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LMSで海外拠点・外国籍社員の受講を管理する|eラーニングの多言語対応

LMSで海外拠点・外国籍社員の受講を管理する|eラーニングの多言語対応

LMS(学習管理システム)の多言語対応とは、受講画面や管理画面、通知メールの表示言語を利用者ごとに切り替えられる機能のことです。ただし、画面の表示言語の切り替えと教材の翻訳は別の機能で、eラーニング教材は言語ごとに用意するのが基本です。この記事では、海外拠点の従業員や国内で働く外国籍社員の受講を管理する担当者に向けて、言語別のコース設定や受講状況の把握、教育記録の残し方を解説します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

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    ■受講者の範囲別
    ■受講画面の対応言語別
    ■管理体制別

    LMSの多言語対応で切り替わる範囲

    「多言語対応のLMS」と一口にいっても、どこまでの表示が切り替わるかは製品によって異なります。導入後に「思っていたより翻訳されない」とならないよう、切り替わる範囲を整理します。

    受講画面と管理画面の表示言語

    多言語対応の基本は、メニューやボタン、案内文といった画面の表示言語の切り替えです。受講者が自分の言語を選ぶと、ログイン画面や受講一覧、テストの操作ボタンがその言語で表示されます。

    確認したいのは、受講者向けの画面だけでなく、管理画面も多言語で使えるかどうかです。海外拠点の担当者に受講状況を確認してもらう場合、日本語のみの管理画面では操作の負担が大きくなります。対応している言語の数と種類も、自社の拠点がある国や受講者の母語にあわせて確かめましょう。

    通知メールと修了証の言語

    受講案内や督促のメール、修了証も、受講者の言語で届けたい項目です。LMSによっては、通知文のひな型を言語ごとに登録し、受講者の言語設定にあわせて自動で送り分けられます。

    一方で、ひな型の翻訳は利用企業が行う製品もあります。受講者に届く文面のうち、どこまでが製品側で翻訳済みで、どこからを自社で用意する必要があるのかを、デモ画面で確かめておくと安心です。

    言語ごとに用意する教材

    LMSの多言語対応は画面表示の切り替えを指すのが基本で、日本語で作った教材が自動で翻訳されるわけではありません。教材の動画やスライド、テストの設問は、言語ごとに翻訳版を用意する必要があります。

    教材の翻訳には、翻訳会社への依頼や、機械翻訳を使って社内で確認する方法があります。教材作成機能に翻訳の支援機能を備えた製品もあるため、教材の多言語化までLMSで行いたい場合は、その範囲もあわせて確認しましょう。

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    言語別にeラーニングのコースを管理するLMSの設定

    同じ研修を複数の言語で配信する場合、コースの持ち方によって割り当てや集計の手間が変わります。言語版の管理方法と、受講者への振り分け方を解説します。

    同じ研修の言語版をひとつのコースにまとめる

    言語版の管理には、言語ごとに別のコースを作る方法と、ひとつのコースに複数の言語版を持たせる方法があります。後者に対応したLMSでは、同じ研修として受講率を集計しやすくなります。

    言語ごとに別コースにする場合は、コース名に言語を示す記号を付けるなどのルールを決め、集計の際に合算できるようにしておきましょう。どちらの方法がとれるかはLMSの仕様によって異なるため、導入前に確認が必要です。

    受講者の言語設定で教材を振り分ける

    受講者のプロフィールに使用言語を登録しておけば、言語ごとに適切な教材を割り当てられます。人事システムから国籍や勤務地を取り込んで言語を決める方法もありますが、国籍と得意な言語が一致するとは限りません。

    受講者が自分で言語を選び直せるようにしておくと、本人が理解しやすい言語で受講できます。言語を変えたときに、それまでの受講記録が引き継がれるかも確認しておきたい点です。異動で勤務地が変わった社員の言語設定を誰が見直すかも、運用ルールに含めておきましょう。

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    海外拠点のeラーニング受講状況を本社で把握する

    海外拠点を含めて研修を行う場合、本社が全体の受講状況をどう把握し、拠点の担当者とどう分担するかが運用のポイントです。集計とレポート、権限と時刻の設定の2点を解説します。

    拠点別・言語別の受講率をレポートで確認する

    全社共通のコンプライアンス研修などでは、拠点別や言語別に受講率を集計できると、遅れている拠点を早めに把握できます。レポートの項目に勤務地や言語を含められるかを確認しましょう。

    拠点ごとに使う言語が違っても、本社の担当者は日本語の管理画面で集計結果を確認できるのが理想です。コース名や設問を言語ごとに別の名前で登録していると集計が分かれてしまうため、共通の管理番号を付けておくと照合しやすくなります。

    拠点ごとに管理者権限と時刻を設定する

    拠点の人数が多い場合は、拠点ごとに管理者を置き、自拠点の受講者だけを管理できる権限を与える方法があります。本社がすべての督促を担うより、現地の事情に詳しい担当者が対応したほうが受講が進みやすい場合もあります。

    海外拠点では、受講期限やシステムからの通知の時刻にも注意が必要です。日本時間で期限を設定すると、時差のある拠点では期限が前後にずれるため、受講者ごとにタイムゾーンを設定できるかを確認しましょう。

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    外国籍社員の教育記録をLMSで残す

    国内の工場や店舗で働く外国籍社員への教育では、内容を理解してもらえたかを確かめ、その記録を残すことが大切です。LMSを使った教育記録の残し方を解説します。

    安全衛生教育を理解できる言語で行う

    厚生労働省の「外国人労働者の雇用管理の改善等に関して事業主が適切に対処するための指針」では、外国人労働者への安全衛生教育を、本人が内容を理解できる方法で行うよう求めています。機械設備や保護具の使い方が確実に理解されるよう留意することも示されています。

    LMSで母語や理解しやすい言語の教材を配信すれば、受講者は自分のペースで繰り返し確認できます。誰がいつどの言語版を受講したかが記録に残る点も、教育の実施状況を確認するうえで役立ちます。

    理解度テストと受講記録で確かめる

    教材を受講しただけでは、内容を理解できたかまでは分かりません。言語ごとに理解度テストを用意し、合格点に届かなかった人には再受講や現場での個別指導を行うといった流れを決めておきましょう。

    テストの設問を翻訳する際は、言語によって正解の選択肢の意味が変わっていないかを、現地の言葉が分かる人に確かめてもらうことが大切です。修了の記録とテストの結果をあわせて保存しておけば、後から教育の状況を振り返る際の根拠として使えます。

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    多言語でLMSを導入する前に決めておくこと

    多言語対応のLMSは、導入後に対象言語や運用の分担を決めると、設定のやり直しが生じるおそれがあります。導入前に社内で決めておきたい3つの事項を紹介します。

    対象言語と翻訳を担う人の決定

    まず、どの言語に対応するかを、拠点の所在国や外国籍社員の母語をもとに決めます。すべての言語で教材を用意するのが難しい場合は、対象外の言語の受講者には英語ややさしい日本語の教材で補う方法もあります。

    あわせて、通知文や教材の翻訳を誰が担うかも決めておきましょう。本社で一括して翻訳会社に依頼するのか、各拠点の担当者が確認するのかによって、教材の公開までにかかる期間が変わります。

    海外拠点の個人データの取り扱い

    海外拠点の従業員の氏名や受講記録をLMSで扱う場合、日本の個人情報保護法に加え、拠点がある国や地域の個人データ保護の法令が関係する場合があります。例えばEU域内の拠点では、GDPR(EU一般データ保護規則)への対応を検討する必要があります。

    受講データを保存するサーバーの所在国や、拠点から本社に移す情報の範囲によって、必要な手続きが変わる可能性があります。法務部門や現地の担当者と相談し、必要に応じて専門家に確認したうえで運用を決めましょう。

    多言語の受講マニュアルと問い合わせ窓口の用意

    LMSの画面が多言語で表示されても、ログインの方法や受講の進め方が分からなければ、eラーニングの受講は進みません。受講者向けの操作マニュアルを対象言語ごとに用意し、初回の受講案内に添えて届けましょう。

    あわせて、ログインできない、動画が再生されないといった問い合わせを、どの言語で誰が受け付けるかも決めておきます。拠点の担当者が一次対応し、解決しない内容を本社やベンダーにつなぐ流れにすると、時差があっても対応が滞りにくくなります。

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    多言語で受講管理できるLMSの比較表

    この記事で紹介するLMSについて、受講画面の対応言語や教材の多言語化機能、拠点をまたいだ管理のしやすさを一覧にしました。対象とする言語や拠点の数にあわせて候補を絞り込む際に活用してください。

    製品名特徴
    SmartSkill Campusユーザーインターフェースは23言語に対応。グループ会社の一元管理機能を備える
    ELTMAP(エルマップ)日本語・英語・中国語・ベトナム語・タガログ語など14言語に対応するLMS
    manebi eラーニング教材の内容をAIが翻訳し、8か国語の字幕を表示。外国人従業員の教育に使える
    オウルキャスト多言語対応のeラーニングシステム。日本語の動画から多言語の字幕・音声を自動生成できる
    Generalist/LM日本語と英語に対応。マルチテナントや権限分離の機能で管理範囲を分けられる
    LearnO画面を英語表示に切り替えられる。受講者を任意のグループにまとめて管理できる
    Cloud Campus日本語・英語に対応。ユーザー登録数無制限の定額制で、グループ企業にも展開しやすい
    サムトータル・ラーニング・マネジメントソリューション標準で8言語、オプションで20言語以上に対応。海外拠点を含む全社教育を支援
    Learning Ware30以上の言語で利用できるLMS。eラーニングと集合研修を一元管理できる
    Platon受講者画面は9言語に対応。API連携やシングルサインオンにも対応する
    学び~と多言語に対応したクラウド型LMS。複数サイトの一括管理にも対応する

    海外拠点や外国籍社員の受講を管理できるLMS

    受講画面の表示言語や、言語の異なる受講者向けの教材づくり、拠点をまたいだ管理機能を備えたLMSを紹介します。受講者の範囲と管理体制にあう製品を比べてみてください。

    SmartSkill Campus

    株式会社レビックグローバル
    《SmartSkill Campus》のPOINT
    1. 「多機能性」と「盤石な基盤」であらゆる教育施策を実現
    2. 「多彩な学習コンテンツ」で導入直後から教育効果を発揮
    3. 「AI技術」を活用した独自機能で学習効果を最大化

    株式会社レビックグローバルが提供する「SmartSkill Campus」は、海外拠点を含めた全社的な教育展開を想定した多機能型のLMSです。ユーザーインターフェースは日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・ベトナム語・タイ語など23言語に対応しています。グループ会社を一元管理する機能に加え、組織構造にあわせた柔軟な権限設定が可能です。本社で全体の受講状況を把握しつつ、各拠点の上司や担当者にも管理を任せる体制を検討しやすいでしょう。

    ELTMAP(エルマップ)

    株式会社アーティスソリューションズ
    《ELTMAP(エルマップ)》のPOINT
    1. 教育担当者は「負担減」、受講者は「習熟徹底」を実現
    2. 受講者は「いつ・何を」受講すればよいのかを、一目で把握可能
    3. 自動進捗管理機能や再学習機能を搭載、育成投資額の集計も可能

    株式会社アーティスソリューションズが提供する「ELTMAP(エルマップ)」は、利用顧客ごとにサーバーを構築する構成のLMSです。対応言語は日本語、英語、中国語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、タガログ語、ポルトガル語、スペイン語など14言語で、受講者の言語にあわせた運用を検討できます。受講状況や結果は自動で集計・分析・送信され、確認テストの結果に応じて再学習を求める機能も搭載しています。API連携やカスタマイズにも対応しています。

    manebi eラーニング

    株式会社manebi
    《manebi eラーニング》のPOINT
    1. 【運用も安心】受講者が迷わない操作性+サポートチームの伴走
    2. 【豊富な教材】10,000教材から選べる階層別・コンプラ研修
    3. 【コスパ◎】IDのオンオフ切替で無駄のない運用を実現

    株式会社manebiが提供する「manebi eラーニング」は、国内で働く外国籍社員の教育にも活用できるeラーニングシステムです。外国語字幕生成AIが既製教材や自社教材の内容を読み込んで自動で翻訳し、8か国語の字幕を表示します。コンプライアンスや階層別研修などの既製教材に加え、自社でアップロードした教材も配信できます。管理者ダッシュボードには受講者ごとの進捗がグラフで表示されるため、言語の異なる受講者の受講状況もまとめて把握できます。

    オウルキャスト

    株式会社ストランダー
    《オウルキャスト》のPOINT
    1. これ1つでeラーニング事業に必要なものが揃う
    2. アカウント数無制限のeラーニングシステム
    3. AIに対応し、受講状況の分析や販売戦略の立案をサポート

    株式会社ストランダーが提供する「オウルキャスト」は、多言語対応の機能を備えたeラーニングシステムです。AI自動翻訳機能により、日本語の動画から多言語の字幕や音声を付けた教材を自動で生成でき、外国人労働者向けの研修の準備に役立ちます。受講履歴は動画をどこまで見たかまで記録され、CSVで出力できます。契約企業ごとに専用の受講ポータルを用意し、先方の担当者に進捗を確認できる権限を付与する機能も備えています。

    Generalist/LM

    株式会社東芝
    《Generalist/LM》のPOINT
    1. 直感操作のオーサリングツールでeラーニング教材をかんたん作成
    2. スキルマップで社員のスキルを可視化し戦略的な人材育成を支援
    3. 400以上の既製コンテンツですぐにeラーニングをスタート可能

    株式会社東芝が提供する「Generalist/LM」は、日本語と英語に対応したLMSです。マルチテナントや権限分離の機能を備えているため、拠点やグループ会社ごとに管理の範囲を分けて運用する体制を検討できます。研修ごと・受講者ごとの2方向から進捗を確認でき、受講データはグラフ化してダウンロード可能です。シングルサインオンや人事システム連携にも対応しており、拠点ごとの受講者情報を人事データとあわせて管理したい場合の候補です。

    LearnO

    Mogic株式会社
    《LearnO》のPOINT
    1. パソコン・スマートフォンの各ブラウザに対応しスムーズに学習
    2. シンプルで誰でも使いやすい操作画面
    3. 選べるプラン&リーズナブルな価格

    Mogic株式会社が提供する「LearnO」は、画面の表示を英語に切り替えられるeラーニングシステムです。英語で受講したい社員と日本語の社員が同じ環境で学べます。受講者をプロジェクトや役職者などの任意のグループにまとめられるため、所属の異なる受講者にも一括で研修を実施可能です。ユーザー個別の受講状況や講座ごとの受講率はCSVで取得できます。SAML認証によるシングルサインオンは有料オプションで用意されています。

    Cloud Campus

    株式会社サイバー大学
    《Cloud Campus》のPOINT
    1. ユーザ登録無制限・定額制
    2. 研修作成から履歴管理までかんたん操作
    3. 100種類以上のeラーニングコンテンツが見放題

    株式会社サイバー大学が提供する「Cloud Campus」は、日本語と英語に対応したeラーニングシステムです。ユーザー登録数無制限の定額制のため、受講者数を気にせず他部署やグループ企業に展開しやすい料金体系です。動画教材には字幕を設定でき、ユーザーごとに権限を設定できます。受講の有無や進捗率、テストの理解度などの履歴をコースごとに抽出し、履歴画面から受講促進メールを送ることも可能です。

    Learning Ware (株式会社プロシーズ)

    《Learning Ware》のPOINT
    1. 導入企業2,400社、利用者数100万人以上の圧倒的な導入実績!
    2. シングルサインオンで煩雑なログインフローなし!意欲的な学習を
    3. 30以上の言語対応でグローバル企業にも対応!

    Platon (ロゴスウェア株式会社)

    《Platon》のPOINT
    1. 低価格・従量課金制プランでスモールスタート可能。
    2. API・SSO対応で既存環境に容易に統合可能。
    3. 受講者画面は9言語対応でグローバル運用可能。

    学び~と (エスエイティーティー株式会社(駿台グループ))

    《学び~と》のPOINT
    1. 既存資料を直感的に活用してオリジナル教材を作成。
    2. 進捗や理解度を可視化し、学習効果の向上を支援。
    3. 少人数からの月額利用、複数サイト一括管理、多言語対応。

    まとめ

    LMSの多言語対応は、受講画面や管理画面、通知の表示言語を切り替える機能で、教材は言語ごとに用意するのが基本です。海外拠点や外国籍社員のeラーニングを管理するには、言語別のコース設定や拠点別のレポート、タイムゾーンや権限の設定、教育記録の残し方まで確認しておく必要があります。対象言語と管理体制を整理したうえで、資料請求をして各LMSの対応範囲を比べてみてください。

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    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「LMSで海外拠点・外国籍社員の受講を管理する|eラーニングの多言語対応」というテーマについて解説しています。eラーニングシステム(LMS)の製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
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