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【2026年】給与明細のエクセルでの作り方|テンプレートと計算手順

【2026年】給与明細のエクセルでの作り方|テンプレートと計算手順

給与明細の発行は所得税法で義務化されているのをご存知ですか。毎月の給与明細では、各種控除や給与計算の内容通知が必要です。しかし従業員の数が多かったり、勤務体系が複雑だったりすると、給与計算や明細作成業務は煩雑になりがちです。

この記事では、給与明細をエクセルで作成する場合の手順やメリット・デメリットについて紹介します。

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この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    エクセルをつかった給与明細の作り方

    エクセルを用いて給与明細を作成する場合には、給与テンプレートを活用する方法があります。労働時間などの情報の転記や計算の手順では、ミスのないよう注意しましょう。

    エクセルをつかった給与明細の作り方

    必要書類を準備する

    給与明細を作成するためには、まず給与明細作成に必要な書類を準備します。作成に必要な書類は以下のとおりです。

    • ・タイムカードなどの勤怠状況を記録したもの
    • ・健康保険と厚生年金保険被保険者標準報酬決定通知書
    • ・住民税課税決定通知書
    • ・健康保険と厚生年金保険の保険額表
    • ・雇用保険料率表
    • ・給与所得の源泉徴収税額表

    保険料額表や雇用保険料率表、源泉徴収税額表は、改定されることがあります。計算には、給与を支払う月に使う最新の表を用意しましょう。

    給与明細に入れる項目

    給与明細には、主に「勤怠」「支給」「控除」「差引支給額」の4つの欄を設けます。エクセルで作るときも、この4つの欄を基本にすると作りやすいでしょう。

    欄主な項目
    勤怠出勤日数、欠勤日数、労働時間、残業時間、有給休暇の取得日数など
    支給基本給、残業手当、通勤手当、役職手当などの各種手当
    控除健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、所得税、住民税など
    差引支給額支給額の合計から控除額の合計を引いた金額(手取り額)

    令和8年度からは、子ども・子育て支援金が健康保険料とあわせて徴収されています。協会けんぽの支援金率は0.23%で、令和8年4月分の保険料(5月の給与から天引き)から始まりました。支援金は、原則として会社と従業員が半分ずつ負担します。

    給与明細に支援金の内訳を記載することは、法令上の義務ではありません。ただし、こども家庭庁は内訳を記載する取り組みへの協力を求めています。テンプレートに「子ども・子育て支援金」の行を足すかどうか、あわせて検討しましょう。

    参考:協会けんぽの子ども・子育て支援金率について|協会けんぽ
    参考:子ども・子育て支援金制度について|こども家庭庁

    給与明細の各項目の見方は、以下の記事で詳しく解説しています。

    関連記事 【2026年】給与明細とは?見方と控除項目、賞与・12月の明細も解説

    必要項目に沿って計算・記入する

    給与明細の作成手順は次のとおりです。

    • 1.タイムカードから勤務時間を集計する
    • 2.残業時間と残業代を計算する
    • 3.通勤手当や資格手当など、各種手当を計算する
    • 4.給与の支給額を算出する
    • 5.社会保険料を計算する
    • 6.源泉所得税を計算する
    • 7.住民税を計算する
    • 8.控除額を記載する
    • 9.差引支給額を決定する

    5の社会保険料は、標準報酬月額に保険料率をかけて計算し、原則として会社と従業員が半分ずつ負担します。令和8年度の主な料率は、次のとおりです。

    保険料令和8年度の料率
    健康保険料(協会けんぽ)都道府県ごとに異なる。例えば東京都は9.85%(令和8年3月分から。改定前は9.91%)
    介護保険料(協会けんぽ)1.62%(令和8年3月分から。40歳から64歳までの人)
    厚生年金保険料18.3%(固定)
    雇用保険料一般の事業で従業員の負担が5/1,000(令和8年4月から)

    協会けんぽの健康保険料率は、都道府県ごとのページで確認しましょう。

    6の源泉所得税は、国税庁の「給与所得の源泉徴収税額表」で求めます。社会保険料などを引いた後の給与の額と、扶養親族等の数から税額を求めるしくみです。

    令和9年(2027年)1月以後に支払う給与からは、令和8年度の税制改正を反映した新しい税額表を使います。あわせて防衛特別所得税(所得税額の1%)が加わりますが、復興特別所得税が1.1%に下がるため、上乗せの合計は2.1%のままです。

    参考:令和8年度の協会けんぽの保険料率は3月分(4月納付分)から改定されます|協会けんぽ
    参考:協会けんぽの介護保険料率について|協会けんぽ
    参考:厚生年金保険料額表|日本年金機構
    参考:令和8(2026)年度 雇用保険料率のご案内|厚生労働省
    参考:令和9年分 源泉徴収税額表|国税庁
    参考:源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月)|国税庁

    テンプレートを見直すタイミング

    エクセルのテンプレートは、料率や税額表が変わっても自動では更新されません。次の時期には、計算式や参照する表を見直しましょう。

    • ・3月分(4月納付分)の保険料:協会けんぽの健康保険料率・介護保険料率の改定
    • ・4月:雇用保険料率の改定(年度ごと)
    • ・令和8年12月:年末調整で、引き上げられた基礎控除などを反映
    • ・令和9年1月:新しい源泉徴収税額表と防衛特別所得税への切り替え

    令和8年分は、11月までの源泉徴収は改正前のまま行い、12月の年末調整で改正後の控除額を使って精算します。エクセルで年末調整の計算もしている場合は、控除額の表も忘れずに直しましょう。

    参考:令和8年度税制改正による所得税の基礎控除の引上げ等について|国税庁

    令和8年度の税制改正で変わった控除額や所得税の計算方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

    関連記事 【2026年】所得税の計算方法は?どうやって決まるかを解説
    給与計算システム紹介ページ遷移画像

    エクセル向け給与明細テンプレート一覧

    ここでは、エクセルで作成できる無料テンプレートを紹介します。

    Microsoft 給与管理表 (明細書付き)

    Microsoft社の提供するOfficeテンプレートには、給与の一覧表と毎月の給与明細書が用意されています。給与明細は自動反映で生成されるため、従業員一人ひとりの給与管理が効率化できます。

    bizocean(ビズオーシャン)「給与計算・給与管理」の書式テンプレート

    トライベック株式会社が運営する書式テンプレートが集約されたサイト「bizocean(ビズオーシャン)」では、アルバイトや派遣スタッフ向けなど、さまざまな給与明細のテンプレートがあります。エクセルだけでなく、ワードやPDF文書なども用意されています。

    給与明細をエクセルで作成するメリット

    エクセルは多くの人に馴染みのあるツールであり、誰でも容易に操作できる点が一番のメリットです。ここでは、給与計算をエクセルで行うメリットについて解説します。

    ■無料で手軽に活用できる
    パソコンにエクセルがすでに入っている場合、エクセルで給与を計算し明細を作成できれば、給与計算ソフトを購入する必要なく無料で作成できます。
    ■カスタマイズ性が高い
    独自の手当など、自社の様式にあわせた給与明細が作成できます。
    ■計算ミスの可能性が少ない
    手作業に比べると、計算間違いなどの人的ミスの発生リスクが少ないといえます。ただし、関数自体に誤りがないよう注意しましょう。

    給与明細をエクセルで作成するデメリット

    反対に、給与明細をエクセルで作成する場合の注意点やデメリットを紹介します。

    ■属人化し、計算ミスがおきやすい
    エクセルで関数を組んだり、手入力をしたりと手動で行う作業が増えるため、ヒューマンエラーのリスクがあります。金額に関わる重要な部分なので、エラーを絶対に起こさない仕組みが必要です。
    ■税率や法律の改正などの情報を把握しなければならない
    社会保険料や住民税、所得税などは、法改定によって数値が変動する可能性があるため、計算方法の変更に都度対応しなければなりません。保険料率や源泉徴収税額表が変わるたびに、テンプレートの計算式も自分で直す必要があります。常に最新の情報を入手できるような体制づくりが必要です。
    ■データの紛失に備える必要がある
    エクセルデータをパソコン本体だけに保存していると、故障や紛失でデータを失うおそれがあります。そのため、万が一に備えてデータのバックアップやバージョン管理が必要です。

    エクセルは便利な半面、ミスをしてしまったり、情報流出が起きたりするリスクがあります。リスクを重要視して安全に運用するためには、給与計算システムを合わせて検討すると良いでしょう。

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    給与明細作成業務を効率化するには

    給与明細は、給与や賞与の支払いの度に従業員一人ひとりに発行する必要があります。そのため、企業によっては支払担当者の負担が課題となる場合もあるでしょう。給与明細の作成業務を効率化し、業務の負担を軽減するには給与計算システムやWeb給与明細システムの導入がおすすめです。

    給与計算システムの導入メリット

    エクセルで給与明細を作成するのと比較して、給与計算システムの導入には以下のメリットが考えられます。

    • ・給与の計算から明細発行、Webでの振込までの一連の業務を管理できる
    • ・給与明細電子化により、印刷・配布コストを抑えられる
    • ・エクセルの知識がなくても利用でき、業務の属人化を防げる
    • ・頻繁な法改正にもシステムが自動でアップデート対応してくれる
    • ・勤怠管理システムや人事システムなどと連携し、幅広い業務の効率化に貢献できる
    • ・エクセルの数式設計ミスや転記ミスをなくし、正確に給与計算できる

    システム導入により給与計算と明細発行業務が自動化できるため、社内リソースの見直しとともに、コア業務への適切な人員配置に役立つでしょう。

    以下の記事では、おすすめの給与計算ソフトを特長や価格、口コミなどから比較・紹介しています。ぜひ参考にしてください。

    関連記事 給与計算ソフト比較16選!中小企業・大企業別おすすめランキング

    Excelでの給与明細作成を効率化!人気の給与計算システム3選

    Excelでの給与明細作成に手間がかかる場合は、給与計算システムの活用がおすすめです。ここでは、給与計算やWeb給与明細の発行・配信などを効率化できる人気の給与計算システム3製品を紹介します。

    人事労務freee ジョブカン給与計算 SmartHR
    全体評価点
    人事労務freeeのロゴ
    ☆☆☆☆☆
    ★★★★★
    ジョブカン給与計算のロゴ
    ☆☆☆☆☆
    ★★★★★
    SmartHRのロゴ
    ☆☆☆☆☆
    ★★★★★
    提供形態 クラウド/SaaS クラウド/SaaS クラウド/SaaS
    従業員規模 全ての規模に対応 全ての規模に対応 全ての規模に対応
    ポイント
    • 勤務区分や計算パターンが従業員ごとに異なる場合にも対応
    • かんたん勤怠連携・計測自動化で作業時間を大幅に削減!
    • 従業員データと連携し、「データ入力レス」な給与計算を実現
    機能
    • 給与・賞与計算の自動化
    • 社会保険料の自動更新
    • オンライン振込
    • Web給与明細の発行・配信
    • 年末調整
    • 法定三帳簿の作成
    • 給与・賞与計算の自動化
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    お試し
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    人事労務freee

    フリー株式会社
    《人事労務freee》のPOINT
    1. 勤務区分や計算パターンが従業員ごとに異なる場合にも対応
    2. 勤怠管理も一体型で活用でき、転記不要でそのまま計算ができる
    3. チェック機能とアラート通知が充実しているのでミスを見逃さない

    フリー株式会社が提供する「人事労務freee」は、給与計算はもちろん給与明細の作成も効率化できる給与システムです。従業員ごとに勤務区分や計算パターンが異なる場合でもスムーズに利用できます。勤怠管理が一体のシステムであるため、計算が簡単なのもメリットです。また、チェック機能やアラート通知の充実により、ミスやエラーを削減できる特徴があります。

    対象従業員規模すべての規模に対応提供形態クラウド / SaaS
    Web給与明細◯無料トライアル◯
    参考価格ー

    ※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

    ジョブカン給与計算

    株式会社DONUTS
    《ジョブカン給与計算》のPOINT
    1. かんたん勤怠連携・計測自動化で作業時間を大幅に削減!
    2. Web給与/賞与明細・源泉徴収票の自動交付!
    3. 年末調整もジョブカンで完結!計算後の帳票作成まで完備!

    株式会社DONUTSが提供する「ジョブカン給与計算」は、給与明細・賞与明細・源泉徴収票をWeb上で交付できます。控除額や保険料などあらゆる項目を自動計算し、通勤手当や時間外手当など、イレギュラーな支給項目にも対応しています。年末調整などにも対応できるので、ジョブカン給与計算ひとつですべてを完結できるのも魅力といえます。

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    参考価格初期費用無料、月額400円/人
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    ジョブカン給与計算を利用したユーザーの口コミ

    いい点 金融・証券・保険 50名以上 100名未満

    いつでもどこでもネット上で給与明細が確認できるため、外出先で内容が確認できてとても便利です。システムなので給料日に遅れることなく必ず確認ができる点がいいと思います。 また、給与明細がアップされると、その案内メールが届くのもありがたいです。

    続きを読む


    改善してほしい点 金融・証券・保険 50名以上 100名未満

    画面で給与明細が確認できるようになったので、紙の給与明細ではできないツールがあるといいと思いました。 毎月の給料の推移や比較のグラフ、残業時間のグラフ、など。 もう少し色があると更に見やすいのではないかと思います。

    続きを読む

    SmartHR

    株式会社SmartHR
    《SmartHR》のPOINT
    1. 従業員データと連携し、「データ入力レス」な給与計算を実現
    2. 給与計算の情報をもとに給与明細や源泉徴収票を簡単に作成
    3. 労務管理からタレントマネジメントまで人事・労務を効率化

    株式会社SmartHRが提供する「SmartHR」の給与計算は、登録済みの従業員データを活用し、入力や連携作業を効率化できるクラウドサービスです。給与・賞与計算の自動化に加え、給与明細や源泉徴収票の作成・配付、年末調整にも対応しています。労務管理からタレントマネジメントまで、人事・労務業務を幅広くカバーできる点も特長です。

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    エクセルでの給与明細作成に関するよくある質問

    ここでは、エクセルでの給与明細の作成についてよくある質問に回答します。

    Q:給与明細は自分で作成できますか?
    作成できます。エクセルのテンプレートを使えば、給与計算ソフトがなくても作れます。給与明細の交付は所得税法で義務付けられているため、給与や賞与を支払うたびに交付しましょう。
    Q:パソコンで給料明細を作るにはどうすればよいですか?
    エクセルなどの表計算ソフトで、勤怠・支給・控除・差引支給額の欄を作り、計算式を入れて作るのが一般的です。一から作るのが難しい場合は、Microsoftの「給与管理表 (明細書付き)」など無料のテンプレートを使うと手軽です。
    Q:自動計算できる給与明細のテンプレートはありますか?
    あります。Microsoftの「給与管理表 (明細書付き)」は、給与の一覧表に入力した内容が毎月の明細書に反映されます。ただし、保険料率や税額表の改定には、自分で計算式を直して対応する必要があります。
    Q:料率が変わったら、テンプレートのどこを直せばよいですか?
    社会保険料や雇用保険料を計算している欄の料率と、所得税を求めるために参照している源泉徴収税額表を直します。協会けんぽの料率は3月分から、雇用保険料率は4月から改定されることがあるため、毎年この時期に確認しましょう。令和9年1月からは、新しい源泉徴収税額表に切り替わります。

    メリット・デメリットを把握して給与明細作成方法を決めよう

    エクセルで給与明細を作る際には、一からフォーマットを作成するのもよいですが、給与明細テンプレートの活用が効率的です。

    ただし、勤怠や給与、保険料については法改正も多いため、常に最新の情報を取り入れ、フォーマットのアップデートを続けなくてはなりません。エクセルでの給与明細作成業務に課題や負担を感じている場合は、システム導入による業務の自動化も検討してみてください。

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    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「【2026年】給与明細のエクセルでの作り方|テンプレートと計算手順」というテーマについて解説しています。給与計算システムの製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
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