無料のタレントマネジメントシステム3選
ここでは、無料のタレントマネジメントシステムを3種類厳選しました。ぜひ比較検討の参考にしてください。
COCOREPO
株式会社クラウディアが提供している、クラウドサービスです。30名までなら、完全無料で人材管理できます。最低利用期間はなく、わずか10秒で利用開始可能です。
スキルデータの管理・社員情報の管理・CSVインポート・手動メンバー追加・スキルシート一発出力・顔写真アップロード・レベルアップシステムなど、各種機能も豊富に用意されています。
ESI mini
株式会社ワン・オー・ワンが提供している、クラウドサービスです。目標管理・能力判定・スキル管理・社員情報管理など、さまざまな機能を搭載しています。これらの機能を使って、「主観に頼らない人事評価」と「効果的な人材戦略」が可能です。
SmartHR
株式会社SmartHRが提供している、システムです。15日間までなら、誰でも無料で利用できます。システムのベースは人事管理ですが、タレントマネジメント機能も有しており、ダッシュボードから従業員間で情報を共有できます。
公開範囲も自由に設定できるため、セキュリティ的にも安心です。
無料のタレントマネジメントシステムの注意点
無料のタレントマネジメントシステムは、有料製品と比べると不自由な点があるため、詳しく見ていきましょう。
使える機能や期間に制限がある
無料のタレントマネジメントシステムは、利用期間や利用人数などが制限されています。
たとえば初期費用が無料でも、利用には月額数万円前後の支払いが必要なものや、利用人数が限定されている製品もあります。
また、数ヶ月程度の無料トライアル期間を設けているものもあり、サービスを継続する場合は料金の支払いが必要です。無料トライアル期間中は一部機能を制限しているものもあります。
オープンソース使用時はライセンスを確認する必要がある
オープンソースソフトウェアの場合は、誰でも無料で利用でき、ソースコードを改変・再配布できます。しかし、これらは、無条件で許可されているわけではありません。利用するだけならともかく、改変や再配布をする場合は、OSSライセンスへの許諾が必要です。
オープンソースソフトウェアのライセンスは、ソフトウェアごとに設定されています。たとえば、再配布時にソースコードの公開を義務付けているものがあります。ほかにも改変時にソースコードを変更した旨を記載しなければなりません。
有料のタレントマネジメントシステムのメリット
タレントマネジメントシステムは、有料製品が多いです。ここでは、有料のタレントマネジメントシステムのメリットを紹介します。無料の製品との違いも確認しましょう。
継続的に新しいサービスを更新できる
日々変化する人材の評価やスキルの更新はもちろん、新しいサービスがリリースされるたびに更新を行います。
たとえば、バージョンアップごとに「人材情報統合データベース機能」「組織改正シミュレーション機能」を追加しています。ニーズが反映されていくため、無料製品よりも使いやすいでしょう。
セキュリティを強化できる
有料のタレントマネジメントシステムは、最小の情報単位ごとに表示・更新を制御でき、組織構造によるアクセス制限ができるため、セキュリティ的にも安心です。また、人材の管理項目に制限がなく、各企業に合わせた柔軟な設定ができます。
自社の基幹システムと連携できる
人事・給与・ワークフロー・勤怠管理などの基幹システムと、情報を一元管理できます。そのため、給与や勤怠状況などを加味した、統合的な人材管理が可能です。
たとえば勤怠管理と連携すれば、フレックス・裁量労働・変形労働・在宅勤務などの勤務形態ごとに、タレントマネジメントができます。
無料タレントマネジメントシステムの内容を理解し検討しよう
無料のタレントマネジメントシステムを使えば、コストを抑えた人財管理が可能です。ただし、使える人数や機能に制限があり、大規模な組織には向きません。オープンソースを利用する場合は、ライセンスを遵守する必要もあります。
継続的なバージョンアップやセキュリティ、システム連携を重視するなら、有料のタレントマネジメントシステムがおすすめです。
それぞれの特徴を理解して、導入の可否を検討しましょう。