ペーパーレス会議システムの市場規模は?
ペーパーレス会議システムは、会議資料を電子化して共有し、紙の配布をなくすためのシステムです。ペーパーレス会議システムに限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。同じく会議を支える分野では、調査会社のITRが国内の会議支援AI市場は2025年度に100億円で、前年度比35.1%増だったと発表しています。2025〜2030年度のCAGRは29.2%と予測されていますが、ペーパーレス会議システムそのものの数字ではありません。
ITトレンドには、ペーパーレス会議システムとして9製品が掲載され、提供企業も9社です。そのうちITトレンドから資料請求できるのは2製品で、残る7製品は情報のみの掲載です。メリットや導入後の課題については、ペーパーレス会議システムとは?メリットや導入後の課題を解説をご覧ください。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、ペーパーレス会議システムの動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なペーパーレス会議システム
まずは、ITトレンドに掲載されているペーパーレス会議システムを紹介します。資料請求ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のペーパーレス会議システムは会議資料を電子化して共有する製品が9製品中5製品を占めます。資料請求ランキングの1位はスマートセッション、2位はMetaMoJi Share for Businessで、どちらも資料共有の製品です。電子ホワイトボードなどの機器も並び、会議の場面に応じた製品がそろう点が特徴です。
次の図は、掲載されている9製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| スマートセッション | 日本インフォメーション株式会社 | できる(1位) | 会議や研修、株主総会などをペーパーレス化。ゲスト招待にも対応する。 |
| MetaMoJi Share for Business | 株式会社MetaMoJi | できる(2位) | タブレット向けの会議支援アプリ。手書きの書き込みをリアルタイムで共有。 |
| Handbook | アステリア株式会社 | 情報のみ掲載 | クラウドでコンテンツを管理し、モバイル端末で閲覧。フィードバックも得られる。 |
| SideBooksクラウド本棚 | 東京インタープレイ株式会社 | 情報のみ掲載 | メモや通知、検索の機能で、効率的なペーパーレス会議を実現する。 |
| ABookBiz | 株式会社エージェンテック | 情報のみ掲載 | 紙の会議資料をデジタル化。発表者と参加者の端末画面を連動できる。 |
| Nasdaq Boardvantage | Nasdaqテクノロジー株式会社 | 情報のみ掲載 | 役員・管理職の会議向けのボードポータル。資料を安全に管理・共有できる。 |
| スマートAIボード | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 | 情報のみ掲載 | 会議に必要な機器を1台にまとめた電子ホワイトボード。書き込みをPDF化できる。 |
| ELMOBoard | テクノホライゾン株式会社 | 情報のみ掲載 | 画面に手書きして保存・共有できる、企業向けのデジタルホワイトボード。 |
| MIRAITOUCHBiz | さつき株式会社 | 情報のみ掲載 | Google認定デバイスで、Googleのサービスを大画面で使える。 |
※「資料請求」の順位は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているペーパーレス会議システムは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のペーパーレス会議システム市場の3つの傾向
ここでは、掲載9製品の製品ページと資料請求ランキング、レビューの件数から、市場の傾向を整理します。
1.会議資料を電子化して共有する製品が中心
掲載9製品のうち5製品は、会議資料を電子化して共有する製品です。スマートセッションは会議のほか研修や株主総会にも使え、Nasdaq Boardvantageは役員・管理職の会議に絞っています。同じ資料共有の製品でも、想定する場面の広さに違いがあります。
2.手書きや大画面で議論を支える製品も
9製品のうち4製品は、画面や資料への書き込み・手書きの機能を掲げています。ELMOBoardやスマートAIボードなど3製品は、会議室で使う電子ホワイトボードや大画面のデバイスです。資料を配るだけでなく、その場の議論を記録・共有する用途にも広がっています。
3.レビューが最も多いのは情報のみ掲載の製品
資料請求できるのは、スマートセッションとMetaMoJi Share for Businessの2製品です。一方、レビューが最も多いのは情報のみ掲載のHandbookで、13件あります。資料請求できない製品にも利用者の評価がたまっている点は、このカテゴリの特徴です。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■会議資料を電子化し、準備や配布の手間を減らしたい企業
- スマートセッション / SideBooksクラウド本棚 / ABookBiz
- ■手書きの書き込みやホワイトボードで、議論を活発にしたい企業
- MetaMoJi Share for Business / ELMOBoard / スマートAIボード
- ■役員・管理職の会議資料を、安全に管理・共有したい企業
- Nasdaq Boardvantage
資料共有のソフトと会議室の機器では、担う役割が違います。資料の配布をなくしたいのか、議論の進め方を変えたいのかを先に整理しておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●レビューの多さと資料請求の可否は一致せず、Handbookは情報のみの掲載
- ●ソフトと電子ホワイトボードなどの機器が混在し、同じ基準では比べにくい
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の製品があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、会議の規模や参加者の端末、求めるセキュリティの水準に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うペーパーレス会議システムを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、ペーパーレス会議システムの市場の様子を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社の会議の進め方に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、ペーパーレス会議システムを比較し、失敗しない選び方も紹介しています。あわせてご覧ください。

