する法律や法制度対応を解説!企業が守るべきガイドラインとは

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    機能を足したときにIVRの価格が増える部分

    基本機能だけなら費用を抑えられても、高度な機能を加えると月額や従量課金が増える場合があります。どの機能がどの課金に結びつくかを把握しておきましょう。

    音声認識やAIを使う場合の課金

    発話内容を聞き取る音声認識や、AIによる自動応答は、利用回数や処理時間に応じた課金になっている場合があります。ボタン操作だけの案内よりも、費用が増える傾向があります。

    用件の聞き取りで有人対応の件数がどれだけ減るかも、費用と効果を比べる材料です。

    外部システム連携にかかる費用

    顧客管理システムや予約システムと連携すると、電話番号から顧客情報を引き当てて案内を変えられます。ただし、連携の設定費用や、連携機能の月額が別途かかる場合があります。

    連携する仕組みが標準で用意されているか、個別開発が必要かで、費用と期間が大きく変わります。

    録音や分析機能の追加費用

    通話の録音や、メニューの選択状況を集計する分析機能は、改善に役立つ反面、追加費用がかかる場合があります。録音の保存容量や保管期間が料金に関わる製品もあります。

    運用開始後に見直す予定があるなら、分析機能の有無と費用を、導入前に確認しておくと安心です。

    契約条件で変わるIVRの年間総額

    月額や従量課金の単価が同じでも、契約期間や料金の見直しルールによって、年間の総額は変わります。契約書や約款で確認しておきたい条件を整理します。

    契約期間と解約時の費用

    最低利用期間が決まっている製品では、期間内に解約すると残りの月額や違約金が必要になる場合があります。まず短期間で試したい場合は、期間の縛りが少ない契約かどうかが重要です。

    一方で、年間契約や複数年契約には、月額が割り引かれる製品もあります。使い続ける見込みの長さにあわせて選びましょう。

    利用量が変わったときの料金の扱い

    契約後に着信が増えた場合、追加の回線や上位のプランが必要になる製品があります。反対に着信が減っても、月額が下がらない契約もあります。

    利用量の増減にあわせてプランを変更できるか、変更できる時期はいつかを確認すると、無駄な支払いを避けやすくなります。

    料金改定やサポート費用の確認

    提供会社の料金改定により、契約更新時に費用が変わる場合があります。改定時の通知方法や、改定後に解約できるかどうかも、確認しておきたい項目です。

    導入時の設定支援や運用中の問い合わせ対応が、月額に含まれるのか有料なのかも、費用の総額に関わります。サポートの範囲は提供会社によって異なるため、内容を具体的に聞きましょう。

    IVRの費用を社内で見立てる手順

    見積もりを依頼する前に、自社の着信状況を数字で把握しておくと、提供会社からの提案を比べやすくなります。社内でそろえる情報と手順を整理します。

    着信データを集計する

    現在の電話窓口について、月間の着信件数、時間帯ごとの着信数、1件あたりの平均通話時間を集計します。電話システムの履歴や、担当者の記録から確認できます。

    数字がない場合は、数週間だけでも記録を取りましょう。曜日や月末などによる波も見えてきます。

    想定するシナリオごとに費用を試算する

    案内のみで完結する着信、担当者へ転送する着信、折り返しにする着信など、シナリオごとの割合を仮置きして、従量課金の総額を試算します。

    着信が増えた場合と減った場合の、2パターンを試算しておくと、料金体系のどちらが自社にあうかが見えてきます。

    見積もり依頼時に伝える情報

    集計した着信数、同時着信のピーク、使いたい電話番号、必要な機能、連携したいシステムを提供会社へ伝えます。条件をそろえて依頼すれば、見積もりの内訳を同じ基準で見られます。

    あわせて、契約期間や、途中で利用量が変わった場合の料金の扱いも確認しておきましょう。

    関連記事 無料トライアルを活用できるIVR(自動音声応答システム)5選

    料金のかかり方で比べるIVR製品一覧

    IVRは製品ごとに料金の単位や追加費用の出方が異なります。この記事で紹介する製品の特徴を一覧にまとめました。見積もりを依頼する前の比較にご活用ください。

    製品名特徴
    オーロラIVR by TeleForce着信IVRと発信IVRに対応。SMS自動送信やAPI連携も利用可能
    ソクコムIVRやSMS、電話などを扱え、ガイダンス音声はテキスト入力で作成可能
    DXでんわAIが用件を聞き取り、転送や分岐まで自動化。通話内容の要約にも対応
    ミライAI代表電話の取り次ぎや折り返しをAIが自動対応。通話録音や要約に対応
    Daisybell AIエージェント受電・架電の一次対応を自動化するAI音声エージェント。通話の要約も可能
    LINE WORKS AiCall VOICEIVR自由発話を認識して一次対応を自動化するAI搭載型IVR。対象は250名以上
    生成AIを活用した IVRソリューション音声のみで操作できる生成AI活用のIVR。要件に応じたオーダーメイド開発
    PKSHA VoiceAgent定型の問い合わせを自動音声対話で完結。対話フローは追加料金なしで修正可能

    着信量や付帯機能から選ぶIVR製品

    ここでは、月額や初期費用の見え方、通話量による変動、録音や外部連携といった付帯機能の違いに着目して、IVR製品を紹介します。自社の着信状況にあわせて、見積もりで確認する項目を絞り込む参考にしてください。

    オーロラIVR by TeleForce

    株式会社メディア4u
    《オーロラIVR by TeleForce》のPOINT
    1. 発信し不通の際は、SMS自動送信可能!
    2. API連携可能!
    3. 督促業務/新規アポ獲得/過去契約者の掘り起こし/アポリマインド

    株式会社メディア4uが提供する「オーロラIVR by TeleForce」は、着信IVRと発信IVRの両方を扱えるクラウド型のIVRサービスです。参考価格は9,800円からで、初期費用は0円、月額費用は9,800円からです。SMSの送信は1通ごとの料金設定があるため、送信量が多い窓口では見積もりで確認しておきたい点です。問い合わせ内容に応じた担当部署への自動転送や、会話内容・留守番電話の文字起こしにも対応し、APIで顧客データベースとも連携できます。

    ソクコム

    Foonz株式会社
    《ソクコム》のPOINT
    1. 任意で声を選べ、速さや感情まで人間らしく自由な設定が可能!
    2. データベースを参照し個別の名前を呼びかける柔軟な対応が可能!
    3. URL自動送信など、電話後のアクションもあわせて自動化可能!

    Foonz株式会社が提供する「ソクコム」は、IVRに加えてSMS、Eメール、FAX、電話の機能を一つのサービスで扱えるコミュニケーション基盤です。ガイダンス音声はテキストを入力するだけで作成でき、スタジオ収録や録音ファイルは不要です。通話録音やAPI連携にも対応しています。参考価格は500円からで、利用の単位ごとの料金は見積もりで確認する必要があります。録音文字化や全通話録音は有料オプションに含まれるため、必要な機能を見積もりで確認しておくと安心です。

    DXでんわ

    メディアリンク株式会社
    《DXでんわ》のPOINT
    1. 【かんたん操作】誰でも直感的に使える管理画面!
    2. 【柔軟な設計】転送も分岐も、思い通りにカスタマイズ!
    3. 【プロが支援】導入も運用も、まるごとサポート!

    メディアリンク株式会社が提供する「DXでんわ」は、AIが用件を聞き取って転送や分岐まで進める電話AIエージェント(IVR)サービスです。プッシュボタン操作が不要で、担当者とお客様の通話内容を全文と要約文で自動生成できます。音声ガイダンスはテキスト入力で作成でき、SMS送信や営業時間の設定にも対応しています。日本語、英語、中国語、韓国語をはじめ約40の言語に対応し、参考価格は10,000円からです。

    ミライAI

    株式会社ソフツー
    《ミライAI》のPOINT
    1. 会話形式でインタラクティブなコミュニケーションが実現
    2. 定型テンプレート利用やドラッグ&ドロップで会話フロー作成
    3. 導入後の課題解決やお問い合わせ対応などによる運用サポート

    株式会社ソフツーが提供する「ミライAI」は、代表電話の取り次ぎや折り返しの用件聞き取りをAIが担うクラウド型の電話AIサービスです。Googleの音声技術をベースにしたAIがお客様の声を認識し、プッシュボタン操作なしで担当者へつなぎます。参考価格は4,980円からで、通話履歴や通話録音、通話内容の要約に対応しています。ChatGPTを使ったFAQ連携やAPI連携もブロックとして追加できるため、月額に加えて機能面の拡張も確認しておきたい製品です。

    Daisybell AIエージェント

    Daisybell Japan株式会社
    《Daisybell AIエージェント》のPOINT
    1. 【自然な対話】受電も架電も、人と話しているような応対品質
    2. 【日本最適化】日本のエンジニアチームが精度を継続チューニング
    3. 【まるごと支援】要件定義から運用定着まで専門コンサルが伴走

    Daisybell Japan株式会社が提供する「Daisybell AIエージェント」は、受電だけでなく架電の一次対応も自動化するAI音声エージェントです。参考価格の568,000円からは、Starterプラン(1回線・月500分)を初期費用込みで1か月利用する場合の目安です。実際の費用は、回線数や通話量、システム連携の要件によって変わります。通話の記録・要約・可視化やCRM連携、有人への引き継ぎに対応し、API連携やCTIシステム連携などはオプションとして案内されています。

    LINE WORKS AiCall VOICEIVR

    LINE WORKS株式会社
    製品・サービスのPOINT
    1. AIによるお問い合わせ内容の事前確認で有人対応を大幅に削減
    2. お客様の自由発話をAIが認識して自動対応、PUSH操作は不要
    3. 独自開発AIだからできる企業ごとの個別学習で高い精度を実現

    LINE WORKS株式会社が提供する「LINE WORKS AiCall VOICEIVR」は、番号のプッシュ操作ではなく自由な発話で用件を伝えられるAI搭載型のIVRです。AIが問い合わせ内容を認識し、AIで完結できるものと有人対応が必要なものを自動で振り分けます。企業ごとの個別学習で認識精度を高める仕組みで、対象は従業員250名以上、売上10億円以上の規模です。参考価格は1,000,000円からで、内訳は見積もりで確認したい製品です。

    生成AIを活用した IVRソリューション

    NTT東日本株式会社
    製品・サービスのPOINT
    1. プッシュボタン不要、音声のみで操作できる新しいIVR
    2. 生成AIを活用し、電話業務の効率化・高度化を支援
    3. 業務にあわせてカスタマイズし、構築・運用まで伴走支援

    NTT東日本株式会社が提供する「生成AIを活用した IVRソリューション」は、要件にあわせて開発するオーダーメイド型のIVRです。生成AIが話した内容から用件を理解し、プッシュボタン不要で自動応答や担当者への振り分けを行います。導入費用は要件によって変わるため、必要な機能を絞ってから見積もりを取る進め方があう製品です。参考価格は0円からで、要件整理から構築・運用までの伴走サポートが案内されています。

    PKSHA VoiceAgent

    株式会社PKSHA Technology
    《PKSHA VoiceAgent》のPOINT
    1. ボイスボットで電話窓口を「24時間365日化」し、顧客体験を向上
    2. SaaS型で素早くスモールスタート、高速PDCAで改善
    3. PBXやCRM、販売管理等の外部システムと連携が可能

    株式会社PKSHA Technologyが提供する「PKSHA VoiceAgent」は、定型的な問い合わせを自動音声対話で完結させるボイスボットです。音声認識と認識補正機能で、お客様の発話を認識します。対話フローはブラウザ上の管理画面で作成・編集でき、追加料金なしで追加や修正ができるセルフサービス型です。料金の目安は公開されていないため、資料請求で確認してください。

    まとめ

    IVRの価格は、初期費用、月額費用、従量課金の3つで構成され、同時通話数や着信量、通話料、音声ガイダンスの制作費、追加機能の有無で変わります。金額だけでなく、課金の単位と見積もりに含まれる範囲をそろえて比べることが大切です。自社の着信データを集計してから、複数の製品に見積もりを依頼しましょう。

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