ITトレンド編集部厳選!クラウド型生産管理システム
ここでは、ITトレンド編集部が厳選したおすすめのクラウド型生産管理システムを紹介していきます。
TPiCS-X の比較ポイント
- 国内外で1954社以上の実績(英語・中国語・ベトナム語の対応)
- 一品生産(製番管理)や繰り返し生産(MRP)の機能が充実
- 短納期の対応や、在庫削減を目的とされる企業にお勧めします
株式会社 ティーピクス研究所が提供する「TPiCS-X」は、混在管理が可能な生産管理システムです。英語・中国語・ベトナム語に対応し、海外工場でも安心してお使いいただけます。
会計パッケージや販売管理システムとの連携も可能で、国内の対応パッケージを使用している場合はCSVファイルの作成も容易です。
『A's Style』 の比較ポイント
- WEB型ERP:受注~出荷まで一連のプロセスとデータを管理
- 生産計画~工程予実をガントチャートで見える化 ※マウス調整
- 現場タブレット活用で叶える現場実績登録 (製造・検査、倉庫)
「A’s Style」は株式会社ケーエムケーワールドが提供する、柔軟性、拡張性の高いクラウド対応のWeb型ERPパッケージです。
長年のスクラッチ開発から培ったノウハウを活かすオリジナル開発基盤を使用しており、セミオーダーで最適なソリューションを導入することが可能です。必要機能のみの選択導入や、既存システム、他専用パッケージとの連携も可能です。
SPENCER の比較ポイント
- 脱エクセルで最適な生産計画
- プロセス系の企業が多く選択
- カスタマイズでお客様の業務に柔軟に対応
「SPENCER」は、株式会社セイノー情報サービスが提供するWeb型生産管理システムです。製造業には欠かせない生産計画、生産実績管理、原価管理といった機能を網羅し、大手から中小企業まで幅広く活用できます。
トレーサビリティを強化しており、全ての事象においてトレースバック・トレースフォワードを行い問題の迅速な特定を可能にします。
EXPLANNER/J の比較ポイント
- 受注から出荷・生産管理、原価管理までをフルサポート!
- 複数工場対応の完全Web型基幹業務システムです。
- 複数の事業形態に対応できるハイブリッド方式
「EXPLANNER/J」は、NECが提供するクラウド対応の基幹業務システムです。受注から生産、販売、原価の管理までをサポートしてくれます。過不足のない生産計画の立案や計画に応じた部材・資材の購入などのサポート機能もあり、無駄がなく効率のよい業務を実現します。
開発フレームワークによって、既存のシステムやソリューションとの連携も可能なので、企業の成長に合わせてられるでしょう。
R-PiCS V4 の比較ポイント
- 幅広い生産形態に対応した生販一元管理を実現したい企業
- 完全web化によりシステム管理のトータルコスト低減に繋げます
- 多言語・多通貨(日本語・英語・中国語)対応
「R-PiCS V4」は、JBアドバンスト・テクノロジー株式会社が提供する製造業向け基幹業務システムです。生産や販売管理だけでなく、債権・債務管理まで可能です。Web型なのでブラウザからの操作ができ、システム管理のコスト削減を実現します。
また、R-PiCSは国産のパッケージ。日本の製造現場の実情を考え改良されたシステムですので、現場で即使いやすい仕様になっています。部品表を使用して
製造をしている組立型、加工型の企業に対応しています。
FutureStage 製造業向け生産・販売管理システム
FutureStage 製造業向け生産・販売管理システム の比較ポイント
- 「FastPack」導入モデルなら最短3ヵ月でシステムの導入を実現
- AWS活用モデルで低コスト&フレキシブルなシステムを構築
- 業種に特化した業種別テンプレートで業務のフィット感が向上
株式会社日立システムズが提供する「FutureStage 製造業向け生産・販売管理システム」は、見込み生産・受注生産・個別生産などに対応します。導入モデルは予算・要件に合わせて3種類から選択でき、最短3か月で短期導入することも可能です。
業界特有の要件を予めインプットした「自動車部品業向け」「金属加工業向け」「一般機械製造業向け」の専用システムを用意しています。
株式会社日立システムズが提供する「FutureStage 生産管理システム」は特定の業種や業務に特化し、低価格での導入を可能にしました。業務に合わせたシステムなので最短3日での導入もできます。
部材の発注と作業指示を同時に行えるので、手配業務の効率化を実現します。また、原価の仕掛かり状況も製番別での把握ができ、現場作業の見える化をサポートします。
Smart生産管理システム の比較ポイント
- 特有な業務に応えられるよう、安価でカスタマイズ開発が可能
- 多言語、多通貨、多税種に対応しグローバル・海外展開がしやすい
- 要件分析~導入支援まで、プロパーエンジニアがサポート
「Smart生産管理システム」は、株式会社スカイシステムが提供する複数言語対応のWeb型生産管理システムです。受注・生産計画から在庫の棚卸や買掛・売掛までをサポートします。システムの基本機能はシンプルな仕様にし、低コストかつ短期間で自社の強みを活かしたカスタマイズができるようになっています。
マルチ通貨、マルチ税種に対応しており、海外工場を持つ企業でも安心して利用できます。
「J WALD」 の比較ポイント
- 生産の優先順位、納期回答等の判断を早く、正確に
- プロセス系・組立系・見込生産・受注生産 混在の生産管理に対応
- トレーサビリティの強化、正確な原価・損益計算
「J WALD」は、株式会社シナプスイノベーションが提供する製造業向けIoT対応の生産管理・原価管理システムです。ひとつのシステム環境上で多種多様な品目やライン、工場の管理をします。
製品に材料を入れる容器と内容量をあわせて管理でき、細かな単位での在庫管理が可能です。また、タブレットを活用して、データの更新や検品時のチェックを行えます。
effitA の比較ポイント
- 実務ノウハウをもとに構築された現場目線の生産管理パッケージ
- 豊富な機能でお客様のご要望に合わせたシステムをご提供
- 製造現場の実情に合わせて使い易さを追求
株式会社ミキ情報システムが提供する「effitA」は、現場の方の使い勝手にこだわった柔軟性のある生産管理システムです。製造現場出身者が実務経験で培ったノウハウをもとに製造現場の実情を踏まえて構築しているので、使いやすいでしょう。
利用方法によって提供形態を選べて、販売・生産・原価管理システムやその他の機能を組み合わせることができます。
「GLOVIA iZ 生産 PRONES GX」は、富士通Japan株式会社が提供する生産管理システムです。Web方式なので、アプリケーションの配布などの難しい運用は不要で、いつでもどこでもつながります。
複雑な商流・物流に対応できる取引管理、特急注文など急な計画変更にも強い洗練された業務プロセスが魅力の一つです。業務の見える化で全体の最適化を目指します。
「i-PALET 生産管理」は、株式会社BSNアイネットが提供する受注生産、見込生産の両方に対応したハイブリッド型生産管理システムです。中堅・中小企業向けにコストミニマムの生産管理を提供します。
Web対応で、マルチブラウザにも対応しています。また、自社開発パッケージのため、柔軟な仕様変更や機能拡張ができます。
クラウド型以外の生産管理システムも気になる方は以下の記事もご覧ください。
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クラウド型生産管理システムとは
生産管理システムの中にはパッケージ型やオンプレミス型、クラウド型といったタイプがあります。ここからは、クラウド型生産システムの概要や特徴、メリット・デメリットを紹介していきます。
そもそもクラウド型とは
クラウド型とは、生産管理システムを販売しているベンダーが用意したサーバへインターネットを経由してアクセスし、生産管理システムを利用するタイプのことです。特徴としては、自社内にサーバを設置しないことや、生産管理システムの運用を自社内で行う必要がないといったことが挙げられます。
また、製造業務の効率化や製品の製造にかかるコスト(人件費や部品費、素材費など)削減に繋がるというメリットがあるため、クラウド型サービスの導入が進んでいます。
クラウド型の特徴
クラウド型の主な特徴は以下のとおりです。
初期費用が安い
オンプレミス型と違って導入時にソフトウェアやサーバーが不要なため、その分のコストを抑えることができます。また、初期費用も低額もしくは無料の場合もあり、オンプレミス型と比較して安価に導入できます。
料金体系は利用人数ごとの月額課金型なので、初期導入費用を低く抑えられる反面、利用者数が多かったり長期間利用する場合は、結果的にコストが高くなることもあります。。
バージョンアップが自動
システム運用は提供会社側でおこなうため、バージョンアップやメンテナンスの手間もなく、常に最新のバージョンを利用できます。また、万が一システム障害が発生しても、すぐに提供会社が復旧作業をおこなうため安心です。
クラウド型システムのメリット
クラウド型の生産管理システムを導入するメリットとしては、社外からでもシステムを管理できることと、運用時にかかるコストを削減できることが挙げられます。
具体的には、自社にサーバを設置しないことによりPCやタブレットなどを利用して社外からシステムを利用できるほか、運用に関わる業務が必要ないため必要な人員のコストが発生しません。
このようにシステムの利用方法やコスト面に関するメリットはありますが、導入時には情報漏えいなどを防ぐためにセキュリティ面にも着目することが大切です。
クラウド型システムのデメリット
クラウド型の場合はベンダー側に設置してあるサーバを利用するため、セキュリティに関して自社で管理することができません。もし、ベンダーのサーバへ不正アクセスなどがあれば、情報漏洩に繋がる恐れがあります。
そのため、導入前にはベンダーが提供している生産管理システムに関するセキュリティ機能を十分にチェックして問題がないかどうかを確認しておくことが大切です。確認するポイントとしては、不正アクセスがあった場合に侵入者の痕跡を残せるログの管理機能や、アクセス権限を特定の人物に絞れる機能が備わっているかどうかなどが挙げられます。
自社のセキュリティ要件を満たしているかを判断基準として、適切なシステムを選別していきましょう。
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クラウド型生産管理システムの導入ポイント
クラウド型生産管理システムの特徴を活かし効果的にシステムを運用していくためにはいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
導入目的を明確化しよう
クラウド型の生産管理システムを導入するときには、まず目的を明確にすることが大切です。具体的には、製造工程に関わる業務の効率化や、現在導入しているシステムをクラウド型へ切り替えたことによるコスト削減(運用コストやシステムのカスタマイズに必要なコストなど)が目的に挙げられます。
このように明確な目的を定めていることで、システムに備えられている機能を有効活用することに繋がるほか、期待していた効果を得やすくなるでしょう。
システムが生産方式に合っているか確認しよう
導入時にはあらかじめ自社の生産方式や管理方式などを全て把握し、それらにマッチしたシステムを選別する必要があります。
例えば、生産業務には以下のような生産方式が挙げられます。
- ・ライン生産方式:作業員を一連化させて単一の製品を大量に製造する生産方式
- ・セル生産方式:一人~少数の人員がU字型の組立台で製品を最後まで完成させる生産方式
- ・ロット式生産方式:製品を決められた数量でグループ分けし、その数量単位で生産を行う生産方式
自社ではどの生産方式を取っているのか確認し、適合したシステムを導入するようにしましょう。
段階的に導入しよう
生産管理システムは製品を製造する上で関わっているあらゆる部署に関係していますが、初めから全社的に導入するのは控えたほうがいい場合があります。
理由としては、実際に導入してみなければどのような効果を発揮するのかわからないためです。事前に予測していなかったトラブルや問題が発生してしまうこともあり、システムの導入プロジェクトに調整を加える必要があるほか、システムのカスタマイズが必要になるケースもあります。
そのため、生産管理システムは段階的に導入する方が、後に発生するリスクを軽減できるでしょう。段階的に導入しその効果を部分的に検証しながら、少しずつ導入する範囲を拡大していくと良いです。
システム導入のメリットを現場に共有しよう
生産管理システムを社内で効果的に運用していくには、現場で働く社員一人ひとりがシステムの必要性やメリットを理解する必要があります。
生産管理システムは製造工程全体を効率化させるシステムです。しかし現場で運用している社員がその必要性を感じていなかったり、導入したことで発揮される効果を実感していなかったりすれば、期待していた効率化を得られないかもしれません。場合によっては上手くシステムを扱えない社員や、従来の方法で業務を行ってしまう社員が出てくるケースもあります。
そのため、システムを選定した部門と現場社員の意思疎通を十分に行い、システムの必要性やメリットを共有しておきましょう。
クラウド型システムのセキュリティは安全?
クラウド型の生産管理システムの場合、課題となるのがセキュリティ面です。クラウド型には運用面やコストに関するメリットがありますが、インターネットを介していることでネットワーク上のトラブルに巻き込まれる恐れもあります。トラブルを発生させないためにも、セキュリティ上の強度は事前にしっかり検討しておくことが大切です。
具体的にはサーバへのログイン時にいくつかの認証方式を用意しておく、保存するファイルや通信経路を暗号化する、といったことが挙げられます。このようなセキュリティ対策を取っておくことで、侵入者の不正アクセスを未然に防ぎ、ネットワーク上でデータを第三者に読み取られるリスクなどを減少させられるでしょう。
クラウド型生産管理システムを活用しよう
今回は、おすすめのクラウド型生産管理システムを紹介しました。クラウド型生産管理システムを導入しようと検討している場合は、さまざまな製品を比較し、わからないことがあればベンダーに資料請求や問い合わせを行い、社内の業務にマッチした適正なシステムを選別するようにしましょう。