給与計算ソフト(給与ソフト・給与システム)とは
給与計算ソフトとは、個人事業主から中小企業、大企業まで幅広く導入されている、給与業務の効率化ツールです。給与ソフトや給与システム、給与計算システムとも呼ばれます。
最近では「無料」「クラウド型」「インストール型」など多様な製品が登場し、企業の規模や業務に応じた選択肢も広がっています。専門的な知識がなくても法令に沿った正確な計算ができる点も、導入の大きなメリットです。
給与計算ソフトの機能
給与計算ソフトができることの代表例を紹介します。
- ●給与と賞与の自動計算・一括振込
- ●社会保険料や所得税の自動計算
- ●給与(賞与)明細書の作成・発行、Web明細の発行・配信
- ●振込用データの出力
- ●所得税率や社会保険料率変更への自動アップデート対応
- ●年末調整
機能詳細について知りたい方は、以下の記事でご確認ください。
インストール型とクラウド型の違い
給与計算ソフトは主にインストール型とクラウド型に大別されます。両者の違いを比べてみましょう。
インストール型 | クラウド型 | |
---|---|---|
導入方法 | パソコンにソフトをインストールして使用 | インターネット上でサービスにログインして使用 |
導入費用 | 数千円~十数万円 | 初期費用不要のものも多い |
維持費(ランニングコスト) | 買い切り型のため基本不要 | 月額(年額)利用料が必要 |
メリット | ネット環境が不要でシステム障害が起こりにくい | 制度改正や税率変更の手間が少なく最新版を使用できる |
近年では、バージョンアップ機能やWeb給与明細機能を備えたクラウド型が主流になっています。インストール型は費用を抑えられる反面、制度改正や税率変更の際は別途対応が必要です。
給与計算ソフトをお探しの方へ
この記事では、おすすめの給与計算ソフトを比較紹介します。製品を機能・特徴別に以下のタイプに分類し、最適な製品の選び方についても解説しています。新規導入を検討中の方や、既存システムの入れ替えを考えている方は必見です。
- ●勤怠や労務管理業務もカバー!人事給与型のおすすめ給与計算ソフト(中小企業向け)
- ●バックオフィス業務を統合管理!ERP型のおすすめ給与計算ソフト(中堅・大企業向け)
- ●シンプル・低コスト!特化型のおすすめ給与計算ソフト(個人~中小企業向け)
なお、無料の製品を探している場合には、以下の見出しを参考にしてください。
●無料で利用できる給与ソフト
お急ぎの方や「自社に合うタイプがまだわからない」、という方向けの診断ページもあります。
ITトレンドで過去に給与計算システムを資料請求した方のお悩みや要望から作成した簡単な質問に答えるだけで、最適なシステムを案内します。
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給与計算ソフトの3つのタイプ
給与計算ソフトは3つのタイプに分類できます。ここでは、各タイプの特徴について解説します。

人事給与タイプ
給与計算に加え、勤怠管理や人事労務機能を搭載し、複数の業務を一元管理できる製品です。プランによって機能を選択するものや、シリーズ製品との連携により、業務範囲を拡張するものとがあります。
多様な雇用形態の従業員を抱え人事・労務業務を効率化したい企業や、段階的な導入を希望する企業にも適しています。
▶人事給与型のおすすめ給与計算ソフト(中小企業向け)はこちら
ERPタイプ
給与計算以外にも会計管理や予算管理、人材管理など企業経営に関わるさまざまな機能を搭載する製品です。幅広い業務を一つのシステムで管理でき、中堅・大企業を対象とした製品が目立ちます。
給与計算以外にも効率化したい業務が複数ある企業や、企業内の情報活用の促進も同時に実現したい企業にうってつけのシステムです。
▶ERP型のおすすめ給与計算ソフト(中堅・大企業向け)はこちら
給与計算特化タイプ
給与の自動計算や明細発行など給与計算業務に特化した製品です。Web給与明細の発行やマイナンバー管理、社会保険提出書類の作成などに対応する製品もあります。搭載機能がシンプルなため、比較的低コストで導入できます。
多機能性を必要としない個人事業主や小規模企業、コストパフォーマンスを重視する中小企業の選択肢としてもおすすめです。
▶特化型のおすすめ給与計算ソフト(個人~中小企業向け)はこちら
給与計算ソフトの比較ポイント・選び方
給与計算ソフトを選ぶ際にチェックしたいポイントは以下の4つです。
- ●対象企業規模
- ●対応可能な業務範囲
- ●他システム(勤怠管理・人事労務・会計)との連携性
- ●サポート方法や対応時間
それぞれの比較ポイントについて詳しく解説します。
対象企業規模
給与計算ソフトに求められる機能は、従業員規模によっても異なります。大企業では雇用形態や給与パターンの多様性に対応でき、既存システムと連携しやすい製品が最適です。一方で、個人事業主や少人数企業の場合、雇用形態や給与計算業務が複雑でなければ基本機能だけで十分なケースもあります。
対象企業規模の目安が設定されている製品もあるため、自社の規模に合ったものを選ぶようにしましょう。
対応可能な業務範囲
製品ごとに対応できる業務範囲は異なります。給与計算ソフト導入により効率化したい業務や、現状の課題を明確にしたうえで、必要な機能を整理しておくことが大切です。
例えば、担当者の負担が大きい「年末調整業務」や「社会保険手続き」に対応していると、負担軽減につながります。「Web給与明細の発行」に対応した製品は、ペーパーレス化に貢献するでしょう。
他システム(勤怠管理・人事労務・会計)との連携性
給与計算ソフトの中には、勤怠管理や会計システムと連携できるものがあり、業務効率化に役立ちます。勤怠管理ソフトと連携することで勤怠情報を自動取得でき、会計システムと連携すれば仕訳登録も同時に行えます。
また、システム連携への対応可否を確認する際は、連携方法(CSV・API)もチェックしておきましょう。はじめから勤怠や労務機能を備えた「人事給与タイプ」ならデータの取り込み作業が不要で、人的ミスの防止にも効果的です。
サポート方法や対応時間
給与計算では、締め日や振込日前後、年末にトラブルが発生しやすい傾向があります。そのため、サポート対応の日時や時間帯を事前に確認しておきましょう。またメールや電話、チャットなど窓口の種類や、返信に要する日数なども製品比較のポイントです。
サポートに関しては口コミを確認することもおすすめです。「カスタマーサービスに連絡してもつながらない」、「担当者によって回答内容が異なる」など、実際のユーザーの声は参考になります。
給与計算ソフトの料金相場と課金形態
給与計算ソフトの料金相場や料金体系の違いについて、市場の主要な製品を詳細に調べてまとめました。
- 1.インストール型
- 導入費用: 5,000〜100,000円前後。年末調整に対応したものは20,000円以上が相場
ランニングコスト: 年間4,000〜80,000円程度。多くの製品が有料の保守サポートを提供し、法改正やバージョンアップに対応。サポートの手厚さにより価格は変動 - 2.クラウド型
- 導入費用: 初期費用無料または見積もり対応の製品が多い
ランニングコスト: 企業規模や利用機能によって異なる
【ユーザー数による従量課金制の場合】一人あたり月額400円〜
【基本料金+機能やユーザー数による従量課金の場合】月額3,000円程度~(定額)+α
【定額制】月額2,000円程度~
【その他の場合】個別見積もり
2.のクラウド給与計算システムは料金体系が多様です。基本料金や定額利用料が設けられたシステムは、従業員数に応じて料金プランが決められるものもあります。希望するプランを必ず利用できるとは限らないため注意が必要です。
製品の提供形態や企業規模、従業員数や機能によってコストは変わるため、見積もりを取得し、比較検討することが重要です。
【比較表】おすすめ給与計算ソフトランキング
ここからは、おすすめの給与計算ソフトを紹介します。「ITトレンド上半期ランキング2024」において、ユーザーから問い合わせが多かった製品順に並べています。人気TOP3は以下のとおりです。
- 1位:ジョブカン給与計算
- 2位:ジンジャー給与
- 3位:マネーフォワード クラウド給与
最新のランキングも参考にしたいという方は、以下のページをご覧ください。
また、この記事で紹介している主要な製品を調査し、見えてきた給与計算ソフトの特徴や傾向を以下にまとめました。製品の比較検討にお役立てください。
- ●年末調整業務は大半の製品が対応。
- ●Web給与明細機能は、クラウド給与計算ソフトとの親和性が高く、過半数の製品が標準機能として搭載。一部製品は、別途システム連携が必要になることも。
- ●多くの製品が社会保険料の定時決定や随時改定、労働保険の年度更新に対応しており、算定基礎届けや月額変更届を作成可能。
- ●e-GovやマイナポータルとのAPI連携による電子申請が可能な製品は少ない。
- ●給与・賞与振込一覧表、支給控除一覧表、賃金台帳など、給与計算に関わる一般的な帳票は大半の製品が出力可能。
- ●電話(有人対応)で問い合わせするには、有料サポートや上位プランの利用が必要な場合も多い。
製品の比較検討の際には、一括資料請求がおすすめです。資料請求した製品は、価格・機能・特徴・口コミをまとめた比較表をエクセルで作成できます。
▶人事給与型のおすすめ給与計算ソフト(中小企業向け)
給与計算に加え、勤怠データ管理や労務管理機能なども利用可能な人事給与タイプの製品を紹介します。連携性や柔軟性に強みをもつ製品群で、今後の成長を視野に入れている企業にも最適です。
製品名 | 全体満足度 | 機能への満足度 | 価格 |
---|---|---|---|
ジョブカン給与計算 | 4.2(117件) | 4.2 | 初期費用無料、月額400円/ユーザー |
ジンジャー給与 | 4.1(7件) | 3.9 | 月額500円~ |
マネーフォワード クラウド給与 | 4.3(593件) | 4.2 | 従業員数31名以上:月額300円/ユーザー、従業員数30名以下:基本料金+α |
人事労務freee | 4.1(358件) | 4.1 | お問い合わせください |
PROSRV | 3.8(21件) | 3.9 | お問い合わせください |
BIPO HRMS | ー | ー | お問い合わせください |
KING OF TIME 給与 | ー | ー | 初期費用無料、月額300円 |
GrowOne 給与SX | ー | ー | お問い合わせください |
※レビュー評価は2025年3月10日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。
ジョブカン給与計算
- かんたん勤怠連携・計測自動化で作業時間を大幅に削減!
- Web給与/賞与明細・源泉徴収票の自動交付!
- 年末調整もジョブカンで完結!計算後の帳票作成まで完備!
ITトレンド上半期ランキング2024給与計算システム1位
「ジョブカン給与計算」は、株式会社DONUTSが提供するクラウド型給与計算システムです。月末退職時の2か月徴収や給与規定のグループ化など、複雑な処理も容易で、誰でも簡単に給与計算ができます。また、同シリーズの勤怠管理システムやワークフローシステムなどと連携して勤怠データの取り込みが可能です。5名まで無料で使えるプランもあるため、本格導入前に使用感を確認するのもよいでしょう。
参考価格 | 初期費用無料、月額400円/ユーザー ※無料プランあり | サポート体制 | メール/チャット/電話 |
主な機能 | 給与計算/賞与計算/帳票出力/Web給与明細/源泉徴収票/マイナンバー管理など | ||
連携できるシステム | 勤怠管理/労務HRを含むすべてのジョブカンシリーズ/他勤怠システムの場合CSVファイルで取り込み |
ジョブカン給与計算を利用したユーザーの口コミ
最初に従業員の情報や給与計算の情報などといったデータを入力しないといけないため、従業員が多いとそこで膨大な時間をとられてしまうところ。
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ジンジャー給与
- だれでも使いやすい画面・操作性
- 各種手当の自動計算など給与計算業務の効率性向上を実現!
- 人事、勤怠などあらゆる情報をリアルタイムに自動連携可能
ITトレンド上半期ランキング2024給与計算システム2位
「ジンジャー給与」は、jinjer株式会社が提供するクラウド型給与計算システムです。同シリーズの「ジンジャー勤怠」や「ジンジャー人事労務」とはワンクリックで簡単に情報連携を実現します。給与明細のほかに、賞与明細や源泉徴収票のWeb配信にも対応します。1か月間の無料トライアルを提供しており、機能や使用感の確認が可能です。
参考価格 | 月額500円~ | サポート体制 | 問い合わせ窓口(24時間365日)/ヘルプセンター/チャット/メール/ 電話/Web/導入サポート/訪問サポート(プランによって異なる) |
主な機能 | 給与計算/賞与計算/月変算定/年末調整/Web給与明細/支給明細設定など | ||
連携できるシステム | 勤怠/人事などジンジャーシリーズ |
ジンジャー給与を利用したユーザーの口コミ
会社のシステムが変更になったことに伴い、給与前払いサービスが追加されました。口座等を登録すれば、必要な時に申請するだけで給与が振り込まれます。他のjinjerのサービスと同様、使い勝手や操作性が良いのでストレスがないです。スマートフォンのアプリもあるのも良いところです。手軽に申請できます。
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PC出ないと給与明細を上手く見れないこと。スマホで給与明細を閲覧する機能を強化してもらえればほぼパーフェクトと思います。
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マネーフォワード クラウド給与
- とにかく使いやすい画面設計が好評です
- web明細にも対応。スマートフォンでも給与明細の確認が可能です
- テレワーク・在宅勤務も簡単に実現
ITトレンド上半期ランキング2024給与計算システム3位
株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワード クラウド給与」は、わずか5つの設定項目だけで給与計算をはじめられるクラウド型給与計算ソフトです。科率や税率は自動更新されるため、法改正への適応漏れを防ぎ、対応工数も削減できるでしょう。システムを導入し勤怠管理、労務管理を連携させたことで、全社で約1,500時間もの作業時間を削減した事例もあります。
参考価格 | 従業員数31名以上:月額300円/ユーザー 従業員数30名以下:基本料金+α | サポート体制 | チャット(平日10:30~17:00)/メール |
主な機能 | 給与計算/賞与計算/帳票出力/Web給与明細/所得税計算/雇用保険料計算など | ||
連携できるシステム | マネーフォワードクラウドシリーズ/KING OF TIME/Touch on Time/ジョブカン勤怠管理/銀行との振込連携など |
マネーフォワード クラウド給与を利用したユーザーの口コミ
クラウドで給与情報が管理できるため、給与明細を紙で出力する必要がなくなった。 紙面での発行・配布は従業員の手元に届くまでタイムラグがあったが、これを導入してからは明細をリアルタイムに確認できるようになった。また、紙面で配布していた時は明細の紛失による再発行依頼が多々あったが、webで確認できるようになってからはそういった無駄な業務もなくなった。
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電話でのサポートがないこと。動作のタイムラグがあること。支給控除一覧のレイアウトが横長になってしまうこと。
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人事労務freee
- 勤務区分や計算パターンが従業員ごとに異なる場合にも対応
- 勤怠管理も一体型で活用でき、転記不要でそのまま計算ができる
- チェック機能とアラート通知が充実しているのでミスを見逃さない
フリー株式会社が提供するクラウドサービス「人事労務freee」は、人事労務全般を一貫して管理できるシステムです。勤怠管理や年末調整、入退社手続きなどにも対応しているため、少数精鋭の人事・労務部門でも業務効率化に貢献するでしょう。電話サポートは完全予約制で、スタンダードプラン以上または電話サポートオプションの利用が必要です。
参考価格 | ー | サポート体制 | メール/電話/チャット/ヘルプページ |
主な機能 | 勤怠管理や集計の自動化/給与計算/給与明細の作成・配布・電子化など | ||
連携できるシステム | SmartHR/オフィスステーション/HRMOS勤怠/LINE WORKS/Slackなど |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
人事労務freeeを利用したユーザーの口コミ
勤怠画面が見やすいこと。時間外の確認が視覚的にできるのでわかりやすい。給与明細が見やすいこと。支給と控除の区別がはっきりしているのでわかりやすい。前月比との差も表示されるので、給与計算漏れがないかのチェックで利用している。
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私はスマホをメインでよく利用するのですが、デフォルトの画面がスマホ用に設計されておらず、画面が小さく少し見づらいです。
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PROSRV
- 2,000社を超える企業が導入するクラウド型の給与計算システム
- システムは個別カスタマイズ可、グループ間共有も可能
- 御社の状況に応じて人事給与業務のアウトソーシングも可能
三菱総研DCS株式会社が提供するクラウド型給与計算システム「PROSRV」は、スポット依頼にも対応するアウトソーシングサービスです。自社の人事給与に関する業務課題にあわせて、サービス(システムのクラウド化・スポットBPO・フルBPO)を選択できます。明細書のWeb配信や従業員によるWeb申請にも対応しており、テレワークを導入している企業にも最適です。
参考価格 | ー | サポート体制 | ー |
主な機能 | 人事給与/従業員申請/マイナンバー管理/通勤費管理/勤怠管理/年末調整や地方税事務の代行/人事給与や労務関連事務の代行 | ||
連携できるシステム | ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
PROSRVを利用したユーザーの口コミ
複数の会社をグループとして管理できるので一括で処理が出来て効率的です。また従業員から人事部への問い合わせの際、人事のデータを給与などと紐付けて管理が出来るので現状が把握しやすく、スピーディーな回答に繋がっています。
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機能面では基本的に満足であり、強いて改善点を挙げるならば弊社では外国籍の社員も多く在籍しているので、サービスの英語化がより進むと嬉しいです。
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BIPO HRMS
- 海外の支社との一元管理も可能
- 人事情報、勤怠、給与計算まで同じシステム内で完結
- API接続や多言語対応にも対応
BIPO Service Japan Co., Ltdが提供する「BIPO HRMS」は、ワンストップ・ソリューション型の人事管理システムです。給与計算に加え、人事管理や勤怠管理、年末調整などを支援します。労働保険や健康保険組合が複数ある場合も、一つのシステムで管理可能です。複数言語に対応し、外国人従業員の多い企業やグローバル企業にも適しています。
参考価格 | ー | サポート体制 | 専属担当者がメール・ウェブ会議等で導入サポート/給与計算事務サポート(オプション) |
主な機能 | 人事情報管理/給与/勤怠/休暇など | ||
連携できるシステム | SAP/Workdayなど(API連携) |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
KING OF TIME 給与
- 簡単操作で誰でも迷わずご利用いただけます!
- 年末調整も自動読み取りで手間や負担を削減!
- 勤怠管理・人事労務とのデータ連携でミスなく一元管理!
株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供する「KING OF TIME 給与」は、すべての機能をワンプライスで利用できます。給与計算や年末調整業務で活用でき、AI‐OCRによる自動文字読み取りも可能です。人事や勤怠データ、データ分析、システムログなどとの自動連携に対応し、シームレスな一元管理が実現します。また、終了した給与計算の編集を防止するロック機能により、意図しない変更や削除を防ぎます。
参考価格 | 初期費用無料 月額300円 | サポート体制 | チャット/問い合わせフォーム/電話/各種マニュアルなど |
主な機能 | 給与計算/年末調整/勤怠・人事データのとの自動連携/履歴管理/計算結果ロックなど | ||
連携できるシステム | KING OF TIMEシリーズ製品(人事労務/勤怠管理/データ分析/システムログ) |
GrowOne 給与SX
- 項目名称や項目属性、計算式の組合せで様々な支給形態に対応
- データ確認などのチェック機能でミスの防止をサポート
- 複数のグループ企業の給与計算にも対応
「GrowOne 給与SX」は、手入力作業を削減し、入力ミス防止と業務効率化を図る給与計算システムです。「GrowOne 人事SX」と併せて統合データベース型人事給与パッケージとして、株式会社ニッセイコムが提供しています。雇用形態や昇給、手当などの人事データをスムーズに給与計算に反映するほか、年末調整にも対応可能。複数の法人管理が可能なため、グループ企業全体の一元管理を支援します。
参考価格 | ー | サポート体制 | 電話/メール/法改正対応サポート/リモート接続サポート |
主な機能 | 給与マスタ/給与・賞与/社会保険/年末調整/労働保険/環境設定など | ||
連携できるシステム | GrowOne 人事SX |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
給与奉行クラウド
株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供する「給与奉行クラウド」は、給与計算をはじめ社会保険や年末調整など、給与業務プロセスをデジタル化するシステムです。人事やマイナンバー、支払調書・法定調書などに特化したそのほかの奉行シリーズも利用することで、さらに業務を自動化できます。
なお、給与計算のアウトソーシングを検討している場合には、以下の記事も参照ください。
▶ERP型のおすすめ給与計算ソフト(中堅・大企業向け)
バックオフィスなどの幅広い業務を一元管理できるERPタイプの製品を紹介します。会計や販売などのデータを有効活用することで、さらなる業務効率化や企業成長が見込めます。
製品名 | 全体満足度 | 機能への満足度 | 価格 |
---|---|---|---|
MJSLINK DX 給与大将 | 4.3(7件) | 4.4 | お問い合わせください |
Galileopt DX 給与大将 | 4.3(4件) | 4.3 | お問い合わせください |
※レビュー評価は2025年3月10日時点における実数を表示しています。
MJSLINK DX 給与大将
- 基本的な業務サポートに加え、オプションが豊富な給与システム
- 年末調整等毎年発生する法令改正にタイムリー対応
- 電子申請API 連携対応
株式会社ミロク情報サービスが提供する「MJSLINK DX 給与大将」は、中堅・中小企業にも適したクラウド型ERPシステムです。人事管理と給与関係のデータを一元管理し効率的に運用できます。暗号化したPDFファイルを用いて明細書や源泉徴収票を送れるほか、クラウドサービスとの連携でWebからの参照も可能です。複数の雇用形態・締め日にも柔軟に対応し、オプションも豊富です。
参考価格 | ー | サポート体制 | 訪問/電話/リモート |
主な機能 | 給与計算/賞与計算/年末調整関係/社会保険/労働保険関係/人事管理関係 | ||
連携できるシステム | MJSマイナンバーシステム/Edge Tracker(勤怠管理/給与明細参照/年末調整申告) |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
MJSLINK DX 給与大将を利用したユーザーの口コミ
給与計算において、Excelからのデータ投入やデータの作成が簡単になり、給与計算に係る時間が遥かに短くなりました。それだけではなく、社員情報を用いて、今まで紙ベースで保管していたもの(給与明細や社員名簿など)をデータで保管できるようになったので、業務も非常に効率的になりましたし、急な監査が来てもすぐに対応できるようになりました。
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MJSLINKシリーズとの連携はスムーズで便利ですが、色々な外部サービスとスムーズに連携できるようになるとより便利になります。
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Galileopt DX 給与大将
- 人事・給与情報を一元管理したい企業
- 毎年発生する改正にスムーズに対応
- 電子申請API 連携対応
株式会社ミロク情報サービスが提供する「Galileopt DX 給与大将」は、従業員数100名以上の企業向けERPソリューションです。API連携やAI仕訳、ワークフローのスマホ対応などにより業務のDXを後押しします。支給・控除項目、勤怠項目は各400項目まで登録可能です。さらに、給与の支給実績はBIモジュールで分析でき、部門や役職別での統計値算出にも対応します。
参考価格 | ー | サポート体制 | 訪問/電話/リモート |
主な機能 | 複数締め・支払日対応/複数事業所対応/給与体系・賞与体系/社会保険/年末調整/マイナンバー対応など | ||
連携できるシステム | Edge Tracker/電子申請API |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Galileopt DX 給与大将を利用したユーザーの口コミ
以前は、外部の会計士に給与計算・年末調整をお願いしていましたが、導入することで操作が簡単なので自社内で全て完結することができました。成果報酬型をとっているので計算が複雑になり、給与をもらう社員から毎月給与の金額が違うので問い合わせがあったが、成果報酬の金額の基本がわかりやすく記載された給与明細が出て、問い合わせが減った。
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給与規定の内容をカバーしきれない部分に関して、手作業が発生する箇所があるので、少し物足りなさを感じる。
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COMPANY給与計算
株式会社Works Human Intelligence提供の「COMPANY給与計算」は、複雑な給与計算処理に必要な機能を標準搭載するクラウド型システムです。多様な福利厚生に対応し、財形貯蓄や持株会、貸付金、寮・社宅などの手続きも行えます。同シリーズには人事管理や勤怠管理、タレントマネジメントなどもあるため、大企業の幅広い業務領域もカバーできます。
▶特化型のおすすめ給与計算ソフト(個人~中小企業向け)
給与計算業務の効率化を主な目的とする企業におすすめの給与計算ソフトを紹介します。シンプルで操作性にこだわった製品が目立ち、個人事業主や小規模企業でも導入しやすいでしょう。
製品名 | 全体満足度 | 機能への満足度 | 価格 |
---|---|---|---|
PCAクラウド 給与 | 4.0(25件) | 3.9 | 月額17,820円 ~/ユーザー(税込み) |
フリーウェイ給与計算 | 4.3(6件) | 4.3 | 月額1,980円 |
※レビュー評価は2025年3月10日時点における実数を表示しています。
PCAクラウド 給与
- 日常の給与処理だけでリアルタイムに計算
- 月々のデータ入力で源泉徴収票などもラクラク作成可能
- 給与体系の設定も柔軟に対応
ピー・シー・エー株式会社が提供する「PCAクラウド 給与」は、簡単操作が特徴的な給与計算ソフトです。給与明細の書式にあわせたイメージで入力でき、難しい計算は不要です。勤怠項目と計算手当の回数を入力すれば、個人ごとに異なる金額や単価が自動計算されるため、給与処理がスムーズに行えます。月々の給与確定の後に承認処理をする機能もあり、データ改ざんを防ぎます。
参考価格 | 月額17,820円 ~/ユーザー(税込み) | サポート体制 | 電話/メール |
主な機能 | 勤怠データの集計/給与計算/所得税/住民税/社会保険料の納付/給与振込依頼書作成/源泉徴収簿の転記など | ||
連携できるシステム | Web給金帳Cloud/Zaion'nex/楽楽精算/オフィスステーション(労務/Web給与明細ほか)/CELF拡張オプション for PCAクラウドなど |
PCAクラウド 給与 を利用したユーザーの口コミ
給与明細の入力も年末調整も、これ一つで出来るので便利なソフトだと思います。また、使い方が分からなくなった時に電話で問い合わせたら一つ一つ丁寧に教えてもらい、スムーズに進める事が出来ました。あと、どれだけクラウド上でデータを使っているか表示されるのも嬉しいです。
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他社ツールとの連携に関しては改善して欲しいです。API連携が出来るツールが少なく選択肢が狭まります。
続きを読む
フリーウェイ給与計算
- 社員5人まで無料!6人以上も1,980円/月の定額で利用可能!
- インストール不要!料率変更や税制改正にも無償対応!
- シンプルな画面・メニューが愛され導入実績100,000ユーザー以上
株式会社フリーウェイジャパン提供の「フリーウェイ給与計算」は、年末調整や全銀データ出力、給与明細のメール送信機能などを搭載しています。5名までは無料で利用でき、有料版も利用制限なしで月額1,980円とリーズナブルです。操作マニュアルや動画、FAQも用意されているため、システムに不慣れな従業員でも扱いやすいでしょう。
参考価格 | 月額1,980円 ※無料プランあり | サポート体制 | 電話/メール(有料版のみ) |
主な機能 | 給与計算/年末調整/社会保険/労働保険/所得税計算 | ||
連携できるシステム | フリーウェイタイムレコーダー/フリーウェイ経理/フリーウェイマイナンバー |

無料で利用できる給与ソフト
特に個人事業主や小規模・中小企業では、給与計算ソフトを活用したくてもあまり予算をかけられない場合もあるでしょう。すでに紹介した「ジョブカン給与計算」や「フリーウェイ給与計算」以外にも、無料で利用できる製品はいくつかあります。ただし、以下のように利用人数が制限される場合もあるため、製品情報をよく理解してから利用を開始しましょう。
- ジョブカン給与計算:5名まで無料
- フリーウェイ給与計算:5名まで無料
- PayBook:10名まで無料
- 給与明細.net:人数制限なし
- 円薄給与:人数制限なし
以下の記事では、無料の給料計算ソフトを利用するメリットのほかデメリットも解説しています。無料ソフトの利用を検討している方は、導入前にぜひ一読ください。
給与計算ソフトのメリット
今回紹介した給与計算ソフトを導入すると、どのようなメリットがあるかをまとめました。どの目的を優先して導入・入れ替えを行うか整理する際にご活用ください。
- 1. 業務効率の向上
- ●手作業やExcelでの管理よりも短時間で正確な給与計算が可能。
- ●勤怠データと連携し、残業代や控除額を自動算出。
- ●社会保険料や税金の計算が自動化され、人的ミスを削減。
- 2. 法令対応が簡単
- ●労働基準法や税制改正があっても、ソフトがアップデートされるため対応しやすい。
- ●年末調整や社会保険の帳票作成も自動化。
- 3. コスト削減
- ●給与計算の外注費を削減し、社内で処理が可能に。
- ●作業時間の短縮による、人件費の削減。
- 4. データ管理の強化
- ●従業員の給与履歴や勤怠データを一元管理。
- ●クラウド型ならバックアップの手間が不要で、どこからでもアクセス可能。
- ●給与明細をオンラインで確認できるソフトもあり、従業員の利便性も向上。
- 5. セキュリティの向上
- ●適切なアクセス制限や暗号化で機密性を確保。
- ●クラウド型ならデータ紛失や漏洩リスクを低減。
給与計算ソフトのデメリット
一方で給与計算ソフトを利用するデメリットも紹介します。特に気になる事項は各社にまとめて問い合わせて、対策を比較するとよいでしょう。
- 1. 初期導入コストがかかる
- ●クラウド型は月額費用、オンプレミス型はライセンス費用が発生。
- ●システム導入や設定に時間とコストがかかる。
- ●ソフトの仕様や機能を理解するために研修が必要になる場合がある。
- ●既存の給与計算方法からの移行に時間がかかることがある。
- ●従業員数が少ない場合、手作業やExcelのほうがコスト効率が良い場合も。
- 2. カスタマイズ性に限界がある
- ●一部のソフトでは、自社の給与体系に完全に対応できない場合がある。
- 3. システム障害やデータ損失のリスク
- ●クラウド型の場合、サーバー障害で給与計算ができなくなる可能性。
- ●データのバックアップ管理が不十分だと、復元できないリスク。
- ●インターネット経由のアクセスの場合、不正アクセスや情報漏えいの可能性。
- 4. 法改正への対応が遅れる可能性
- ●一部のソフトでは、税制や社会保険の改正が即座に反映されないことがある。
- 5. 他システムとの連携が難しい場合がある
- ●API連携に対応していないと、勤怠管理や会計ソフトとのデータ連携がスムーズに行えず、手作業が発生する。
- ●カスタマイズが必要な場合、追加費用がかかることがある。
給与計算ソフトは業務効率化や正確性向上に役立ちます。一方で、導入コストや操作習熟、セキュリティ対策などの課題も念頭に置く必要があります。自社の規模や業務フローに合ったソフトを選ぶことが重要です。
まとめ
給与計算ソフト(給与ソフト・給与システム)の導入により、給与計算担当者の業務負担を軽減し、正確な計算を実現します。「人的ミスが多い」、「社会保険料率変更や税制改正が負担」、「多様な雇用形態への対応が困難」などの課題があれば、製品導入を検討しましょう。
給与計算ソフトの比較検討には一括資料請求(無料)がおすすめです。資料請求した製品は、価格・機能・特徴・口コミをまとめた比較表をエクセルで作成できます。稟議資料や社内検討時の資料としても利用可能なので、ぜひご活用ください。
給与計算ソフト導入後に自社と合っていなかったという声を聞くことがあります。その背景には、導入したソフトの機能と会社が必要とする機能がマッチしていないことがしばしば見られます。給与計算に特化した製品から、勤怠・人事労務・給与明細の電子化までをカバーする多機能型まで、給与計算ソフトの種類はさまざま。そのため、導入するソフトに求める機能や要件を明確にすることが大切です。
また、現在使用しているソフトや将来導入予定のシステムと連携できるかどうかも、事前に確認しておきたいポイントです。導入の失敗を防ぐには、必要な機能の整理と、段取りを意識した計画的な選定が欠かせません。

手当や残業代などのルールを無制限に設けることができ、時給制の中の更に細かいルールについて、しっかり分けることができます。
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