ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■パッケージの選び方別
- 汎用パッケージをカスタマイズする:アラジンオフィス
- 業種別パッケージをもとに導入する:アラジンオフィス(医療業界向け)、アラジンオフィス for foods、アラジンオフィス鐵王、アラジンオフィス for fashion、アラジンオフィス(ねじ業向け)
- ■提供形態別
- オンプレミスのみで提供:QuickLocation、Φ-Conductor、KEY SO-CO
- オンプレミスとクラウドの両方に対応:アラジンオフィス、サイトリミックス、WelThingsR、ハカドル
- ■稼働後の運用体制別
- ベンダーの保守・運用サービスを利用する:アラジンオフィス、アラジンオフィス(医療業界向け)、アラジンオフィス for foods、アラジンオフィス for fashion、アラジンオフィス(ねじ業向け)
オンプレミス型の在庫管理システムの仕組み
オンプレミス型は、在庫管理のシステムとデータベースを自社の管理下にあるサーバーで動かす形態です。まず基本的な構成を押さえ、インストール型やクラウド型とどこが違うのかを整理します。
自社サーバーにシステムとデータを置く構成
オンプレミス型では、自社のサーバールームやデータセンターに設置したサーバーに、在庫管理のアプリケーションとデータベースを導入します。各拠点のPCや倉庫のハンディターミナルは、社内ネットワークを通じてこのサーバーに接続して在庫を登録・参照します。
システムの設定やデータの保管場所を自社で決められるため、取引先との契約や社内規程でデータの置き場所に条件がある場合にも対応を検討できます。その分、機器の調達から保守までの計画が必要です。
インストール型やクラウド型との違い
インストール型は、PCなどにソフトを導入して利用する方式を指します。一方、オンプレミス型は、自社が管理するPCやサーバーにシステムを設置・運用する形態です。両者は重なる部分があり、オンプレミス型にはPC単体で使う構成から、複数拠点でサーバーを共有する構成まであります。
クラウド型は提供会社が管理するサーバーを利用するため、機器の保守やシステムの更新は主に提供会社が担います。オンプレミス型は構成や改修の自由度を確保しやすい一方、機器の更新や障害対応の計画が必要です。どちらが適しているかは、求める機能と社内の運用体制によって異なります。
在庫管理システムをオンプレミスで運用する場面
在庫管理システムにはクラウド型もありますが、オンプレミス型が検討される場面もあります。拠点の規模や既存システムとの関係、業務の独自性によって判断が分かれるため、代表的な3つの場面を紹介します。
複数拠点や倉庫の在庫を社内網で一元管理する
本社や工場、物流倉庫といった複数拠点の在庫を、1つのデータベースで管理したい場合にオンプレミス型が検討されます。拠点間は専用線やVPNなどのネットワークで接続し、在庫情報を共有します。通信の暗号化やアクセス制御についても、セキュリティ要件にあわせた設計が必要です。
拠点ごとの在庫数や移動中の在庫を同じ画面で確認できれば、拠点間の融通や発注の判断に役立ちます。ただし、通信が途切れたときに拠点側で作業を続けられるかは、構成によって異なるため設計時に確認しましょう。
基幹システムや生産設備と社内で連携する
販売管理や生産管理、会計といった基幹システムを自社のサーバーで運用している場合、在庫管理システムも同じ社内環境に置くことで、データ連携を社内で完結させる構成が考えられます。受注に応じた引き当てや、生産実績にもとづく部材の消費を在庫数に反映する仕組みです。
連携の方式には、データベース同士の直接連携やファイル連携、APIなどがあります。どの方式で、どの頻度でデータを受け渡すかを、関係するシステムの担当者とあわせて決めておくことが大切です。
独自の業務フローにあわせて改修する
業界特有の管理方法や、自社で長年続けてきた入出庫の手順がある場合、パッケージの標準機能だけでは対応しきれないことがあります。オンプレミス型では、パッケージに改修を加えたり、画面や帳票を自社向けに作り込んだりする対応が検討できます。
ただし、改修の範囲が広いほど、費用や期間が増え、将来のバージョンアップの際に改修部分の作り直しが必要になる可能性もあります。標準機能に業務をあわせられる部分と、改修が欠かせない部分を分けて考えましょう。
オンプレミスで在庫管理システムを動かす構成
オンプレミス型の在庫管理システムを安定して動かすには、サーバーやネットワーク、現場の端末までを含めた構成を設計します。ここでは、在庫業務を止めないために検討したい3つの要素を説明します。
サーバーとデータベースの冗長化
在庫管理システムが止まると、入荷や出荷の登録ができず、現場の作業に影響が出るおそれがあります。こうした影響を抑える方法として、サーバーやディスクを二重化する冗長化があります。
あわせて、データベースのバックアップを別の場所に保管し、障害時にどの時点まで戻せるかを決めておくことが重要です。どこまで冗長化するかは、システムが止まった場合に業務が受ける影響と費用のバランスを見て、ベンダーと相談しながら決めましょう。
ハンディターミナルや倉庫端末の接続
倉庫では、バーコードを読み取るハンディターミナルやタブレットから、入出庫やピッキングの実績を登録する運用があります。オンプレミス型では、これらの端末を倉庫内の無線LANからサーバーへ接続します。
倉庫の棚や建物の構造によっては電波が届きにくい場所が生じるため、事前に電波状況を調べておくと安心です。対応している端末の機種や、通信が切れた際にデータを一時保存して後で送れるかも、導入前の確認項目です。
拠点間をつなぐネットワーク
複数の拠点からサーバーを使う場合、拠点間のネットワークの帯域や安定性が、画面の応答速度やデータ登録の確実さに影響します。出荷が集中する時間帯に処理が遅れないよう、利用者数や取引件数の見込みを伝えて構成を検討しましょう。
あわせて、社外からの不正なアクセスを防ぐため、ファイアウォールの設定や接続できる端末の制限、利用者ごとの権限設定を整えておく必要があります。設計は情報システム部門とベンダーで役割を分けて進めると円滑です。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で在庫管理システムの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
オンプレミス型の費用と稼働までの期間
オンプレミス型の在庫管理システムの費用は、ソフトのライセンスだけでは決まりません。機器や構築作業、稼働後の保守まで含めて見積もることが大切です。ここでは費用の内訳と、稼働までの期間に影響する要素を説明します。
初期費用の内訳
オンプレミス型の初期費用には、サーバーやネットワーク機器の購入費、OSやデータベースのライセンス費、在庫管理パッケージのライセンス費、構築作業の費用が含まれます。改修を加える場合は、要件定義や開発、テストの費用も加わります。
金額は、利用者数や拠点数、改修の範囲によって大きく変わります。複数のベンダーから見積もりを取る際は、どの項目が含まれているかをそろえたうえで比較しましょう。既存のサーバーを流用できるかも確認しておくと、費用の見通しを立てやすくなります。
稼働後にかかる保守費用と期間の目安
稼働後は、ソフトの保守契約やサーバー機器の保守、障害対応の費用が継続して発生します。数年ごとに機器の入れ替えも必要となるため、導入時の費用だけでなく、5年程度の期間で総額を試算しておくと判断材料として役立ちます。
稼働までの期間も、標準機能で使う場合と改修を加える場合で大きく異なります。品目や在庫データの移行、利用者への操作研修、旧システムとの並行稼働の期間も含めて、ベンダーとスケジュールを確認しましょう。
オンプレミスの在庫管理で自社が担う運用・保守
オンプレミス型では、システムが動き出した後の運用も自社の役割に含まれます。障害時の対応や機器の更新を誰が担うのかを導入前に決めておかないと、トラブル時の対応が遅れる可能性があります。
障害時の復旧と問い合わせ体制
システムが止まった際に、誰が状況を確認し、どこへ連絡するのかを手順として決めておきます。原因はサーバーの故障やネットワークの不具合、データベースの容量不足、改修部分の不具合など複数考えられるため、切り分けの手順も用意しておくと安心です。
ベンダーの保守契約で受け付け時間や対応範囲がどこまで含まれるかも確認しましょう。夜間や休日に出荷がある事業では、受け付け時間外の対応方法を事前に決めておくことが大切です。
OSやミドルウェアのサポート期限とリプレース
サーバーのOSやデータベースなどのミドルウェアには、メーカーのサポート期限があります。期限を過ぎるとセキュリティ更新が提供されなくなるため、期限にあわせてシステムの更新や機器の入れ替えを計画する必要があります。
在庫管理パッケージ側が新しいOSに対応しているかも確認が必要です。更新の時期にあわせて、クラウド型への移行を検討する企業もあります。導入時に、更新時期と想定費用をあらかじめ計画に入れておきましょう。
社内の担当者とベンダーの役割分担
オンプレミス型の運用を特定の担当者だけに任せると、異動や退職の際に運用が滞るおそれがあります。設定内容や障害時の手順を文書にまとめ、複数人で状況を把握できる体制を整えることが大切です。
社内の人員が限られる場合は、サーバーの監視やバックアップの確認をベンダーの運用サービスに任せる方法もあります。自社で担う範囲とベンダーに任せる範囲を契約書で明確にしておくと、対応の抜け漏れを防ぎやすくなります。
自社サーバーで運用できる在庫管理システムの比較表
製品ページで提供形態にオンプレミスが示されている在庫管理システムを表にまとめました。業種向けのパッケージか、倉庫や部品など特定の用途向けかを見比べる際に活用してください。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| アラジンオフィス | 在庫管理機能を標準搭載し、必要な機能をカスタマイズ可能。オンプレミスでの導入に対応 |
| アラジンオフィス(医療業界向け) | 医療業界向けに販売・購買・在庫を管理。導入前の相談から稼働後の運用支援まで対応 |
| アラジンオフィス for foods | 食品業界向け。導入から稼働後の運用支援まで一貫したサポートを受けられる |
| アラジンオフィス鐵王 | 鉄鋼・非鉄金属業向けに、販売・購買・在庫・加工管理を一つのシステムで扱える |
| アラジンオフィス for fashion | アパレル向け。色・サイズ別在庫やPOSレジ連携に対応 |
| アラジンオフィス(ねじ業向け) | ねじ業界向けの販売・在庫・生産管理パッケージ。ハンディターミナルとの連携に対応 |
| QuickLocation | 倉庫内のどこに何があるかを画面で確認できる。バーコードやRFIDタグの読み取りに対応 |
| Φ-Conductor | 在庫不足時の手配方法をシミュレーションし、多様な引当ルールを自動処理できる |
| サイトリミックス | 保守業務向けの部品管理システム。入庫・出庫・棚卸の在庫情報をリアルタイムに管理 |
| WelThingsR | PCとSQLServerの社内ネットワークで導入可能。入出庫・棚卸・発注・引当を同一画面で処理 |
| ハカドル | スマホで計量と在庫管理を行うシステム。手順に沿った操作で製造計量現場のミスを防ぐ |
| KEY SO-CO | 在庫管理の標準機能をパッケージ化。移動ラックとの併用で保管効率と作業効率を高める |
オンプレミス環境に導入できる在庫管理システム
自社サーバーでの運用を想定し、提供形態にオンプレミスを含む製品を紹介します。改修の範囲や、稼働後の保守をどこまでベンダーに任せられるかは製品や契約によって異なるため、見積もりの段階で確認しましょう。
アラジンオフィス
- お客さまの声を反映した完成度の高いパッケージ
- さまざまな業種・業態に対応!5000社を超える導入実績
- 販売・在庫管理だけでなく、豊富なオプション機能をご用意
株式会社アイルが提供する「アラジンオフィス」は、オンプレミスでの導入に対応し、必要な機能をカスタマイズできる販売・在庫管理パッケージです。製品ページの提供形態にはクラウドとパッケージソフトも含まれ、テレワークにあわせたクラウドでの提案にも対応しています。リアルタイムに在庫数を把握する機能を標準で備えており、独自の業務フローにあわせた改修を検討する企業に向いているでしょう。会計連携やハンディターミナル連携などのオプションに加え、操作方法やハードウェアトラブルの問い合わせを受け付けるサポートセンターも設けられています。対象地域は関東・関西・東海です。
アラジンオフィス(医療業界向け)
- 医療業界に特化した販売・購買・在庫管理パッケージシステム
- 5000社を超える導入実績
- ユーザーリピート率は驚異の98.3%
株式会社アイルが提供する「アラジンオフィス(医療業界向け)」は、導入前のコンサルティングから稼働後のシステム運用支援までを一貫して受けられる、医療業界向けの業種パッケージです。提供形態にはオンプレミスが含まれ、販売管理・購買管理・在庫管理を対象に、ハンディターミナルやWeb受発注システムなどとの連携が可能です。稼働開始時の教育も同じ窓口で相談できます。社内の情報システム担当者が限られる企業でも、運用体制を組み立てやすいでしょう。対象地域は関東・関西・東海です。
アラジンオフィス for foods
- 食品業界に特化した販売・在庫・生産管理パッケージシステム
- 5000社を超える導入実績
- ユーザーリピート率は驚異の98.3%
株式会社アイルが提供する「アラジンオフィス for foods」は、POSレジやEC・ネットショップ管理ソフトとの連携に対応した、食品業界向けのイージーオーダー型システムです。ハンディターミナルとも連携できます。オンプレミスでの導入にも対応しており、販売管理・在庫管理・生産管理を対象としています。導入前のコンサルティングから稼働後のシステム運用支援、機器のメンテナンスまでを同じ窓口に任せられます。社内の運用負担をベンダーと分担したい企業の候補です。対象地域は関東・関西・東海です。
アラジンオフィス鐵王
- 鉄鋼・非鉄業に特化した販売・在庫・加工管理パッケージシステム
- 5000社を超える導入実績
- ユーザーリピート率は驚異の98.3%
株式会社アイルが提供する「アラジンオフィス鐵王」は、販売・購買・在庫に加えて加工管理までを一つのシステムで扱える、鉄鋼・非鉄金属業向けのパッケージシステムです。オンプレミスでの導入に対応しています。一般鋼材や特殊鋼、コイルセンター、シャーリング、溶断、鋼管加工・販売など、業態ごとの業務を対象としています。加工を伴う在庫を、基幹業務とあわせて社内の環境で管理したい企業の候補です。対象地域は関東・関西・東海です。
アラジンオフィス for fashion
- アパレルメーカー/卸・小売店舗・ECの業務をトータルサポート
- 5000社を超える導入実績
- ユーザーリピート率は驚異の98.3%
株式会社アイルが提供する「アラジンオフィス for fashion」は、メーカー・卸の本部から小売店舗、ECまでの業務を扱える、アパレル・ファッション業界向けのシステムです。オンプレミスでの導入に対応しています。受注処理や振分出荷指示、色・サイズ別在庫管理、POSレジ連携、ハンディー連携など、業界特有の業務をカバーしています。稼働後の運用支援や機器のメンテナンスも同じ窓口で相談できます。対象地域は関東・関西・東海です。
アラジンオフィス(ねじ業向け)
- ねじ業界に特化した販売・在庫・生産管理パッケージシステム
- 5000社を超える導入実績
- ユーザーリピート率は驚異の98.3%
株式会社アイルが提供する「アラジンオフィス(ねじ業向け)」は、ねじ業界への導入経験をもとに開発された、イージーオーダー型の販売・在庫・生産管理システムです。提供形態にはオンプレミスが含まれています。ハンディターミナルやWeb受発注システムとの連携が可能で、導入から稼働後の運用支援、機器のメンテナンスまでアイルが一貫してサポートします。対象地域は関東・関西・東海です。
Φ-Conductor (株式会社フェアウェイソリューションズ)
- 倉庫の在庫不足時にあらゆる手配方法を瞬時にシミュレーション
- あらゆる業務のシナリオに対応できるレコメンド機能
- 有効期限や産地指定による多様な在庫引き当てルールを自動処理
サイトリミックス (株式会社日立パワーソリューションズ)
- 保守業務のノウハウをベースに部品管理に特化した機能を実装!
- 設備カルテなど他のシステムとの連携で業務の効率化を実現!
- メンテナンス会社・メーカー保守部門に多数採用実績あり!
WelThingsR (ウェルコムデザイン株式会社)
- 入出庫、棚卸し、発注、引当を同一画面で処理。
- バーコード連携で現場入力を効率化
- 複数部署で在庫データをリアルタイム共有。
ハカドル (株式会社ハイエレコン)
- 計量業務に関わるすべての工程(計量・投入・記録)を一括管理
- iOS ・Android 端末対応。多言語(英語・ベトナム語)対応
- OCR 読取・音声入力機能で入力作業を支援。手入力のミスも防止
KEY SO-CO (株式会社豊田自動織機)
- 初心者でも導入・操作が簡単な在庫管理
- 低価格で充実した在庫管理機能
- 移動ラック導入により、保管効率と作業効率が大幅に向上。
まとめ
オンプレミス型の在庫管理システムは、自社で管理するサーバーにデータを置き、複数拠点の在庫管理や既存の基幹システムとの連携を進めたい企業に向いています。一方、サーバーの冗長化や倉庫端末の接続、機器の更新、障害対応などの運用体制も欠かせません。改修の範囲やベンダーに任せられる保守内容を整理したうえで、複数の在庫管理システムを比較してみてください。

