ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■活用目的別
- ■連携先別
- 労務管理システム連携:オフィスステーション
- 勤怠管理システム連携:HRMOSタレントマネジメント
タレントマネジメントシステムにIT導入補助金は使える?
タレントマネジメントシステムにIT導入補助金を使えるかどうかは、製品が対象ツールとして登録されているかで決まります。ここでは、補助の前提となる条件と、人事領域のツールとしての位置づけを整理します。申請を考える前に押さえておきましょう。
登録済みのITツールであることが前提
IT導入補助金の対象になるのは、事務局に登録されたITツールです。タレントマネジメントシステムであっても、登録されていない製品は補助の対象になりません。
そのため、検討している製品が登録されているかを最初に確認しましょう。登録状況は公式サイトのツール検索などで調べられるほか、製品の提供会社に直接問い合わせる方法もあります。申請は、登録されたIT導入支援事業者と共同で行う仕組みです。
人事関連の業務プロセスとしての位置づけ
通常枠では、ITツールが対応する業務を「業務プロセス」という単位で区分しています。タレントマネジメントシステムは、総務や人事、教育訓練などに関わるプロセスに対応するツールとして登録されていると考えられます。
どのプロセスに該当するかは、製品ごとの登録内容によって決まります。補助額の上限にも関わるため、IT導入支援事業者に登録内容を確認しておきましょう。
ほかの人事システムとの組み合わせ
タレントマネジメントシステムを単体で申請するだけでなく、勤怠管理や給与計算などのツールとあわせて申請する方法もあります。ただし、勤怠管理や給与計算はタレントマネジメントと同じ「総務・人事・給与・労務・教育訓練・法務・情シス・統合業務」のプロセスに含まれるため、組み合わせても業務プロセスの数が増えるとは限りません。
また、補助額を増やすために必要のないツールまで導入するのは避けましょう。人事業務の課題を整理し、本当に必要なツールの組み合わせを選ぶことが、導入後の効果につながります。
補助金を使ってタレントマネジメントシステムを導入する費用感
IT導入補助金を活用すると、タレントマネジメントシステムの導入費用の一部が補助されます。ここでは、2026年度の通常枠を例に、補助率と補助額の目安、補助の対象になる経費とならない経費を紹介します。最新の内容は公募要領で確認してください。
通常枠の補助率と補助額の目安
2026年度の通常枠の補助率は、原則として対象経費の2分の1以内です。最低賃金に近い水準で雇用する従業員の割合など、一定の条件を満たす場合は3分の2以内に引き上げられる特例があります。
補助額は、対応する業務プロセスの数によって範囲が分かれ、1プロセス以上では5万円以上150万円未満、4プロセス以上では150万円以上450万円以下とされています。例えば、対象経費が100万円で補助率が2分の1なら、補助額は最大50万円です。
補助の対象になる経費と対象外の経費
補助の対象には、ソフトウェアの購入費やクラウドサービスの利用料、導入時の設定や操作研修などの費用が含まれます。クラウド型のタレントマネジメントシステムの場合、利用料は最大2年分が対象とされています。
一方、交付決定前に支払った費用や、補助対象として登録されていないオプションの費用は対象外です。見積もりの段階で、どの項目が補助の対象になるかをIT導入支援事業者に確認しておくと、自己負担額を正確に把握できます。
補助金を活用して導入する手順
IT導入補助金を使ったタレントマネジメントシステムの導入は、課題の整理から申請、導入後の報告まで段階を踏んで進みます。ここでは、人事部門が主体となって進める場合を想定し、全体の流れを3つの段階に分けて紹介します。
1. 人事課題と活用目的の整理
まず、タレントマネジメントシステムで何を解決したいのかを整理します。例えば、評価の集計に時間がかかる、社員のスキルを把握できず配置の判断が属人的になっている、研修の受講状況を管理できていないといった課題です。
課題と活用目的が明確になれば、必要な機能が絞り込めます。申請時には生産性向上の見込みなど導入効果に関わる項目も入力するため、ここで整理した内容は後の手続きにも役立ちます。
2. IT導入支援事業者への相談と製品選定
次に、タレントマネジメントシステムを扱うIT導入支援事業者に相談し、製品の提案と申請の支援を依頼します。支援事業者は、申請書類の作成から導入後の報告まで伴走する役割を担います。
複数の製品と支援事業者を比較し、自社の課題にあう製品を選びましょう。申請にはgBizIDプライムのアカウントが必要なため、発行までの期間も見込んで早めに準備を始めることが大切です。
3. 交付申請から導入、効果報告まで
支援事業者と共同で交付申請を行い、交付決定を受けてから契約と導入を進めます。導入後は、支払いの証拠となる書類をそろえて実績報告を提出し、承認を経て補助金が支払われます。
補助金を受け取った後も、一定期間は導入効果を報告する義務があります。人事データの活用状況や業務時間の変化などを記録しておくと、報告の準備がスムーズに進みます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でタレントマネジメントの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
補助金ありきで選ばないための選定ポイント
補助金の対象であることは製品選びの判断材料の一つですが、それだけで決めると導入後に活用が進まない場合があります。ここでは、タレントマネジメントシステムを選ぶ際に、補助金の有無とは別に確認したい3つのポイントを紹介します。
人材データを一元化できる項目設計
タレントマネジメントシステムの土台は、社員の基本情報や経歴、スキル、評価などの人材データです。自社が管理したい項目を登録できるか、項目を自由に追加できるかを確認しましょう。
データが一元化されていれば、社員の情報を一つの画面で確認でき、配置や育成の検討に活かせます。既存のExcelなどに散らばっているデータを取り込めるかも、あわせて確かめておくと安心です。
評価や育成の運用にあう機能
人事評価の方法や研修の管理方法は企業ごとに異なります。目標管理や360度評価など、自社の評価制度をシステム上で再現できるかを確認することが大切です。
あわせて、評価の結果を育成計画や研修の受講管理につなげられるかも確認します。デモや無料トライアルで実際の評価シートを再現してみると、運用にあうかを具体的に判断できます。
既存の人事システムとの連携
タレントマネジメントシステムは、労務管理や給与計算、勤怠管理などのシステムと連携できると、データの二重入力を減らせます。入社や異動の情報が自動で反映されれば、情報の更新漏れも防げます。
連携の方法はAPIやCSVファイルの取り込みなど製品によって異なります。現在使っているシステムと連携できるか、連携に追加の費用がかかるかを確認しておきましょう。
申請前に知っておきたい注意点
IT導入補助金は、ルールを守らないと補助を受けられなかったり、返還を求められたりする場合があります。ここでは、タレントマネジメントシステムの導入で補助金を申請する前に、知っておきたい2つの注意点を紹介します。
交付決定前の契約や支払いは対象外
補助の対象になるのは、交付決定を受けた後に契約や支払いを行った費用です。評価の時期にあわせて急いで導入しようとして、交付決定の前に契約すると補助を受けられません。
人事評価や研修の時期から逆算し、申請の締切と交付決定の時期を見込んでスケジュールを組みましょう。補助金の交付を待つ間に、人材データの整理や運用ルールの検討を進めておくと、導入後の立ち上がりが早まります。
公募回ごとの締切と要件の変更
IT導入補助金は、年度内に複数回の締切が設けられてきました。締切の時期や要件は公募の回によって変わる場合があるため、公式サイトで最新の情報を確認することが欠かせません。
2026年度の公募要領でも、SECURITY ACTIONの「★一つ星」または「★★二つ星」の宣言など、申請前に済ませておく手続きが要件とされています。必要な準備は公募要領とIT導入支援事業者の案内で確かめ、余裕をもって進めましょう。
活用目的で比べるタレントマネジメントシステム一覧
人事評価やスキル管理、育成など、活用目的ごとの違いがわかるようにタレントマネジメントシステムの特徴をまとめました。各製品がIT導入補助金の対象ツールに登録されているかは、申請前にあわせて確認してください。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| タレントパレット | 異動シミュレーションやスキル管理、研修受講管理・eラーニングなどをオールインワンで備える |
| カオナビ | 顔写真を起点としたUIで、評価・スキル・経歴・配置などの人材データを一元管理できる |
| HRMOSタレントマネジメント | 社員情報・評価・サーベイをまとめて管理でき、HRMOS勤怠やHRMOS採用とも連携できる |
| SmartHR | 蓄積した従業員データを、人事評価やサーベイ、配置シミュレーションなどの人事施策に活用できる |
| HRBrain | 人材データを一元管理し、評価シートの作成から集計までを効率化。スキルの可視化や配置にも活用できる |
| オフィスステーション | 人事・労務データを基盤に、サーベイ・評価・スキル・配置情報を一元管理し、労務機能と連携する |
| サイレコ | 従業員のスキルや能力、研修受講履歴を蓄積・可視化し、組織シミュレーションで適正配置を支援する |
| Talentify | 中堅・大企業向け。目標設定や評価入力のAIアシストと、評価を調整するキャリブレーション機能を備える |
| Habi*do | 研修後の実践支援や学びの共有、効果検証を行えるWebアプリ。活動データを育成・評価に活用できる |
| JOBScope | 職務定義・スキル・目標管理を軸に、採用から育成、評価、賃金査定までを一気通貫で支援する |
人事課題にあわせて選びたいタレントマネジメントシステム
補助金を活用するかどうかにかかわらず、解決したい人事課題にあう機能をもつかが選定の出発点です。ここでは、評価・配置・育成の目的別に比較したいタレントマネジメントシステムを紹介します。
タレントパレット
- 最新シェアNo.1の「タレントマネジメントシステム」
- 人事と従業員にとって使いやすいデザインと操作性
- 人事評価や研修管理をはじめ、幅広い領域の「人事DX」を実現
株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する「タレントパレット」は、人事担当者に必要な機能を兼ね備えたオールインワン型のタレントマネジメントシステムです。社員の顔写真付きの人材データベースや人材データ分析に加え、人事異動・配置をドラッグ&ドロップでシミュレーションできる機能を搭載しています。スキルを標準化して蓄積するスキル管理や、研修受講管理・eラーニングにも対応しているため、配置と育成をあわせて進めたい企業で検討できます。
カオナビ
- タレントマネジメントシステム「シェアNo.1」
- 人事・労務業務の効率化から戦略人事の実現まで
- 直感的に使えるUIで人事から現場まで定着
株式会社カオナビが提供する「カオナビ」は、社員の基本情報や評価、スキル、経歴、配置状況などの人材データを一元管理できるタレントマネジメントシステムです。顔写真を起点とした直感的なUIで組織内の人材情報を可視化し、現場マネージャーから経営層までが人材データをもとに判断できる環境を整えます。人事評価運用の効率化や要員シミュレーション、1on1や面談の記録など幅広い用途に対応し、企業ごとの人事制度にあわせたカスタマイズも可能です。
HRMOSタレントマネジメント
- シリーズ累計100,000社導入!
- 社員情報の管理、評価、サーベイの情報をまるっと管理!
- 初めてでも安心!専任サポートと上限なしでMTG可能
株式会社ビズリーチが提供する「HRMOSタレントマネジメント」は、人事業務の効率化に加え、人事データの蓄積・分析までシステム内で完結できるタレントマネジメントシステムです。社員情報の管理や評価、サーベイの情報をまとめて管理でき、蓄積したデータを人材配置や育成、離職防止に役立てられます。HRMOS勤怠やHRMOS採用とも連携できるほか、専任のカスタマーサクセスが導入から改善のための次の一手まで支援します。
SmartHR
- 自然に蓄積したデータを戦略人事に活用し組織改善をサポート
- 人事評価や配置シミュレーションなど、豊富な機能群
- 直感的なUIで、従業員の入力負担を軽減し、高い回収率を実現
株式会社SmartHRが提供する「SmartHR」は、人事・労務業務を効率化しながら、自然と蓄積した従業員データを一元管理できるサービスです。人事評価や従業員サーベイ、人員配置などの施策に最新のデータをすぐに活用でき、配置シミュレーションなどの機能で組織改善を後押しします。直感的にデータを分析できるため、データにもとづく人事施策をこれから始める企業でも取り組みを進められます。従業員の入力負担を軽減するUIも採用しています。
HRBrain
- スキルや特徴を可視化・分析、データに基づく抜擢・配置を実現
- 評価シートの作成から集計まで煩雑な業務をワンストップで効率化
- 「使いこなせない…」の心配はご無用!充実したサポート体制
株式会社HRBrainが提供する「HRBrain」は、人材データの管理・分析・活用を通して、戦略的な人事の意思決定を支えるタレントマネジメントシステムです。人事評価データや資格・スキル情報などの人材データをクラウド上で一元管理でき、評価シートの作成から集計までの業務をワンストップで効率化します。人材データベースや社員検索、組織分析、1on1運用管理などの機能を備え、カスタマーサクセス担当者による導入時の初期設定から運用までのサポートも受けられます。
オフィスステーション
- 従業員の深層心理を可視化し、離職の兆候を早期に把握
- サーベイ結果と評価データを結び付け、納得感の高い評価を実現
- 部門ごとのエンゲージメントを可視化し、組織課題を的確に把握
株式会社エフアンドエムが提供する「オフィスステーション」は、人事・労務データを基盤に、人材情報の見える化と活用を支援するクラウド型のタレントマネジメントです。従業員サーベイ、評価、スキル、配置情報などを一元管理し、個人と組織の状態を可視化します。オフィスステーションの各労務機能と連携することで、最新かつ正確な人材データをもとに評価や配置、育成を進められます。サーベイ結果と評価データを結び付け、納得感のある評価にもつなげられます。
サイレコ
- 従業員情報を網羅的に管理し、一人ひとりのスキルや能力を可視化
- 蓄積された情報を活用し、従業員と組織のパフォーマンスを向上
- 人事コンサル会社だからできる、タレントマネジメントの推進支援
株式会社アクティブアンドカンパニーが提供する「サイレコ」は、従業員のあらゆる情報を一元管理・可視化し、経営情報としての活用を支援するクラウド型のタレントマネジメントシステムです。過去から現在までの従業員情報を蓄積し、キャリアパスや研修受講履歴、組織図などを迅速に確認できます。一人ひとりのスキルや能力を可視化し、組織シミュレーションによる適正配置にも対応しています。人事コンサルティング会社が提供しており、タレントマネジメントの基盤づくりから運用まで支援を受けられます。
Talentify
- 全ての機能にAIを搭載した統合タレントマネジメントシステム
- システムの管理を協力にサポートするAI機能も実装
- 人事評価運用を圧倒的に効率化するキャリブレーション機能搭載
株式会社kickflowが提供する「Talentify」は、人事評価・従業員データ・サーベイなどの人事データを蓄積し、AIエージェントで人事戦略を支援する中堅・大企業向けのタレントマネジメントシステムです。目標設定や人事評価、360度評価の入力画面にはAIアシスト機能を標準搭載しており、要点を指示すると各場面にあわせた文章を自動生成できます。評価運用を効率化するキャリブレーション機能も備えているため、評価業務の負担を減らしたい企業に向いています。
Habi*do (株式会社Be&Do)
- 目標設定・行動ふりかえり・コミュニケーションをシンプルに実施
- 仲間の活動可視化で刺激とポジティブFBを促進。
- アンケート・クイズ・提出物管理とバッジ発行機能。
JOBScope (デフィデ株式会社)
- 職務定義・スキル・目標管理を活用しジョブ型人事を実現。
- 採用・診断・1on1を統合し人材配置と育成を可視化。
- 評価や報酬制度と連動し透明な人事運用を支援。
まとめ
タレントマネジメントシステムは、事務局に登録されたITツールであれば、IT導入補助金(2026年度はデジタル化・AI導入補助金)を活用して導入できる場合があります。通常枠の補助率は原則2分の1以内で、補助額は業務プロセスの数で変わります。ただし、補助金ありきで選ばず、人材データの項目設計や評価機能、既存システムとの連携を確かめることが大切です。まずは資料請求して、自社にあう製品を比較してみてください。

