マニュアル作成ツールとは
マニュアル作成ツールとは、操作手順書や業務手順書、動画マニュアルなどの作成や管理を支援するツールのことです。テンプレートの活用で作業が簡便化されるだけでなく、画像や動画を取り込んだ質の高いマニュアル作成も可能となります。さらに、マニュアルの更新や共有など管理や運用もサポートします。
マニュアル作成ツールの必要性
わかりやすいマニュアルがあると、属人化を回避し業務標準化を図ることができます。しかしマニュアルの作成業務は、作業のリストアップや業務目的の記載が必要なうえ、誰が見ても理解ができるような記載や図解も必要となるため、作成には相応の時間と労力がかかります。複数名で分担して作成する場合などは、作成者によるゆれや読みやすさなど、品質の差が発生する場合もあるでしょう。また、時間を要して作成したマニュアルでも、更新せずに古い情報が掲載されたままでは活用できません。
マニュアル作成ツールを利用すれば、マニュアル作成業務の工数を大幅に削減できます。テンプレートや編集機能で、作成者にかかわらず高品質なマニュアルの作成が可能です。さらに、更新や共有がしやすいため、マニュアルを常に最新の状態に保っておくことが容易となるでしょう。
またマニュアルの電子化は、リモートワークや複数拠点での業務、外出の多い企業など多様な働き方にも最適です。マニュアル作成ツールは、現代のビジネス環境において重要といえるでしょう。
マニュアル作成ツール導入のメリット
マニュアル作成ツールを用いたマニュアル作成には、多くのメリットがあります。Microsoft 365(旧 Office 365)のエクセルやパワーポイント、Googleスプレッドシートなどを利用したマニュアル作成では、手間がかかったり品質にバラつきが生じたりするケースもあるでしょう。ここでは、マニュアル作成ツール導入のメリットを紹介します。
- ■スキル不要で簡単に作成できる
- テンプレートを活用すれば、簡単にマニュアル作成ができる。ガイドの手順に従って作成するため、スキルも不要。
- ■マニュアル品質が向上する
- テンプレートによってフォーマットが統一される。動画キャプチャ支援機能、自動翻訳機能などにより、クオリティーの高いマニュアルも作成可能。
- ■業務効率化が図れる
- 画像の取り込みや編集、サイズ自動調整機能などにより、業務効率化や工数削減につながる。
- ■情報共有や更新がしやすい
- システム上でマニュアルの更新や共有、管理ができる。クラウド型であれば、場所を選ばず参照可能。マニュアル更新時はシステム内の情報を変更するだけで反映し、古いマニュアルの参照を防止。
- ■ナレッジの蓄積と業務標準化
- 誰でもマニュアルにアクセスでき、ノウハウや知識を共有できる。社内ナレッジが蓄積され属人化を解消。
マニュアル作成ツールの種類
マニュアル作成ツールの種類は、主に以下の4タイプに分類できます。マニュアル作成の目的別に活用するツールが異なります。
一般的な手順書向けのマニュアル作成ツール
一般的な手順式マニュアルとは、作業の進め方について順を追ってまとめた文書のことです。いわゆるスタンダードなマニュアルで、作業標準書や作業手順書などと呼ばれる場合もあります。
手順式マニュアル向けの製品には多彩なテンプレートやフォーマットが搭載されており、手順を入力するだけで簡単なマニュアルを作成が特徴です。テキストが中心で、シンプルなマニュアル作成に適しているでしょう。また一般的な手順式マニュアルは業務中に見返すこともあるため、検索やリンク、QRコード出力など目的の情報にたどり着きやすい機能が役立ちます。
また製品によっては、スマートフォンやタブレットなどのさまざまなデバイスに出力できる機能や、スマートフォンで撮影した動画から画像を切り出して手順書に反映できる機能なども搭載されています。
操作手順書向けのマニュアル作成ツール
操作手順マニュアルとは、パソコンのアプリやシステムなどの操作手順を記載した文書のことです。操作手順マニュアルを作成する場合、パソコン上の操作を自動で取り込みマニュアル化するタイプが最適といえるでしょう。
製品によっては、開始ボタン・終了ボタンをクリックするだけで操作画面をキャプチャ(録画)し、のちほど取り込んだ動画に注釈を加えるなどの編集作業も可能です。事前に取り込む範囲を設定すれば、トリミングの必要もありません。さらに、キーボード操作を自動解析してテキスト化する機能が搭載されていれば、操作動画に対する説明文の作成作業を省略できます。
また取り込んだ操作画面に、解説者の動画を合成する技術を搭載している場合もあり、よりわかりやすく高品質な操作マニュアルの作成が可能です。
動画マニュアル向けのツール
動画マニュアルとは、工場の機械操作やバックオフィスの業務、営業ノウハウなどの現場の作業手順を映像化したものです。社員教育としてeラーニングに活用される場合もあります。一般的なテキストメインの手順書と比較すると、視覚的に細かいニュアンスや動作を伝えやすいのが特徴です。
動画マニュアル向けの製品の多くは、作業場面をスマートフォンやタブレットなどで撮影し、その場でツールに取り込んだうえで、トリミングや文字入力などの基本的な動画編集が行えます。
操作中の音声を多言語に自動翻訳して字幕をつけられる機能が搭載されていれば、外国人の従業員にも業務内容が伝わりやすいでしょう。また作成した動画マニュアルを社員教育に活用する場合には、従業員の理解度を測定できるトレーニングテストを実装したツールもおすすめです。
ナレッジ共有向けのマニュアル作成ツール
社内のナレッジを蓄積し、マニュアルとして活用するには、ナレッジ共有機能のあるタイプがおすすめです。一般的な手順書よりもライトな感覚で、社内の質問やフィードバックなどを一元管理し、活用できます。社内で頻出の質問やチャットで埋もれがちな情報などもツールに投稿するだけで、データを集約しマニュアル作成が可能です。
必要な情報は投稿されたテキスト以外にも、Officeのワードやエクセル、パワーポイントなどのファイル内の文章にも検索をかけられます。また、プロジェクト別のフォルダを階層式に作成したナレッジの整理にも対応した製品もあります。
SlackやTeamsと連携し、スレッド内のコメントをツール上に反映できる機能を搭載していれば、マニュアル作成時に転記する手間も省略できるでしょう。
マニュアル作成ツールの選び方
マニュアル作成ツールの運用で多くの効果を得るためには、自社にあう製品の導入が大切です。ここでは、マニュアル作成ツール選定のポイントについて解説します。
課題解決に役立つ機能が搭載されているか
マニュアル作成ツールは、製品によって搭載されている機能や特徴が異なります。業務標準化や社内のナレッジ共有、現場作業の映像化など、現状課題としていることをまずは明確化することが重要です。自社に必要な機能を把握したうえで、製品を比較し課題解決に効果のあるマニュアル作成ツールを導入しましょう。
手間や負担を軽減する機能
マニュアル作成は、必要な作業のリストアップやわかりやすい目次・見出しの設定など考える工程も多い業務です。事前準備だけでも大きな作業負荷が発生する場合もあるでしょう。負担の軽減や効率化に最適な機能は以下のとおりです。
- ●テンプレート
- ●画像の一括挿入
- ●画像を最適なサイズに自動調整
- ●キャプチャした画像や動画をそのまま編集
- ●字幕の自動生成
- ●音声の自動翻訳
- ●操作内容から説明文の自動入力
テンプレート機能が充実した製品を利用すると、項目に沿って作成を進めるだけでデザインやフォーマットが統一化されたマニュアルを作成できます。専門的なスキルや知識が必要なく、マニュアル作成時間の大幅な削減が可能です。さらに、業務内容に変更が生じても、項目を編集するだけで簡単に更新できる製品であれば、運用の効率化にも役立つでしょう。
効果的な運用ができる機能
マニュアル作成ツールは、課題解決や目的にあった機能がなければ効果を実感しにくいでしょう。業務効率化や作成しやすさにつながる機能は以下のとおりです。
- ●タイトルや全文検索、タグ設定などの検索機能
- ●マニュアルごとにQRコードを出力できる機能
- ●リアルタイムで作業指示をしてもらえるナビゲーション機能
- ●システム内で簡単に更新できる機能
- ●マニュアルにテストを実装できるトレーニングツール機能
- ●利用状況や検索ワードを確認できる管理機能
マニュアルが広く活用される状態にするには、必要な情報に素早くたどり着けることが条件として必至でしょう。業務中に不明点が発生しても迅速な対応がしやすい全文検索などの機能が搭載されている製品を選びましょう。
また、マニュアルは誰でも理解しやすいことも大切です。そのため、マニュアルに対する理解度を確認できるテスト機能が搭載されている製品の導入も効果的な運用に一役買うでしょう。
誰にでも利用しやすい操作性か
全文検索やキャプチャ支援など、便利な機能を多彩に搭載しているマニュアル作成ツールでも、操作が難しいツールもあります。見やすくわかりやすいUIか、扱いやすい操作性かなどは、事前に確かめておくべきポイントです。無料トライアルやデモなどを利用して、操作性・UIなど確認をするとよいでしょう。
充実したサポート体制か
マニュアル作成ツールの導入前後で、適切なサポートを受けられるか確認しましょう。導入前に具体的な操作方法の説明があることはもちろん、導入後の不明点や問題発生時に迅速なサポート体制のあるベンダーがおすすめです。そのほか、公式サイトにFAQページや操作方法のレクチャー動画などを掲載していたり、利用者向けに無料のセミナーを実施など、製品により特色あるサポートを展開しています。
また、マニュアル作成の社内ノウハウがほとんどない場合や、適任者がいない場合など、専門コンサルタントによる作成サポートサービスのある製品を選定する方法もあります。
【比較表】おすすめのマニュアル作成ツール
この記事で紹介しているマニュアル作成ツールについて、価格や無料トライアルの有無、クチコミ評価などを比較表にまとめました。気になる製品は資料請求(無料)を行い、詳細を確認しましょう。
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製品名 |
提供形態 |
参考価格 |
無料トライアル |
レビュー評価 |
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Qast |
クラウド |
月額600円~/ユーザー |
ー 無料プランあり |
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NotePM |
クラウド / SaaS |
初期費用無料 月額4,800円~/8名まで |
◯(30日間) |
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shouin+ |
クラウド / SaaS |
ー |
ー |
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EZLecture |
パッケージソフト |
350,000円~/1ライセンス |
◯(30日間) |
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COCOMITE |
クラウド / SaaS |
初期費用65,000円 月額28,600円~/編集者3人、閲覧者なし |
◯(30日間) |
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wikipy |
クラウド / SaaS |
月額3,000円~/3ユーザー |
◯ |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
おすすめのマニュアル作成ツール【一般的な手順書向け】
ここでは、作業標準書や作業手順書など一般的な手順式マニュアルの作成におすすめのマニュアル作成ツールを紹介します。種類豊富なテンプレートが搭載されている製品も多く、作業手順を入力するだけで簡単にマニュアル作成ができます。
《COCOMITE》のPOINT
- フォルダ管理とアクセス権限で顧客別マニュアルも作成管理可能!
- 動画や画像・Officeデータを挿入し分かりやすいマニュアル作成!
- 編集ユーザーの追加タイミングは自由!常に最小限のコストで運用
コニカミノルタ株式会社が提供している「COCOMITE」は、電子マニュアルの管理や共有ができるマニュアル作成ツールです。レイアウトに沿ってテキストを入力し画像やデータを挿入するだけで、簡単かつスピーディーにマニュアルを作成します。
作成したマニュアルは、自動でマルチデバイスに最適化するため、スマホやタブレットからも閲覧可能です。また最大5階層までフォルダをわけられるうえ、フォルダごとにアクセス権限を設定できます。さらに料金プランが複数用意されているため、自社に見合った運コストで導入できるでしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯(30日間) |
参考価格 |
初期費用65,000円 エントリープラン:月額28,600円 or 年額286,000円/~3編集者 ※閲覧者なし スタンダードプラン:月額78,000円 or 年額780,000円/~20編集者 ※閲覧者100人まで エンタープライズプラン:月額286,000円 or 年額2,860,000円/~100編集者 ※閲覧者500人まで |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
COCOMITEのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
COCOMITEは、オンラインマニュアルを作成するためのクラウドサービスです。機能は、テキストや画像、動画などのコンテンツをドラッグアンドドロップで配置し、編集ができます。画面やUIは、直感的でわかりやすく、操作もスムーズです。また、コストパフォーマンスも高く、月額料金は他社と比べて安いです。 |
業種 | 卸売・小売業・商業(商社含む) |
従業員規模 | 250名以上 500名未満 |
COCOMITEの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
動画の編集が出来ない。動画の投稿は出来るがCOCOMITE内で直接動画の編集が出来ればもっと使いやすくなると思います。 |
《wikipy》のPOINT
- 最小限の作成・共有機能に抑え低コストを実現!
- タグの埋め込みを活用しF&Qサイトで広告収入ゲットも可能!
- 簡単操作で統一されたデザインのマニュアルを作成!
株式会社リーピーが提供する「wikipy」は、最小限の機能にしぼり低コストで利用できるマニュアル作成ツールです。WordPressのようなインターフェースで、テキスト入力や動画、画像の挿入が誰でも簡単に行えます。
コンテンツ単位で、公開・非公開の設定により、社内wikiとして限定して運用したり、会員向けのF&Qサービスとして対象を広げたりも可能です。また、外部向けにコンテンツ公開する場合には、TwitterやLINEなどのSNSにも対応しています。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯ |
参考価格 |
初期費用3,000円 スタータープラン:月額3,000円/3ユーザー ベーシックプラン:月額5,000円/10ユーザー |
おすすめのマニュアル作成ツール【操作手順書向け】
ここでは、パソコンやシステムの操作手順マニュアルを作成したい場合に、おすすめのマニュアル作成ツールを紹介します。実際の操作画面をキャプチャする機能や、キーボード操作を自動解析して文書化する機能が搭載されています。
《EZLecture》のPOINT
- マニュアル作成時間を最大95%削減!
- 1年間で約150社が導入した実績あり!
- ライセンス購入するだけで使用できるのでランニングコスト不要!
株式会社ラディアスが提供している「EZLecture」は、普段のパソコン操作をキャプチャ機能で取り込み、マニュアルを自動生成するソフトです。画像取り込みや音声合成、カスタムテンプレートなど多彩な機能を搭載しており、高品質なマニュアル作成を後押しします。
多言語にも対応しており、グローバル展開する企業でも活用しやすいでしょう。必要数に応じてライセンス購入できるため、コストを抑えて導入した企業にもおすすめです。
提供形態 |
パッケージソフト |
無料トライアル |
◯(30日間) |
参考価格 |
350,000円/1ライセンス 3ライセンスパック:840,000円 5ライセンスパック:1,250,000円 |
《iTutor》のPOINT
- 簡単3ステップで、業務マニュアル作成時間を圧倒的に削減!
- 紙のマニュアルから動画まで、幅広いコンテンツの作成に対応
- 1800社以上の導入実績!充実のサポート体制で導入後も安心
株式会社ブルーポートが提供する「iTutor」は、動画マニュアルやeラーニング教材などを自動作成できるツールです。キャプチャ機能を搭載しているため、普段のパソコン操作を行うだけで自動的に動画を取り込みスライド化します。Microsoft Officeの形式やHTML5、各種動画形式などさまざまなファイル形式に出力も可能です。
eラーニング教材を作成する場合は、穴埋め問題や〇×問題など教材動画にプラスして自由にテストコンテンツを盛り込めます。マニュアル作成とともに、人材教育にも力を入れたい企業にもおすすめです。
提供形態 |
パッケージソフト |
無料トライアル |
◯ |
参考価格 |
プロフェッショナルエディション:660,000円~ |
iTutorのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
自作のパワーポイント等を取り込んでの編集も可能であり、MP4だけでなくExcelやパワーポイントにもインポートすることができる。
動画編集は少し分かりにくいところもあるが、慣れてくれば操作はシンプルな方だと思える。初心者にも優しい仕様にはなっていると考えます。 |
iTutorの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
作業ごとに発生する吹き出しの自動作成の精度(吹き出し内のコメント内容が複数から選択できる等)がもっと向上すると有り難いです。 |
おすすめのマニュアル作成ツール【動画マニュアル向け】
ここでは、テキストで表現しにくい動作などを視覚的に伝えたい場合に、活用できるマニュアル作成ツールを紹介します。機械操作や明文化しにくい営業ノウハウを共有したい内容に適しており、社員教育やeラーニングなどへの活用におすすめです。
《shouin+》のPOINT
- チェックリストやフィードバックで、実践的な学習効果を定着
- 操作性が高くて使いやすい!見やすくて分かりやすい画面デザイン
- 開発力を活かしカスタマイズに対応!機能の改修・追加が可能
ピーシーフェーズ株式会社が提供する「shouin+」は、既存の動画やPDFなどの業務マニュアルを人材育成や学習支援に活用できるeラーニングサービスです。簡単3ステップで、自社のマニュアル動画を登録しコンテンツとして配信します。字幕機能も搭載しているため、わかりやすいポイントの解説にも役立ちます。
動画視聴後のクイズやチェックリスト、コーストレーニングなどの機能を活用すれば、スキルの定着を図れるでしょう。さらに、従業員の受講結果や学習進捗は、リアルタイムにデータ化されるので個人の知識やスキルの習熟度が正確に把握可能です。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
ー |
参考価格 |
ー |
おすすめのマニュアル作成ツール【ナレッジ共有向け】
ここでは、社内の質問を蓄積し、ナレッジ共有ができるマニュアル作成ツールを紹介します。何度も同じ質問に対応していたり、チャット上の共有事項が埋もれがちになっていたりする場合に活用するとよいでしょう。
《Qast》のPOINT
- 社内QAをメモに投稿して全員に共有。同じ質問への対応を削減
- スコアの可視化により、社員への投稿・活用を促します
- 要望の対応や導入初期のシステム設計支援などもお任せ
any株式会社が提供している「Qast」は、属人化しがちなナレッジや情報を集約し共有するツールです。頻出の質問や業務メモ、ノウハウなどをツールに投稿する形式で、誰もが簡単に利用できる操作性も魅力です。社内の知恵袋やライトな感覚のマニュアル作成ツールとしても活用しやすいでしょう。
SlackやTeamsとの連携機能を搭載しており、スレッド内のコメントをそのままツール上に反映可能です。また、チャットサポートやナレッジコンサルタントによる導入支援などサポート体制も充実しています。
提供形態 |
クラウド |
無料トライアル |
ー |
参考価格 |
スタンダードプラン:月額600円/ユーザー(年間契約)※月契約は720円 エンタープライズプラン:月額900円/ユーザー(年間契約)※月契約は1,080円 無料プランあり |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Qastのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
マニュアルを作ろうとしても中々進まなかった社内で、質問をQastに溜めていくことで自然とマニュアルのように残っていく点が非常によいと思っている。また、匿名で投稿できる点を非常に良いと感じています。 |
業種 | 教育・教育学習支援関係 |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
Qastの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
大きなものはありませんが、しいていうならばフォントサイズを調整できるようにしていただけますと幸いです。ほかのサイトなどに比べて全体に大きいイメージです。 |
《NotePM》のPOINT
- 社内のナレッジ情報を蓄積・共有するツール
- マニュアル作成・社内ナレッジ情報を一元管理
- 強力な検索機能で、ほしい情報がすぐに見つかる!
株式会社プロジェクト・モードが提供している「NotePM」は、高機能のエディタやテンプレートが搭載されており、手軽に高品質な手順書の作成できるツールです。議事録やマニュアル、ノウハウなど社内に散在しがちな情報を一元管理し、ナレッジ共有ツールとしても利用できます。
フォルダがツリー構造になっており、一括操作で情報を整理する機能もポイントです。また、組織やプロジェクト単位など規模に応じてマニュアルの共有範囲を柔軟に設定できるほか、社外のメンバーにもゲスト権限を付与することも可能です。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯(30日間) |
参考価格 |
初期費用無料 プラン8:月額4,800円/~8名 プラン15:月額9,000円/~15名 |
業種 | 人材サービス |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
NotePMのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
システムや業務手順のマニュアル管理を集約し、一元管理的な運用ができる。これまでは作成したマニュアルは担当者レベルで管理・保管しており、社内サーバーのどこにマニュアルがあるのか分かり辛く、せっかく作成したマニュアルが十分に共有されないことがあった。このシステムを導入してからはマニュアルが一ヶ所に集約されるため、情報共有の体制が強化された。 |
業種 | その他 |
従業員規模 | 50名以上 100名未満 |
NotePMの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
テンプレートが少ないと感じたので、いくつかあると嬉しいです。電話機能もあったら嬉しい。他アプリとの連携。 |
自社に最適なツールを選ぶためには、さまざまな製品を比較して機能やサポート体制などでじっくり選定することが大切です。以下のボタンから、「マニュアル作成ツール」の資料をまとめて請求できるので、ぜひ活用してください。
\ マニュアル作成ツール の製品を調べて比較 /
製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら 資料請求した製品の比較表が無料で作成できます
マニュアル作成ツールの導入事例
マニュアル作成ツールを導入すると具体的にどのような効果を得られるのでしょうか。ここでは、実際にマニュアル作成ツールを導入した企業の事例を紹介します。
年間16,000時間の研修時間短縮/株式会社ビッグ・エー 様
卸売業・小売業を営む企業では、業務内容を紙マニュアルで共有していました。しかし、作成されたマニュアルの利用率が悪く、業務内容が現場の従業員に伝わっていないケースが多々ありました。
そこでマニュアル作成ツールを導入したところ、マニュアルの利用率が向上し、研修時間が14日から10日間へ短縮され、年間で16,000時間も減ったそうです。年間1,000人程度の従業員が入れ替わりますが、新人従業員もすぐに戦力となっています。
参考:Teachme Bizとは?価格・機能・使い方を解説|ITトレンド
新人研修の手間が10分の1へ大幅削減/日世株式会社 様
ある食品メーカーは、社内の教育体制が十分に確立されておらず、新入社員に対する教育コストが課題でした。
そこでマニュアル作成ツールで、動画マニュアルを作成しました。ツールの導入により、教育者と新入社員のコンタクト時間が大幅に減り、教育にかかる手間が1/10に削減しています。さらに、動画マニュアルで正しく業務内容を伝えられるため、新入社員のスキルアップにもつながっています。
参考:tebikiとは?価格・機能・使い方を解説|ITトレンド
顧客からの問い合わせ数30%削減/USEN-NEXT Design株式会社 様
インサイドセールスやカスタマーサクセスを行う企業では、月間7,000件ほどの問い合わせを有人で対応していました。サービスの拡大に比例し、カスタマーセンターに大きな負担がかかり、人員リソースのひっ迫が課題でした。
そこでマニュアル作成ツールを用いて動画やFAQマニュアルを作成し、Chatbotやヘルプサイトのコンテンツとして構築しています。24時間、顧客が問題や疑問を解決できる体制で、問い合わせ数が30%も削減しました。また、自己解決により顧客満足度も向上しています。
参考:VideoTouchとは?価格・機能・使い方を解説|ITトレンド
選定ポイントを理解して最適なマニュアル作成ツールを選ぼう
マニュアルは業務の属人化を解消する目的や、教育コストを下げながら社員の知識や業務レベルを向上する目的に有効なアイテムです。作成や運用がしやすいマニュアル作成ツールを選定すれば、業務効率化を図れるでしょう。マニュアル作成ツールは、一般的な手順書や操作手順向け、動画マニュアル向け、ナレッジ共有向けなど、製品により得意とする特徴もさまざまです。
自社に適した製品の選ぶには、課題解決や効率化に役立つ機能が搭載されているか、サポート内容についてなどの事前確認が大切です。誰でも使用しやすい操作性か、現場社員にも無料トライアルを利用してシステムに触れてもらい、導入確度を高めることをおすすめします。まずは気になる製品の資料を取り寄せ比較し、マニュアル作成や管理業務改善に役立ててください。