AIを活用したタレントマネジメントシステムのおすすめ5選
AIを活用したおすすめのタレントマネジメントシステムを5つ紹介します。自社のニーズに合致するものがないか比較検討してみましょう。
タレントパレット
株式会社プラスアルファ・コンサルティング 東証プライム上場
《タレントパレット》のPOINT
- 採用から配置、育成など人事に必要な機能をがオールインワン
- 使いやすいUIと豊富な分析機能で人事だけでなく経営や社員も活用
- 業務効率化から人事施策の高度化まで幅広く支援
株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する「タレントパレット」は、直感的な操作性と高精度の分析アウトプットが特徴のタレントマネジメントシステムです。2024年のアップデートにより、生成AIを活用して社内の必要な人材を発見できる「AI人材検索機能」が使用可能に。特に新規事業展開時の人材抜擢や、最適な人材配置の実現に役立ちます。
《SUZAKU》のPOINT
- 適材配置・離職防止・育成・採用マッチングをワンストップで実現
- AI技術でデータを集計・可視化・有効活用し課題解決を導く
- 20年3000社の利用実績ある精度の高いアセスメントを搭載!
株式会社エスユーエス提供の「SUZAKU」は、最適な人材配置や離職防止、育成・採用のマッチングなどをワンストップで実現するシステム。AIで膨大なデータを解析し、離職兆候のある従業員の発見や、自社に必要なスキルをもつ人材の提案などが可能です。組織心理学にもとづく精度の高いアセスメント・サーベイにより、組織全体と従業員個人のパフォーマンスを最大化します。
《クレクタ》のPOINT
- 人事業務に特化したAIエンジンを採用!
- 視覚的・直感的に確認・操作できるシンプルなUI!
- 専門機関や学術機関と提携して信頼性の高い機能を開発!
株式会社マイナビが提供する「クレクタ」は、人事業務に特化したAI搭載のタレントマネジメントシステムです。社内の複数システムに分散されている人材情報を集約し、データベース化。次期役職者の選定や、新しいプロジェクトの参画メンバーの発見などに活用できます。また、評価にはExcelのような画面を用いるため、誰でも迷わず直感的な操作が可能です。
《researcHR(リサーチャー)》のPOINT
- 組織内のトランザクティブメモリーを最大化!
- AI(人工知能)がメンバーの状況を把握!
- データは全て蓄積・Teamsで過去の記録も簡単検索!
KBE株式会社提供のナレッジ共有ツール「researcHR(リサーチャー)」は、メールやTeamsのチャット内容からデータを収集・蓄積します。FAQツールとして利用できるほか、クイズ形式のeラーニングも自動作成可能。さらに「誰がこの分野に詳しいのか」といった情報をAIが分析し、人材配置に役立つデータの生成にも対応します。
POSITIVE
NECソリューションイノベータ株式会社が提供する「POSITIVE」は、AIタレントマネジメントをはじめ、給与や就業管理なども含めた広範な業務機能を搭載するシステムです。複数のデータを横断的に参照・管理する機能に優れているのが特徴。主にグローバル展開する企業やグループ企業における、従業員のスキル管理や能力開発、最適な人材配置計画に活用できます。
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AIタレントマネジメントシステムの選び方
AIタレントマネジメントシステムは、それぞれ機能に大きな違いがあり、すべてのシステムが自社にマッチするとは限りません。そこで、AIタレントマネジメントシステムの選定におけるポイントを3つ解説します。
AIデータ分析機能の範囲がニーズにあっているか
タレントマネジメントシステムが搭載する主なAI分析機能は、以下のとおりです。ただし、システムによって対応可能な範囲が異なります。
- ●人材の適材配置
- ●採用支援・マッチング
- ●人事評価支援
- ●離職兆候察知
例えば人材配置や採用マッチングに特化しており、評価や離職防止に役立つAI分析機能が搭載されていないことも。AIをどのような業務に活用したいのか明確にしたうえで、導入する製品を選定しましょう。
既存のデータや人事システムとシームレスに連携できるか
AIタレントマネジメントシステムの分析精度は、インプットした情報量によって大きく変わります。そのため、既存のエクセルデータや人事システムと連携して、より多くの情報を取り込むことが重要です。このとき、シームレスなデータ連携が不可欠となるため、以下の要素を確認しましょう。
- ●API連携に対応しているか
- ●自社で扱うデータファイルの形式に対応しているか
- ●データクレンジング(重複排除や誤記修正)ができるか
既存のシステムやデータと連携できない場合、CSVによる手動入力となるため多くの手間がかかります。スムーズな導入・活用ができるシステムを選びましょう。
AIが判断した根拠を明確に示せるか
AIタレントマネジメントシステムの分析結果において、「なぜそのように判断したのか」がわかる明確な根拠を示せるか確認しましょう。AIは担当者の主観によらない客観的な判断が可能な一方、その判断根拠が不明瞭では現場の理解を得るのが困難です。人事部門や現場がAIという最新技術に納得し活用を推し進めるためには、不可欠といえるでしょう。
下記の記事では、AI活用のシステムも含む最新タレントマネジメントシステムを一挙に紹介しています。より具体的な選定のポイントも解説しているので、タレントマネジメントの導入を検討中の方はぜひご覧ください。
AIタレントマネジメントシステムの導入メリット
AIを活用したタレントマネジメントの導入メリットをあらためて解説します。自社にとって必要なシステムかどうかを判断するポイントとしてお役立てください。
膨大なデータをもとに客観的で公正な評価が可能になる
AIを搭載したタレントマネジメントシステムは、従来のタレントマネジメントシステムではできなかった「膨大なデータの分析」が可能です。
人事評価の現場では、「上司の好き嫌いで評価が変わってしまう」、「営業など結果が数字に表れる方が高くなりやすい」などの問題が発生しがちです。膨大なデータをもとに、担当者の主観を排除したAI分析により、客観的で公正な評価が可能になります。AIタレントマネジメントシステムの導入により、従業員が納得できる評価制度の確立が実現に近づくでしょう。
最適な人材配置が実現できる
従来のタレントマネジメントシステムの多くは、従業員データを効率的に管理する機能に特化していました。したがって、人材配置業務への活用に必要なデータの抽出・分析作業は、手動で行う必要がありました。リソースや従業員ごとのスキルなどの情報を確認しながら、さまざまな配置のパターンを検討して最適解を探すのは、非常に手間と労力のかかる作業です。
タレントマネジメントシステムにAIエンジンを搭載すると、従業員のスキルや経験などの情報を分析し、最適な人材配置のパターンを自動生成できるようになります。従来よりはるかに少ない工数で、適材適所が実現されます。
離職率を軽減できる可能性がある
一般的に、従業員の離職の兆候に気づけるのはよく顔をあわせる上司や同僚のみ。しかし、従業員の離職兆候はあいまいで判断が難しいうえ、本人も離職の意向を積極的に表に出すわけではありません。そのため、人の目だけで早期に離職防止の対策を打つのは困難です。
AIが搭載されていると、これまでの退職者データやシステムがもつ離職兆候のデータを分析し、離職のリスクが高い傾向の人をピックアップできます。迅速なフォローで離職を防げれば、リソース不足や他の従業員への負担偏重を回避し、円滑に事業を進められるでしょう。また、結果として不足した人材を確保するための採用コストを削減する効果にも期待できます。
まとめ
AIタレントマネジメントを導入することで、膨大なデータを活用した人事業務が容易になります。公正な評価制度の確立や、最適な人材配置が実現に近づくはずです。
ただし、AIによる分析機能の範囲はシステムにより異なるため、自社のニーズにあうものか導入前に確認しなければいけません。また、膨大なデータを活用するために、既存のシステムやデータともシームレスに連携可能かどうかも確認しながらシステムを選定しましょう。