ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■乗り換えの目的別
- ロボットを一元管理したい:EzAvater、OCEVISTAS、UiPath Platform
- 現場でシナリオを作成したい:ロボパットAI、BizteX robop(ビズテックス ロボップ)、Robo-Pat
- Webブラウザ上の作業を自動化したい:BizteXcobit、クラウドBOT、RPAテクノロジーズ
- 移行の支援を受けたい:RPAロボアシスタントサービス
- 乗り換え後の定着支援を受けたい:BizteX robop(ビズテックス ロボップ)、パーソルのRPA
RPAツールの乗り換えを検討するタイミング
RPAツールの乗り換えは、現行ツールの不満が業務に影響し始めたときが検討のタイミングです。ここでは、乗り換えのきっかけとなりやすい3つの状況と、その背景を整理します。
ロボットの保守負担が増えたとき
ロボットの修正やエラー対応に時間がかかるようになったら、乗り換えを検討する時期といえます。ロボットは操作する画面や業務手順が変わると止まる場合があり、そのたびにシナリオの修正が必要です。
現行ツールのシナリオが複雑で、特定の担当者しか修正できない状況も課題です。一方で、保守負担の原因が管理ルールの不足にある場合は、ツールを変えずに運用を見直すことで改善できる可能性もあります。原因を見極めてから判断しましょう。
費用と稼働状況が見あわないとき
ライセンス費用に対してロボットの稼働が少ない場合も、乗り換えの検討材料です。例えば、ライセンス数に比べて実際に動いているロボットが少なかったり、稼働時間が短かったりするケースが考えられます。
このような場合は、自社の利用規模にあう課金方式の製品へ移ることで、費用を見直せる可能性があります。ただし、乗り換えには移行作業や教育の費用もかかります。現行ツールの契約内容の変更で対応できないかも、あわせて確認しましょう。
自動化の範囲を広げたいとき
自動化したい業務が、現行ツールの対応範囲を超えた場合も乗り換えを検討するタイミングです。例えば、パソコンごとに動かしていたロボットを、部門横断で管理したい場合や、クラウドサービス上の作業を自動化したい場合が挙げられます。
RPAツールには、パソコンごとに動かすデスクトップ型、サーバーでまとめて管理するサーバー型、Webブラウザで利用するクラウド型があります。必要な提供形態が現行ツールと異なる場合は、乗り換えが選択肢の一つです。
乗り換え前に行うロボットの棚卸し
RPAツールの乗り換えで最初に行いたいのが、稼働中のロボットの棚卸しです。何がどこで動いているのかを把握しないまま移行を始めると、移し漏れや不要なロボットの作り直しが起こるおそれがあります。
稼働中のロボットを一覧にする
まず、現行ツールで作成したロボットをすべて洗い出し、一覧表にまとめます。ロボット名や対象業務、実行するパソコン、実行頻度、作成者、最終更新日を記録しておくと、後の仕分けに役立ちます。
管理画面のないデスクトップ型では、担当者の個人パソコンにだけ保存されたロボットが見つかる場合があります。各部門へ確認を依頼し、使われているロボットを漏れなく集めましょう。一覧は乗り換え後の管理台帳としても活用できます。
シナリオと業務手順を突きあわせる
一覧ができたら、各ロボットのシナリオと現在の業務手順を突きあわせます。ロボット作成後に業務が変わり、シナリオの処理と実際の手順にずれが生じていることがあるためです。
シナリオの中身がわからない場合は、実際に動かして処理の流れを記録しましょう。入力するデータや操作する画面、例外時の処理を手順書にまとめておくと、乗り換え先で作り直す際の設計書として使えます。作成者が異動している場合は、利用部門の担当者とあわせて確認します。
移行・作り直し・廃止に仕分ける
棚卸しの結果をもとに、ロボットを3つに仕分けます。乗り換え先でも同じ処理を使うロボットは「移行」、業務の見直しにあわせて処理を変えるロボットは「作り直し」、使われていないロボットは「廃止」とします。
RPAツール同士ではシナリオの形式が異なるため、「移行」も実際には乗り換え先で再作成となる場合があります。仕分けの結果から作業量を見積もると、移行にかかる期間や外部支援の要否を判断できます。
乗り換え先のRPAツールを選ぶ基準
乗り換え先は、現行ツールで感じた課題を解消できるかを基準に選びます。機能の多さだけで比べず、提供形態やシナリオの作り方、移行時の支援範囲を確認しましょう。
提供形態と管理機能の確認
乗り換え先の提供形態は、自動化したい業務の範囲とロボットの管理方法から決めます。部門をまたいでロボットを管理したい場合は、サーバー型や管理機能を持つ製品が候補です。
確認したいのは、ロボットの実行状況を一覧で見られるか、実行スケジュールを設定できるか、エラー時に通知を受けられるかです。また、ロボットの作成や実行の権限を利用者ごとに分けられるかも確認しましょう。現行ツールで管理に困った点を挙げ、解消できるかを比べると判断しやすくなります。
シナリオの作り方と担当者のスキルの確認
シナリオの作り方が、社内でロボットを作る担当者のスキルにあっているかも重要です。画面の操作を記録してシナリオを作る方式や、部品を並べて組み立てる方式、プログラミングで記述する方式があります。
現場の担当者が作る場合は、プログラミングの知識がなくても操作できるかを無料トライアルで確かめましょう。情報システム部門が作る場合は、複雑な条件分岐や例外処理を設定できるかを確認します。実際に移行予定のロボットを1つ作ってみると、作業量の見積もりにも役立ちます。
移行支援とサポート範囲の確認
ロボットの数が多い場合は、ベンダーやパートナー企業の移行支援を利用できるかも確認します。支援の内容は、操作研修やシナリオ作成の代行、作成済みシナリオの点検など製品によって異なります。
見積もりを依頼する際は、どの作業が費用に含まれるのかを明確にしましょう。導入後の問い合わせ窓口や対応時間、エラー発生時の相談方法も確認しておくと、乗り換え直後の不安を減らせます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でRPAツールの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
RPAツール乗り換えの移行手順
乗り換え先が決まったら、業務を止めないよう段階的に移行します。一度にすべてのロボットを切り替えるのではなく、試験移行と並行稼働を経てから旧ツールを停止する流れが安全です。
1. 影響の小さい業務から試験的に移行する
最初に移行するのは、止まっても影響が小さく、処理が単純なロボットにします。乗り換え先での作り方や動作の特徴をつかみ、移行作業の手順を固めるためです。
試験移行では、作成にかかった時間や発生した問題を記録しておきましょう。その記録をもとに、残りのロボットの移行スケジュールを見直します。重要度の高い業務のロボットは、手順が固まってから移行すると安心です。
2. 新旧ツールを並行稼働して結果を照合する
乗り換え先で作ったロボットは、一定期間は旧ツールと並行して動かし、処理結果を照合します。入力されたデータの件数や内容、出力されたファイルが一致しているかを確認しましょう。
月末や締め日にだけ発生する処理は、並行稼働の期間に含めて確認することが大切です。エラーが起きた場合に通知が届くか、ログで原因を追えるかもこの段階で確かめます。結果が一致したロボットから順に本番へ切り替えましょう。
3. 旧ツールを停止して契約を整理する
すべてのロボットの切り替えが終わったら、旧ツールのロボットを停止します。停止後に問題が見つかる場合に備え、旧ツールのシナリオや設定は一定期間保管しておくと安心です。
旧ツールの契約は、解約の申し出期限や更新日を確認したうえで手続きします。並行稼働の期間が契約更新日をまたぐと、費用が二重にかかる場合があります。移行スケジュールは、契約期間から逆算して立てましょう。
RPAツール乗り換え後の運用定着
乗り換えの効果を得るには、移行後の運用ルールを整えることが欠かせません。現行ツールで生じた課題を繰り返さないよう、管理の方法とエラー対応の流れを決めておきましょう。
ロボットの管理ルールの見直し
乗り換えを機に、ロボットの作成から廃止までのルールを見直しましょう。作成前の申請方法や命名規則、手順書の保存場所、定期的な棚卸しの時期を決めておくと、管理されていないロボットが増えるのを防げます。
ルールは文書にして共有し、新しく担当になった人も確認できるようにします。特定の担当者だけが内容を把握する状態を避け、複数人で状況を確認できる体制にすることが大切です。
エラー発生時の対応フローの整備
ロボットは、操作する画面の変更や通信の不具合、入力データの不備などで停止する場合があります。エラーが起きたときに誰へ通知し、誰が原因を調べ、どの手順で再実行するかを決めておきましょう。
ロボットが止まった場合に手作業で業務を続ける手順も用意しておくと、業務への影響を抑えられます。対応した内容は記録に残し、同じエラーが繰り返されないようシナリオの改善に生かしましょう。
乗り換え先候補のRPAツール・サービス比較一覧
現行ツールで感じた課題を解消できるかを比べやすいよう、この記事で紹介するRPAツールの特徴を一覧にしました。ロボットの管理方法やシナリオの作り方、移行時の支援を確認する際に役立ててください。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| ロボパットAI | 台数無制限で複数のパソコンに使えるフローティングライセンスを標準搭載し、1か月の無料トライアルにも対応 |
| RPAロボアシスタントサービス | 他社ツールの導入企業にもシステム移行を提案し、ロボット開発を基本的に担うRPA導入支援サービス |
| OCEVISTAS | デスクトップ型からサーバー型までロボットシナリオが共通で、小さく始めて規模を広げられるRPA |
| Robo-Pat | パソコンに直接インストールして使うスタンドアロン型RPAで、契約は1か月ごと、初期費用は不要 |
| BizteX robop(ビズテックス ロボップ) | 操作アシスト機能とサンプルフローを備えたデスクトップ型RPAで、iPaaS連携によりクラウドの作業にも対応 |
| EzAvater | ロボット管理サーバで複数ロボットの稼働状況や実行ログを把握でき、エラー時のメール通知にも対応 |
| UiPath Platform | RPAの開発から管理・制御、分析までを網羅し、オンプレミス版とクラウド版から選べるプラットフォーム |
| BizteXcobit | Webサイトからの情報収集やスプレッドシート連携、メール送信などブラウザ上の作業を自動化するクラウド型RPA |
| クラウドBOT | ブラウザ操作の自動記録とAIエージェントで、Web上の作業をノーコードで自動化できる完全クラウド型RPA |
| RPAテクノロジーズ | ノーコードでWebの定型業務を自動化するクラウド型RPAで、操作のレコーディングや標準チャットサポートに対応 |
| パーソルのRPA | マルチベンダーに対応し、RPAの導入・開発から運用、定着、内製化までをワンストップで支援するサービス |
乗り換え先として検討したいRPAツール・サービス
乗り換え先は、ロボットの管理方法やシナリオの作り方、移行時に受けられる支援で比べることが大切です。ここでは、現行ツールの課題別に検討しやすい製品・サービスを紹介します。
ロボパットAI
- 現場で作成するために開発されたRPAであり作成が容易
- 導入企業には専属の担当者がつき、個別にサポート
- コスト削減だけでなく、DX推進サービスを提供
株式会社FCEが提供する「ロボパットAI」は、現場の事務職が自らロボットを作成して業務を自動化することを想定したRPAツールです。画像認識を利用した直感的な操作で、Web操作もマウスとキーボードで自動化できます。1ライセンスを台数無制限の複数パソコンで使えるフローティングライセンスを標準搭載しており、複数部署や多拠点での利用に向いています。1か月・3ライセンスの無料トライアルに対応しており、乗り換え前に実際の業務で操作性を確かめられます。導入企業には専属の担当者がつきます。
RPAロボアシスタントサービス
- 社内外の豊富な導入実績より最適な自動化ツールをご提案
- 導入時のナレッジを活かし導入後のサポートまでご支援
- 既存ツールからの移行など、現行環境に対しても効率化を実現
ニスコム株式会社が提供する「RPAロボアシスタントサービス」は、RPAによる自動化を支援するサービスです。すでに他社の自動化ツールを導入している企業に対しても、価格改定やサービス内容の変更といった課題に応じてシステム移行などを提案しています。現行の業務フローと自動化の要件をヒアリングしたうえで、ロボットの開発は基本的に同社が担うため、作り直しにかかる社内の負担を抑えられます。特定のメーカーに縛られない立場でのツール選定や、導入時のナレッジを活かした導入後のサポートにも対応します。
OCEVISTAS
- 1ヶ月間の無料トライアルで事前に試せる!
- プログラミング知識不要、日本語対応でロボットの作成が容易!
- チャットサポート、ナレッジ等の充実したサポート体制!
株式会社大崎コンピュータエンヂニアリングが提供する「OCEVISTAS」は、マウスで動作フローのステップをつなげてロボットを開発する、プログラミングレスのRPAです。ラインナップは、デスクトップ型の「mini」、サーバー中規模の「Lite」、大規模サーバー型の「BasicRobo」です。全ラインナップでロボットシナリオが共通のため、小さく始めてから規模を広げられます。パソコンを占有しないバックグラウンド実行や、のぞき見を防ぐ画面ロック機能も備えています。ハンズオントレーニングや3か月間の無料チャットサポートなどの支援も用意されています。
Robo-Pat
- ご契約は1ヶ月ごと!初期費用も必要ありません
- ロボ作成が簡単!パソコンを使える方であればロボ作成ができる!
- PCに直接インストールするのでネットに繋がなくても使用可能!
スターティアテクノス株式会社が提供する「Robo-Pat」は、現場での使いやすさを重視したスタンドアロン型のRPAツールです。画像認識機能を利用してロボットを作成するため、専門知識がなくても現場の担当者がロボットを作り、運用できます。すべてのアプリやブラウザを操作対象にでき、パソコン上の幅広い業務を自動化可能です。パソコンに直接インストールして使うため、ネットに接続しなくても利用できます。契約は1か月ごとで初期費用も不要なため、乗り換え先を試しながら段階的に移行したい場合にも検討しやすいでしょう。
BizteX robop(ビズテックス ロボップ)
- 基本操作は2時間でマスター
- iPaaS連携でローカルからクラウドまで自動化
- 設計から運用までまるごとお任せOK
BizteX株式会社が提供する「BizteX robop(ビズテックス ロボップ)」は、現場の担当者が自分でロボットを作れるデスクトップ型RPAです。操作アシスト機能とサンプルフローを標準搭載し、初心者でも設計ミスを防ぎながらロボットを作成できます。iPaaS連携により、ローカルの作業からクラウドサービスまで自動化の範囲を広げられます。専任のカスタマーサクセスが運用の定着まで伴走するため、乗り換え後の社内展開も相談可能です。2週間の無料トライアルで作成したロボットは、そのまま本番環境で利用できます。
EzAvater
- ノンプログラミングの「かんたん親切設計」でIT初心者でも安心
- 「AIチャットサポート」や「エンジニア相談会」も無料で利用可能
- 柔軟なライセンス体系で様々なお客様のネットワーク環境に対応
株式会社テリロジーサービスウェアが提供する「EzAvater」は、プログラミング不要でパソコンの定型業務を自動化できる国産RPAツールです。ロボット管理サーバを使うと、複数ロボットの稼働状況の把握や実行・停止・予約、シナリオの配布、操作制限、実行ログの収集ができ、規模を広げたときの運用管理に役立ちます。指定時刻での自動実行や、エラー時に動作ログとエラー画面を添付するメール通知も可能です。営業担当とエンジニアがトライアルから導入後まで伴走し、最初のシナリオ作りの相談も受け付けています。
UiPath Platform (UiPath株式会社)
- SaaSやIaaS/PaaS、オンプレミスといった多彩な導入形態に対応
- ISO 27001認証を取得するなど高度なセキュリティを確保
- 分析ツールでRPAの導入効果を測定可能
BizteXcobit (BizteX株式会社)
- 導入から運用までサポートが充実
- 営業・人事・マーケティングなど幅広い業種で利用可能
- クラウド型ならではの継続的なアップデート
クラウドBOT (株式会社C-RISE)
- ISO27017認証取得済み
- 最新のサーバーレス技術で安定 したパフォーマンス
- iPaaSとの連携に対応。
RPAテクノロジーズ (オープン株式会社)
- AUTORO Assistantで簡単レコーディング
- テキストベースエディタで業務フローを共有。
- 標準チャットサポートで導入後も安心
パーソルのRPA (パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社)
- 導入から定着まで伴走型で支援。
- マルチベンダー対応、700社以上の導入実績。
- 人材育成・内製化支援、運用体制構築まで対応。
まとめ
RPAツールの乗り換えは、稼働中のロボットの棚卸しと仕分けから始め、試験移行と並行稼働を経て段階的に切り替えることが大切です。乗り換え先は、現行ツールで感じた課題を解消できるかを基準に、提供形態やシナリオの作り方、移行支援の範囲を比べましょう。まずは資料請求で複数のRPAツールを比較し、自社の業務にあう乗り換え先を検討してみてください。

