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eラーニングの種類とは?歴史やメリット・活用事例まで紹介!

eラーニングの種類とは?歴史やメリット・活用事例まで紹介!

企業の研修や教育を効率化させることができるeラーニング。研修内容の平準化やコストの低減など、さまざまなメリットがあることから、多くの企業で導入されています。

eラーニングは、提供形態や対応端末、コンテンツ内容によっていくつかの種類に分けられます。ここでは、eラーニングの種類を、それぞれ解説します。

eラーニングの基本知識

そもそもeラーニングとは何かについて、基本知識を整理しましょう。

eラーニングとは

eラーニングとは、PCなどの電子機器を利用して学習を進める方法のことを指します。現在ではインターネットを利用して教材コンテンツを受信し、受講する方法が一般的です。

eラーニングとmラーニングの違い

eラーニングとmラーニング(モバイルラーニング)の違いは、学習を行う端末です。

eラーニングでは、主にパソコンを使って学習します。対してモバイルラーニングでは、スマホやタブレットなどモバイル端末を使って学習します。

モバイルラーニングのことをもっと知りたいという方はぜひ以下の記事をご覧ください。

関連記事 モバイルラーニングとは?メリットやデメリット、導入ポイントを解説

eラーニングの歴史

eラーニングが広まる前の学習といえば、一つの場所に集合し、紙に印刷された教材を開きながら講師の話を聞く、という方法が主流でした。しかし、この方法は交通費や会場費なども含めて多額のコストが掛かる上に、参加には時間調整が必要なこと、講師によっては研修のレベルにばらつきが生じることなど問題点がありました。

これらの課題を解決する手段として、eラ-ニングが登場しました。当初は教材をCDやDVDなどで配布し、PCで再生していました。しかし、インターネット技術の発展により、コンテンツのオンライン配信による配布や、講師と受講者のリアルタイムなディスカッションなど、より高度な学習形態が普及してきています。

関連記事 eラーニングと通信教育の違いは?歴史やメリットを解説!

代表的な5つのメリット

さきほど簡単に触れましたが、eラーニングにどのようなメリットがあるのか、細かく解説します。

●時間や場所を選ばない
eラーニングは自主学習であるため、受講者の都合に合わせて好きな時間に受講することができます。また、クラウド型のeラーニングであれば、インターネット環境さえあればどこでも受講できます。
●学習管理が簡単
LMSと呼ばれる学習管理システムが備わっているeラーニングシステムでは、全員の受講進捗や理解度などを一元管理できます。進捗が遅れていたり、つまずいていたりする受講者に対しては、個別にフォローアップすることも可能です。
●コストを抑えられる
集合研修を開こうとすると、会場費や教材コンテンツの印刷費、講師の派遣費用などコストがかかりがちです。eラーニングであれば、最初にシステムとコンテンツ以外の費用はかからないため、全体のコストを抑えられます。
●理解度のばらつきが少ない
全員が同じ内容で研修を受けられるため、講師による理解度のばらつきなどが起こる心配は少ないといえるでしょう。学習管理による進捗・理解度のチェックとあわせて、一定の理解度に達した状態で研修を終えやすいです。
●最新かつ素早い情報共有が可能
紙の教材では、内容を変えるたびに新しく印刷しなおす必要がありますが、eラーニングであれば配信コンテンツを差し替えるだけで最新の情報にアップデートできます。
関連記事 eラーニングのメリット・デメリットとは?企業と受講者の視点で解説
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eラーニングの種類

eラーニングは、その提供形態、対応端末、コンテンツ内容などいくつかの観点から分類できます。

提供形態

eラーニングの提供形態は、主にイントラネット型とクラウド型の2種類に分けられます。

イントラネット型eラーニングシステム

自社のサーバー内にeラーニングシステムを構築し、社内のイントラネットを通じてアクセス・利用する型です。外部につながっていないため、セキュリティレベルが高いことが特徴です。

クラウド型eラーニングシステム

インターネット上にあるサービスにログインして利用する型です。初期導入コストが比較的安価で、人数の増減にも柔軟に対応できることが特徴です。

対応している学習ツール(端末)の種類

eラーニングが登場した当初はPCにしか対応していませんでしたが、スマートフォンやタブレットなどさまざまな端末が普及してきたことにより、マルチデバイスで受講できるeラーニングも増えています。

PC

大きな画面で見やすい研修画面を使い、落ち着いて研修を受けられます。研修場所としては、オフィスや自宅が想定できるでしょう。

スマートデバイス

持ち運びができる端末で、移動中や訪問の合間など、スキマ時間でも学習を進められます。専用のアプリを用意している場合もあります。

教材コンテンツの種類

コンテンツの内容や受講対象者によって適切な形式は異なります。ここでは4種類の形式をご紹介します。

資料配布型

集合研修で利用していた様な資料をそのままデータ化し、必要に応じて音声やアニメーションを組み込んだうえで教材として利用する型です。手軽に用意できる点がメリットといえます。

アニメーション型

ストーリー進行があり、親しみやすいキャラクターが説明してくれるような型です。テレビアニメを見ている様な感覚で受講でき、子ども向けやさまざまな年代の受講者がいる教材などに多く使用される傾向があります。

動画配信型

講師が動画形式で説明する方法です。講師と資料などを同時に写す場合や、実際の講義風景のまま収録する場合などがあります。

漫画型

漫画形式で講義が進むタイプです。途中で受講者に選択をさせるなど一方通行にさせない工夫などがされているものもあります。

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eラーニングの3つの活用方法のご紹介

ここでは、eラーニングの効果を高める活用方法をいくつかご紹介します。

活用方法1.集合研修と組み合わせ

集合研修とeラーニングを組み合わせて実施する方法です。学習の動機づけや実習などは集合研修で行い、知識の習得・復習などはeラーニングによる自主学習でおこなうパターンです。

活用方法2.仮想的な研修会場として利用

受講生同士がeラーニングシステムに搭載されているチャットなどを利用してコミュニケーションを取ったり、ライブ配信の授業を受けたりすることで、仮想的な研修会場として機能させる方法です。

1人で学習を続けていると、どうしてもモチベーションの維持が難しいときもありますが、コミュニケーションを取りながら受講を進めていくことで、学習効果が高まりやすいと言われています。

活用方法3.紙の教材と組み合わせ

基本的な学習は紙の教示でおこない、質疑応答などはeラーニングで実施するなどのパターンです。基礎的なスキルを受講者が身につけた状態でeラーニングを受けることになるため、ケーススタディなどディスカッションを含むような研修でも効果的に活用できます。

eラーニングの導入効果を以下の記事で詳しく扱っています。eラーニングの効果を知りたい方はぜひご覧ください。

関連記事 eラーニングシステムの導入効果は?5つの導入事例を解説!

eラーニングを導入するために必要なもの

eラーニング実施に必要なもの

eラーニングを実施する際には、主にハードウェア・ソフトウェアが必要です。

ソフトウェア

学習管理システム(LMS)
LMSは受講者が教材を登録して講義を受けたり、学習結果を管理したりしてフィードバックを行うほか、受講者同士・講師と受講者間のコミュニケーションもできるシステムです。
教材コンテンツ
eラーニングを行うためには、それぞれ学びたい分野の教材をLMSに登録する必要があります。この教材は、一般的なものならシステムにデフォルトで搭載されているものや、市販されているものもあります。自社のオリジナルコンテンツなどは、作成するか社外のプロにアウトソースも可能です。

ハードウェア

LMSを動かすサーバー
LMSを動作させるためのサーバーです。大規模なシステムを動かすなら、独立したサーバーの導入が好ましいでしょう。
データ保管のためのサーバー
eラーニングシステムの教材や、受講者の情報・成績情報などを管理するサーバーです。
受講者用の端末
受講者用のPCやスマホ・タブレットなどのハードウェアです。

eラーニングに必要な準備についてさらに詳しく

上述した通り、eラーニングを導入するにあたって必要なものは「ソフトウェア」と「ハードウェア」です。ここではそれらを掘り下げ、詳しく解説していきます。

ソフトウェア:学習管理システム(LMS)

eラーニング実施に欠かせないもう1つの要素「eラーニングシステム」は、教材を配布するのに欠かせないシステムです。音楽CDだけあっても、再生装置がないと音楽が聞けないのと同様、「eラーニングシステム」がないと「eラーニングコンテンツ」は配信できません。

教材である「eラーニングコンテンツ」の配布や再生を行うとともに、受講者の成績を記録する役割を担うのが「eラーニングシステム」となります。

「eラーニングシステム」選定の際に知っておきたいSCORMとは

SCORMとは、eラーニングを共通化するための標準規格です。「学習コンテンツの再利用性(reusability)」「アクセス可能性(accessibility)」「耐用性(durability)」「相互互換性(interoperability)」の規格を定めたものです。

SCORMは製品選定の重要ポイント

製品選定に際して、そのシステムがeラーニングの国際標準規格(SCORM)に沿っているかどうかが、1つの基準となります

「eラーニングシステム」がこの規格に対応していることで、より多くのコンテンツを選択できるようになります。規格に沿っているシステムであれば、異なるLMS間であっても、コンテンツが互換性を持ち、幅広い分野から教材を選定できます。

製品の選び方はほかにも様々なポイントがあります。以下の記事でチェックしてみてください。

ソフトウェア:学習教材・コンテンツ

「eラーニングコンテンツ」とは、学習したい科目や内容の教材のことです。 その教材の入手方法は以下の3つが考えられます。

  • ●市販教材を購入する
  • ●外部業者に委託して作成する
  • ●自社内で作成する

ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。

市販教材を購入する

コンテンツベンダーから「市販教材を購入する」のがもっとも手軽でコストもかかりません。しかし、コンテンツの内容については一般的な学習内容が中心で、自社の業務に合わせてカスタマイズすることは難しいでしょう。

社外のプロのアウトソース

その点で「外部業者に委託して作成する」「自社内で作成する」という方法ならば、自社の学習内容に合った教材を作成できますが、コストや制作時間がかかってしまいます。特に「自社内で作成する」方法を採用すれば、自社の業務に最適な教材を作成できますが、より多くのコストと社内のリソースが必要です。

自社内で作成する

市販の教材を活用するとどうしても汎用的な内容になってしまいがちです。自社の業務内容に合わせて外注するとなると、費用もかかります。そこでeラーニングシステムの中には、自社で作成したオリジナルの教材をアップできる製品や作成機能の備わっている製品があります。

オリジナルのコンテンツが作成できる「eラーニング教材作成ツール」を活用することで、自社内でのコンテンツ作成を効率化できます。コストやリソースのためにも「eラーニング教材作成ツール」について調べておきましょう。

関連記事 eラーニングを作成するには?自作方法やおすすめのeラーニング作成ツールを紹介

ハードウェア:サーバー

サーバーは、オンプレミス型(自社に設置するタイプ)・クラウド型(自社に設置しないタイプ)と選択の幅があります。オンプレミス型は初期費用・運用費がかかります。クラウド型は従量課金制で使ったら使った分だけ費用が掛かりますが、メンテナンス・運用の必要性がありません。

規模が大きいシステムはオンプレミス・そうでないものはクラウドサーバーを使うといいでしょう。

ハードウェア:受講者用の端末

受講者用の端末は、自社で専用端末を用意する場合と、自前のものを利用する場合があります。

PCやタブレット端末は、会社が用意するケースが一般的ですが、スマホは自前のものにアプリを入れてeラーニングを行うという場合も多いでしょう。

自社に合ったeラーニングシステムを導入しよう

いかがでしたでしょうか。一口にeラーニングといっても、さまざまな種類があります。自社に合う形態は何か、コンテンツ内容はどの様なものか、ぜひ各eラーニングシステムを比較してみてください。

以下の記事では、eラーニングシステムの徹底製品比較をしています。導入を考えている方はぜひご覧ください。

関連記事 【年間ランキング】eラーニングシステム19選を種類別に比較!選び方や機能も紹介
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