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VPNの価格は何で決まる?接続方式と課金単位から見る費用

VPNの価格は何で決まる?接続方式と課金単位から見る費用

VPNの価格は、接続方式、課金単位、機器や回線の有無の三つで大きく変わります。同じVPN(仮想専用線)でも、拠点どうしをつなぐ場合と、社外から社内へ接続する場合とでは、費用の出方が異なる点に注意が必要です。この記事では、VPNの価格が決まる仕組みを整理し、見積もりで見落としやすい費用や、依頼前にそろえておきたい社内情報を解説します。導入を検討している担当者の方の、費用の見積もりに役立つ内容です。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■接続方式別
    ■課金単位別

    接続方式の違いで変わるVPNの費用構造

    VPNの費用は、どの通信経路を使うかで構成が変わります。公衆のインターネット回線を使う方式か、通信事業者の閉域網を使う方式かによって、月額の考え方も初期の準備も異なります。

    インターネットVPNは回線と機器の費用が中心

    インターネットVPNは、すでに契約しているインターネット回線の上に、暗号化された通信路をつくる方式です。VPN専用の回線を新たに用意しないため、通信路そのものにかかる費用は抑えやすい傾向があります。

    一方で、VPNルーターやUTM(複数のセキュリティ機能をまとめた機器)の購入またはレンタル、設定作業の費用は別に見込みます。回線の品質は契約中の回線に左右される点も、費用との兼ね合いで検討します。

    関連記事 最新のVPNのシェアとは?IP-VPNの契約伸び率や今後の動向!【企業担当者必見】

    IP-VPNなど閉域網は通信事業者の料金体系に従う

    IP-VPNは、通信事業者が用意する閉域網で拠点をつなぐ方式です。インターネットを経由しないため、通信品質や帯域を契約で取り決められる場合があります。

    料金は、拠点ごとのアクセス回線と、網の利用料、帯域の組み合わせで決まる構成が見られます。プランや料金体系は通信事業者ごとに異なるため、拠点の所在地と必要な帯域を伝えたうえで見積もりを取ります。

    リモートアクセス型はライセンスと認証基盤の費用が加わる

    社外の端末から社内へ接続するリモートアクセス型では、接続するユーザーや端末の数に応じたライセンスが費用の中心です。クラウド型のサービスか、自社でVPN装置を置くかによって、月額か買い切りかも分かれます。

    ID管理や多要素認証の仕組みを別に用意する場合は、その費用も加わります。既存の認証基盤とつなげられるかどうかで、追加の費用が変わることがあります。

    拠点数や接続数でVPNの料金を読み解く

    VPNの料金表は、何を数えて課金するかが製品や事業者で異なります。自社の利用形態に近い課金単位を見極めると、見積もりを比べやすくなります。

    拠点数に応じて増える費用

    拠点間をつなぐVPNでは、拠点が増えるほど、回線や機器の台数が増えます。拠点の数だけでなく、本社と支社の関係がスター型かメッシュ型かといった接続の形でも、設定の手間と費用が変わります。

    将来の拠点追加が見込まれる場合は、追加時に必要な機器や設定の費用を、契約前に確かめておくと安心です。

    同時接続数とユーザー数の違い

    リモートアクセス型の料金では、登録ユーザー数で課金するものと、同時に接続できる数で課金するものがあります。同じ100人の従業員でも、全員が同時に使うとは限りません。

    在宅勤務の頻度や、始業時刻に接続が集中するかどうかを把握すると、どちらの課金単位が自社にあうかを判断しやすくなります。

    関連記事 VPNの活用法とは?詳しい3つの活用事例も!

    帯域と通信量による費用の差

    利用する帯域が広いほど、月額が上がる料金体系があります。大容量のファイルを拠点間でやり取りする場合や、Web会議を多用する場合は、必要な帯域を見積もりの前に見極めます。

    通信量に上限を設けるプランもあります。上限を超えた場合の扱いが、速度制限なのか追加料金なのかを、契約前に確認しましょう。

    見積もりから漏れやすいVPNの付随費用

    VPNの月額料金だけを見て比べると、導入後に費用が想定を超えることがあります。初期と運用の両面で、付随する費用を洗い出しておきます。初期費用と月額費用を分けて整理すると、予算を組み立てやすくなります。

    機器の購入とレンタル、設定作業の費用

    VPNルーターやUTMなどの機器は、購入するか、月額でレンタルするかで総額の出方が変わります。設定作業を自社で行うか、事業者に依頼するかによっても、初期費用が異なります。

    機器の保守契約の有無や、故障時の交換対応の範囲も、費用に関わる項目です。契約年数と機器の耐用年数をあわせて考えると、総額を比べやすくなります。保守の費用が月額に含まれているのか、別途かかるのかも、見積もりの内訳で確かめましょう。

    運用や監視にかかる継続費用

    導入後は、ファームウェアの更新、ログの確認、接続トラブルへの対応といった運用の作業が発生します。自社の担当者で対応する場合は、その工数も費用の一部と考えられます。

    運用を事業者に任せるプランでは、監視の範囲や対応時間帯によって料金が異なります。夜間や休日の対応が必要かどうかも、あらかじめ整理しておきます。

    冗長化とセキュリティ機能の追加費用

    VPN装置やアクセス回線を二重化する冗長化は、障害時にも通信を続けやすくなる一方、機器と回線の費用が加わります。業務が止まった場合の影響の大きさと、追加の費用を見比べて判断します。

    不正な通信を検知する機能やアクセス制御の機能も、標準の範囲とオプションの範囲が事業者で異なります。自社の求めるセキュリティ水準に必要な機能が、見積もりに含まれているかを確認しましょう。

    関連記事 VPNの機能とは?5つの基本機能と仕組みをわかりやすく解説

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    利用人数の増加でVPNの価格はどう動くか

    VPNは導入時の価格だけでなく、利用が広がったあとの費用も見ておく必要があります。人数や拠点が増えたときに、どの費用が動くのかを把握します。

    ライセンスの追加と上位プランへの切り替え

    契約したユーザー数や同時接続数を超えると、ライセンスの追加や上位プランへの切り替えが必要になる場合があります。追加の単価が、当初の契約と同じとは限りません。

    増員の予定がある場合は、段階的に増やせる契約か、上限が固定された契約かを確認します。年度の途中で追加できるかどうかも、運用面での違いです。

    装置の処理能力と帯域の見直し

    接続数が増えると、VPN装置の処理能力や回線の帯域が不足し、通信が遅くなる可能性があります。その場合は、装置の入れ替えや帯域の増強が必要になり、追加の費用が生じます。

    装置の仕様に記載された同時接続数の目安と、実際の利用状況を照らして、余裕をもった構成かどうかを事前に確かめておきます。

    拠点の追加や移転に伴う工事と設定の費用

    新しい拠点を開設したり、既存の拠点が移転したりすると、アクセス回線の工事や機器の設定が必要です。この費用は、月額料金とは別に発生する場合があります。

    開通までに日数がかかる回線もあるため、費用だけでなく、開設の予定日までに開通するかどうかも、事業者へ事前に確認しましょう。移転時の機器の再設定を誰が行うかも、あわせて決めておきます。

    関連記事 VPNは安全?セキュリティリスクや問題点と対策を解説!

    見積もりを依頼する前に社内でそろえる情報

    事業者から正確な見積もりを得るには、依頼側が利用条件を整理しておく必要があります。条件があいまいだと、見積もりの前提がそろわず、比較が難しくなります。

    利用形態と接続元の洗い出し

    拠点間接続とリモートアクセスのどちらが必要か、あるいは両方かを整理します。拠点の数と所在地、社外から接続する人数、使う端末の種類も、見積もりに関わる情報です。

    接続先で使う業務システムやファイルサーバーの場所も、あわせて伝えます。クラウドサービスへの接続を含む場合は、その旨も明記しておくと、提案の精度が上がります。

    関連記事 VPNの選び方|4種類の違いとコスト・セキュリティ比較【法人向け】

    契約期間と支払い方法の条件

    契約期間の縛りがあるかどうかや、途中解約の条件は、総額に影響します。月額払いと年額払いで、単価が異なる場合もあります。

    初期費用の支払い方法や、機器をレンタルした場合の返却条件も確認しましょう。社内の稟議で必要になる金額の内訳を、事業者に出してもらえるかも尋ねておくと役立ちます。

    既存のネットワークとセキュリティ要件の整理

    社内にすでにファイアウォールや認証の仕組みがある場合は、VPNとどう組み合わせるかで必要な機器が変わります。既存の設備を活用できれば、追加の購入が不要になることもあります。

    情報システム部門がない会社では、現在の構成を事業者に説明するのが難しいことがあります。その場合は、現状の確認から支援してもらえるかも、相談の際に尋ねてみましょう。

    VPNの費用を比べる製品の特徴一覧

    接続方式や課金の考え方、費用が表示されている製品の金額をあわせて確かめられるよう、紹介する製品を一覧にまとめました。

    製品名特徴
    プレミアインターネット(R)1社専有型の光ファイバー回線。回線とISPをまとめて契約できる
    株式会社USEN ICT SolutionsのビジネスVPNVPN機器をレンタルか買取で選べ、導入から運用監視まで一括対応
    クローズドIPネットワーク閉域のIP-VPN。Smartプランは月額12,200円~、上位は要問合せ
    KDDI IP-VPNMPLSを使う閉域のIP-VPN。拠点の規模に応じてプランを選べる
    Arcstar Universal One拠点ごとにプランを選べる。初期費用は50,000円~
    SmartVPNアクセス回線の種類を選べ、帯域を拡縮できる。初期費用は別途70,000円
    MORA VPN Zero-ConNGN網を使う拠点間VPN。月額3,500円~、初期費用は15,000円~
    ソコワク端末の個体認証で自動接続。初期費用200,000円~、月額~1,500円
    クラウドVPN VeronaVPN機器と接続ソフト、管理センターを一式で提供。初期費用は30,000円
    Ivanti Connect SecureSSL-VPNサービス。多要素認証やシングルサインオンに対応
    IIJマネージドVPN PROサービスインターネットVPNの構築から監視まで任せられ、冗長構成も選べる
    ヤマハ ギガアクセスVPNルーター RTXシリーズ拠点の規模別に選べるVPNルーター。RTX830からRTX5000の4機種

    接続方式と課金の違いで選ぶVPN

    機器や回線を含めて費用を見積もれるサービス、閉域網や拠点単位のプランで費用が決まるサービス、リモート接続向けのサービスを順に紹介します。気になる製品は、見積もり前の条件整理に役立ててください。

    プレミアインターネット(R)

    株式会社 USEN ICT Solutions
    《プレミアインターネット(R)》のPOINT
    1. 提供エリアは全国!広範囲なサービス提供が実現
    2. 「1社専有型」の光ファイバー回線で、安定した高速通信を実現
    3. 3個の固定IPアドレスを標準装備し、追加オプションも利用可能

    株式会社 USEN ICT Solutionsが提供する「プレミアインターネット(R)」は、拠点の回線費用を見積もるときに確かめたい、1社専有型の光ファイバー回線サービスです。回線とプロバイダー(ISP)をまとめて契約でき、窓口が1本化されます。固定IPアドレスを3個標準で備え、最大10Gbpsの高速通信に対応しています。他のユーザーと光ファイバーを共有しない構成のため、帯域が逼迫しにくい点も特徴です。料金は問い合わせで確認します。

    株式会社USEN ICT SolutionsのビジネスVPN

    株式会社 USEN ICT Solutions
    製品・サービスのPOINT
    1. 複数キャリアの回線・機器をワンストップでご提供
    2. 小規模からエンタープライズの幅広い構成
    3. リモートVPN・回線冗長・機器冗長・クラウド接続等のオプション

    株式会社 USEN ICT Solutionsが提供する「株式会社USEN ICT SolutionsのビジネスVPN」は、VPN構築サービスです。機器と回線の費用を一体で相談したい場合の候補です。VPN機器はレンタルか買取かを選べ、回線は複数のキャリアから選択できます。スター型やフルメッシュ型の構成に加え、リモートVPNや回線・機器の冗長化、クラウド接続などをオプションで追加可能です。導入前の相談から設定、24時間365日の運用監視までを一括で任せられます。

    クローズドIPネットワーク (アルテリア・ネットワークス株式会社)

    《クローズドIPネットワーク》のPOINT
    1. マルチキャリアを活かした冗長構成で安定したネットワークを実現
    2. VPN接続の可用性を24時間365日監視できる体制完備
    3. 企業向けITバックボーンで構成し高セキュアで高品質なVPN

    KDDI IP-VPN (KDDI株式会社)

    《KDDI IP-VPN》のPOINT
    1. 大手KDDIの技術を最大限に生かしたセキュアで高品質なIP-VPN!
    2. 企業ニーズや通信量に合わせて選べる回線種類!
    3. SLAによりサービス品質が担保されたVPN!

    Arcstar Universal One (NTTドコモビジネス株式会社)

    《Arcstar Universal One》のPOINT
    1. 回線の二重化でギャランティアクセス時最大稼働率99.9999%
    2. 大手NTTドコモビジネス運営の安心感
    3. UTM機能つきVPNで圧倒的なセキュリティ

    SmartVPN (ソフトバンク株式会社)

    《SmartVPN》のPOINT
    1. SmartVPN Webで正確なプロビジョニングを実現
    2. ニーズに応じてリソースを拡縮できるOndemand Ether
    3. 2回線を利用し安定を図るTwinアクセス

    MORA VPN Zero-Con (株式会社テリロジーサービスウェア)

    《MORA VPN Zero-Con》のPOINT
    1. 障害に24時間対応する安心のサポート体制
    2. 月額3,500円からの低コストでVPNを運用可能
    3. 追加コストなくNGN網内で約3倍速度の通信が可能

    ソコワク (VAIO株式会社)

    《ソコワク》のPOINT
    1. 絶対に解読できない端末の個体認証で実現する強固なセキュリティ
    2. 常時自動で接続、隙間時間すら活用できるテレワークを実現
    3. 資産管理にも使えてしまう管理ポータル機能

    クラウドVPN Verona (株式会社網屋)

    《クラウドVPN Verona》のPOINT
    1. クラウドだから機器もソフトも管理センターもオールインワン
    2. リモートからのアクセスでも独自の認証システムで不正を防止
    3. 障害対応だけでなく設定変更もOKの運用サポート

    Ivanti Connect Secure (Ivanti Software株式会社)

    《Ivanti Connect Secure》のPOINT
    1. 多要素認証でログインを厳重化
    2. すべてのアクセスを単独のクライアントで処理
    3. ユーザーやデバイスを一元管理し高度な可視性を実現

    IIJマネージドVPN PROサービス (株式会社インターネットイニシアティブ)

    製品・サービスのPOINT
    1. 構築、運用、監視、障害対応のすべてをサービス
    2. かけるコストと求める可用性に即した柔軟な設計が可能
    3. 特定通信事業者に依存せずに自由に通信網を設計

    ヤマハ ギガアクセスVPNルーター RTXシリーズ (ヤマハ株式会社)

    製品・サービスのPOINT
    1. VPN接続で低コスト・ハイパフォーマンスを実現!
    2. 小規模から大規模向けまでニーズに合わせた製品選択が可能!
    3. セキュリティ対策にも最適

    まとめ

    VPNの価格は、接続方式、課金単位、機器や回線の有無で決まり、月額料金だけでは総額を比べられません。拠点数や同時接続数、将来の増員まで見込んだうえで、付随する費用も含めて見積もりを取ることが大切です。自社の利用形態にあうVPNを比較したい方は、資料請求を活用してください。

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