ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■選考の進め方別
- ■内定後の対応別
- 内定者への連絡・フォロー機能:採用一括かんりくん、sonar ATS by HRMOS、らくるーと
- 入社手続きへの内定者情報の引き継ぎ:SmartHR、Talentio
製造業の選考が長引く理由と選考管理システムの役割
製造業の選考では、面接官が現場の業務を兼ねていることや、職種によって選考の方法が異なることから、選考に日数がかかる場合があります。どこで時間がかかるのかを整理し、選考管理システムで短縮できる部分を見極めましょう。
現場の管理者が面接官を兼ねる
製造現場職の採用では、配属先となる製造課の課長や班長など、現場の管理者が面接官を務めることがあります。ラインの稼働や設備のトラブル対応を優先せざるを得ない日もあり、面接後の評価の記入や提出が後回しになる場合があります。
評価が人事部門に届かないと、合否の判断と候補者への連絡が遅れます。選考管理システム上で評価の入力状況を一覧にし、未入力の面接官に通知を送れれば、人事担当者が個別に催促する手間を減らせます。
評価の回収と集計に手間がかかる
紙の評価シートを使っている場合、面接官から回収し、人事担当者が集計して合否を判断するまでに時間がかかります。工場と本社が離れていると、評価シートの受け渡しだけで日数を要することもあります。
選考管理システムで評価を直接入力する運用に切り替えれば、面接が終わった時点で人事部門が評価を確認できます。複数の面接官の評価を同じ画面で並べて見られるため、合否を話し合う場の準備も短時間で済みます。
合否連絡の遅れが辞退につながる
選考結果の連絡が遅れると、その間に他社から内定を得た候補者が辞退する可能性があります。特に現場職の採用では、応募から内定までの期間が短い企業と比べられる場面もあります。
選考管理システムで、面接から合否連絡までの日数を候補者ごとに確認できるようにしておくと、連絡が滞っている候補者に気づけます。合否連絡の目安となる日数を社内で決め、目安を過ぎた候補者を一覧で確認する運用にしておきましょう。
現場の面接官の評価を選考管理システムでそろえる
面接官が現場ごとに異なると、同じ職種でも評価の観点や厳しさにばらつきが出ることがあります。評価の基準を選考管理システムに組み込み、誰が面接しても同じ観点で判断できる仕組みを整えましょう。
職種ごとの評価項目の設定
製造現場職、保全、品質管理、生産技術など、職種ごとに確認したい能力や経験は異なります。職種ごとに評価項目を分け、選考管理システムの評価シートとして登録しておくと、面接官は担当する職種の項目だけに集中して評価できます。
評価項目は、手順を守って作業を進める姿勢、安全に対する意識、チームでの協力など、業務に必要な能力に絞りましょう。項目を増やしすぎると面接官の入力の負担が増え、評価の提出がかえって遅れる可能性があります。
評価基準の言葉をそろえる
評価項目を5段階などの点数で評価する場合、それぞれの点数がどのような状態を指すのかを言葉で示しておくことが大切です。基準があいまいだと、ある面接官の「3」と別の面接官の「3」が同じ意味にならない場合があります。
例えば「安全への意識」なら、前職で取り組んだ安全活動を具体的に説明できるかどうか、といった判断の目安を評価シートに記載しておきます。選考管理システムの評価画面に基準の説明を表示できるかも、製品を比べる際の確認項目です。
面接官どうしの評価の振り返り
評価をそろえるには、仕組みを用意するだけでなく、面接官どうしで評価の傾向を振り返る機会も必要です。選考管理システムに蓄積された評価を面接官ごとに集計すると、点数が高めに出やすい人や低めに出やすい人の傾向が見えてきます。
傾向は面接官を責めるためではなく、基準の解釈をすり合わせる材料として共有しましょう。入社後に活躍している社員の選考時の評価を振り返ることは、評価項目そのものの見直しにも役立ちます。
適性検査と実技確認の結果を選考に組み込む
製造業の選考では、面接に加えて適性検査や簡単な実技確認を行う企業もあります。面接以外の結果を選考管理システムで候補者の情報とあわせて管理すれば、判断材料を一か所で確認できます。
適性検査の結果の取り込みと閲覧範囲
適性検査サービスと連携できる選考管理システムであれば、受検の案内から結果の取り込みまでをシステム上で進められる場合があります。連携できない場合でも、結果を候補者ごとに登録しておけば、面接官が面接前に参照できます。
ただし、適性検査の結果は候補者の性格や能力に関わる情報のため、閲覧できる面接官を限定するなどの配慮が必要です。検査結果だけで合否を決めるのではなく、面接の評価とあわせて総合的に判断する使い方を社内で共有しておきましょう。
実技確認や作業体験の記録
製造現場職の選考で、簡単な組立作業や計測作業を体験してもらう企業もあります。作業の正確さや手順の理解度を見ることで、面接だけではわからない適性を確認できる場合があります。
実技確認の結果は、確認した項目と担当者の所見を選考管理システムに記録しておきましょう。確認する作業の内容と評価の目安を事前に決めておけば、担当者が変わっても同じ基準で記録できます。安全のため、実技確認の内容は現場の安全担当者と相談して決めることが大切です。
面接と検査の結果を並べた合否判断
面接の評価、適性検査の結果、実技確認の所見がばらばらに保管されていると、合否を判断する際に資料を集める手間がかかります。選考管理システムの候補者画面でこれらを並べて確認できれば、判断の場で必要な情報をすぐに参照できます。
合否の判断に至った理由も、選考管理システムに記録しておきましょう。理由が残っていれば、候補者から問い合わせがあった際の説明や、次回の採用で評価項目を見直す際にも活かせます。判断を1人に任せず、複数の担当者で確認する流れにしておくことも大切です。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で採用管理・選考管理システムの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品の比較検討を進めましょう。
製造業の選考で守りたい公正な採用選考の考え方
厚生労働省は、応募者の適性と能力にもとづいて採用を判断する公正な採用選考を求めています。選考管理システムの項目や面接の質問が、この考え方から外れていないかを確認しておきましょう。
面接で聞かない事項と登録項目の見直し
厚生労働省は、本籍や出生地、家族の職業や収入、住宅状況、宗教、支持政党などを、就職差別につながるおそれのある事項として示しています。こうした事項を面接で尋ねたり、応募書類で集めたりしないよう配慮が求められます。
選考管理システムの入力項目や評価シートの自由記述欄に、該当する事項を記入する欄がないかを見直しましょう。雑談のつもりで家族について尋ねてしまう面接官もいるため、面接官向けの説明資料に聞かない事項を明記しておくと安心です。
健康状態や体力に関する確認の扱い
製造業では、重量物の取り扱いや立ち作業など、体力を要する業務もあります。ただし、厚生労働省は、合理的かつ客観的に必要性が認められない採用選考時の健康診断を、配慮すべき事項として挙げています。
業務に必要な条件は、求人票で作業内容として具体的に示し、選考では業務を遂行できるかどうかに絞って確認しましょう。健康に関する情報は特に慎重な取り扱いが必要な個人情報のため、選考管理システムに記録するかどうかも含め、法務部門や専門家に相談して決めることが大切です。
内定から入社・配属までの連絡を途切れさせない
内定を出した後も、入社日までの間に候補者が辞退する可能性があります。選考管理システムで内定者とのやり取りを記録し、配属先の現場とも情報を共有して、入社まで連絡を途切れさせない仕組みを作りましょう。
内定承諾までの連絡と記録
内定の連絡から承諾までの期間は、候補者が他社と比べて迷う時期でもあります。選考管理システムで内定通知の送付日や承諾の期限、候補者からの質問と回答を記録しておくと、担当者が変わっても状況を引き継げます。
候補者からの質問には、勤務地や交替勤務の時間帯、寮や社宅の条件など、製造業ならではの内容が含まれることがあります。質問への回答をまとめておけば、次の内定者への説明にも活かせます。
配属先の現場への情報共有
入社後に配属される現場の管理者が、内定者の経歴や面接での評価を把握していると、受け入れの準備を進めやすくなります。選考管理システムで、配属先の管理者に必要な範囲の情報だけを共有できるかを確認しましょう。
あわせて、入社日や初日の集合場所、作業着や安全靴の準備など、内定者に伝える事項を現場と人事部門で整理しておくことが大切です。入社手続きのシステムと連携できる製品であれば、内定者の情報を手入力せずに引き継げる場合があります。
評価と連絡で比べる選考管理システム一覧
評価シートの設定や入力漏れへの気づき方、内定後の連絡の機能は製品ごとに異なります。この記事で紹介する製品の特徴を一覧で比べてみましょう。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| Talentio | 評価フォームのテンプレート化や複数評価者の設定、アラートやSlack通知に対応 |
| ジョブカン採用管理 | ダッシュボードで選考結果の入力待ちを確認でき、面接評価の申し送りもできる |
| i-web | 適性検査『TG-WEB』『SPI3』と連動。採点結果や帳票が自動で反映される |
| sonar ATS by HRMOS | 適性検査などと連携し、内定者フォローのイベント予約や書類回収も管理できる |
| らくるーと | 柔軟な評価項目設定に対応し、面接官が直接評価を記入できるLINE活用型ツール |
| 採用一括かんりくん | AI評価入力アシスタントや柔軟な評価項目設定、辞退の可能性の可視化に対応 |
| SmartHR | 選考ステップごとの評価を一元管理し、採用決定後はそのまま従業員として登録できる |
| ジョブテスト | オンラインで候補者の能力・知識・適性を見極められるWebスキルテスト |
| エアリーフレッシャーズクラウド | 内定者と企業のコミュニケーションを支援し、内定辞退の防止を図るフォローツール |
現場の面接官の評価を集めやすい製品
ここでは、評価項目の設定や評価入力の状況把握、適性検査との連携、内定者への連絡を確認しやすい製品を紹介します。評価画面に基準の説明を表示できるかなどの細かな仕様は、デモで確かめてください。
Talentio
- 複数の流入経路からの応募も一括管理が可能!
- 複数ベンダーのカレンダーと連携が可能。日程調整も自動で可能
- 現場の面接官も使いやすい簡単な操作画面で採用が”ラク”になる
jinjer株式会社が提供する「Talentio」は、現場の管理者が兼務する面接官から評価を早く集めたい企業で検討しやすい採用管理システムです。評価フォームのテンプレート化や複数評価者の設定、判定条件の設定で、評価の質とスピードの両立を支援します。コメントとメンション、タスク管理、アラート表示、メールやSlackの通知を組み合わせて対応漏れを抑えられ、スマートフォンからの評価入力にも対応しています。
ジョブカン採用管理
- 募集から内定までこれ一つ。簡単高機能な採用管理システム
- あらゆる経路からの応募者の情報を取り込み、一括管理!
- 媒体別・面接官別など求人効果の分析・レポート作成も可能!
株式会社DONUTSが提供する「ジョブカン採用管理」は、面接後の評価の回収状況を人事担当者が一覧で追いたい企業に向く採用管理システムです。ダッシュボードには新着候補者や選考結果の入力待ちなどがリアルタイムで数値表示され、候補者ごとに次にすべきタスクも自動で表示されます。候補者詳細画面では面接評価の記載や次の選考担当者への申し送りができ、面接官と採用担当者の情報共有を進められます。
i-web
- 導入シェアNo.1の実績と信頼。使いやすい操作性と充実のサポート
- 業界初、リクナビ・キャリタス就活自動連携 その他多数媒体対応
- 業務効率化機能+分析ツールや採用サイト制作ツールも標準搭載
株式会社ヒューマネージが提供する「i-web」は、面接の評価とあわせて適性検査の結果も確認しながら合否を判断したい企業で比べやすい採用管理システムです。適性検査『TG-WEB』『SPI3』と連動し、受検履歴や採点結果、帳票が自動で反映されます。応募者向けマイページから受検や面接予約を進められるため、検査の案内から結果の確認までをi-webの中で扱えます。
sonar ATS by HRMOS
- 大手、中小企業の規模問わず累計導入数が2,500件以上の実績
- 求人募集、応募者管理、面接日程調整などのあらゆる業務を効率化
- 求人媒体、適性検査、社内チャットツール、他各種サービスと連携
Thinkings株式会社が提供する「sonar ATS by HRMOS」は、選考から内定後のフォローまでを途切れずに管理したい企業で検討しやすい採用管理システムです。求人媒体や適性検査、社内チャットツールなどの各種サービスと連携できます。内定から入社までのフォローイベントの予約受付や入社書類などのファイル回収、内定者のアクセス状況やメッセージ開封状況の把握にも対応しています。
らくるーと
- LINE・SNSに特化しているため効果的なコミュニケーションを実現
- 応募者のレスポンスも早く、選考歩留まりを改善
- メッセージ配信や日程調整の自動化で、工数削減とスムーズな選考
株式会社アイシスが提供する「らくるーと」は、LINEで候補者に連絡しながら、面接官の評価も同じ仕組みで集めたい企業に向く採用管理ツールです。柔軟な評価項目の設定に対応し、面接官が直接評価を記入できます。適性検査の結果などの外部情報も取り込めるほか、内定者フォローでは提出物管理やアンケート回収、出欠管理を行えます。
採用一括かんりくん
- ルーティン業務70%削減! 日程調整やメール送信を自動化
- LINE連携で開封率アップ・リッチメニューで歩留まりを劇的改善
- 新卒/中途もこれ1つ! 継続率98.8%が照明する使いやすさと機能性
HRクラウド株式会社が提供する「採用一括かんりくん」は、評価の記入や内定後の辞退防止にかかる手間を減らしたい企業で比べたい採用管理システムです。柔軟な評価項目の設定に加え、面接官の評価入力をAIが支援するアシスタント機能を備えています。内定者フォローでは辞退の可能性を可視化するアラート機能があり、提出物管理やアンケート回収にも対応しています。
SmartHR
- 履歴書や面接評価などの選考過程を一元管理
- 採用決定から入社手続きの流れもスムーズに
- 選考時の評価データを、入社後の配置や育成に活用可能
株式会社SmartHRが提供する「SmartHR」は、内定後の入社手続きや配属先への情報共有までを見据えて選考を管理したい企業に向く製品です。選考ステップごとに選考担当者が評価を提出でき、選考の進捗や結果を一元管理できます。採用が決まった候補者はそのまま従業員として登録でき、入社手続きに必要な追加情報も本人に直接依頼可能です。選考時の評価データは、入社後の配置や育成にも生かせます。
ジョブテスト (HeaR株式会社)
- オンラインで候補者の能力・知識・適性を見極める
- 主にIT関連の100種類以上の職種やスキルのテストに対応
- 100社以上のデータをもとに精度の高いテスト設計をサポート
エアリーフレッシャーズクラウド (EDGE株式会社)
- 5,400社、40万人以上の内定者フォロー実績。
- 大企業も安心の高レベルセキュリティ
- 内定者教育向けeラーニングを無償提供
まとめ
製造業の選考を早めるには、現場の面接官が評価を入力しやすい仕組みと、職種ごとにそろえた評価基準が欠かせません。選考管理システムで適性検査や実技確認の結果もあわせて管理し、公正な採用選考の考え方に沿って項目を見直しましょう。評価シートの設定や連携先は採用管理・選考管理システムの製品ごとに異なるため、資料請求して比較検討してください。

