ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■導入範囲別
- 入退社などの手続き機能から始めたい:XOLOGY労務、ez-GoV、マネーフォワード クラウド社会保険
- 勤怠管理・給与計算と一体で導入したい:KING OF TIME 人事労務、人事労務freee、オフィスステーション
- ■料金体系別
- 従業員数に応じた従量課金:オフィスステーション、ジョブカン労務HR
- 無料プランから利用できる:ジョブカン労務HR、Biz-Zero
- ■従業員規模別
労務管理システムの価格相場
労務管理システムの費用は、導入時にかかる初期費用と、利用中に毎月かかる月額料金に分けて考えます。ここで紹介する金額は、比較サイトや調査記事などの公開情報をもとにした一般的な目安です。実際の価格は製品やプランによって異なるため、各社の見積もりで確認してください。
初期費用の目安
クラウド型の労務管理システムでは、初期費用が無料の製品もあれば、数十万円程度かかる製品もあります。初期費用には、アカウントの開設や基本設定、従業員データの取り込み、操作説明などが含まれることがあります。
初期費用が無料の製品でも、設定作業を自社で行う前提になっている場合があります。反対に、初期費用がかかる製品では、ベンダーが設定作業を支援してくれることもあります。金額だけでなく、初期費用でどこまでの作業を対応してもらえるかを確認して比べましょう。
月額料金の目安
クラウド型の月額料金は、従業員1人あたり数百円程度が一つの目安です。入退社手続きや従業員情報の管理といった基本的な機能に限ると比較的安価で、年末調整や給与明細の配付など機能を追加するほど料金が上がる傾向があります。
例えば、仮に1人あたり月額400円で100名が利用すると、月額4万円、年間48万円です。従業員数と単価をかけあわせて年間の総額を試算すると、予算の目安をつかみやすくなります。オンプレミス型は自社にサーバを用意する形態で、初期費用が高額になる傾向があるため、別の考え方で比較が必要です。
労務管理システムの料金体系の種類
労務管理システムの料金体系は、従業員数に応じた従量課金が中心です。ただし、機能ごとのプラン設定や最低利用料金の有無によって、同じ従業員数でも支払う金額は変わります。主な料金体系の特徴を確認しましょう。
従業員数に応じた従量課金
クラウド型の労務管理システムの多くは、登録する従業員の人数に応じて月額料金が決まる従量課金を採用しています。人数が増えれば料金も増えるため、従業員数の変化にあわせて費用が変わる仕組みです。
注意したいのは、課金の対象となる人数の数え方です。在籍している全従業員が対象なのか、その月に手続きが発生した従業員だけが対象なのかは、製品によって異なります。退職者のデータを保管しているだけで料金がかかるかどうかも、あわせて確認しておきましょう。
機能ごとに分かれたプラン
労務管理システムには、機能の範囲によって複数のプランを用意している製品があります。例えば、入退社手続きと従業員情報管理に限ったプラン、年末調整や給与明細の配付まで含むプランといった分け方です。
上位プランほど1人あたりの料金は高くなりますが、必要な機能を個別のオプションで追加するより割安になる場合もあります。自社が使う機能を整理し、プランとオプションのどちらの組み合わせが総額を抑えられるかを比較することが大切です。
最低利用料金や最低人数の設定
製品によっては、月額の最低利用料金や最低契約人数が設定されています。従業員数が少ない企業では、人数に応じた料金よりも最低料金のほうが高くなり、1人あたりの実質的な費用が割高になることがあります。
例えば、最低料金が月額1万円の場合、従業員10名の企業では1人あたり1,000円の負担です。小規模の企業は、最低料金の有無と金額を必ず確認しましょう。最低料金がない製品や、少人数向けのプランを用意している製品も候補に入れて比較すると、費用を抑えられる可能性があります。
労務管理システムの価格を左右する要素
労務管理システムの価格は、どの手続きまで対応させるか、ほかのシステムとどう組み合わせるか、どのくらいの規模で使うかによって変わります。見積もりを依頼する前に、自社の条件を整理しておきましょう。
対応する手続きと機能の範囲
価格に最も影響するのは、システムで対応させる手続きの範囲です。社会保険や雇用保険の手続きの電子申請、雇用契約書の電子化、年末調整、マイナンバーの管理など、対応範囲が広がるほど料金は上がる傾向があります。
まずは、現在時間がかかっている手続きや、書類の紙での管理に負担を感じている業務を洗い出しましょう。すべての機能を一度に導入するのではなく、優先度の高い機能から始めて、運用が安定してから範囲を広げる方法もあります。
勤怠管理や給与計算との連携
労務管理システムを勤怠管理システムや給与計算システムと連携させるかどうかも、費用に影響します。同じシリーズの製品をまとめて導入すると、セットの料金が用意されている場合があります。
一方、既存のシステムと連携させる場合は、連携の設定やオプションの費用がかかることがあります。連携しない場合は、従業員情報を複数のシステムに入力する手間が残ります。費用と手間の両面から、連携の有無を判断しましょう。
従業員数と拠点の数
従業員数が多い企業や、複数の拠点を持つ企業では、管理する情報の量や手続きの件数が増えます。拠点ごとに管理者を分ける機能や、細かな権限設定が必要になると、上位プランが求められることがあります。
また、従業員数が一定の規模を超えると、個別見積もりになる製品もあります。その場合は、複数の製品に同じ条件を伝えて見積もりを取ると、価格を比べやすくなります。今後の採用計画もあわせて伝えておくと、将来の費用の見通しを立てやすくなります。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で労務管理システムの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
労務管理システムの費用を抑えて導入する方法
労務管理システムの費用は、導入の進め方を工夫することで抑えられる場合があります。必要な機能を見極めること、試用で自社にあうかを確かめること、公的な支援制度を活用することがポイントです。具体的な方法を紹介します。
必要な機能に絞って導入する
費用を抑える基本は、使わない機能に料金を払わないことです。多機能なプランは便利ですが、自社で使わない機能が多いと、費用対効果が下がります。
導入前に、必ず使う機能と、将来使うかもしれない機能を分けて整理しましょう。機能を後から追加できる製品であれば、最初は最小限のプランで始め、必要に応じて拡張できます。追加する際の料金や手続きも、事前に確認しておくと安心です。
無料トライアルで操作性を確かめる
労務管理システムには、無料トライアルやデモ環境を用意している製品もあります。契約前に実際の操作を試すことで、自社にあわない製品を選んで費用が無駄になるリスクを減らせます。
トライアルでは、入社手続きの登録から書類の作成、電子申請の流れまでを実際に試してみましょう。人事労務の担当者だけでなく、書類を提出する従業員の側の操作も確認すると、導入後の問い合わせの量を予想しやすくなります。
補助金の活用を検討する
中小企業や小規模事業者であれば、国の補助金を活用して導入費用の一部を軽減できる可能性があります。代表的なものが、IT導入補助金から名称が変わったデジタル化・AI導入補助金です。
補助の対象は、事務局に登録されたITツールに限られます。導入したい製品が登録されているか、ベンダーや補助金の公式サイトで確認しましょう。補助率や対象期間、申請の要件は公募の回ごとに変わる可能性があるため、最新の公募要領で確認することが大切です。
労務管理システムの見積もりで確認したい項目
労務管理システムの見積もりを比べる際は、月額料金だけでなく、契約の条件や料金に含まれるサービスの範囲も確認することが大切です。見落としやすい項目を2つ紹介します。
契約期間と解約時の条件
労務管理システムには、月単位で契約できる製品と、年単位での契約を前提とする製品があります。年契約では月額料金が割安になる場合がありますが、途中で解約しても残りの期間の料金が返金されないことがあります。
また、解約時に従業員情報や手続きの履歴を出力できるかも確認しましょう。労務関係の書類には法律で保存期間が定められているものがあるため、データを取り出せないと、別のシステムへの移行や書類の保管に支障が出るおそれがあります。
法改正への対応とサポートの費用
労務の手続きは、社会保険や労働関係の法改正に伴って様式や手順が変わることがあります。クラウド型では、法改正にあわせたシステムの更新を月額料金の範囲で行う製品もありますが、対応の範囲は製品によって異なります。
サポートについても、問い合わせ窓口の利用が料金に含まれるのか、電話サポートや初期設定の支援が有料オプションなのかを確認しましょう。社内に労務の専門知識を持つ人が少ない場合は、サポートにかかる費用も含めて比較すると判断しやすくなります。
料金の目安で比べる労務管理システム一覧
この記事で紹介する労務管理システムについて、料金の目安と導入範囲がわかるよう一覧で整理しました。価格を公開していない製品は、見積もりで総額を確認してください。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| ジョブカン労務HR | 初期費用無料、月額400円~/ユーザー 、無料プランあり。入退社手続きの帳票作成や電子申請に対応 |
| オフィスステーション | 登録料110,000円、月額440円/ユーザー(税込み)。料金は従業員数で変わり、労務手続きや年末調整などをまとめて管理できる |
| 人事労務freee | 価格は要問い合わせ。入退社手続きから勤怠、給与計算、マイナンバー管理、保険手続きまでを一気通貫で処理できる |
| マネーフォワード クラウド社会保険 | 価格は要問い合わせ。社会保険手続きの書類作成と電子申請に対応。届出用紙の改正などにも自動で対応する |
| XOLOGY労務 | 価格は要問い合わせ。使用中の人事給与システムはそのままに、入社手続きや文書配付など必要な機能のみ利用できる |
| KING OF TIME 人事労務 | 初期費用無料、月額300円/ユーザー。勤怠管理や給与など5つのシリーズ製品を追加費用なく利用でき、勤怠から給与まで一元管理できる |
| ez-GoV | 初期費用無料、月額19,800円~。e-Gov電子申請APIに対応した労務手続きサービス |
| ARDIO C1 | 価格は要問い合わせ。入退社手続きや各種給付金申請など100種類以上の帳票に対応する電子申請システム |
| Biz-Zero | 月額3,000円~、無料プランあり。使う機能に応じてチケットを購入する回数課金制 |
| LoMe | 月額500円~。中小企業向けの労務管理システム。勤怠・給与・グループウェアの機能を提供している |
導入範囲と料金体系で選ぶシステム
手続き機能だけを先に導入するか、勤怠管理・給与計算まで一体で導入するかで、労務管理システムの費用は変わります。導入範囲ごとに製品を紹介します。
ジョブカン労務HR
- シリーズ導入25万社以上!電話・メール・チャットで無料サポート
- 入退社・年末調整・ストレスチェック等幅広い業務を自動・効率化
- 人事労務まわりの紙書類ゼロへ、電子申請も利用可能!
株式会社DONUTSが提供する「ジョブカン労務HR」は、従業員情報の一元管理と労務手続きの書類作成・電子申請に対応した労務管理システムです。無料プランから利用を始め、必要に応じて有料プランへ切り替える使い方も検討できます。年末調整の書類作成や、労働条件通知書などの書類の作成・電子契約にも対応しています。
オフィスステーション
- 労務管理クラウドシェアNo.1の豊富な導入実績
- 初心者でも迷わず使えるシンプルな操作設計
- 人事労務業務をまるごと効率化
株式会社エフアンドエムが提供する「オフィスステーション」は、人事・労務業務をクラウドで一元管理できるシステムです。入社・退社手続きや社会保険の申請、給与明細の配布、勤怠管理、年末調整などをまとめて扱える点も特徴です。正確な金額は公式サイトの料金シミュレーションで確認するよう案内されています。
人事労務freee
- 労務手続きからマイナンバー、給与計算を一元化
- 勤怠、給与とも一気通貫で業務効率化
- マイナンバーの収集、保管、利用、破棄までがクラウド上で完結
フリー株式会社が提供する「人事労務freee」は、入社から給与計算、マイナンバー管理、保険手続きまでを一気通貫で処理できる人事労務のクラウドサービスです。入退社手続きでは従業員から必要な情報をクラウド上で収集し、書類を自動で作成できます。勤怠の打刻は位置情報つきで確認でき、勤怠情報はリアルタイムで給与に反映されます。
マネーフォワード クラウド社会保険
- 作成した書類は電子申請も紙の申請もOK
- 従業員ごとの対応状況管理ができる
- 料率改定や申請様式の変更にも自動アップデートで対応
株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワード クラウド社会保険」は、社会保険手続きに必要な書類の作成や電子申請に対応したクラウド型ソフトです。資格取得届や喪失届、賞与支払届などの帳票を作成でき、従業員別の対応状況や申請状況を管理画面で確認できます。届出用紙のレイアウト変更や算定月変の計算方法の改定にも自動で対応するため、法改正のたびに追加の対応をする負担を抑えられます。「マネーフォワード クラウド給与」のデータと連携して申請データを作成できます。
XOLOGY労務
- スマホで入社や申請の手続きがスムーズにでき、負担を削減
- 人事部門の管理がペーパーレスで楽に!リスクとタイムロスも削減
- 現在使用中の人事システムはそのままでXOLOGY労務単独で利用可能
さくら情報システム株式会社が提供する「XOLOGY労務」は、文書配付や署名の回収、本人情報の収集など、従業員と人事部門のやり取りを円滑にするクラウド型の労務管理サービスです。使用中の人事給与システムはそのままに、必要な機能のみを利用できるため、既存システムを入れ替えずに手続きの電子化を始められます。収集したデータはCSVで人事システムと連携でき、XOLOGY内からe-Gov電子申請も行えます。
KING OF TIME 人事労務
- 入社手続き、給与明細の発行など労務担当者の業務を軽減します。
- 勤怠や給与と連携し、スムーズな一元管理を実現できます。
- データベースの二重化など万全のセキュリティ対策。
株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供する「KING OF TIME 人事労務」は、入社手続きやWEB給与明細の発行、マイナンバー管理などに対応した労務管理システムです。勤怠管理、人事労務、データ分析、システムログ、給与の5つのシリーズ製品を追加費用なく利用できます。勤怠管理から給与計算まで一体で導入したい企業にとって、費用の内訳を整理しやすい料金設計です。法改正への対応を含むバージョンアップは年3回無料で行われます。
ez-GoV
- e-Gov電子申請をオンラインで完結し労務業務を効率化
- 入退社・社会保険などの労務手続きを電子申請に対応
- CSV申請や申請書検索で電子申請業務を効率化
株式会社ASJが提供する「ez-GoV」は、e-Gov電子申請APIに対応した労務手続きのクラウドサービスです。社会保険や雇用保険、36協定、就業規則などの電子申請と、審査状況の確認、公文書の保管に対応しており、電子申請に絞って導入したい場合に比較しておきたい製品です。
ARDIO C1
- データの連携が柔軟にでき、業務効率化とサービス品質向上が実現
- クラウドで膨大な人事・労務データも堅牢なセキュリティで安心
- 長年培われたノウハウで、導入から運用まで手厚くサポート
三菱電機デジタルイノベーション株式会社が提供する「ARDIO C1」は、入社や退社の手続き、育児休業などの各種給付金申請を効率化する電子申請システムです。企業向けでは100種類以上の帳票に対応しており、多くの手続き業務をカバーできます。クラウドで提供されるため保守作業が不要になり、テレワークにも対応できます。
Biz-Zero (株式会社日本シャルフ)
- 社員全員のステータス確認に役立つ!
- 給与明細もクラウド上で配布できる!
- オンライン手続きに応じたチケット制での料金体系!
LoMe (フューチャーテクノロジー・コンサルティング株式会社)
- 全機能がいつでもどこでも利用可能
- 機能画面クリックで操作イメージ動画を視聴可能
- 300社以上の導入実績とISMSを取得した安心のセキュリティ
まとめ
労務管理システムの価格は、クラウド型の場合、初期費用が無料から数十万円程度、月額料金は従業員1人あたり数百円程度が目安です。料金体系は従業員数に応じた従量課金が中心ですが、プランの分け方や最低利用料金によって負担額が変わります。必要な機能に絞り、トライアルや補助金も活用しながら、総額で比較しましょう。資料請求で複数の労務管理システムの価格を比べてみてください。

