ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■重視したい社内SNSの機能別
- 社員プロフィールの登録・確認:Talknote、WowTalk
- 社内報やお知らせの配信:TUNAG、WowTalk、Coo Kai BBS/掲示板、ourly
- 称賛やサンクスの投稿:TUNAG、WowTalk、PRAISECARD
- ■運営の進め方別
- 導入から定着まで提供会社の支援を受けたい:TUNAG、SKIP
- Microsoft 365の環境に掲示板を加えたい:Coo Kai BBS/掲示板
- 閲覧や利用の状況をデータで把握したい:ourly、Talknote
オープンソースで社内SNSを作る方法の種類
オープンソースで社内SNSを作る方法は、ひとつではありません。どのソフトウェアを土台にするかで、最初からそろっている機能と、自社で追加する作業の量が変わります。代表的な3つの方法を整理します。
SNS構築用のソフトウェアを使う
SNSを作るために開発されたオープンソースのソフトウェアを使う方法です。タイムライン、プロフィール、友達やフォローの関係、コミュニティといった、SNSらしい機能が最初から用意されていることが特徴です。
社内向けに使う場合は、社外の人が登録できないようにする設定や、社内で使っている認証基盤との連携が必要です。開発が続いているか、日本語の画面に対応しているかも確認しましょう。更新が長く止まっているソフトウェアは、セキュリティの修正が出ないおそれがあるため、土台として選ぶ前に開発の状況を調べることが大切です。
コミュニティやフォーラム型を使う
話題ごとに掲示板のような場を作れる、コミュニティやフォーラム型のオープンソースを社内SNSとして使う方法もあります。部署やテーマごとに議論の場を分け、過去のやり取りを検索して読み返す使い方に向いています。
一方で、社員どうしの気軽な近況共有や、個人の発信を中心にしたい場合は、タイムラインやプロフィールの機能が物足りないことがあります。社内SNSで何を実現したいかを先に決め、議論の整理を重視するならこの方法、交流を重視するならSNS構築用の方法というように選び分けましょう。
既存の社内ポータルに機能を加える
すでにオープンソースのCMSやグループウェアで社内ポータルを運用している場合は、拡張機能を追加して社内SNSの機能を持たせる方法があります。CMSとは、Webサイトの文章や画像を管理する仕組みのことです。
社員がすでに使っている場所に機能を加えるため、新しいツールを覚えてもらう負担を抑えられる場合があります。ただし、拡張機能の品質や更新の頻度はさまざまです。本体のバージョンアップに追従しているか、利用者の多い拡張機能かを確認してから導入しましょう。
社内SNSに必要な機能をオープンソースでそろえる
社内SNSとして使うには、SNSの基本機能に加えて、会社ならではの機能が必要です。オープンソースの標準機能で足りるか、追加や開発が必要かを機能ごとに確認しましょう。
社員プロフィールと社員名簿
社内SNSでは、所属部署や担当業務、得意分野などを載せた社員プロフィールが交流のきっかけとして役立ちます。社員名簿として検索できれば、「この分野に詳しい人」を部署を越えて探せます。
オープンソースで作る場合、プロフィールの項目を自社にあわせて追加できるか、人事データからの一括登録や更新ができるかを確認します。異動や退職のたびに手作業で直す運用では、情報が古くなるおそれがあります。人事システムとの連携方法と、更新の担当部署を決めておきましょう。
社内報や称賛の投稿
社内SNSは、社内報やお知らせを配信する場としても使われます。重要なお知らせを上部に固定する機能や、誰が読んだかを確認できる機能があると、経営からのメッセージを確実に届けたい場面で役立ちます。
また、同僚の仕事に感謝や称賛を伝える投稿の仕組みを取り入れる企業もあります。こうした機能が標準で用意されていない場合は、拡張機能や独自開発が必要です。開発する機能が増えるほど保守の負担も増えるため、必要性の高い機能から優先して開発することが大切です。
ログイン連携と通知の仕組み
社員が日常的に使う社内SNSにするには、普段使っているIDでログインできると、利用を始める手間を減らせます。シングルサインオンと呼ばれる、1回のログインで複数のシステムを使える仕組みに対応しているかを確認しましょう。
あわせて、新しい投稿やコメントを知らせる通知の仕組みも重要です。メール通知だけでは見逃されやすく、スマホへのプッシュ通知を実現するには専用アプリの開発や外部サービスの利用が必要な場合があります。通知の方法は利用の定着に影響するため、構築前に実現方法を決めておきます。
オープンソースの社内SNSを構築から公開まで進める流れ
オープンソースの社内SNSは、構築してすぐに全社へ公開するよりも、段階を踏んで広げるほうが問題を早く見つけられます。構築から全社公開までの主な流れを3つの段階で整理します。
検証環境での試作
まず、本番とは別の検証環境にソフトウェアを導入し、基本機能を試します。この段階では、必要な機能が標準でそろうか、追加開発が必要な機能はどれか、日本語の表示や検索に問題がないかを確認します。
あわせて、利用人数を想定した動作の速さや、添付ファイルの容量も確かめておくと、本番のサーバーの準備に役立ちます。試作の結果をもとに、開発する範囲と作業量を見積もり、構築にかかる期間と費用を社内で合意してから次の段階に進みましょう。
一部の部署での試験公開
構築が終わったら、一部の部署に限定して公開し、実際に使ってもらいます。社内SNSは使い方の自由度が高いため、どのような投稿が生まれるか、どこで操作に迷うかは、実際に使ってみないとわからない部分があります。
試験公開では、利用者の意見と不具合を記録し、全社公開までに改善します。投稿のガイドラインや問い合わせ窓口も、この段階で試しておきましょう。参加する部署は、新しい取り組みに協力的な部署と、ITツールに慣れていない部署を組み合わせると、幅広い課題を見つけられます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で社内SNS・ビジネスチャットの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品の比較検討を進めましょう。
公開後の社内SNSの運営で発生する作業
オープンソースの社内SNSは、公開してからの運営も自社で行います。システムの保守担当と、投稿を見守る運営担当の両方が必要です。どのような作業が続くかを知っておきましょう。
投稿ガイドラインと見守り
社内SNSでは、誰でも投稿できる分、個人情報や機密情報が書き込まれたり、不適切な表現が使われたりするおそれがあります。投稿してよい内容とよくない内容をガイドラインにまとめ、全社員に共有しましょう。
運営担当は、問題のある投稿が報告された際に、非表示にする、投稿者に連絡するといった対応を行います。対応の基準と手順を文書にしておくと、担当者によって判断がぶれにくくなります。1人で見守るのではなく、人事部門や広報部門と役割を分けて対応する体制を整えましょう。
ソフトウェアの更新と利用状況の把握
システム面では、オープンソースの本体や拡張機能の更新、セキュリティの修正の適用、バックアップの確認といった作業が続きます。独自に開発した機能がある場合は、更新のたびに動作を確かめる必要があります。
あわせて、投稿数や閲覧数、利用している部署の偏りといった利用状況を定期的に確認します。オープンソースの社内SNSでは、利用状況を集計する画面が十分でない場合があるため、必要な指標をどう取得するかを構築時に決めておきましょう。数字をもとに企画や周知を見直すと、利用の定着につながります。
オープンソースの社内SNSが向く会社・向かない会社
オープンソースで社内SNSを作るかどうかは、技術者と運営担当を確保できるか、そして独自の機能がどれだけ必要かで判断します。自社の状況にあてはめて考えてみましょう。
オープンソースが向く会社
社内にWebシステムを構築できる技術者がいて、社内SNSに独自の機能を組み込みたい会社には、オープンソースが向いている場合があります。既存の社内システムと深く連携させたい場合や、データを自社の管理下に置きたい場合も検討の価値があります。
ただし、構築した技術者が異動すると保守が難しくなるおそれがあります。設計書や手順書を残し、複数人で保守できる体制を整えることが前提です。小さく始めて、効果を確かめながら機能を足していく進め方が向いています。
製品の利用が向く会社
技術者を確保しにくい会社や、早く全社で使い始めたい会社では、社内SNSの製品を利用するほうが現実的です。クラウド型の製品なら、サーバーの保守や更新は提供会社が行い、社員プロフィールや社内報、通知の機能もあらかじめ用意されている場合があります。
製品によっては、利用状況の分析や運用の相談に対応する支援を用意しているものもあります。支援の内容は製品ごとに異なるため、資料で確認しましょう。自社で作る場合の費用と工数を見積もり、製品の利用料と比べてから判断すると納得感のある選択ができます。
自社構築と比べたい社内SNS製品の一覧
オープンソースで作る場合に必要になる機能が、製品ではどのように用意されているかを比べられるよう一覧にしました。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| TUNAG | サンクスカードや経営メッセージ発信を備えた社内SNS。専任担当が定着を支援 |
| WowTalk | 掲示板での全社発信とサンクス(電子レター)を備えたビジネスチャット・社内SNS |
| Coo Kai BBS/掲示板 | Microsoft 365のアカウントで使う社内掲示板。過去の掲示データを取り込める |
| ourly | Web社内報の作成・配信と、閲覧率などのデータ分析ができる |
| PRAISECARD | 社員どうしで称賛カードを贈り合い、データを可視化・分析できる |
| SKIP | 大企業向けの社内SNS。導入初期からコンサルタントが運営を支援 |
| Talknote | メッセージやノート、プロフィール機能を搭載。利用状況をデータで確認できる |
構築や運営の手間を抑えられる社内SNS
社員プロフィールや社内報、称賛の投稿といった機能があらかじめ用意され、運営の支援も受けられる製品を選びました。自社で作る場合の費用・工数と並べて検討してみてください。
TUNAG
- 感謝や称賛を可視化し、働きがいと文化を育む社内SNS
- 社内チャットで日常連携を強化し、情報共有もスムーズに!
- PC/スマホ対応で全従業員が使いやすい!
株式会社スタメンが提供する「TUNAG」は、サンクスカードや経営メッセージの発信など、社内SNSで作りたい機能を最初から使える社内SNS・社内チャットサービスです。社員同士で感謝を送り合う仕組みや、記事・動画・画像によるトップメッセージの発信、コメントやリアクションによる交流に対応しています。カテゴリや権限の設定で自社にあった空間を作れ、専任のカスタマーサクセスが導入から活用の定着まで支援します。
WowTalk
- シンプルな操作性でとっても使いやすい!
- クローズド環境でセキュアにコミュニケーションできる!
- 40種を超える充実した管理機能で管理がしやすい!
キングソフト株式会社が提供する「WowTalk」は、社内SNSの発信機能とビジネスチャットを一つのアプリで使える国産製品です。共有(掲示板)で全社向けにお知らせを出し、コメントで反応を集められるほか、優先確認通知で重要な情報を画面上に優先表示できます。サンクス(電子レター)による称賛や、エクセルの社員名簿を取り込める組織ツリーのメンバー管理にも対応しています。提供形態はクラウドです。
Coo Kai BBS/掲示板
- Microsoft 365のデータ活用で掲示板単位での公開範囲の設定が可!
- 【新機能搭載】Copilot Chatなどからシームレスにアクセス可!
- 他サービスからのデータ移行、Webサイトなどへの埋め込みも可能!
株式会社ピーエスシーが提供する「Coo Kai BBS/掲示板」は、Microsoft 365を使う企業が社内ポータルに掲示板を加えたい場合の選択肢です。Microsoft 365のアカウントで利用でき、用途にあわせて複数の掲示板を開設し、掲示板ごとに投稿・閲覧の権限を設定できます。他のアプリケーションで蓄積した過去の掲示データのインポートや、Webサイトへの埋め込みにも対応しています。参考価格は250円~(250ID以上から利用可)です。
ourly (ourly株式会社)
- スマホ・PCで読みやすい社内報を手軽に作成・配信
- 閲覧率などのデータ分析で情報浸透を可視化
- 記事へのリアクション・コメントで双方向の交流を促進
PRAISECARD (BIPROGY株式会社)
- 感謝・称賛の習慣化。カードを贈り合う。
- 個人の強みや相性の良いメンバーを可視化。
- ブロックチェーンで称賛データの改ざん防止と長期保存を支援。
SKIP (株式会社ソニックガーデン)
- 導入初期からコンサルタントがノウハウを提供
- 運営チームとして資料作成・説明支援
- 利用開始ユーザーのみ課金
Talknote (Talknote株式会社)
- 馴染みやすい操作性で手軽に社員と連絡が取り合える
- 社員のモチベーションをデータで可視化できる
- 手厚いサポート体制で導入後継続率98.8%を達成
まとめ
社内SNSはオープンソースで自社構築できますが、社員プロフィールや社内報、通知といった機能をそろえる作業と、公開後の投稿の見守りやソフトウェアの更新は自社で担います。技術者と運営担当を確保できるか、独自の機能がどれだけ必要かで、構築するか製品を使うかを判断しましょう。社内SNS・ビジネスチャットの資料請求で、製品の標準機能と費用を比べてから検討してみてください。

