Zoomでホスト不在のままミーティングを行う方法
Zoomでホスト不在のままミーティングを行うにはどうすれば良いのでしょうか。
方法1:「ホストより前の参加を有効にする」を有効にする
通常は、ホストがいないままミーティングを始めようとしても「ミーティングがホストの参加を待機しています。」と表示され、ミーティングルームに入室できません。
ホスト不在のままミーティングを開くには、まずホスト側で「ホストより前の参加を有効にする」のチェックを有効にします。そして、Zoomのアカウント管理画面から「アカウント設定」を選び、「ミーティング」タブの「ホストの前に参加」を有効にしましょう。
あるいは、スケジュールを設定する際に詳細オプションから「ホストの前に参加を有効にする」にチェックを入れることでも設定できます。
一方、ホストが上記の設定を行っていなかった場合は、別の参加者がホストの役割を一時的に担うことで対処しましょう。Zoomの参加者一覧の下部に「ホストの要求」というボタンがあるため、これをクリックし、ホストキーを入力します。ホストキーはホストのアカウント管理画面で確認できます。
方法2:代替ホストを設定する
エデュケーション契約かエンタープライズ契約でZoomを利用している場合は、代替ホストの設定によりホスト不在のままミーティングを行うこともできます。
ミーティングのスケジュール画面から、ミーティングオプションを開きましょう。そこに、代替ホストを指定するための入力欄があります。そこに代替ホストとして指定したい人のメールアドレスを入力することで設定は完了します。
ちなみに、このとき入力するメールアドレスはZoomと連動しているものでなければなりません。代替ホストに指定したい人が複数のメールアドレスを使い分けているのであれば、Zoom用に使っているのがどれなのか確認する必要があります。
Zoomでホスト不在のままミーティングを行う際のポイント
続いて、Zoomでホスト不在のままミーティングを行う際の留意点を2つ紹介します。
不在のホストは参加人数としてカウントされない
不在のホストは参加人数には数えられません。このことは、無料ライセンスを利用している際に留意する必要があります。なぜなら、無料ライセンスでは参加人数によって制限時間が異なるからです。具体的には以下のようになっています。
- 【制限時間24時間】
-
- ■ホスト1名かつ参加者0名
- ■ホスト1名かつ参加者1名
- ■ホスト0名かつ参加者2名
- 【制限時間40分】
-
- ■ホスト1名かつ参加者2名以上
- ■ホスト0名かつ参加者3名以上
たとえば、ホスト1名と参加者2名の合計3名でミーティングする予定だったところ、ホストが不在になった場合は制限時間が40分から24時間に変更されます。
設定をすれば録画もできる
本来、ミーティングを録画するレコーディング機能はホストにしか使えません。しかし、事前に設定すればホスト以外の参加者でも録画できます。ローカル保存かクラウド保存かによって設定が異なるため、それぞれ見てみましょう。
- 【ローカル保存】
代替ホストを指定していれば、その代替ホストが「このコンピューターにレコーディング」をクリックするだけで録画できます。
- 【クラウド保存】
まず、アカウント管理画面で「マイミーティング」→「記録」を選びましょう。そして、「クラウド記録」をオンにした後、「自動記録」をオンにして「クラウド上に記録する」を選択します。
この設定の後、ミーティングをスケジュールする際に「ミーティングを自動記録する」オプションが選択されたままにしておきましょう。これにより、最初の参加者が参加した時点で自動録画が開始されます。
Zoomでホスト不在のミーティングを円滑に開催しよう!
Zoomでホスト不在のままミーティングを行う方法は以下の2つです。
- ■「ホストより前の参加を有効にする」を有効にする
- ■代替ホストを設定する
また、ホスト不在でミーティングを行うには以下の点に留意しましょう。
- ■不在のホストは参加人数にカウントされない
- ■設定をすれば録画も可能
以上を踏まえ、円滑なミーティングを実現しましょう。