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クラッシング・ファストトラッキングとは?計画の遅延対策を紹介

クラッシング・ファストトラッキングとは?計画の遅延対策を紹介

プロジェクトの期限に間に合わせる手法の「クラッシング」。クラッシングを実践してみようとしても、具体的にどのようなものか実施方法が分からず、困っていませんか。この記事では、クラッシングの意味や使用例を紹介していきます。

あわせてファストトラッキングの違いや使い分け方も解説するので、ぜひ参考にしてください。

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クラッシングとは

クラッシングとはどのような意味か見ていきましょう。

プロジェクトに資源を追加すること

クラッシングとはプロジェクトに資源を追加し、必要になるコストを最小限に抑えながらスケジュールを短縮することです。プロジェクトの進行が芳しくない場合の対策としてクラッシングを行います。

例えば、人員を増やしタスクの処理能力を向上させると一気に仕事が片付くため、期限に間に合うようになるでしょう。資源は人材だけでなく時間も含まれており、既存のメンバーに残業をしてもらうという手段もあります。

場合によってはソフトウェアなどのツールを導入して所要時間を短縮することもクラッシングです。

クリティカルパス上で使わないと無効

このクラッシングはクリティカルパス上で行わないとあまり意味がありません。クリティカルパスとは、プロジェクトの進行に大きな影響力がある、連続したタスクのことです。仮にクリティカルパス上で問題が発生するとスケジュールに遅れが出てしまうでしょう。

クラッシングは新しいリソースを追加するため、最小限にしてもコストはかかってしまいます。そのため、費用対効果を考えなければなりません。また、新規要員を追加する方法は効果的とは言えません。正しく運用できない場合や、教育・研修を行う必要があるためです。

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ファストトラッキングとは

つづいて、ファストトラッキングとはどのようなものか見ていきましょう。

後続のタスクを現在のタスクと並行して行うこと

ファストトラッキングとは、順番通りに行うタスクを同時並行で進めることでスケジュールを短縮する方法です。

通常は1つのタスクが終わってから次の工程に移っていきますが、序盤のタスクでつまづくと全体が遅れる可能性があります。このときに、複数のタスクを同時進行することで、後工程の遅れを防ぎます。

また、最初から同時進行で進めるプロジェクトもありますが、これはファストトラッキングとは呼びません。あくまでも遅延を防ぐ対策として使われる手法です。

このファストトラッキングの目的は、序盤の工程が遅れても後工程の完了期限を守ることです。そのため、後工程の作業完了時期を変更しては意味がありません。また、複数のタスクを同時並行で行うため、遅れが発生している工程の作業期間は伸び、担当者の負担は増大します。

手戻りのリスクがある

ファストトラッキングは効果的に期限を守れますが、同時に大きなリスクもあり作業が手戻りする可能性もあります。例えば、前工程で大きなトラブルが見つかれば、進行していた後工程の作業が無駄になることもあるでしょう。

また、プロジェクトの管理者が一度に複数のタスクを管理する負担も生じます。人員配置が複雑化することで適切な状況把握ができないこともあるでしょう。複雑化させないためにもできる限り既存の要員で残業・休日出勤により対処する必要があります。

クラッシング・ファストトラッキングの使い分け

クラッシングとファストトラッキングはどのように使い分ければ良いか見ていきましょう。

コスト重視ならファストトラッキング

プロジェクトには投入できる予算が決まっているため、コストを抑えたい場合はファストトラッキングが有効です。

クラッシングはリソースを新しく投入することで期限の遅れを取り戻すためコストが発生します。一方でファストトラッキングは、リソースを維持しながら、作業の負担を大きくすることで解決する方法です。新しいリソースを追加するよりも発生するコストダメージは低いでしょう。

作業品質重視ならクラッシング

作業品質を重視し、リスクを抑えて確実に進めるのであればクラッシングが有効です。

コストはかかりますが、順番通りに工程を進めるため作業の品質は維持されます。ファストトラッキングだと手戻りして、進めた工程が無駄になるリスクがあり、期限に間に合わない可能性は無視できません。クラッシングは作業品質へのダメージが少ない手段です。

そのほかのプロジェクト遅延対策

クラッシングやファストトラッキングにもデメリットはあるため、他の遅延対策も重要です。最も代表的な遅延対策は「スケジュール・コントロール 」です。納期に遅れないためには、プロジェクト全体の作業量を明確にして適切なスケジュールを立てなければなりません。

また、期限ギリギリの計画だとイレギュラーな事態に対応できないため、最低限のバッファを用意することも大切です。あとは計画通り適切に進捗管理し、トラブルが発生したらすぐにメンバー間に共有できる環境を整えると良いでしょう。

例えば、トラッキングの場合、リソースが確保できないことで失敗するケースがあります。ファストトラッキングの場合は、順調に進んでも後々トラブルが発し、修正に手間取る可能性もあるでしょう。プロジェクトの状況に応じて適切な遅延対策を行えるようにすることが大切です。

適切な方法でプロジェクトの遅延を回避しましょう

クラッシングは新しいリソースを追加し、ファストトラッキングは複数のタスクを同時進行することで遅延を解決する優れた方法です。しかし、両者にはコストがかかったり、作業全体が遅延する可能性があるなどリスクがあることを忘れてはなりません。

クラッシングやファストトラッキングだけでなく、対応策が複数あれば臨機応変に対応できます。その状況に応じた方法でプロジェクトの遅延を回避していきましょう。

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