クラウド型メール誤送信対策ツールを比較
ITトレンド編集部がおすすめするクラウド型メール誤送信対策ツールを紹介します。
CipherCraft/Mail(サイファークラフトメール)
製品・サービスのPOINT
- メール誤送信防止市場14年連続シェアNo.1※ 官公庁等の実績多数!
- 様々なメールソフトに対応し、メール環境を変えずに利用可能
- きめ細やかな管理設定で部署単位などの運用も可能
「CipherCraft/Mail(サイファークラフトメール)」は、NTTテクノクロス株式会社が提供するメール誤送信防止・暗号化ソフトウェアです。送信前のメールをチェックできるポップアップ表示が特徴です。そのほか、添付ファイルや本文の自動暗号化、宛先Bcc自動追加、上長承認機能などが搭載されています。なお、こちらはオンプレミス型の製品ですが、クラウドサービス(ASP)も用意されています。
《Microsoft365 with IIJ》のPOINT
- Microsoft 365とIIJの二重防御でスパム対策
- 宛先間違いメール送信を防ぐ誤送信対策機能を装備
- 添付ファイル自動暗号化機能でメール誤送信時の情報漏洩を防止
株式会社インターネットイニシアティブが提供する「Microsoft365 with IIJ」は、Microsoft 365を利用している企業に最適なクラウドサービスです。Microsoft 365のセキュリティ機能に加え、5層のフィルタリング機能でセキュリティを強化できます。送信ドメイン認証フィルタ、添付ファイルフィルタ、迷惑メールフィルタのほか、添付ファイル自動暗号化や一時保留が可能です。また管理者は、保留時間や保留を希望しないメールアドレスの設定などができ、柔軟性があります。
製品・サービスのPOINT
- ≪定額制≫ライセンス数フリーで高いコストパフォーマンスを実現
- Microsoft365やGoogle Workspace環境でも利用可能
- 30日間の無料トライアル利用可
「safeAttachクラウドサービス」は、クロス・ヘッド株式会社が提供するメール誤送信防止ソリューションです。120アドレスからは定額制プランになるので、利用者が多い企業向けといえるでしょう。添付ファイルの自動暗号化・Webダウンロード化、メールの送信一時保留、BCC強制変換、送信ブロック、第三者確認などが可能です。なお、専用サーバが用意されており、堅牢なデータセンターで24時間365日サーバ監視を行っているのでセキュリティ面も安心です。
《Mail Safe》のPOINT
- 複数の誤送信防止機能を持つクラウド型メールセキュリティ
- 柔軟なポリシー設定が可能
- 個人情報を含むデータのメール送信を禁止
「Mail Safe」は、SBテクノロジー株式会社が提供するクラウド型メールセキュリティ製品です。Microsoft 365 Exchange Onlineに、添付ファイルの自動暗号化・Webダウンロード化、一時保留、Bcc強制変換、上司承認などの機能を付与できます。また、個人情報を含むデータのメール送信を禁止にできるなど、送信拒否機能が特徴的です。
株式会社 USEN ICT Solutionsのメール誤送信防止
製品・サービスのPOINT
- 簡単操作の管理画面で多彩な機能
- どんなメールサーバにも対応
- 高品質なプラットフォームと安心のサポート体制
株式会社 USEN ICT Solutionsの「メール誤送信防止」は、日本語・英語・中国語に対応したクラウド型メール誤送信防止サービスです。二重暗号化防止、処理件数や操作履歴の確認機能など、便利機能を搭載している点がポイントです。そのほか、添付ファイル自動暗号化、送信保留、BCC強制書き換え、上長承認など基本機能を搭載しています。運用サポートもあるので安心して利用できるでしょう。
《Mail Dealer》のPOINT
- ファイル添付時、パスワード暗号化zipファイルへ自動変換
- オプションで情報漏えい対策機能等も利用可能
- 選ばれ続けて13年連続売上シェアNo.1!7,000社を超える導入実績
「Mail Dealer」は、株式会社ラクスが提供するクラウド型のメール共有管理システムです。メールや電話、SNSなどからの問い合わせを一元管理し、添付ファイルの自動暗号化・ダウンロード化、送信後の取消しなどの機能を搭載しています。6,000社以上での導入実績があり、導入フォローもしてくれるので信頼度の高い製品といえるでしょう。
《IIJセキュアMXサービス》のPOINT
- 宛先ミスのメールも一定時間なら取り消し可能
- 様々なフィルタで送信メールの条件を制御
- 誤送信対策と脅威対策をまとめて実現
「IIJセキュアMXサービス」は、株式会社インターネットイニシアティブが提供するクラウド型メールセキュリティサービスです。送信の一時保留によってメールの誤送信を阻止します。保留時間や保留させたくないドメイン・アドレスなどは細かく設定でき、社外秘の情報が含まれていたり大量のファイルが添付されたりするメールは送信拒否することが可能です。
もっとコストを抑えたいという方は、無料で今すぐできるメール誤送信対策を紹介している以下の記事もご覧ください。
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クラウド型メール誤送信対策ツールのメリット
ここからは、オンプレミス型と比較しながら、クラウド型メール誤送信対策ツールのメリットを解説します。
スピーディかつ低コストで導入できる
オンプレミス型の場合は、システム構築に数か月かかります。また、サーバやさまざまなハードウェアを調達しなければならないため、導入コストが高額になりがちです。
一方、クラウドはすでに構築されているサービスを利用するため、スピーディな導入が可能です。早ければ1週間程度でサービスを利用できる場合もあります。さらにサーバなどは不要で、低コストでの導入が実現します。主に発生するのは月々のランニングコストで、初期費用は無料のケースも多いです。
運用・管理が容易になる
オンプレミス型は社内ネットワークに接続するので、社外からサーバへアクセスして業務を行うのは難しいでしょう。セキュリティ対策を実施し、障害発生時も自社内で対応しなければなりません。そのため、専門知識やスキルをもつ専任者が必要です。
対して、クラウド型はインターネット環境下であればどこからでもアクセス可能です。外出先や出張先からでもサーバにアクセスし、メールの送信ができます。特に外回りの多い営業の場合は、会社に戻る必要がないため効率的でしょう。
また、クラウド型ツールにはセキュリティ対策が施されていることがほとんどで、サーバに障害が生じてもベンダーのほうで復旧対応を行います。メンテナンスにかかる手間がなく、初心者でも利用しやすいのが特徴です。
クラウド型メール誤送信対策ツールでセキュリティを強化!
クラウド型メール誤送信対策ツールは、初期コストがかからないことが多く、スピーディな導入が可能です。さらに、手間やコストのかかるシステム管理をベンダーに一任し、セキュアな環境で簡単に運用できます。
最適なクラウド型メール誤送信対策ツールを選定し、セキュリティの強化に努めましょう。