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データベースソフトはどう使う?表の設計から検索・共有まで

データベースソフトはどう使う?表の設計から検索・共有まで

データベースソフトの基本的な使い方は、テーブルの設計、データの登録、検索・集計の3段階です。最初にどんな項目を持つ表にするかを決めておくと、あとの登録や集計がスムーズに進みます。この記事では、データベースソフトを初めて使う方に向けて、作業の順に操作の流れを解説します。複数人で使うときの権限やバックアップの設定まで紹介するので、データベース製品を選ぶ際の参考にしてください。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■操作の方法別
    ■利用形態別

    データベースソフトの使い方の全体像

    データベースソフトとは、データを決まった形式で蓄積し、検索や集計、共有ができるようにするソフトウェアです。具体的な操作に入る前に、表計算ソフトとの違いと、使い始めるまでの流れを確認しておきましょう。

    表計算ソフトとの違い

    データベースソフトと表計算ソフトの大きな違いは、データの形式をあらかじめ決めて管理する点です。表計算ソフトでは各セルへ自由に入力できますが、データベースソフトでは項目ごとに日付や数値などの種類を決め、そのルールに沿ってデータを登録します。

    ルールがあるため入力の誤りに気づきやすく、データが数万件に増えても検索や集計を行いやすい特徴があります。また、複数人が同時に同じデータを登録・更新しても、ファイルのコピーが分かれて最新版がわからなくなる、といった事態を避けやすくなります。

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    使い始めるまでの流れ

    データベースソフトを使い始めるまでの流れは、管理したい業務の決定、テーブルの設計、データの登録、検索画面や集計の設定の順です。最初から全業務をまとめようとせず、顧客情報や問い合わせ記録など1つの業務から始めると進めやすくなります。

    操作の方法は製品のタイプで異なります。画面上で項目を並べてアプリを作るノーコードのタイプと、SQL(データベースを操作する言語)で操作するタイプがあり、使う人のスキルにあわせて選ぶことが大切です。

    データベースのテーブルを設計する

    テーブルとは、データを行と列で管理する表のことです。データベースソフトの使い方で最も大切なのが、このテーブルの設計です。設計が不十分だと、あとから項目を追加・変更する手間が増えるため、項目、テーブルの分け方、入力ルールの順に決めていきます。

    項目とデータ型を決める

    最初に、テーブルに持たせる項目と、それぞれのデータ型を決めます。データ型とは、文字列、数値、日付、選択肢のように、その項目に入れられるデータの種類のことです。

    例えば顧客管理なら、会社名は文字列、取引開始日は日付、年間取引額は数値と決めます。数値の項目を文字列で作ってしまうと、合計や並べ替えが正しく行えない場合があります。紙の台帳やExcelの見出しを書き出し、項目ごとに型を割り当てると整理しやすくなります。

    テーブルを分けて関連づける

    次に、1つの表に情報を詰め込まず、内容ごとにテーブルを分けて関連づけます。例えば、受注の記録に毎回取引先の住所や電話番号まで入力すると、住所が変わったときにすべての行を直す必要が出てきます。

    取引先の情報は取引先テーブルにまとめ、受注テーブルでは取引先を選ぶだけにすると、修正は1か所で済みます。各行を区別するための番号である主キーを設定し、テーブル同士をその番号でつなぐのが、リレーショナルデータベースの基本的な使い方です。

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    入力ルールを設定する

    テーブルの形が決まったら、入力ルールを設定します。必ず入力する項目の指定、選択肢からしか選べない項目の設定、同じ値を二重に登録できない設定などが代表例です。

    入力ルールを設定しておくと、担当者によって入力の仕方がばらつくのを防げます。例えば都道府県を選択肢にしておけば、「東京都」と「東京」が混在することはありません。ただしルールを厳しくしすぎると入力の手間が増えるため、実際に使う担当者の意見も聞いて調整しましょう。

    データベースにデータを登録・取り込む

    テーブルができたら、データを登録します。新しいデータは入力フォームから登録し、すでにExcelなどで管理しているデータはまとめて取り込むのが基本です。それぞれの使い方と注意点を紹介します。

    入力フォームから登録する

    日々発生するデータは、入力フォームから1件ずつ登録します。データベースソフトの中には、テーブルの項目をもとに入力画面を作れるものがあり、利用者は画面の案内に沿って入力するだけで済みます。

    入力画面では、よく使う項目を上に並べる、関連する項目をまとめて配置するといった工夫で、入力の手間を減らせます。スマートフォンから入力できる製品であれば、外出先や現場から、その場で登録する使い方も可能です。対応端末は製品ごとに確認しましょう。

    既存のExcelやCSVを取り込む

    すでにExcelで管理しているデータは、CSV形式などで書き出してデータベースソフトに取り込みます。CSVとは、項目をカンマで区切って保存した、多くのソフトで読み書きできるファイル形式です。

    取り込む前に、見出しの名前をテーブルの項目名とそろえ、日付や数値の書式を統一しておきます。結合されたセルや、1つのセルに複数の情報が入っている箇所は取り込みでエラーになる場合があるため、事前に整えておきましょう。最初は少ない件数で試してから全件を取り込むと安心です。

    関連記事 データベースの失敗例は?事例に学ぶ導入時の注意点

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    検索・集計してデータを活用する

    データがたまったら、検索と集計で業務に活用します。画面操作で条件を指定する方法から、集計表やグラフの作成、SQLでの操作まで、使い方の段階に応じて紹介します。

    条件を指定した検索

    検索の基本は、項目ごとに条件を指定してデータを絞り込む使い方です。例えば「取引開始日が2025年以降」かつ「地域が関東」の取引先だけを表示する、といった操作です。

    よく使う検索条件は、名前をつけて保存しておくと、次回から1回の操作で同じ結果を表示できます。並べ替えや表示する項目の選択とあわせて使うと、担当者ごとに必要な一覧をすぐに確認できます。

    集計表やグラフの作成

    集計では、項目ごとの件数や合計、平均を出し、表やグラフにまとめます。例えば、月別・担当者別の受注件数をクロス集計表にすると、売上の傾向や担当者ごとの状況を把握しやすくなります。

    集計結果をダッシュボードとして画面に表示しておけば、データが登録されるたびに最新の数字を確認できます。会議資料を作るたびにExcelで集計し直す手間を減らせる点は、データベースソフトを使う利点の1つです。

    関連記事 データベース活用で出来る5つのこととは?企業での活用例も紹介

    SQLでの操作

    より細かな抽出や、複数のテーブルをまたいだ集計を行いたい場合は、SQLを使う方法があります。SQLでは、「どのテーブルから」「どの条件で」「どの項目を」取り出すかを文で指定します。

    画面操作だけで使えるタイプの製品でも、SQLで操作できる機能を備えている場合があります。SQLは誤った文を実行するとデータを書き換えたり消したりするおそれもあるため、更新や削除の操作は権限を持つ担当者に限るなど、ルールを決めてから使いましょう。

    データベースを複数人で使うときの設定と管理

    データベースソフトは、部署やチームでデータを共有できる点が強みです。一方で、複数人で使う場合は、誰が何を見られるか、誤って消したときにどう戻すかを決めておく必要があります。

    アクセス権限の設定

    複数人で使う場合は、利用者ごとに閲覧・登録・編集・削除の権限を設定します。例えば、営業担当者は自分の顧客データだけを編集でき、管理職はチーム全体のデータを閲覧できる、といった設定です。

    人事情報や給与のような機密性の高い項目は、項目単位で閲覧できる人を限定できる製品もあります。設定できる権限の細かさは製品によって異なるため、自社で分けたい単位を整理してから比較しましょう。異動や退職のたびに権限を見直す手順も決めておきます。

    同時編集と変更履歴

    複数人が同じデータを同時に編集すると、片方の変更が上書きされて消えてしまう場合があります。データベースソフトには、編集中のデータをほかの人が変更できないようにする仕組みや、後から保存した人に警告を出す仕組みを備えたものがあります。

    あわせて、誰がいつ何を変更したかの履歴を残せるかも確かめたい点です。履歴があれば、誤った変更に気づいたときに経緯を確認でき、元の値に戻す判断もしやすくなります。

    バックアップの取り方

    データベースに蓄積したデータは業務の記録であるため、定期的なバックアップが欠かせません。クラウド型では提供会社がバックアップを取る製品もありますが、保存期間や、利用者が自分で復元できるかどうかは製品によって異なります。

    インストール型や社内サーバー型では、自社でバックアップの頻度と保存先を決めて運用します。いざというときに戻せるよう、年1回程度は復元の手順を実際に試しておくと安心です。

    操作方法と利用形態で比べるDB製品一覧

    画面操作で使えるデータベースソフトと、SQLで細かく操作できる製品を、クラウド型・インストール型・社内サーバー構築型の別とあわせて一覧にしました。

    製品名特徴
    JUST.DBマウス操作のノーコードで業務システムを開発できるクラウドDB
    キントーンノーコードで業務アプリを作成。一覧の絞り込みやグラフ化も可能
    HotBiz8Excel(CSV)の取り込みとフォーム編集に対応したクラウド型
    軽技WebDBExcel・CSVをドラッグ&ドロップで取り込みアプリ化。サーバー設置型
    楽々WebデータベースExcelを取り込みノーコードでWebアプリ化。クラウド版・オンプレ版
    Dr.Sum社内のデータを集めて集計・分析するデータベースエンジン基盤
    UnitBaseプログラミング不要でWebの業務システムを開発。同時ログイン数で課金
    WaWaD-BeExcelで管理しているデータをWebで共有。フォームを簡単に作成
    SkyLinkマウスで列を選んでデータを検索・更新。SQL文の自動生成にも対応
    Microsoft AccessWindows向けのデータベース管理ソフト。テンプレートとマクロを搭載
    Navicat複数のDBを一つの環境で管理。SQL・データ移行・モデリングを支援
    DBeaverCommunitySQLエディタやER図、データ編集をGUIで行えるオープンソースのDBツール

    使い方にあわせて選ぶデータベースソフト

    表の設計から入力、検索、共有までを、どのような操作方法・環境で行いたいかに注目して、製品を紹介します。

    JUST.DB

    株式会社ジャストシステム
    《JUST.DB》のPOINT
    1. 【完全ノーコード×生成AI】マウス操作と"ことば"でシステム開発
    2. 【多彩な標準機能】高い拡張性により、全社DXをJUST.DB1つで実現
    3. 【同時ログインライセンス】全社展開してもコストを抑制

    株式会社ジャストシステムが提供する「JUST.DB」は、画面操作だけでテーブルやパネルを組み立てられる、クラウド型のノーコードデータベースです。必要なフィールドを部品からドラッグ&ドロップで配置して構築でき、手元のExcelやCSVのデータを取り込んでパネルを作ることもできます。蓄積したデータのリアルタイム集計や帳票出力、スマートフォンからの承認操作も標準機能で使えます。組織やユーザーごとにアクセス制御を設定できるスペース機能も備えます。

    キントーン

    サイボウズ株式会社
    《キントーン》のPOINT
    1. AIとノーコードで業務アプリをシュシュッとつくれる
    2. 「アプリ」同士はデータで紐付けて連携できる
    3. プラグイン・連携サービスと組み合わせてデータ活用を促進

    サイボウズ株式会社が提供する「キントーン」は、入力項目を組み合わせて業務アプリをつくり、チームでデータを蓄積していくクラウド型のプラットフォームです。保存した一覧を切り替えて自分の担当分に絞り込んだり、集計したデータをグラフにしたりできます。アプリ単位から項目単位まで操作権限を細かく設定できるため、複数人で運用するときも閲覧範囲を管理しやすくなります。

    HotBiz8

    株式会社ASJ
    《HotBiz8》のPOINT
    1. 一人あたり71.3円~ 低コストでWebデータベースを利用
    2. Excel(CSV)から取り込み Webでデータを一元管理
    3. 集計・比較分析にも対応 60日間無料でお試し可能

    株式会社ASJが提供する「HotBiz8」は、ブラウザで利用できるクラウド型のサービスです。オプション機能の「Webデータベース」では、Excel(CSV)のデータを取り込んで管理できます。ドラッグ&ドロップでフォームの項目や配置を編集でき、住所録、日報、売上、顧客情報などのテンプレートも用意されています。データベースごとのアクセス権限設定やIP制限、表や縦棒グラフによる集計、前年同月との比較にも対応します。

    軽技WebDB

    富士電機ITソリューション株式会社
    《軽技WebDB》のPOINT
    1. ノーコードでExcel/CSVを取込みWebアプリを即生成
    2. 複数アプリを結合しPostgreSQL上で一元管理
    3. BIツール軽技Web連携でレポートやダッシュボード作成

    富士電機ITソリューション株式会社が提供する「軽技WebDB」は、社内サーバーに構築して使うノーコードのWebデータベースです。ExcelやCSVをドラッグ&ドロップで取り込んだあと、プレビュー上でシートの選択や型の定義を設定すると、アプリとして使えます。入力画面のレイアウトは自由に変えられ、必須項目の設定も可能です。登録後は、ブラウザ上でデータの検索・閲覧・編集ができます。データベースにはPostgreSQLを使い、サーバーOSはWindows Serverに対応します。

    楽々Webデータベース

    住友電工情報システム株式会社
    《楽々Webデータベース》のPOINT
    1. 活エクセル|Excelを活用したままExcel業務の課題解決
    2. かんたん構築|ノーコードでだれもがIT人材に
    3. つなげて活用|貯めたデータも人もつなげて新たな価値を

    住友電工情報システム株式会社が提供する「楽々Webデータベース」は、Excelの取り込みとフォーム作成の2通りでWebアプリをつくれる、ノーコードのプラットフォームです。作成したアプリからExcelで出し入れできるため、既存のExcel帳票を使った運用を続けられます。データの登録・更新・削除は一覧形式でも行え、PDFやExcelの帳票出力、承認に回せるワークフローも使えます。環境はクラウド版とオンプレミス版から選べます。

    Dr.Sum

    ウイングアーク1st株式会社
    《Dr.Sum》のPOINT
    1. 導入実績8,000社超!顧客満足度No.1・サポート品質ランク★★★
    2. 散在したデータを一元化、10億件のデータも1秒台で◆高速集計◆
    3. 直感的な操作で誰でも簡単にデータ分析が可能

    ウイングアーク1st株式会社が提供する「Dr.Sum」は、社内に散在するデータを集めて集計・分析するための、データベースエンジンを核とした基盤です。Excelやブラウザの画面から集計・分析・可視化でき、操作の習得コストを抑えられるノーコード開発の設定・操作画面(オプション機能)も用意されています。複雑なレイアウトのExcelデータの取り込みや、プログラミングなしのデータ加工にも対応します。提供形態はオンプレミス、クラウド、SaaSです。

    UnitBase (株式会社ジャストシステム)

    《UnitBase》のPOINT
    1. アカウント数は無制限!同時ログイン数で料金が決まる
    2. ノンプログラミングで、業務システムを誰でも開発可能
    3. 標準搭載されている機能のみでワークフローの電子化も可能

    WaWaD-Be (株式会社アイアットOEC)

    《WaWaD-Be》のPOINT
    1. ニーズに合わせて誰でも簡単にフォーム作成が可能
    2. 明確な料金設定によって予算が立てやすく、経費負担になりにくい
    3. プログラムの知識が無くても表などを作成できる

    SkyLink (イースト株式会社)

    《SkyLink》のPOINT
    1. 15,000社以上に使われている誰でも簡単に操作可能なデータベース
    2. 「SkyWeb」でスマホからデータベースへアクセスするアプリを生成
    3. Excelフォームに直接データベースのデータを流し込み活用可能

    Microsoft Access (日本マイクロソフト株式会社)

    《Microsoft Access》のPOINT
    1. 多くのビジネス現場で導入されているソフトウェアである
    2. 初心者でも基本的なデータベース処理がしやすいようになっている
    3. 豊富なテンプレ―トと高度な操作で実用的なデータベース構築可能

    Navicat (TenGenesis株式会社)

    《Navicat》のPOINT
    1. ■【複数DBを一元管理】主要データベースを一つの環境で操作
    2. ■【開発から運用まで】SQL・データ移行・モデリングを幅広く支援
    3. ■【AIで開発を効率化】SQL生成・修正からデータ入力まで支援

    DBeaverCommunity (DBeaver Corp)

    《DBeaverCommunity》のPOINT
    1. SQLエディタでクエリの作成・実行を効率化
    2. ER図の生成やデータ編集をGUIで実行可能
    3. 多数のデータベースに対応するオープンソースツール

    まとめ

    データベースソフトの使い方は、テーブルの設計、データの登録と取り込み、検索・集計の順に進めるのが基本です。最初の設計で項目とデータ型、テーブルの分け方を決めておくと、その後の運用を円滑に進められます。複数人で使う場合の権限や履歴、バックアップの仕組みは製品によって異なるため、操作の方法や利用形態が自社にあうデータベース製品を、資料請求で比較してみてください。

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