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PBXの価格はタイプでどう違う?初期費用と月額費用の目安を解説

PBXの価格はタイプでどう違う?初期費用と月額費用の目安を解説

PBXの費用のかかり方は、オフィスに機器を設置するオンプレミス型か、インターネット経由で利用するクラウドPBXかによって大きく異なります。オンプレミス型は初期費用が大きく月々の負担は保守費が中心、クラウドPBXは初期費用を抑えられる一方で利用人数に応じた月額費用が続く仕組みです。この記事では、タイプ別に価格の目安と費用の内訳を整理し、利用規模ごとの考え方や比較のポイントも紹介します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■タイプ別
    ■利用規模別

    PBXの価格はタイプによって大きく異なる

    PBXとは、会社の外線と内線をつなぎ、電話の取次ぎや転送を行う交換機のことです。主なタイプはレガシーPBX、IP-PBX、クラウドPBXの3つで、それぞれ初期費用と月額費用の構造が異なります。

    レガシーPBX

    レガシーPBXは、電話回線専用の交換機をオフィスに設置する従来型のPBXです。専用の機器と配線工事が必要なため、初期費用は数百万円規模になる場合があり、大規模な構成ではさらに高額になることもあります。

    導入後は保守契約料や修理費用がかかります。現在は、既存設備の保守を続けるか更新するかを判断する際の比較対象として検討される場合があります。製造終了や部品の供給期間にも注意が必要です。

    IP-PBX

    IP-PBXは、社内のLANなどIPネットワークを使って内線や外線を制御するPBXです。専用機器を設置するタイプと、サーバにソフトウェアを導入するタイプがあり、初期費用は数十万円から数百万円程度と、規模や構成によって幅があります。

    パソコンやスマートフォンを内線端末として使える製品もあり、レガシーPBXに比べて配線の負担を抑えられる場合があります。自社で設定変更を行える体制があれば、運用費を抑えられる可能性もあります。

    関連記事 クラウドPBXまでの流れ|電話交換機の歴史をかんたん解説

    クラウドPBX

    クラウドPBXは、PBXの機能をクラウド上のサービスとして利用する形態です。機器を購入する必要がないため、初期費用は無料から数万円程度に抑えられるサービスがみられます。

    その代わりに、利用するユーザー数や電話番号の数に応じた月額費用が継続して発生します。1ユーザーあたりの月額はサービスや機能によって異なるため、必要な人数で試算したうえで、通話料も含めて比較することが重要です。

    関連記事 クラウドPBXのメリット・デメリットとは?失敗回避の方法も解説

    PBXの初期費用の内訳

    PBXの初期費用は、本体やライセンスの費用だけでなく、電話機や工事、設定作業などの費用を合計したものです。見積もりの比較では、どの項目が含まれているかを揃えて確認することが大切です。

    本体・ライセンスの費用

    オンプレミス型では、交換機本体やサーバの購入費用が初期費用の中心です。収容できる内線数や外線数が多い機種ほど価格は上がる傾向があり、将来の増員を見込んで余裕のある機種を選ぶと、そのぶん費用は増えます。

    ソフトウェア型のIP-PBXでは、内線数や同時通話数に応じたライセンス費用がかかる場合があります。機能を追加するたびにライセンスが必要になる製品もあるため、必要な機能をあらかじめ確認しておきましょう。

    電話機・端末の費用

    固定の電話機を使う場合は、台数分の購入費用がかかります。多機能な電話機ほど単価が高くなるため、全員に同じ機種を配るのか、役割によって機種を分けるのかで総額が変わります。

    クラウドPBXやIP-PBXでは、スマートフォンやパソコンに専用アプリを入れて内線として使える場合があります。既存の端末を活用できれば電話機の購入費を抑えられますが、ヘッドセットなどの周辺機器の費用は見込んでおきましょう。

    設置工事・配線・設定の費用

    オンプレミス型では、機器の設置や配線、内線番号や着信ルールの設定などの工事費がかかります。オフィスのレイアウトや配線の状態によって作業量が変わるため、現地調査をもとに見積もりを出す業者もあります。

    クラウドPBXでも、ネットワーク機器の設定や電話機の初期設定を依頼すると費用が発生する場合があります。自社で設定する場合と業者に依頼する場合の費用差も確認しておくと、比較の精度が上がります。

    PBXの運用にかかるランニングコスト

    PBXの価格を比較する際は、導入後に継続して発生する費用も見逃せません。保守料や通話料に加え、将来の機器更新の費用まで見込んでおくと、タイプ間の比較の精度が上がります。

    保守契約料

    オンプレミス型のPBXでは、故障時の修理や部品交換に備えて、販売店やメーカーと保守契約を結ぶ場合があります。保守料は月額または年額で設定され、対応時間や駆けつけの有無によって金額が変わります。

    クラウドPBXでは、機器の保守が月額料金に含まれている場合があり、別途の保守契約は不要なこともあります。ただし、サポート窓口の対応時間や、障害時の連絡方法はサービスごとに異なるため、契約前に確認しましょう。

    回線料・通話料

    PBXのタイプにかかわらず、外線を利用するための回線料と通話料は継続して発生します。オンプレミス型では通信事業者と回線契約を結び、クラウドPBXではサービス事業者が提供する回線プランを選ぶ形が中心です。

    通話料は発信先や番号の種類によって単価が異なります。現在の通話明細から月間の通話時間を把握し、移行先の料金体系に当てはめて試算すると、月々の費用を比較しやすくなります。

    機器更新・リプレイスの費用

    オンプレミス型のPBXは、一定期間ごとに機器の更新が必要です。税法上の耐用年数とは別に、メーカーの保守サポートや部品供給の終了が更新のきっかけになることもあります。

    更新時には、再び本体の購入費や工事費がかかります。クラウドPBXでは機器の更新費用は原則として発生しませんが、サービスの料金改定や機能変更の可能性はあるため、長期利用時の条件も確認しておきましょう。

    関連記事 PBXの耐用年数は?買い替え時期やリプレイス方法を解説

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    利用規模別にみるPBXの価格の考え方

    PBXの価格は、利用人数や拠点数、電話の使い方によって、どのタイプが割安になるかが変わります。代表的な3つの利用シーンごとに、価格を比較するときの考え方を紹介します。

    少人数・単一拠点のオフィス

    利用人数が少ない場合は、初期費用を抑えられるクラウドPBXが候補に挙がります。ユーザー数に応じて月額費用が決まるため、人数が少ないほど月々の負担も小さく抑えられます。

    一方で、すでにビジネスフォンの主装置を使っていて保守期間が残っている場合は、急いで切り替えるより、更新時期にあわせて比較するほうが費用面で有利なこともあります。現在の設備の状況を確認したうえで判断しましょう。

    多拠点・テレワーク併用の企業

    複数の拠点や在宅勤務の社員を内線でつなぎたい場合、オンプレミス型では拠点ごとに機器やネットワークの設定が必要になり、費用が増える場合があります。

    クラウドPBXなら、インターネットにつながる環境であれば、拠点や場所に関係なく内線として使えるため、拠点が増えても機器の追加を抑えられる可能性があります。拠点間の通話が無料になるかどうかも、料金体系の比較ポイントです。

    コールセンター

    コールセンターでは、着信を担当者に振り分ける機能や通話録音、応対状況を把握する機能などが必要となる場合があります。こうした機能はオプション料金になっていることがあり、基本料金だけでは総額を比較できません。

    席数が多い場合は、同時通話数や回線数による費用も大きくなります。必要な機能と席数を整理したうえで、オンプレミス型とクラウドPBXの両方で見積もりを取り、総額を比べることが大切です。

    関連記事 【2026年】クラウドPBXおすすめ28選!失敗しない選び方とメリット、クラウドフォンとの違いも解説

    PBXの価格を比較するときのポイント

    PBXの価格は、初期費用と月額費用のどちらを重視するかによって評価が変わります。正しく比較するために、期間をそろえた総額での試算と、必要な機能の整理を行いましょう。

    5年程度の総額で比較する

    オンプレミス型は初期費用が大きく、クラウドPBXは月額費用が積み重なるため、単年の費用だけで比べると判断を誤る場合があります。5年程度など一定の期間を決めて、初期費用、月額費用、保守料、通話料を合計して比較しましょう。

    あわせて、期間中に見込まれる増員や拠点の増減も試算に反映させると、より現実に近い比較ができます。

    必要な機能を絞り込む

    PBXには、IVRと呼ばれる自動音声応答や通話録音、CRMとの連携など、さまざまな機能があります。使わない機能が含まれたプランを選ぶと、そのぶん価格が上がるため、必要な機能を事前に整理しておくことが重要です。

    現在の電話業務で困っていることや、今後実現したい働き方をもとに、必須の機能とあれば便利な機能を分けておくと、見積もりを比較しやすくなります。

    関連記事 【2026年版】PBX製品20選を徹底比較!おすすめのクラウド型も多数紹介

    タイプ別に比べるPBXの特徴一覧

    この記事で紹介するPBXを、提供形態と特徴で一覧にまとめました。オンプレミス型とクラウドPBXのどちらで見積もりを取るか考える際の参考にしてください。

    製品名提供形態特徴
    IZUMO-PBXオンプレミス/クラウド/アプライアンス利用中の電話番号のまま全拠点を内線化できるPBX。専用アプリでスマートフォンをビジネスフォンとして使える
    MAHO-PBX NetDevancerオンプレミス/クラウド/アプライアンスアプライアンスPBXとクラウドPBXから選べる電話交換機。Web管理画面から自社で設定を変更できる
    クラウドPBX Bizfone(ビズホン)クラウド工事不要でスマホやPCを代表電話・内線として使えるクラウドPBX。代表番号とアカウントを含む月額制
    03plusクラウド工事不要でWebから固定電話番号を取得でき、スマホやPCでチームとして会社の代表電話に対応できる
    GoodLineクラウド工事や保守が不要な多機能型クラウドPBX。会社電話をWeb管理画面で一括管理でき、内線数に応じたプランを用意
    トビラフォン Cloudクラウド専用アプリで会社番号の発着信ができるフルクラウド型PBX。通話録音などの機能を追加料金なしで利用できる
    3CXのPBXオンプレミス/クラウド音声通話・ビデオ会議・チャットを統合したPBX。オンプレミスや自社クラウドなど導入方法を選べる
    MediaCallsオンプレミス/クラウドIP-PBX・CTI・ACD・通話録音などを標準装備したコールセンターシステム。導入形態を3種類から選べる
    T-Macssクラウド電話環境をまるごとクラウド化できるPBX。IVRやACDなどコールセンター向けの機能も搭載

    導入形態と利用規模から選べるPBX

    PBXは導入形態や利用規模によって、初期費用や月額費用が異なります。ここでは、オンプレミス型とクラウド型の両方に対応する製品や、少人数から導入できるクラウドPBX、コールセンター向けの製品を紹介します。

    IZUMO-PBX

    株式会社フィールトラスト
    《IZUMO-PBX》のPOINT
    1. 全ての拠点を内線化でき、会社電話でどこでも発着信可能
    2. 高い音声品質と強固なセキュリティをもつプライベートクラウド
    3. 専用アプリを使えば、スマホをビジネスフォンとして利用可能

    株式会社フィールトラストが提供する「IZUMO-PBX」は、オフィスや外出先、在宅勤務先など、場所を問わず会社の電話環境を利用できるPBXです。オンプレミス・クラウド・アプライアンスに対応し、利用中の電話番号を維持したまま複数拠点を内線化できます。専用アプリを使えば、スマートフォンをビジネスフォンとして利用できる点も特徴です。導入形態や利用人数に応じて、構築費用や月額費用を比較できます。

    MAHO-PBX NetDevancer

    株式会社まほろば工房
    《MAHO-PBX NetDevancer》のPOINT
    1. オプション料金なしの低コストで快適な電話環境を実現
    2. WEB管理画面から自社でサクッと設定変更できる簡単操作
    3. 導入から運用までずっと安心できる万全なサポート体制

    株式会社まほろば工房が提供する「MAHO-PBX NetDevancer」は、IP技術を活用したアプライアンスPBXとクラウドPBXを展開する電話交換機です。オフィスに機器を設置するオンプレミス型とクラウド型から選択でき、自社の電話環境にあわせて導入できます。Web管理画面から設定を変更できるほか、追加のオプション料金なしで各種機能を利用できる点も特徴です。導入から運用までのサポート体制も整えています。

    クラウドPBX Bizfone(ビズホン)

    HISモバイル株式会社
    製品・サービスのPOINT
    1. スマホやPCで会社番号発着信、場所を選ばず内線通話
    2. 全通話録音とクラウド電話帳で対応品質を可視化
    3. 代表番号とアカウント込みでシンプルな月額制

    HISモバイル株式会社が提供する「クラウドPBX Bizfone(ビズホン)」は、スマートフォンやPCを代表電話・内線として利用できるクラウドPBXです。工事不要で導入でき、全通話録音やクラウド電話帳にも対応します。1~3アカウントの小規模向けスタータープラン、5アカウント以上の中小企業向けスタンダードプラン、100アカウント以上の大規模利用向けフルサポートプランを用意しています。代表番号やアカウント利用料を含む月額制で、無料トライアルも利用できます。

    03plus

    株式会社グラントン
    《03plus》のPOINT
    1. 工事不要、最短10分で固定電話番号を取得
    2. スマホやPCで会社の代表電話にチームで対応
    3. 通話録音・IVR・クラウドFAXなどPBX機能を搭載

    株式会社グラントンが提供する「03plus」は、スマートフォンで会社の固定電話番号を利用できるクラウドPBXです。工事不要でWebから固定電話番号を取得でき、オフィスや外出先からチームで会社の電話に対応できます。通話録音やIVR、クラウドFAXなどの機能もオプションで利用可能です。料金は基本IDと契約番号の月額料金に、追加IDや追加番号の費用を加える体系で、無料トライアルも用意されています。

    GoodLine

    株式会社グッドリレーションズ
    《GoodLine》のPOINT
    1. 高い音声品質で、社用携帯や工事・保守も不要な圧倒的低価格
    2. 有料クラスの豊富な機能を標準搭載し、直感的で簡単に操作が可能
    3. ネット回線変更やアプリなどの限定はなく、会社電話を見える化

    株式会社グッドリレーションズが提供する「GoodLine」は、工事や保守が不要で、会社電話をWeb管理画面で一括管理できる多機能型クラウドPBXです。2内線のSOHOプラン、基本料金に内線ごとの料金を加える通常プラン、20~80内線に対応した内線パックを用意しています。新規の電話番号を取得する場合と、既存の番号を継続利用する場合では別途費用が異なるため、導入時に確認するとよいでしょう。

    トビラフォン Cloud

    トビラシステムズ株式会社
    《トビラフォン Cloud》のPOINT
    1. 設備投資不要で簡単に導入可能
    2. 自動テキスト化などのさまざまな機能が標準搭載
    3. 柔軟な着信設定と操作性に優れた管理画面

    トビラシステムズ株式会社が提供する「トビラフォン Cloud」は、専用アプリを使って会社番号で発着信できるフルクラウド型PBXです。設備投資が不要で、電話転送などの基本機能に加え、通話録音なども追加料金なしで利用できます。基本セットには050番号1つ、内線番号2つ、同時通話2回線などが含まれています。少人数から導入でき、必要に応じてユーザー数を追加できるため、企業規模の変化にも対応しやすいサービスです。

    3CXのPBX (3CX)

    《3CXのPBX》のPOINT
    1. 音声・ビデオ・チャットを統合したフル機能PBX
    2. スマホ、PC、ウェブで内線利用可。
    3. オンプレ、自社クラウド等、柔軟な導入に対応。

    MediaCalls (メディアリンク株式会社)

    《MediaCalls》のPOINT
    1. 導入実績13,000席以上、継続利用率99%
    2. ITreview Grid AWARD4年連続3部門受賞
    3. BOXIL SaaS AWARD 2023コールセンター部門受賞

    T-Macss (株式会社クロノス)

    《T-Macss》のPOINT
    1. 専用アプリのインストールだけでスマホをビジネスフォン化!
    2. PBXをクラウド環境に!主装置の設置や回線工事が不要!
    3. IVR・ACDなどコールセンター用機能を多数搭載!

    まとめ

    PBXの価格は、オンプレミス型かクラウドPBXかによって、初期費用と月額費用の配分が大きく異なります。本体や電話機、工事などの初期費用に加え、保守料や通話料、将来の機器更新の費用まで含めて、5年程度の総額で比較することが大切です。利用人数や拠点数、必要な機能によって適したタイプは変わるため、自社の条件にあう製品を選ぶために、まずは複数の製品の資料請求をして価格と機能を比べてみてください。

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