ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■構築先別
- ■連携する社内システム別
- 基幹システムなど社内システム:LaXiTera、戦略箱ADVANCED
- グループウェア:Sales Force Assistant
- OutlookやGoogleの予定表:LaXiTera、戦略箱ADVANCED
オンプレミス型SFAを構成するサーバと役割
オンプレミスのSFAは、画面を表示するWebサーバ、営業の処理を行うアプリケーションサーバ、データを保存するデータベースサーバの組み合わせで動きます。ここでは、それぞれの役割と、構成を決める際に考えておきたい点を説明します。
Webサーバとアプリケーションサーバ
Webサーバは、営業担当者がブラウザでSFAを開いたときに画面を返す役割を担います。アプリケーションサーバは、商談の登録や案件ステージの更新、売上予測の集計など、SFAの中心となる処理を実行するサーバです。
利用者が少ない場合は1台のサーバにまとめる構成もありますが、利用者が増えると処理が集中し、画面の応答が遅くなる場合があります。想定する同時接続数をもとに、サーバの台数や性能をベンダーと相談して決めましょう。
データベースサーバとストレージ
データベースサーバには、顧客や商談、日報などの営業データが保存されます。製品によって対応するデータベース管理システムが異なるため、社内で使い慣れたものに対応しているかを確認しておくと運用の負担を抑えられます。データベースのライセンス費用が別途かかる場合もあるため、見積もりの範囲も確認しましょう。
商談に見積書や提案書のファイルを添付する運用では、保存先のストレージ容量も見積もりが必要です。数年分のデータ量を想定し、容量が不足したときに増設できる構成にしておくと、運用途中での入れ替えを避けやすくなります。
外出先の営業担当者がSFAに接続する方法
SFAは外出先や移動中に使う場面が多いシステムです。オンプレミス型では社内ネットワークの外から安全に接続する経路を自社で用意する必要があります。代表的な接続方式と、スマートフォンで使う際の注意点を見ていきます。
VPNを経由した接続
VPNは、インターネット上に暗号化された通信経路を作り、社外の端末を社内ネットワークにつなぐ仕組みです。営業担当者のパソコンやスマートフォンからVPNで社内に入り、SFAの画面を開きます。社内にいるときと同じ画面を使えるため、操作を覚え直す必要はありません。
既存のVPN環境を使える場合は追加の設備を抑えられますが、接続できる人数に上限がある機器もあります。営業部門全体が同時に接続しても通信が滞らないか、VPN機器の性能や回線の帯域を情報システム部門と確認しておきましょう。
リバースプロキシやゲートウェイによる公開
VPNを使わずに、リバースプロキシと呼ばれる中継サーバを社内ネットワークの入口に置き、SFAの画面だけを社外に公開する方法もあります。利用者は専用アプリやブラウザから中継サーバ経由でSFAにアクセスします。
この方式では、多要素認証や接続元の制限、端末の証明書による認証などを組み合わせて不正なアクセスを防ぎます。どの方式に対応しているかは製品によって異なるため、社外からの利用方法をベンダーに確認しておくと安心です。
スマートフォンで使う際の端末管理
営業担当者がスマートフォンでSFAを使う場合は、端末の紛失や盗難に備えた管理も必要です。MDMと呼ばれるモバイル端末管理の仕組みを使えば、端末のロック設定や遠隔でのデータ消去を管理者が行えます。
あわせて、スマートフォンにSFAのデータを保存できるか、保存できる場合はどの範囲かも確認しましょう。端末に残るデータを減らす設定ができれば、紛失時の影響を抑えやすくなります。
販売管理や基幹システムとSFAをつなぐ連携方式
オンプレミスでSFAを動かす理由として、社内の販売管理や基幹システムとのデータ連携を挙げる企業もあります。同じ社内ネットワークにあるシステムどうしをつなぐ主な方式を整理します。
データベースやファイルを介した連携
同じ社内ネットワークにある場合、決まった時刻にCSVファイルを出力して相手のシステムに取り込む方式や、連携用のデータベースを介して受け渡す方式が使われます。例えば、販売管理システムの受注や売上の実績をSFAに取り込み、商談の結果と照らし合わせる使い方です。
夜間にまとめて連携する方式では、データの反映が翌日になる点に注意が必要です。取り込みに失敗した際に通知を受けられるか、処理の履歴を確認して再実行できるかも決めておきましょう。
APIを使ったリアルタイム連携
APIは、システムどうしがデータをやり取りするための窓口です。SFAと基幹システムの双方がAPIを備えていれば、商談が受注になった時点で受注データを基幹システムに渡すといった、即時性の高い連携が実現できます。
一方で、APIの呼び出しが失敗すると、データの欠損や重複登録が起こる場合があります。エラー時の再送の仕組みや、どちらのシステムの担当者が対応するかを、連携を設計する段階で決めておくことが大切です。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でSFAの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
オンプレミスのSFAで自社が担う保守作業
オンプレミスのSFAでは、クラウド型ならベンダーが行うサーバの保守を自社で担います。稼働後に発生する主な作業を把握し、誰が担当するかを導入前に決めておきましょう。
ソフトウェアの更新とサポート期限の管理
SFA本体だけでなく、サーバのOSやデータベース管理システムにも、セキュリティの修正や新しいバージョンが提供されます。更新を適用する前に、SFAが新しいバージョンに対応しているかをベンダーに確認する必要があります。
OSやデータベースにはサポート期限があり、期限を過ぎると修正プログラムが提供されなくなります。サーバ機器の保守期間とあわせて期限を一覧にし、更新の時期と予算を計画しておくと、急な入れ替えを避けやすくなります。
バックアップと障害時の復旧手順
営業データの消失に備えて、データベースのバックアップを定期的に取得します。バックアップをSFAと同じサーバだけに置くと、機器が故障した際にバックアップも失われるおそれがあるため、別の機器や拠点にも保管しておくと安心です。
障害が起きたときに、どの時点のデータまで戻せるのか、復旧にどれくらい時間がかかるのかを把握しておくことも大切です。手順を文書にまとめ、複数の担当者で実際に復元を試しておけば、担当者が不在でも対応を進めやすくなります。
IaaS上にSFAを構築する選択肢
自社でサーバを持たずに、オンプレミス向けのSFAをIaaSと呼ばれるクラウド基盤の上に構築する方法もあります。物理的なサーバ管理の負担を減らしつつ、構成を自社で決められる点が特徴です。
IaaSに構築した場合に変わる作業範囲
IaaSは、サーバやストレージ、ネットワークをインターネット経由で借りられるサービスです。IaaS上にSFAを構築すると、サーバ機器の購入や故障部品の交換、設置場所の確保といった物理的な作業はIaaSの事業者が担います。
ただし、OSやデータベース、SFA本体の更新、バックアップの設定、アクセス制御は引き続き自社の作業です。どこまでを誰が担うかは契約するサービスによって異なるため、責任の範囲を事前に確認しましょう。
オンプレミスと比べた判断材料
IaaSを選ぶかどうかは、社内規程でデータの保管場所がどう定められているかが判断材料のひとつです。社外のデータセンターへの保存が認められない場合は、自社のサーバに構築する必要があります。
保存が認められる場合は、利用者数の増減にあわせてサーバの性能を変えやすい点がIaaSの利点です。機器の調達を待たずにサーバを用意できるため、検証環境を短期間だけ作る用途にも向いています。営業部門の拡大や拠点の追加が見込まれるなら、自社サーバとIaaSの両方で費用と運用の負担を試算し、比べてみるとよいでしょう。
自社サーバに構築できるSFAの一覧
提供形態にオンプレミスを含むSFAを、構成や連携の観点で一覧にまとめました。サーバ構成や社内システムとの接続方法を比べる際の参考にしてください。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| Sales Force Assistant | オンプレミスとクラウドから選べる日報型SFA。グループウェア連携のオプションあり |
| InfAjast インフアジャスト | オンプレミスとクラウドに対応。オンプレミスのサーバ要件を公開 |
| LaXiTera | オンプレミス版とクラウド版を用意。基幹システムとのマスタ連携をオプションで提供 |
| 戦略箱ADVANCED | CSVファイルによる自動データ連携に標準対応し、社内システムとつなぎやすいSFA |
| BizMagic | オンプレミス型とクラウド型で料金体系が分かれた、機能を選んで導入するSFA |
| Ecrea | オンプレミスとクラウドに対応。顧客情報管理を土台に、必要な機能だけ選んで導入できる |
| FreeSFA | オンプレミスで提供されるオープンソース型SFA。地図表示や架電記録に対応 |
オンプレミスで運用できるおすすめのSFA
自社サーバへの構築に対応し、社外からの利用や社内システムとの連携を考えやすい製品を紹介します。
Sales Force Assistant
- 【AI秘書】が営業現場の一人ひとりをアシストする「真のSFA」
- 【日報型SFA】だから、一日一覧でデイリーに「営業の見える化」
- 【三種の神器】で顧客との関係性を可視化する「顧客の見える化」
株式会社NIコンサルティングが提供する「Sales Force Assistant」は、オンプレミスやクラウド、パッケージソフトなど複数の提供形態から選べるSFAです。営業担当者の1日分の活動を日報形式で一覧にまとめ、顧客や案件、商談の情報をデータベースに蓄積します。蓄積したデータを学習するAI秘書が、担当者や上司に役立つ情報を提示します。セキュリティ面では、データ単位の閲覧制限や接続元IPアドレス制限、接続時間帯制限、2段階認証などを備えており、社外から接続する際の制御を検討しやすい点も特徴です。グループウェアなどとの連携オプションも用意されています。
InfAjast インフアジャスト
- 5年連続SFA部門第1位!時代にマッチした進化するSFA/CRM
- はじめてでも安心!月契約&導入から定着まで手厚い伴走サポート
- 独自の顧客履歴で営業ノウハウも蓄積、営業状況を即座に把握
株式会社エーエスピーコムが提供する「InfAjast インフアジャスト」は、クラウドとオンプレミスの両方で導入できるSFAです。オンプレミスの場合のデータベース・サーバOSやアプリケーション・サーバOS、Webサーバーの稼動要件も公開されています。サーバ構成を検討する際の手がかりとして使えるでしょう。顧客情報や日報、案件の管理に加え、ワークフローやレポート、ダッシュボードなどの機能を搭載。オンプレミスでは個別のカスタマイズにも対応しています。PCのブラウザに加え、スマートフォンやタブレットでも利用できます。
LaXiTera (日鉄日立システムソリューションズ株式会社)
- 入力の負荷を軽減させ、組織に定着するSFAを実現!
- リモートワーク下においても営業情報の共有を実現できる!
- クラウドサービスやオンプレミス、スマートデバイスにも対応!
戦略箱ADVANCED (株式会社インフォファーム)
- 豊富な業界・業種別テンプレートでDXを推進
- 情報の見やすさ・入力のしやすさ・営業負荷を軽減
- お客様に合わせた設定が行え、10年以上の長期利用ユーザ様も多数
BizMagic (株式会社BizMagic)
- 中小企業の他業種における導入実績あり!
- エクセルでの個人管理からシステムでの共有へ!
- 気付かせ機能 で営業パーソンの情報活用を促進!
Ecrea (株式会社エクレアラボ)
- 適正価格で提供できるコーディネート型SFA!
- 必要な機能だけを選べるSFA/CRM!
- 実質半額で使えるIT導入補助金対象ツール!
まとめ
オンプレミスのSFAは、Webサーバやアプリケーションサーバ、データベースサーバを自社で用意し、営業データを社内で管理する仕組みです。導入にあたっては、外出先からの接続方式や基幹システムとの連携方式、ソフトウェアの更新とバックアップの体制まで設計する必要があります。サーバの管理負担を抑えたい場合は、IaaS上に構築する方法も検討できます。自社の環境で動かせるSFAを探す際は、資料請求で対応する構成や連携方式を比較してみてください。

