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社内SNSの内製化は運用から|活性化させる体制と投稿企画の作り方

社内SNSの内製化は運用から|活性化させる体制と投稿企画の作り方

社内SNSの内製には、システムを自社で開発する意味と、運用を外部に頼らず自社で担う意味の2つがあります。社内SNSが活性化するかどうかは、システムの作りよりも、投稿が続く運用体制と企画に左右される場面が少なくありません。この記事では、社内SNSを自社開発する前に確かめたいことを整理したうえで、運用を内製化する体制づくりと、社内広報と連動した投稿企画、改善を続ける方法を解説します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

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    ■運用で力を入れたいテーマ別
    ■運用を支える機能別

    社内SNSの「内製」が指す2つの意味

    「社内SNSを内製する」という言葉は、人によって指す内容が異なります。システムを作る話なのか、運用を自社で回す話なのかを最初に区別しておくと、社内での議論がかみ合いやすくなります。

    システムを自社で開発する内製

    1つ目は、社内SNSのシステム自体を自社で開発する意味の内製です。投稿やコメント、いいね、グループ機能、通知といった仕組みを、自社のエンジニアや開発会社に依頼して作ります。

    社内の人事データや既存のポータルサイトと一体で使いたい、独自の評価や称賛の仕組みを組み込みたいといった理由で検討されます。ただし、機能の追加やスマホ対応、セキュリティ対策を継続して担う体制が必要です。

    運用を自社で担う内製

    2つ目は、社内SNSの運用を外部の支援会社に任せず、社内のメンバーで担う意味の内製です。投稿の企画や社内への呼びかけ、利用状況の分析、ルールの見直しを自社で行います。

    社内SNSは、導入しただけでは投稿が増えにくく、誰かが継続して働きかける必要があります。自社の文化や社員の関心を理解している社内メンバーが運用を担うと、現場の実情にあった企画を立てやすくなる点が利点です。外部への委託費を抑えられる一方、担当者の工数は社内で確保する必要があります。

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    社内SNSを自社開発する前に確かめたいこと

    社内SNSのシステムを自社で作るかどうかは、開発後の数年間を見据えて判断する必要があります。開発に着手する前に、既存ツールとの重複と、継続して保守できるかの2点を確認しておきましょう。

    既存のビジネスチャットやグループウェアとの重複

    まず確認したいのは、社内ですでに使っているビジネスチャットやグループウェアで、社内SNSの役割を代わりに担えないかという点です。全社向けのチャンネルや掲示板を使えば、情報発信の一部をまかなえる場合があります。

    一方で、日々の業務連絡と全社への発信が同じ場所に流れると、どちらも埋もれやすくなります。業務連絡はビジネスチャット、全社発信や交流は社内SNSというように、ツールごとの役割を決めたうえで、新たに作る必要があるかを判断しましょう。

    関連記事 ビジネスチャットのデメリットとは?解決方法までわかりやすく解説!

    公開後の機能追加と保守の継続

    社内SNSは、公開後に「動画を投稿したい」「アンケートを取りたい」といった要望が寄せられることもあるシステムです。自社開発では、こうした要望への対応も、自社の開発チームが担い続けなければなりません。要望の優先順位を決める担当者も必要です。

    開発担当者が異動や退職をすると、改修が止まるおそれもあります。設計書を残し、複数人で仕組みを把握できる体制を用意できない場合は、市販の社内SNSを導入し、運用の内製に力を注ぐほうが現実的な選択肢となります。

    社内SNSの運用を内製化する体制づくり

    運用を内製化するには、誰がどの役割を担うかを明確にすることが出発点です。事務局だけで抱え込まず、各部署の協力者と運用ルールを組み合わせて、無理なく続けられる体制をつくりましょう。

    事務局の役割と兼務の範囲

    社内SNSの事務局は、運用方針の決定や投稿企画、利用状況の確認を担う中心的な組織です。社員からの問い合わせや不適切な投稿への対応窓口も兼ねます。広報や人事、総務の担当者が兼務で務めるケースも見られます。

    兼務の場合は、社内SNSの運用に使える時間を上司と合意しておくことが重要です。時間の目安がないまま始めると、本来の業務が忙しい時期に運用が後回しになり、投稿が途絶えるおそれがあります。事務局は2人以上で構成し、作業内容を共有しておきましょう。

    部署ごとの推進役の配置

    全社への浸透には、各部署に推進役を置く方法が有効です。推進役はアンバサダーと呼ばれることもあり、部署の規模に応じて人数を決めます。推進役は、部署の出来事を投稿したり、同僚に投稿やコメントを呼びかけたりする役割を担います。

    事務局からの発信だけでは、内容が告知中心になりがちです。現場の推進役が業務の工夫やちょっとした成果を投稿すると、ほかの社員も気軽に発信しやすくなります。推進役の活動を社内で紹介するなど、取り組みが評価される仕組みもあわせて考えましょう。

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    投稿ガイドラインの整備

    投稿ガイドラインは、社員が安心して発信するための目安です。投稿してよい内容と控える内容、顧客情報や個人情報の扱い、不適切な投稿があった場合の対応手順を定めておきます。

    ただし、禁止事項ばかりを並べると、社員が投稿をためらう原因となります。歓迎する投稿の例を具体的に示し、迷ったときの相談先を明記しておくと、発信のハードルを下げられます。内容は法務や人事の担当者と確認しておきましょう。

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    社内広報と連動した投稿企画の作り方

    運用を内製化すると、社内広報の計画と社内SNSの投稿をひとつながりで設計できます。単発の投稿で終わらせず、継続して読まれる企画を社内で生み出すための考え方を紹介します。

    社内報と社内SNSの役割分担

    社内報と社内SNSは、役割を分けて使うと相乗効果が期待できます。社内報は経営方針や特集記事のようにじっくり読ませる情報、社内SNSは日々の出来事や速報、社員同士の反応を生かした情報に向いています。

    例えば、社内報で特集した話題の裏話や取材時の写真を社内SNSに投稿すると、社内報への関心を高めるきっかけをつくれます。反対に、社内SNSで反響の大きかった話題を社内報で深掘りする流れもつくれます。どちらも同じ事務局や広報担当が企画できるのは、運用を内製化している強みです。

    経営層と現場の声を生かす企画

    社内SNSを活性化させる企画として、経営層と現場の双方の声を取り上げる方法があります。経営層が日々の考えを短く発信すると、方針の背景が伝わり、社員が質問やコメントを寄せやすくなります。

    現場の声では、部署紹介のリレー投稿や、業務の工夫を共有する企画、同僚の手助けに感謝を伝える称賛の投稿が取り組みやすい例です。年間の投稿カレンダーを作り、入社式や決算発表、社内イベントの時期にあわせて企画を配置しておくと、投稿が途切れにくくなります。

    カレンダーを運用する際は、投稿の予約機能や、重要な投稿を一覧の上部に固定する機能があると、事務局の作業負担を抑えられます。製品を比較する際の確認項目に加えておきましょう。

    内製運用を続けるための振り返りと改善

    社内SNSの運用は、始めた後の改善が欠かせません。内製の強みは、利用状況を見ながら自社の判断ですぐに企画やルールを修正できる点にあります。定期的な振り返りの進め方を確認しましょう。

    月次の振り返りで確認する数値

    月に1回程度、事務局で利用状況を振り返る場を設けましょう。確認する数値は、投稿数やコメント数、閲覧した社員の割合、投稿した社員の人数といった、社内SNSの管理画面で確認できる項目が中心です。

    数値は、前月や企画を始める前と比べて変化を見ることが大切です。反応の多かった投稿のテーマや投稿時間帯も記録しておくと、次の企画を考える材料として役立ちます。特定の部署だけ閲覧が少ない場合は、推進役と連携して原因を聞き取るなど、数値から次の行動につなげましょう。

    社員アンケートと担当交代への備え

    数値だけでは、社員が社内SNSをどう感じているかはわかりません。半年に1回程度のアンケートや推進役へのヒアリングで、役に立った投稿や使いにくい点を集めると、改善の方向性が見えてきます。

    あわせて、事務局の担当者が交代しても運用が止まらないよう、企画の実績や振り返りの記録、運用ルールを文書にまとめておきましょう。引き継ぎの資料を整えておくことも、運用を内製化するうえで欠かせない準備です。

    運用の内製を支える社内SNSの機能比較

    社内広報の発信や称賛、ナレッジ共有といった活用目的と、事務局の作業を助ける機能に注目して、この記事で紹介する製品を一覧にしました。自社で運用を回すときに必要な機能がそろっているかを確認する際に役立ててください。

    製品名特徴
    TUNAGサンクスカードやコメント、スタンプで交流を促す社内SNS。経営メッセージを記事・動画・画像で発信できる
    Coo Kai BBS/掲示板用途別に複数の掲示板を開設できる社内掲示板。公開・終了予約や未読記事の強調表示、掲示板ごとの権限設定に対応
    WowTalkサンクス(電子レター)で感謝を伝え合える国産ツール。掲示板での全社発信や予約投稿にも対応する
    キントーンスペースやスレッドで部署・プロジェクトごとに情報を集約できる。参加メンバーの選択や公開範囲の限定も可能
    RECOG感謝のレターとバリューバッジで称賛を可視化。掲示板での発信や、バリュー実践ランキングの自動生成にも対応
    Talknoteメッセージやノートで社内の会話を活性化。予約投稿のほか、組織活性スコアなどで利用状況を把握できる
    ourlyWeb社内報アプリ。記事の作成・配信から閲覧データの分析まで行え、リアクションやコメントで交流も促せる
    OWNEDNEWSPC・スマホから投稿できる社内コミュニケーションツール。代理投稿や10段階の公開範囲設定、承認機能を備える

    事務局の運用を支える社内SNS・社内報ツール

    投稿企画の実行や交流の促進、振り返りに使うデータの確認など、社内で運用を担う事務局の負担を減らせる製品を紹介します。予約投稿や分析機能の範囲は製品によって異なるため、資料で確かめながら比較しましょう。

    TUNAG

    株式会社スタメン
    《TUNAG》のPOINT
    1. 感謝や称賛を可視化し、働きがいと文化を育む社内SNS
    2. 社内チャットで日常連携を強化し、情報共有もスムーズに!
    3. PC/スマホ対応で全従業員が使いやすい!

    株式会社スタメンが提供する「TUNAG」は、社員同士のつながりを強め、働きがいと組織文化を育む社内SNS・社内チャットサービスです。サンクスカードで感謝を伝え合えるほか、投稿へのコメントやリアクションで日常的な交流を促せます。経営メッセージは記事・動画・画像で発信でき、カテゴリや権限の設定で自社にあったSNS空間を構築できます。専任のカスタマーサクセスが導入から活用定着まで支援するため、運用を社内で担い始める段階でも相談しながら進めやすいでしょう。

    Coo Kai BBS/掲示板

    株式会社ピーエスシー
    《Coo Kai BBS/掲示板》のPOINT
    1. Microsoft 365のデータ活用で掲示板単位での公開範囲の設定が可!
    2. 【新機能搭載】Copilot Chatなどからシームレスにアクセス可!
    3. 他サービスからのデータ移行、Webサイトなどへの埋め込みも可能!

    株式会社ピーエスシーが提供する「Coo Kai BBS/掲示板」は、掲示の公開・終了を予約できる社内掲示板です。投稿カレンダーにあわせた告知を事務局が前もって準備でき、組織名や個人名を選んで投稿できます。「売上速報」や「拠点別のアナウンス」など用途ごとに掲示板を分け、それぞれに投稿・閲覧の権限を設定できるため、推進役ごとに投稿できる掲示板を用意するといった運用も検討できます。未読記事は強調表示されます。Microsoft 365のアカウントで利用し、250ID以上から、1,000ID以上の中堅企業での利用が推奨されています。

    WowTalk

    キングソフト株式会社
    《WowTalk》のPOINT
    1. シンプルな操作性でとっても使いやすい!
    2. クローズド環境でセキュアにコミュニケーションできる!
    3. 40種を超える充実した管理機能で管理がしやすい!

    キングソフト株式会社が提供する「WowTalk」は、社内SNSとビジネスチャットの機能を備えた国産ツールです。電子レターで感謝を伝えるサンクス機能があり、同僚の手助けを称える投稿企画にも活用できます。共有(掲示板)の投稿にはコメントで反応を返せるため、事務局の発信に対する社員の声も集められます。予約投稿や、重要な情報を画面上に優先表示する優先確認通知を使えば、投稿カレンダーにあわせた発信を準備しやすくなります。日報やタスク管理などの業務機能もあり、日々の連絡と社内広報を同じツールで扱いたい企業に向いています。

    キントーン

    サイボウズ株式会社
    《キントーン》のPOINT
    1. 情報に紐づけてコミュニケーションがとれる
    2. チームやプロジェクトごとに情報を整理して集約
    3. 取引先など、社外のメンバーともセキュアにやりとりが可能

    サイボウズ株式会社が提供する「キントーン」は、チームの情報とコミュニケーションを集約できる業務改善プラットフォームです。スペースには部署やプロジェクトごとのアプリとやり取りをまとめられ、参加メンバーの選択や公開範囲の限定もできます。スレッドを議題ごとに分ければ、業務のコツや過去の対応事例を話題別に整理して残せます。社内掲示や重要な内容を全社員あてに一斉通達することも可能です。部署を越えたナレッジ共有の場を、業務データの近くに設けたい企業の選択肢となるでしょう。

    RECOG (株式会社シンクスマイル)

    《RECOG》のPOINT
    1. 「可視化」で社内のコミュニケーションを促進!
    2. 簡単な操作と楽しく使える仕組み!
    3. 組織の課題解決にも効果的!

    Talknote (Talknote株式会社)

    《Talknote》のPOINT
    1. 馴染みやすい操作性で手軽に社員と連絡が取り合える
    2. 社員のモチベーションをデータで可視化できる
    3. 手厚いサポート体制で導入後継続率98.8%を達成

    ourly (ourly株式会社)

    《ourly》のPOINT
    1. スマホ・PCで読みやすい社内報を手軽に作成・配信
    2. 閲覧率などのデータ分析で情報浸透を可視化
    3. 記事へのリアクション・コメントで双方向の交流を促進

    OWNEDNEWS (株式会社エンカウント)

    《OWNEDNEWS》のPOINT
    1. クラゲのようなデザインでリラクゼーション効果
    2. PC・スマホから簡単投稿。代理投稿機能でITスキル不要
    3. 10段階公開範囲設定と承認機能で情報漏えいリスクを防止

    まとめ

    社内SNSの内製には、システムを自社で開発する意味と、運用を自社で担う意味があります。自社開発は既存のビジネスチャットとの役割分担や保守体制を確かめてから判断し、活性化には事務局と推進役による運用の内製化が重要です。社内広報と連動した企画と定期的な振り返りで、投稿が続く状態を目指しましょう。運用を支える機能を比較するため、社内SNS・ビジネスチャットの資料請求も活用してください。

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