ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■乗り換え先のタイプ別
- クラウドPBX:クラウドPBX Bizfone(ビズホン)、トビラフォン Cloud、03plus、TramOneCloud
- IP-PBX(オンプレミス型):IZUMO-PBX、MAHO-PBX NetDevancer、3CXのPBX
- ■乗り換えの目的別
- 今の電話番号を引き継ぎたい:IZUMO-PBX、TramOneCloud、Basix
- テレワーク・スマートフォン内線への対応:IZUMO-PBX、クラウドPBX Bizfone(ビズホン)、トビラフォン Cloud、03plus
- オフィス移転・拠点統合への対応:IZUMO-PBX、Basix、Cisco Webex Calling
構内交換機の乗り換えを検討すべきタイミング
構内交換機は、故障してから慌てて入れ替えると、業者の手配や工事の日程が限られ、選択肢が狭まる場合があります。乗り換えを検討するきっかけとなる代表的なタイミングを把握し、計画的に準備を始めましょう。
メーカーの保守サポートの終了
構内交換機のメーカーは、機種ごとに製造や保守サポートの終了時期を定めている場合があります。保守が終了すると、故障時の修理や交換部品の入手が難しくなり、復旧に時間がかかるおそれがあります。
電話が使えない期間は、顧客からの問い合わせや取引先との連絡に影響します。現在使っている機種の保守終了時期を販売店やメーカーに確認し、終了の1年程度前には乗り換えの検討を始めておくと、余裕を持って比較できます。
リース期間の満了
構内交換機をリースで導入している場合、リース期間の満了は乗り換えを検討しやすいタイミングです。期間の途中で解約すると、残りのリース料の支払いが求められる場合があるためです。
満了後は、同じ機器で再リースを続ける、買い取る、新しい機器やサービスに切り替えるといった選択肢があります。再リースは料金を抑えられる場合がありますが、機器の老朽化は進むため、保守の状況とあわせて判断しましょう。
働き方やオフィス環境の変化
テレワークの導入やオフィスの移転、拠点の統合などで、電話の使い方が変わったときも乗り換えのタイミングです。社外にいる社員が会社の番号で発着信できない、移転先にあわせて配線をやり直す必要があるといった課題が出てくる場合があります。
移転の予定がある場合は、移転先での工事とあわせて乗り換えを計画すると、工事の重複を避けられます。現在の課題と今後の働き方を整理したうえで、乗り換えの時期を決めましょう。
構内交換機(PBX)の乗り換え先の選択肢
構内交換機の乗り換え先は、大きく分けてオンプレミス型のIP-PBXとクラウドPBXの2つです。どちらが適しているかは、拠点の数や働き方、社内の運用体制によって異なります。それぞれの特徴を確認しましょう。
オンプレミス型のIP-PBX
IP-PBXは、社内のネットワークを使って内線や外線を制御する交換機を、オフィスに設置して利用する形態です。自社の環境にあわせて細かく設定できる点や、社内のネットワーク内で通話を完結できる点が特徴です。
既存の電話機や配線の一部を引き続き使える場合もあり、従来の運用を大きく変えずに乗り換えたい企業の選択肢となります。一方で、機器の購入費や保守費がかかり、将来も機器の更新が必要になる点は理解しておきましょう。
クラウドPBX
クラウドPBXは、交換機の機能をインターネット上のサービスとして利用する形態です。オフィスに交換機を置く必要がなく、スマートフォンやパソコンを内線端末として使えるため、テレワークや多拠点での利用に向いています。
機器の更新や保守を自社で行う必要がない点もメリットです。ただし、通話品質はインターネット回線の状況にも左右されるため、社内のネットワーク環境や通信の安定性を事前に確認しておくことが大切です。
構内交換機を乗り換える手順
構内交換機の乗り換えは、現状の把握から切り替え後の確認まで、段階を追って進めることが大切です。ここでは、乗り換えを進める際の基本的な流れを3つのステップで紹介します。
現状の電話環境を棚卸しする
最初に、現在の電話環境を一覧にまとめます。外線の回線数と電話番号、内線番号の割り当て、電話機の台数と設置場所、着信の振り分けや保留、転送の設定などを洗い出しましょう。
あわせて、構内交換機につながっているFAXやドアホン、ページング設備などの周辺機器も確認します。棚卸しの結果は移行先の見積もりや設定の基礎資料となるため、担当者だけでなく関係部署と共有しておくと抜け漏れを防げます。
移行先を選定し見積もりを取る
棚卸しの結果をもとに、必要な内線数や機能を整理し、複数の業者やサービスから見積もりを取ります。電話番号を引き継げるか、既存の電話機を使えるか、工事がどの程度必要かも、見積もりの段階で確認しておきましょう。
クラウドPBXの場合は、無料の試用期間を設けているサービスもあります。実際の業務で通話品質や操作性を試しておくと、切り替え後のトラブルを減らしやすくなります。
切り替え日を決めて計画を立てる
移行先が決まったら、工事日や回線の切り替え日を決め、作業の手順と担当者を整理します。電話の切り替え中は一時的に着信できなくなる場合があるため、業務への影響が少ない休日や夜間を選ぶのが望ましいでしょう。
切り替え後には、外線の発着信や内線の転送、代表番号への着信が想定どおりに動くかを確認します。問題が起きた場合の連絡先や、旧設備に戻す手順も事前に決めておくと安心です。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でPBXの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
乗り換え時に電話番号を引き継ぐ際の確認事項
構内交換機を乗り換える際に確認したいのが、現在の電話番号を使い続けられるかどうかです。引き継ぎの可否は条件によって異なるため、早めに確認しておきましょう。
番号ポータビリティの条件
番号ポータビリティとは、通信事業者を変えても同じ電話番号を使い続けられる仕組みです。固定電話の番号でも、条件を満たせば移行先へ引き継げる場合があります。
ただし、番号の種類や取得した経緯、現在契約している通信事業者、移行先サービスの対応状況などによって、引き継げるかどうかは変わります。名刺やWebサイトに載せている番号を変えずに済むかは影響が大きいため、契約前に移行先の事業者へ確認しましょう。
代表番号や着信ルールの再設定
番号を引き継げても、着信の振り分けや代表番号から各部署への転送、営業時間外のアナウンスといった設定は、移行先で改めて行う必要があります。旧設備と同じ動きを再現できるかは、製品によって異なります。
棚卸しでまとめた設定の一覧をもとに、移行先でどのように設定するかを業者と確認しましょう。切り替え後に着信先が変わると業務が混乱するため、主要な番号は切り替え当日に発着信のテストを行っておくことが大切です。
構内交換機の乗り換えで見落としやすい注意点
構内交換機の乗り換えでは、電話機以外の機器や緊急時の扱い、社内への周知など、見落としやすい点があります。切り替え後に慌てないよう、事前に確認しておきたい項目を紹介します。
FAXや周辺機器の扱い
構内交換機には、FAXやドアホン、構内放送の設備などがつながっている場合があります。移行先によっては、これらの機器をそのまま接続できないことがあるため、使い続ける方法を確認しておく必要があります。
FAXについては、専用回線を残す方法や、インターネットFAXに切り替える方法などが考えられます。周辺機器の対応方法によって追加の費用や工事が発生する場合もあるため、見積もりの段階で業者に伝えておきましょう。
緊急通報や停電時の扱い
移行先のサービスや番号の種類によっては、110番や119番などの緊急通報に発信できない場合があります。緊急通報の可否を確認し、できない場合は別の手段を用意しておくことが大切です。
また、停電時に電話が使えるかどうかも機器や回線の構成によって異なります。停電時の動作を確認し、必要に応じて無停電電源装置の設置や携帯電話での代替手段を検討しておきましょう。
社内への周知と操作の説明
乗り換え後は、電話機の操作方法や転送、保留の手順が変わる場合があります。切り替え前に操作の説明資料を配布したり、説明会を開いたりして、社員が戸惑わないように準備しましょう。
切り替え直後は問い合わせが集中するため、社内の相談窓口を決めておくと対応が滞りにくくなります。よくある質問をまとめて共有しておくと、特定の担当者に負担が集中することも防げます。
PBXの乗り換え先候補の比較一覧
この記事で紹介する乗り換え先の候補を、タイプと乗り換え時に確認したい特徴で一覧にしました。現状の棚卸しの結果と照らしあわせて、見積もりを依頼する候補を選ぶ際に役立ててください。
| 製品名 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| IZUMO-PBX | IP-PBX/クラウドPBX | 利用中の電話番号を維持して複数拠点を内線化でき、スマートフォンから会社番号で発着信できる |
| MAHO-PBX NetDevancer | IP-PBX/クラウドPBX | アプライアンスPBXとクラウドPBXを展開し、Web管理画面から自社で設定を変更できる |
| クラウドPBX Bizfone(ビズホン) | クラウドPBX | 工事不要で導入でき、スマホやPCを代表電話・内線として場所を選ばず使える |
| トビラフォン Cloud | クラウドPBX | 専用アプリで会社番号の発着信ができ、柔軟な着信設定と操作しやすい管理画面を備える |
| 03plus | クラウドPBX | スマートフォンや電話機で固定電話番号を利用でき、条件を満たせば既存番号の継続利用も可能。IVRやクラウドFAXにも対応 |
| TramOneCloud | クラウドPBX | 既存の番号を変更せずにPBX機能をクラウド化し、リモートワークに対応した電話環境を構築できる |
| Basix | クラウドPBX | PBX不要で電話機から導入でき、既存の市外局番の継続利用や移転・増設に柔軟な対応が可能 |
| Cisco Webex Calling | クラウドPBX | クラウド上のPBXにつなぐだけで、スマホやPC、専用の電話機から固定電話番号を利用できる |
| 3CXのPBX | IP-PBX/クラウドPBX | 音声・ビデオ・チャットを統合したPBXで、オンプレミスや自社クラウドなど導入方法を選べる |
電話番号の継続利用や働き方で選ぶPBX
PBXの乗り換えでは、現在の電話番号を継続利用できるか、テレワークや複数拠点での電話対応に適しているかが重要です。ここでは、電話番号の引き継ぎや柔軟な働き方に対応するPBXを紹介します。
IZUMO-PBX
- 全ての拠点を内線化でき、会社電話でどこでも発着信可能
- 高い音声品質と強固なセキュリティをもつプライベートクラウド
- 専用アプリを使えば、スマホをビジネスフォンとして利用可能
株式会社フィールトラストが提供する「IZUMO-PBX」は、利用中の電話番号を維持しながら複数拠点を内線化できるPBXです。オフィスや外出先、在宅勤務先から会社番号で発着信でき、専用アプリを使えばスマートフォンをビジネスフォンとして利用できます。オンプレミス・クラウド・アプライアンスに対応しており、既存の電話環境や運用方法にあわせて導入形態を選べます。無料トライアルも用意されているため、乗り換え前に使い勝手を確認したい企業にも適しています。
MAHO-PBX NetDevancer
- オプション料金なしの低コストで快適な電話環境を実現
- WEB管理画面から自社でサクッと設定変更できる簡単操作
- 導入から運用までずっと安心できる万全なサポート体制
株式会社まほろば工房が提供する「MAHO-PBX NetDevancer」は、アプライアンスPBXとクラウドPBXで電話環境のDXを支援する電話交換機です。オフィスに機器を置く形とクラウドで使う形から選べるため、従来の運用を大きく変えたくない場合にも検討できます。Web管理画面から自社で設定を変更でき、導入から運用までのサポート体制も整っています。乗り換え後の着信ルールの見直しを社内で進めたい企業にも向いています。
クラウドPBX Bizfone(ビズホン)
- スマホやPCで会社番号発着信、場所を選ばず内線通話
- 全通話録音とクラウド電話帳で対応品質を可視化
- 代表番号とアカウント込みでシンプルな月額制
HISモバイル株式会社が提供する「クラウドPBX Bizfone(ビズホン)」は、PBXをクラウド化し、スマホやPCを代表電話・内線として使えるクラウドPBXです。工事不要で全国56市外局番に対応しており、場所を選ばず会社番号で発着信や内線通話ができます。全通話録音とクラウド電話帳で応対の状況も確認できます。無料トライアルも用意されているため、切り替え前に通話品質や操作性を試したい企業の候補になるでしょう。
トビラフォン Cloud
- 設備投資不要で簡単に導入可能
- 自動テキスト化などのさまざまな機能が標準搭載
- 柔軟な着信設定と操作性に優れた管理画面
トビラシステムズ株式会社が提供する「トビラフォン Cloud」は、専用アプリを入れるだけで会社番号の発着信ができるフルクラウド型のクラウドPBXです。設備投資が不要で、転送などビジネスフォンの基本機能に加え、通話録音や自動テキスト化などの機能を標準で利用できます。柔軟な着信設定と管理画面の操作性も特徴で、旧設備で使っていた着信の振り分けを移行先で設定し直す際にも扱いやすい製品です。無料トライアルも用意されています。
03plus
- 工事不要、最短10分で固定電話番号を取得
- スマホやPCで会社の代表電話にチームで対応
- 通話録音・IVR・クラウドFAXなどPBX機能を搭載
株式会社グラントンが提供する「03plus」は、会社の固定電話番号をスマートフォンのアプリや電話機で利用できるクラウドPBXです。工事不要で固定電話番号を取得でき、条件を満たせば既存の番号も引き継げます。通話録音やIVR、クラウドFAXなどの機能はオプションで利用でき、テレワーク中の社員を含めてチームで代表電話に対応できます。無料トライアルも用意されており、乗り換え前に使い勝手を試したい企業に適しています。
TramOneCloud (トラムシステム株式会社)
- 上場企業はじめ500社・1.2万ユーザー以上の導入実績!
- 継続利用率98%超の高品質サービスで強い安心感!
- 既存PBX機能はそのままにリモートワーク完全対応!
Basix (ブラステル株式会社)
- 電話1台からPBX不要で簡単接続。
- 既存の市外局番継続利用と柔軟な移転・増設が可能。
- スマホ内線化で、外出先でも代表番号で通話可能。
Cisco Webex Calling (シスコシステムズ合同会社)
- 個人所有のスマホやケータイでも利用可能
- 信頼性の高い電話番号でのスマホ利用が可能
- オフィスの移転やフリーアドレス化の際に工事や追加コストが不要
3CXのPBX (3CX)
- 音声・ビデオ・チャットを統合したフル機能PBX
- スマホ、PC、ウェブで内線利用可。
- オンプレ、自社クラウド等、柔軟な導入に対応。
まとめ
構内交換機(PBX)の乗り換えは、保守終了やリース満了、働き方の変化などのタイミングで計画的に進めることが大切です。現状の棚卸しから移行先の選定、切り替え計画の順に進め、電話番号を引き継げるかは早めに確認しましょう。FAXや緊急通報、停電時の扱いも見落とさないよう注意が必要です。自社にあう乗り換え先を見つけるために、まずは資料請求をして複数の製品を比べてみてください。

