モバイルラーニングとは
ここでは、そもそもモバイルラーニングとはどのようなものなのか解説します。
モバイル端末を使った学習方法のこと
モバイルラーニングは、モバイル端末で学習することを意味します。モバイルの頭文字を取って「mラーニング」と呼ばれることもあり、スマートフォンやタブレットなどを使うのが特徴です。アプリなど、モバイル端末で学習できるものであればすべてが該当します。
ガラケーがメインで使用されていた2000年代にも、モバイルラーニング自体は存在していました。しかし当時は画像や動画を快適に動かせるほどのスペックがなかったため、実質テキストでしか内容を表示できませんでした。
そのため学習媒体としては、あまり活用されていなかったのが実状です。モバイルラーニングが本格的に普及し始めたのは、動画や画像を表示しやすいスマートフォンが登場してから(2010年代)となります。
短時間学習と相性が良い
モバイルラーニングはコンテンツ内容が細分化されているため、短時間で取り組むことが可能です。
情報機器を利用して学習する方法にはeラーニングも挙げられますが、これは短期的な学習には向きません。eラーニングは長期的な学習を想定しており、コンテンツ量が膨大であるためです。
またeラーニングで使用しているブラウザがセキュリティが脆弱と言われるIE9以前の場合、モバイルラーニングよりもセキュリティ面で不安があります。

モバイルラーニング活用のメリット
モバイルラーニングのメリットは、ちょっとした隙間時間に学習できる点です。現在はスマートフォンを持っている方が多く、パソコンを持っていないアルバイトやパートの方にも学習機会を与えられます。営業マンやトラック運転者など、外出の多い方にもおすすめです。
またモバイルラーニングは、社内教育にも活用できます。スマートフォンを通じて教育担当者と回答者がリアルタイムでコミュニケーションを取れるためです。これにより個人の課題を迅速かつ正確に把握して対応することが可能です。実際に簿記会計に関する教育を実施し、高い合格率を誇る企業も存在します。
さらにスマートフォンにはパソコンに比べて持ち運びやすい、起動が早いというメリットもあります。
モバイルラーニングのデメリット
モバイルラーニングは、どこでも学習できます。しかし自分でしっかり時間を取らないと学習が進みません。能動的に学習を進められる方でなければ、使いこなすのは難しいでしょう。
また、インターネットを利用するため、通信料の問題もあります。個人用のスマートフォンを使ってもらおうと考えている場合は、特に注意してください。さらに学習内容を外部に漏らさないようにする、コンプライアンス強化も重要です。会社の信用にも関わってくるため、ITリテラシーについて教育する必要があります。
スマートフォンは画面がコンパクトで文字や画像などが小さく表示されます。このことに対して不便さを覚える方には向いていません。
モバイルラーニングの導入ポイント
モバイルラーニングを導入するにあたって、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか?
最適な提供形態かどうかを判断する
導入前は、自社の提供したいコンテンツが本当にモバイルラーニングに適しているのか確かめる必要があります。
たとえば外回りの多い営業マンには、持ち運びしやすいモバイルラーニングが最適です。社内データベースとの連携が必要な場合は、カスタマイズ性が高いeラーニングの方が良いでしょう。
職種や業態に応じて、ユーザーが学びやすいデバイスでコンテンツを配信することが大切です。
ユーザーが見やすいデザインを採用する
ユーザーが見やすいデザインを採用すると、コンテンツの内容を理解しやすくなり学習効率が上がります。
配信媒体が使いづらいと、コンテンツ自体は優秀でも手間と労力がかかります。担当者には学習コンテンツの充実だけでなく、テクノロジーの知識も必要です。どのテクノロジーを使うかは、無料トライアル期間などを利用していろいろなツールを試して決めると良いでしょう。
実装が終わったら、モバイルデバイスを使って実際に使いやすさを確認します。UI・UX・操作性・両面構成などが分かりやすくなっているかをチェックしましょう。ユーザーが必要な情報にストレスなくアクセスできるかが重要です。
以下を参考にして、ユーザーが見やすいデザインのシステムを選定しましょう。
- ■ユーザーが直感的に操作できるデザインである
- ■使い方を説明するシステムを細かく実装している
- ■早い時期にIT部門と連携しておく
- ■モバイル関連の使用ポリシーを設定する
モバイルラーニングについて理解し、最適な学習方法を選択!
モバイルラーニングは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を利用した学習方法です。
eラーニングとは異なり、短期集中型の学習に向いています。どこでも利用できるため、外出が多い業態におすすめです。ただし能動的に学習できない方には不向きです。導入時は自社の提供したいコンテンツに合っているかよく確認しましょう。
モバイルラーニングについて理解しながら以下の記事で紹介している製品も参考に、最適な学習方法を選択してください。
