ITトレンド厳選!おすすめのクラウド型BIツール
カテゴリー数・製品数業界最大級の当サイトおすすめのBIツールを紹介します。比較表のあとに価格や無料トライアルの有無も紹介していますので参考にしてください。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《Dr.Sum》のPOINT
- 導入実績7,200社超!散在したデータを一元化、すぐ使える状態に
- 10億件のデータも1秒台で集計できる◆高速集計◆
- 直感的な操作で誰でも簡単にデータ分析が可能
ウイングアーク1st株式会社が提供する「Dr.Sum」は、数百億件の大容量データに対応できる高速処理を得意とした集計・分析プラットフォーム です。「日経コンピュータ顧客満足度調査2020-2021」データ分析・利活用支援ソフト/サービス部門で1位を獲得しており、認知度や実績も魅力です。
- ■参考価格:別途お問い合わせ
- ■無料トライアル:なし(無料体験デモはあり)
《MotionBoard》のPOINT
- Excelやシステム、DB、IoTなど、さまざまなデータと連携・可視化
- データの可視化だけでなく、ダッシュボードからデータを入力可能
- 国産メーカーならではの充実したサポートで、導入後も安心
「MotionBoard」はウイングアーク1st株式会社が提供しており、専門知識がなくとも豊富なチャートを作成できるダッシュボードです。ExcelやIoTデータなどさまざまなデータソースを高速処理して分析し、一つのダッシュボードに出力します。
- ■参考価格:別途お問い合わせ
- ■無料トライアル:なし(無料体験デモはあり)
《軽技Web》のPOINT
- 導入が低コストで、ユーザが簡単に欲しいデータを自ら入手できる
- レポートや定型帳票を簡単に作成・共有。業務を大幅に効率化
- 帳票の自動作成、異常データの自動検知で、業務の自動化を推進
富士電機ITソリューション株式会社が提供する「軽技Web」は、ユーザ部門の業務効率化・自動化を実現するBIソリューションです。専門知識がなくとも簡単にデータ検索可能で、Excelレポートや定型帳票の作成、共有まで効率的に行えます。対象従業員規模が100名以上から利用できます。
- ■参考価格:1,980,000円 ~
- ■無料トライアル:なし(オンラインデモあり)
《WebQuery》のPOINT
- 【導入実績 6,400件】幅広い業種・業務で活用中!
- 【安全にデータ公開】金融機関200社以上/銀行70行以上の導入実績
- 【手厚いサポート】純国産!納得・満足するまでサポート!
株式会社システムコンサルタントが提供する「WebQuery」は、1998年から販売されている純国産の自社開発BIツールです。専門知識がなくても直感的に操作ができリアルタイムのデータを抽出・可視化できます。6,200社を超える導入実績を持ち、業種や業務を問わずお客様の「業務の効率化」を支援しています。
- ■参考価格:別途お問い合わせ
- ■無料トライアル:別途お問い合わせ
《Excellent》のPOINT
- 【導入実績 6,400件】幅広い業種・業務で活用中!
- 【安全にデータ公開】金融機関200社以上/銀行70行以上の導入実績
- 【手厚いサポート】純国産!納得・満足するまでサポート!
株式会社システムコンサルタントが提供する「Excellent」は、Excel上でデータベースのデータを簡単に取り出せる純国産のBIツールです。専門知識がなくても直感的に操作ができ、エンドユーザーが使い慣れたExcelから自由にデータの抽出や分析を実施、日々の業務の効率化を実現します。
- ■参考価格:別途お問い合わせ
- ■無料トライアル:別途お問い合わせ
Power BI
日本マイクロソフト株式会社が提供する「Power BI」は、ITシステムの操作に詳しくない人でも簡単に操作できるBIツールです。ノンプログラミングでダッシュボードやレポートを作成、共有できます。
Tableau
「Tableau Online」は、Tableauが提供しており、完全クラウドベースの分析プラットフォームです。モバイルアプリにも対応し、どこからでもアクセスして利用できます。アナリスト、IT部門、経営幹部などさまざまな部門の人が活用でき、利便性も高いでしょう。
- ■価格:年額22,000円~/1ライセンス ※Tableau Viewerの場合
- ■無料トライアル:あり
《MicroStrategy》のPOINT
- 組織に合わせてコーティングする必要がなく使いやすい
- 官公庁や自治体などにも導入されている安全性の高さ
- ユーザーの使用するアプリなどを解説して最適なアナリティクス
「MicroStrategy 2021」は、マイクロストラテジー・ジャパン株式会社が提供する統合BIプラットフォームです。セルフサービスBI機能により、直感的な操作で誰でも簡単に高度な分析機能や情報の出力ができます。また、モバイル端末にも対応しているため使いやすいでしょう。
- ■価格:別途お問い合わせ
- ■無料トライアル:別途問い合わせ
BIツールとは
BI(ビジネスインテリジェンス)ツールとは、社内に眠っている大量のデータを統合・分析し、経営や営業活動などで迅速な意思決定を促進するためのツールのことです。BIシステムと呼ばれることもあります。
BIツールを活用することで、帳票データや報告書などを作成する際、顧客情報や売上データなどの膨大なデータを集約・可視化し、分析できるため、経営層の意思決定や、各事業部のマーケティング分析、計画作成などに役立てられます。
企業の競争が激化している現在は、これまでの勘や経験に頼った運営では他社に後れをとってしまうことにもなりかねません。そこで過去の企業データを分析・活用して、正しい経営判断をスピーディーに行うためにBIシステムの導入が進んでいるのです。
BIツールの機能
BIシステムは4つの機能から構成されています。それぞれの特徴は以下のとおりです。
1.多次元(OLAP)分析
OLAP分析とは「Online Analytical Processing 」を略したものであり、日本語でいうとオンライン分析処理と訳されます。データベースを多角的に分析し、問題の要因を掘り下げて検証をする機能です。グラフなどを用いてわかりやすく結果が表示されるので、簡単に次元に沿った切り出しを行う「スライス分析」や次元に沿った展開と集約を行う「ドリル分析」、集計軸を入れ替えて集計すること「ダイシング」など、初心者でも簡単に分析が可能です。
2.レポーティング
売上の管理や、KPIの管理などさまざまな目的で活用され、企業内の膨大なデータを見やすく表示し、素早くタイムリーに問題の兆候を発見するための機能です。データが見える化されることで、改善スピードの向上が見込めます。「ダッシュボード」機能を利用して、複数のデータをより視覚的に確認できます。
※KPIとはKey Performance Indicatorの略で、「重要業績評価指標」のこと。
3.プランニング
経営層が行う予算編成の際に使われる機能です。プランニングの初期設定として、利用者である経営者やマネージャー層からシミュレーションの要件をヒアリングします。過去実績データの分析と「What-if分析」を用いてシミュレーションし、計画の根拠を得られます。
4.データマイニング
膨大なデータに対して統計的な処理を行い、関係性や傾向を探索する機能です。仮説を立てなくともデータ間の法則などを発見してくれます。
BIツールの代表的な4つの機能について、以下の記事で解説しています。より詳細に知りたい方は参照ください。
BIツールとExcelの違い
BIツールの導入企業が増加する一方で、社内データをExcelで加工・分析している企業も少なくありません。「Excelでも分析できるし、なぜBIツールが必要なの?」といった声もあるでしょう。
Excelとの違いとして大きいのが、大量のデータを処理できる点です。Excelで大量のデータを扱おうとすると、ファイルが重くて開けなかったり、動作が不安定になりがちです。また、BIツールならさまざまなデータソースに対応しているため、Excelではできない複数の種類のデータを集めた分析が行えます。さらに数クリックの簡単な操作で、すぐに出したいレポートが作成できるなど、Excelでは工数や時間のかかっていた作業もBIツールならスピーディーに行えます。
オンプレミス型とは違う?クラウド型BIツールのメリット
BIツールには主に「オンプレミス型」と「クラウド型」の2つの提供形態があります。ここからは、クラウド型のBIツールはオンプレミス型と比較してどのようなメリットがあるのかを解説します。
1.PCの性能に依存しないでパワフルな分析が可能
クラウド型のBIツールは、大量のデータを分析する際、クラウド上のサーバで処理するため、PCの性能に依存せず分析が可能です。
2.スタートは、インストール不要でユーザー登録のみ
自社でサーバを用意しインストールするオンプレミス型は、運用開始までに数か月かかることも多いです。対して、クラウド型のBIツールはインストールの必要がなく、アカウント作成やユーザー登録のみでスタート可能です。手軽にはじめたい企業や、早く活用したい場合にはクラウド型がおすすめです。
3.バージョンアップや障害対応などが不要
オンプレミス型は自社で運用管理をする必要がありますが、クラウド型のBIツールはバージョンアップや障害発生時の対応などを提供会社が行います。そのため、管理の工数や手間を大幅に削減できます。
4.簡単にデータをシェアできる
クラウド型のBIツールなら、ネット環境とWebブラウザさえあればどこでもデータを確認できます。また、ツールによってはモバイル対応のものもあります。情報共有が簡単にできれば、社内利用のハードルも下がるでしょう。
5.オンプレミス型よりも安価で使用できる
オンプレミス型は、製品にもよりますが初期導入時に数十万~数千万の費用が発生することがあります。一方、クラウド型は導入時の初期コストがほとんどかからないうえに、その金額も数万円~が主流です。ランニングコストを抑えられるほか、上層部の承認を得やすいため導入がスムーズなケースが多いです。
クラウド型BIツールのセキュリティは問題ない?
社内のデータをクラウドで管理することに、セキュリティ上の不安があるかもしれません。しかし、ISO27001認証を取得しているなど、セキュリティ基準を満たした製品もありますし、IP制限機能で社外からの不正アクセスを防止している製品もあります。もし不安が残る場合は、セキュリティポイントについてベンダーに問い合わせてみることをおすすめします。
クラウド型BIツールの選び方のポイント
前述したとおり、クラウド型のBIツールは低価格で導入できる点がメリットの1つですが、安易に選んでしまうと、自社の利用目的に合わない製品を導入してしまう可能性もあります。
クラウド型のBIツールを選定する際、下記の6つのポイントに注目してみましょう。
- 1.利用人数とコストは適しているか
- 2.データの通信容量の課金方法は問題ないか
- 3.画面の操作性/li>
- 4.トライアルで使用感を試せるか
- 5.データのバックアップはできるか
- 6.サポート体制は十分か
1.利用人数とコストは適しているか
製品の多くは、利用人数に応じた課金体系となっています。事前に利用者の人数を把握し、おおよそのコストを算出しておきましょう。また、ユーザー数に応じて変動する製品のほか、クライアントフリーやサーバライセンス型など、データ量によって変動するプランの製品もあります。
BIツールの費用は提供形態やライセンスによってさまざまですが、月額数万円~数百万円までかなり幅広いため確認が必要です。
2.データの通信容量の課金方法は問題ないか
BIツールには、利用人数のほか、データ通信容量によって費用が変動する製品もあります。分析データを最新の状態にするためには、データベースやDWHなど自社のシステムからBIツールへデータ転送をする必要がありますが、その頻度が多ければ多いほど、費用も高額になる場合があります。データ通信容量についても事前に確認しておきましょう。
3.画面の操作性
BIツールでは、ダッシュボード機能で各項目のデータをまとめて確認できます。ダッシュボードは利用頻度が高く、更新が遅かったり動作が重かったりすると、使われなくなる可能性があります。ダッシュボードの見易さや操作性も事前に確かめておきましょう。セルフサービスBIツールのように、誰でも扱いやすいよう作られた製品から選定するのもおすすめです。
4.トライアルで使用感を試せるか
使いやすさや動作スピードなどは、実際に試してみないと実感できない部分です。製品によっては無料トライアルを実施しているものもありますので、積極的に利用してみましょう。
5.データのバックアップはできるか
BIツールのデータは非常に重要なものとなります。このデータが万が一消えてしまった場合に備えて、バックアップをいつ、どの頻度で行うかも確認しておきましょう。また、それにかかる費用もあわせて確認すると安心です。
6.サポート体制は十分か
「BIツールを導入したけれど、使い方そのものが難しく結局利用されなくなる」という失敗例もあるため、サポートや教育体制を整えている提供会社を選ぶとより安心です。丁寧なサポートをしてくれるのか、いつでも受け付けてくれるのか、費用についても確認しましょう。
BIツール製品を比較して自社に合った製品を選ぼう
BIツール導入に成功するポイントは「使いやすかどうか」です。BIツールの操作性は形態によっても異なり、製品一つひとつに特徴があります。一番重要なのは自社に合った製品を選ぶことであり、もしクラウド型が合わないと感じたら、オンプレミス型などその他の提供形態も含めて製品選びをしましょう。