ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■提供形態別
- クラウド型(月額などの利用料で利用):FutureStage販売・生産管理、GEN、ものレボ、Factory-ONE 電脳工場シリーズ、SmartFactoryNavi
- オンプレミス型で導入できる:EXPLANNER/J、Smart生産管理システム、STRAMMIC、TPiCS-X、Factory-ONE 電脳工場シリーズ
- ■利用規模別
- 必要な機能や人数から小さく始めやすい:GEN、ものレボ、Factory-ONE 電脳工場シリーズ
- 多人数・複数拠点で利用:EXPLANNER/J、Smart生産管理システム、Oracle ERP Cloud、STRAMMIC
- ■価格の確認しやすさ別
- 製品ページで価格の目安を案内:EXPLANNER/J、TPiCS-X、ものレボ
- 無料トライアルあり:GEN
生産管理システムの価格を構成する費用
生産管理システムの費用は、導入時にかかる初期費用と、利用中に発生するランニング費用に分けられます。さらに、見積書に含まれにくい周辺費用もあるため、全体像を把握しておきましょう。ここでは費用を3つに分けて、それぞれの中身を解説します。
導入時にかかる初期費用
初期費用には、ライセンスの購入費や初期設定費、マスタ登録やデータ移行の作業費、操作研修費などが含まれます。オンプレミス型では、サーバ機器の購入や構築の費用も加わります。
クラウド型では初期費用を低く設定している製品もありますが、設定作業や研修を別料金としている場合があります。初期費用の金額だけで判断せず、どの作業が含まれているのかを見積書の項目で確認することが大切です。
利用中に発生するランニング費用
ランニング費用は、システムを使い続ける間に発生する費用です。クラウド型では月額や年額の利用料、オンプレミス型ではソフトウェアの保守費用やサーバの維持費が中心です。
保守費用には、問い合わせ対応やバージョンアップ、法改正への対応などが含まれることがあります。ただし、どこまでが保守範囲かは製品や契約によって異なります。ランニング費用は導入後も毎年発生するため、契約期間を通じた総額で見ておきましょう。
見落としやすい周辺費用
見積書に含まれにくい費用として、現場で使うタブレットやバーコードリーダーなどの機器、ネットワーク環境の整備、既存システムとの連携開発があります。
また、社内でのデータ整備や操作教育にかかる人件費も、実質的な導入コストです。これらを見落とすと、導入後に予算を超えるおそれがあります。導入計画の段階で、機器や社内工数を含めた費用の一覧を作成しておくと安心です。
提供形態で異なる生産管理システムの料金体系
生産管理システムの料金体系は、クラウド型とオンプレミス型で大きく異なります。支払い方と費用が発生するタイミングの違いを理解し、一定の利用期間で総額を比べることが重要です。それぞれの料金の考え方と、総額で比べる方法を紹介します。
クラウド型の料金の考え方
クラウド型は、ベンダーのサーバ上のシステムをインターネット経由で利用する形態で、月額や年額で利用料を支払う料金体系が中心です。自社でサーバを購入する必要がないため、導入時の負担を抑えやすい傾向があります。
利用料は、ユーザー数や利用する機能に応じて決まる製品があります。一方で、利用を続ける限り費用が発生するため、長期間使うほど支払総額は増えていきます。プランごとの上限人数やデータ容量も確認しておきましょう。
オンプレミス型の料金の考え方
オンプレミス型は、自社のサーバにシステムを構築する形態です。ソフトウェアのライセンスを買い切りで購入し、別途、年間の保守契約を結ぶ料金体系が中心です。
導入時にライセンス費やサーバ費用がまとめて発生するため、初期費用が大きくなる傾向があります。一方で、自社の運用にあわせた構成を検討できる点が特徴です。サーバの更新時期には機器の買い替え費用もかかるため、更新のサイクルも含めて計画しましょう。
利用期間を決めた総額での比較
提供形態の異なる製品を比べるときは、5年間など利用期間を決めて総額を試算する方法が有効です。初期費用だけ、または月額費用だけで比べると、どちらが割安かを誤って判断するおそれがあります。
試算には、初期費用とランニング費用に加え、サーバの更新費用や社内の運用工数も含めます。クラウド型とオンプレミス型のどちらが割安になるかは、利用人数や利用期間によって変わります。自社の条件で比較表を作成すると判断しやすいでしょう。
生産管理システムの価格を左右する要因
同じ提供形態でも、価格は自社の利用条件によって変わります。見積もり金額の差が生まれる主な要因を把握しておくと、自社に必要な費用の水準を見極めやすくなります。見積もりを依頼する前に、3つの要因を整理しておきましょう。
利用人数と拠点数
利用するユーザー数は、価格を左右する要因の一つです。ユーザー数に応じて利用料が増える製品や、同時に利用できる人数でライセンス数を決める製品があります。
工場が複数ある場合は、拠点ごとに契約が必要か、拠点間でデータを共有できるかも費用に影響します。現場の実績入力を誰が行うかによって必要なライセンス数が変わるため、利用者の範囲を事前に整理してから見積もりを依頼しましょう。
必要な機能の範囲と生産形態
導入する機能の範囲が広いほど、価格は上がる傾向があります。生産計画や工程管理に加えて、販売管理や購買管理、原価管理まで含めるかどうかで、ライセンス構成が変わります。
また、受注生産や見込み生産、個別生産やロット生産など、自社の生産形態に標準機能で対応できるかも重要です。標準機能で対応できない部分には追加開発が必要となり、その分の費用がかかります。必要な機能を洗い出し、優先順位をつけておきましょう。
カスタマイズと外部連携の有無
独自の帳票や画面、計算ロジックを追加するカスタマイズは、価格が上がる主な要因の一つです。開発費だけでなく、バージョンアップのたびに改修が必要となる場合もあります。
会計システムや販売管理システム、生産設備との連携も、連携方法によって費用が変わります。標準の連携機能やデータ取り込み機能で対応できるかを確認し、個別開発が必要な範囲を見積もり前に明確にしておくと、費用の見通しが立てやすくなります。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で生産管理の一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
生産管理システムの見積もりを比較するポイント
複数の製品から見積もりを取ると、金額だけでなく含まれる内容にも違いがあります。条件をそろえて依頼し、内訳を項目ごとに確認することで、価格の妥当性を判断しやすくなります。見積もり依頼から内訳の確認までの進め方を紹介します。
見積もり条件をそろえた依頼
見積もりを比較する際は、各社に同じ条件を伝えて依頼することが大切です。利用人数や拠点数、必要な機能、連携したいシステム、希望する稼働時期を一覧にまとめて共有しましょう。
条件がそろっていないと、ある製品には研修費が含まれ、別の製品には含まれないといった差が生じます。これでは金額の比較ができません。依頼時に要件を文書化しておけば、各社からの質問にも一貫して回答でき、見積もりの前提もそろいやすくなります。
内訳で確認したい項目
見積書を受け取ったら、総額だけでなく内訳を確認します。特に、次の項目が含まれているかどうかを製品ごとに比べましょう。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| ライセンス・利用料 | ユーザー数の数え方、契約期間、プランの上限 |
| 導入作業費 | 初期設定、マスタ登録、データ移行の範囲 |
| 教育・サポート | 操作研修の回数、問い合わせ窓口の対応範囲 |
| 保守・更新 | 保守費用の算定方法、バージョンアップの扱い |
不明な項目は契約前にベンダーへ質問し、回答を記録しておくと、契約後の認識の違いを防ぎやすくなります。
生産管理システムの費用を抑える方法
費用を抑えるには、導入範囲と進め方の工夫が有効です。ただし、必要な機能まで削ると効果が得られません。業務への影響を見ながら、無理のない範囲でコストを調整しましょう。ここでは取り組みやすい3つの方法を紹介します。
必要な機能から段階的に導入する
最初からすべての機能を導入せず、課題の大きい業務から段階的に導入する方法があります。例えば、まず生産計画と工程進捗の管理から始め、運用が定着してから原価管理を追加するといった進め方です。
段階的に導入すると、初期費用を抑えられるだけでなく、現場の負担も分散できます。ただし、後から機能を追加できるか、追加時の費用がどのくらいかは製品によって異なります。将来の拡張方法も、見積もりの段階で確認しておきましょう。
標準機能に業務をあわせる
カスタマイズを最小限にし、標準機能に業務の進め方をあわせることも、費用を抑える方法の一つです。開発費を減らせるだけでなく、バージョンアップ時の改修負担も軽くできます。
そのためには、現在の業務手順を見直し、本当に独自対応が必要な部分を見極めることが大切です。業界の商習慣などで変えられない部分だけをカスタマイズの対象とし、それ以外は標準機能での運用を検討しましょう。
補助金制度を活用する
国の補助金制度を利用すると、導入費用の一部を補助してもらえる場合があります。IT導入補助金は、2026年度から「デジタル化・AI導入補助金」として実施されており、事務局に登録されたITツールの導入が対象です。
補助率や上限額、申請の要件は枠や申請額によって異なり、年度ごとに変更されることもあります。交付決定前に契約した費用は対象外となるため、導入スケジュールとあわせて、公式サイトの公募要領を確認しましょう。
料金体系で比べる生産管理システム一覧
この記事で紹介する生産管理システムの特徴を一覧にまとめました。提供形態や利用規模の違いを踏まえ、見積もりを依頼する製品を絞り込む際の参考にしてください。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| TPiCS-X | 幅広い製造形態に対応する生産管理システム。参考価格と最小構成価格が案内されており、オンプレミスとクラウドに対応している。 |
| FutureStage販売・生産管理 | 販売・生産・購買・在庫・原価などを網羅するクラウド型。利用ユーザー数にあわせてLite版とStandard版の2つのモデルを選べる。 |
| STRAMMIC | 年商50億円以上の製造業向け。生産・原価・販売物流・購買管理を統合し、外注先や子会社、外部倉庫も含めて管理できる。 |
| SimLex | 多品種生産を行う中小製造業向け。高速MRP計算と会計データを活用した原価管理に対応し、無償アップデートで最新機能を利用できる。 |
| Smart生産管理システム | 繰返・量産型の中小企業向けWeb型生産管理システム。受注から売掛・買掛までを管理でき、多言語・多通貨や複数社での利用に対応する。 |
| EXPLANNER/J | 加工・組立製造業向け。複数工場・複数生産形態に対応し、100ユーザライセンスで350万円~(税別)の価格が案内されている。 |
| Oracle ERP Cloud | SaaS型のグローバルERP。海外を含む複数事業・複数拠点を統合でき、豊富な標準機能でカスタマイズを抑えた運用を検討できる。 |
| GEN | 購買から製造指示、在庫、納品請求入金までを管理するサブスク型の生産管理クラウド。ユーザー単位の課金で無料トライアルもある。 |
| ものレボ | 製造現場をデジタル化するクラウドサービス。工程管理パック単体から全機能を使えるパックまで、月額制のプランを用意している。 |
| Factory-ONE 電脳工場シリーズ | 生産管理とEDIが一体になったシステム。オンプレミス・クラウド両対応の月額利用料金制で、最小ライセンスから始められる。 |
| SmartFactoryNavi | バーコード入力で工程管理や進捗、原価、稼働状況を把握できるSaaS型のシステム。サーバー構築不要で導入できる。 |
費用の見通しを立てやすい生産管理システム
提供形態や想定する利用規模、価格情報の案内方法が異なる製品を紹介します。実際の費用は利用人数や機能構成によって変わるため、見積もりで内訳もあわせて確認しましょう。
TPiCS-X
- 国内外で2132社以上の実績(英語・中国語・ベトナム語の対応)
- 繰返生産、少量多品種、一品受注生産、どんな製造形態にも対応
- 短納期の対応や、在庫削減を目的とされる企業にお勧めします
株式会社 ティーピクス研究所が提供する「TPiCS-X」は、繰返生産や少量多品種、一品受注生産など幅広い製造形態に対応する生産管理システムです。製品ページでは参考価格や最小構成価格が案内されています。構成によって費用が異なるため、必要なシステムとクライアント数を伝えて見積もりで確認しましょう。保守サービスは3種類から選べ、オンプレミスとクラウドに対応しています。
FutureStage販売・生産管理
- ノーコード・ローコード開発で柔軟な拡張
- シリーズ累計約40年間・4500システムの導入実績とノウハウを搭載
- セキュリティ強化&インフラ運用省力化を実現するクラウド基盤
株式会社日立システムズが提供する「FutureStage販売・生産管理」は、販売・生産・購買・在庫・原価・債権債務などの基幹業務をカバーするクラウド型のシステムです。利用ユーザー数にあわせてLite版とStandard版の2つのモデルから選べるため、利用規模に応じた構成を検討できます。製品ページでは月額定額制での利用が案内されており、保守費用も含まれています。ノーコード・ローコード開発による拡張に対応し、インフラ運用の省力化を図れるクラウド基盤を採用しているため、システム運用の負担を抑えたい企業に向いています。
STRAMMIC
- SCMに必要な調達管理・生産管理・販売物流管理に対応
- 外注先や仕入先、子会社・外部倉庫等も統合管理
- リアルな製造業データに基づく原価・収益管理が可能
株式会社 ニッセイコムが提供する「STRAMMIC」は、年商50億円以上の製造業を主な対象とした生産管理システムです。生産管理・原価管理・販売物流管理・購買管理をシームレスに統合し、外注先や仕入先、子会社、外部倉庫なども含めて管理できます。実際の製造データにもとづく原価・収益管理が可能で、業務見直しなどの支援にも対応しています。オンプレミスとクラウドに対応しており、複数拠点やグループ会社での利用を前提に、システム全体の費用を比較したい企業に適しています。
SimLex
- 『会計システムとの相互連携』により利益が見える原価管理
- 急な受注変更でも生産計画をすばやく立て直せる『高速MRP計算』
- 『無償アップデート』で費用を抑えながら常に最新機能を利用可能
株式会社ホロンシステムが提供する「SimLex」は、多品種生産を行う中小製造業向けの生産管理システムです。高速MRP計算により、急な受注変更があっても生産計画をすばやく立て直せます。会計システムとの相互連携によって会計データを活用した原価管理を行い、利益の見える化を支援する点も特徴です。無償アップデートで最新機能を利用できるため、バージョンアップにかかる費用を抑えたい企業に向いています。
Smart生産管理システム
- 特有な業務に応えられるよう、安価でカスタマイズ開発が可能
- 多言語、多通貨、多税種に対応しグローバル・海外展開がしやすい
- 要件分析~導入支援まで、プロパーエンジニアがサポート
株式会社スカイシステムが提供する「Smart生産管理システム」は、繰返・量産型の中小企業向けに提供されているWeb型の生産管理システムです。受注、所要量計算、生産計画・実績、発注仕入、在庫棚卸、売掛・買掛を管理でき、多言語・多通貨・多税種にも対応しています。業務にあわせたカスタマイズ開発の相談に対応しており、要件分析から導入支援まで同社のエンジニアがサポートします。関連会社や子会社での利用を想定した複数社対応の機能を備えている点も特徴です。
EXPLANNER/J
- 受注から出荷・生産管理、原価管理までをフルサポート!
- 見込み生産から個別受注生産まで複数の生産形態に対応!
- 「開発フレームワーク」の構造により変化に強いシステムを提供!
NECネクサソリューションズ株式会社が提供する「EXPLANNER/J」は、加工・組立製造業向けの生産管理システムです。受注から出荷、生産管理、原価管理に加え、売掛・買掛管理までをサポートし、見込み生産から個別受注生産まで複数の生産形態に対応します。マルチプラント機能により、複数工場の業務を1つのシステムで一元化できます。利用人数や拠点数を踏まえて費用を見積もりたい企業の比較候補になります。
Oracle ERP Cloud
- グローバルを含めた複数事業/複数拠点を統合できる
- 短期間での導入・稼動による初期コストと投資リスクの軽減
- 豊富な標準機能で高コストなカスタマイズが不必要
日本オラクル株式会社が提供する「Oracle ERP Cloud」は、中堅企業の事業多角化や海外進出を支援するSaaS型のグローバルERPです。本社に加えて子会社・関係会社や海外現地の会計制度にも対応し、海外を含めた複数事業・複数拠点を統合できます。豊富な標準機能を備えているため、カスタマイズを抑えた運用を検討できます。短期間での導入・稼働による初期コストと投資リスクの軽減を掲げており、拠点数が多い企業がグループ全体の費用を見通す際の候補になります。
GEN (GEN株式会社)
- サブスク型のパッケージにも関わらず豊富な機能と幅広い拡張性!
- MRPと製番管理を両立した運用が可能
- 万全のセキュリティーかつ導入から運用までを手厚くサポート
ものレボ (ものレボ株式会社)
- 現場での負担を軽減するワンタッチ操作
- 製造現場DX化に要する機能を網羅的に搭載
- 製造業の経験を持つスタッフが徹底サポート
Factory-ONE 電脳工場シリーズ (株式会社エクス)
- 製造業に必要な機能を網羅!標準機能でそのまま運用できる!
- 月額利用料金制!最小ライセンスからスモールスタート可能!
- 生産管理とEDIが一体化!あらゆるデータをシームレスに連携!
SmartFactoryNavi (株式会社ユニティクス)
- SaaS型でサーバー構築不要、即導入可能。
- バーコードで工程管理、専門スタッフ不要。
- 初期投資が従来の数十分の一、月額2万円台からの低価格。
まとめ
生産管理システムの価格は、提供形態や利用人数、機能の範囲、カスタマイズや外部連携の有無によって変わります。初期費用や月額費用だけで判断せず、周辺費用も含めた数年間の総額で比較することが大切です。見積もりは同じ条件で依頼し、内訳を項目ごとに確認しましょう。自社の予算にあう製品を見つけるために、まずは複数の生産管理システムの資料を請求し、料金体系を比べてみてください。

