ITトレンド厳選!テキストマイニングツール比較
まずはおすすめのテキストマイニングツールを見ていきましょう。
《TextVoice》のPOINT
- ”すぐに”テキストデータの分析が可能
- 6つの分析機能を提供
- 直観的で分かりやすい操作性
テキストマイニングツール2021年年間ランキング1位
「TextVoice」はマイボイスコム株式会社が提供しており、類義語辞典内蔵のテキストマイニングツールです。類義語整備の手間なく分析をはじめられ、データ処理で結束度(意見の強さを表す指標)を計算し、少数派の意見でも結束度の強い主張は抽出します。可視性の強いマッピング機能搭載のため、複雑なデータ結果もひと目で理解しやすいでしょう。
参考価格 |
初期費用20万円/月額10万円/分析個別見積 |
提供形態 |
ASP / クラウド / SaaS |
見える化エンジン
株式会社プラスアルファ・コンサルティング 東証グロース上場 《見える化エンジン》のPOINT
- 顧客接点情報を社内に還流させるプラットフォーム
- コールログ、アンケート、SNS、ネットリサーチまで幅広く分析
- CX向上施策への示唆を導出する直感的なアウトプット
テキストマイニングツール2021年年間ランキング2位
株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する「見える化エンジン」は、顧客のフィードバックを可視化して顧客接点を強化できるテキストマイニングツールです。コールログやアンケート、営業日報に記された顧客の声を、発言内容や発言理由などの切り口から処理し可視化します。「顧客インサイト」を獲得するために、必要な情報をわかりやすい図表でアウトプットしてくれる点も魅力でしょう。
参考価格 |
初期費用60万円~/月額費用15万円~ |
提供形態 |
SaaS / オンプレミス |
《Magic Insight for WEX》のPOINT
- 5GB・10万円で最先端のテキストマイニング環境が使える!
- Wotson Explorerに最適なクラウド環境をご提供!
- セキュリティ環境や各オプションなど安全な運用環境をご提供!
テキストマイニングツール2021年年間ランキング3位
「Magic Insight for WEX」は、株式会社イーネットソリューションズが提供する「IBM Watson Explorer」を利用したテキストマイニングツールです。さまざまな非構造化データを扱う統合プラットフォームです。社内に散在する自然言語で書かれた非構造化データを統合し、検索や視覚化を支援。また、自然言語処理を行って分析することで、暗黙知の発見などに役立つでしょう。
参考価格 |
100,000円 ~ 230,000円 |
提供形態 |
クラウド / オンプレミス / SaaS / ASP / パッケージソフト / サービス |
《Text Mining Studio》のPOINT
- No.1テキストマイニングツール(2017年度資料請求数@ITトレンド)
- 特許文章,SNS,コールセンターなどあらゆるテキストデータに適用
- 基本操作はマウスのみ。専門的な知識不要の簡単ツール。
株式会社NTTデータ数理システムが提供する「Text Mining Studio」は、同社のデータマイニングツールと組み合わせることで、高度な分析を可能にしたテキストマイニングツールです。マウス一つで頻度分析・話題分析をはじめとした多くの種類のテキスト分析が可能。また製造・流通・金融・通信などさまざまな業界で活用され、製造業においては特許情報や論文、不具合データなどに利用されています。
参考価格 |
100,000円 ~ 230,000円 |
提供形態 |
クラウド / オンプレミス / SaaS / ASP / パッケージソフト / サービス |
《TRAINA》のPOINT
- 20年以上の歴史・600社に導入された実績あり
- 実際の業務に即した高いユーザビリティ
- 独自に開発された意味・感情解析技術により高精度の解析を実現
「TRAINAテキストマイニング」は、株式会社野村総合研究所が提供する人工知能型テキストマイニングツールです。コールセンターやアンケートなどの膨大なデータを、感性辞書などで高精度な分析。注目箇所を自動ハイライトする機能や利用者の気づき促進機能などがあり、テキストの自動分類やアラートシステム構築などのニーズにも対応します。
参考価格 |
ー |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / SaaS / ASP |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《IBM Watson Explorer》のPOINT
- マーケティングやヘルスケアなど幅広い業務・業種へ応用可能
- 機械学習に基づくナレッジワーカー支援
- 構造化・非構造化データに対応
日本アイ・ビー・エム株式会社が提供する「IBM Watson Explorer」は、データの活用に特化したテキストマイニングツールです。顧客対応やマーケティングなどに役立つデータを自動で解析するため、企業の意思決定をサポートするでしょう。クラウドまたはオンプレミスどちらでもデータを保存が可能です。
参考価格 |
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提供形態 |
オンプレミス / クラウド / SaaS / ASP |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《AIテキストマイニング》のPOINT
- 感情解析や自動要約などAIを駆使した高度な解析機能!
- 隙のない暗号化による強固なセキュリティ!
- 無料版で使用感を確認可能!
「AIテキストマイニング」は、株式会社ユーザーローカルが提供するAI(人工知能)を活用したテキストマイニングツールです。無料の「UserLocalテキストマイニング」がビジネス機能の搭載をして再登場しました。ワードクラウドや共起ネットワークで視覚的に単語の頻度を把握します。AIにより文章から感情を分析できます。
参考価格 |
初期費用5万円/月額5万円 /無料版もあり |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
《Alkano》のPOINT
- 使い心地抜群のデータ分析プラットフォーム
- プログラミングなしで高度なデータ分析が可能
- テキストデータの形態素解析やテキスト分割などの処理ができる
株式会社NTTデータ数理システムが提供する「Alkano」は、ノーコードで利用できるデータ分析プラットフォームです。データ取り込みから運用までの一連のプロセスをプログラミングせずに操作できるため、エンジニア不在企業も活用可能でしょう。数値データはもちろん、自由記述の文章もAI(人工知能)により高度な分析が可能です。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
自社にあうテキストマニングツールについて、さらに詳しく知りたい方は以下のボタンから資料請求してみてください。
VOiC Finder
SCSK株式会社が提供する「VOiC Finder」は、「話し言葉」の分析が可能なテキストマイニングツールです。コールセンターにおいて顧客の音声を利用し文脈解析できます。また、コールセンター向けの「応対品質評価」の測定機能も搭載しています。
CoreExplorer
「CoreExplorer」は、株式会社日立ソリューションズ東日本が提供するテキストマイニングシステムです。テキストの分析はマウスのみのシンプルな操作で行えます。また、Webシステムのため専用ソフトのインストールは不要。ブラウザのみで社外からも使用可能です。
Knowledge Probe 20
「Knowledge Probe 20」は、株式会社FRONTEOが提供しており、AI(人工知能)による機械学習を特徴としたビジネスデータ分析支援システムです。教師データでエキスパートの暗黙知を学習したAIが、メールやドキュメントファイルなどのテキスト情報を読み込み、目的の情報や新たな課題を効率的に抽出します。熟練マーケターの思考を学ばせることで、リサーチコストを大幅に削減可能でしょう。
テキストマイニングツールの選定ポイント
テキストマイニングツールやソフトは、目的や操作性、分析の精度などに注目して選びましょう。具体的な選定ポイントを解説します。
導入目的を明確にする
テキストマイニングツールを導入する前に、分析結果の利用目的を明確にしましょう。目的によって、導入する製品の条件も変わります。
例えばお客様のニーズに幅広く応えたいなら、同じような意見だけを抽出するのではなく、少数意見も抽出できる製品が必要でしょう。
操作・分析しやすいツールか確認する
有益なマイニング結果が出るまで何度も試行錯誤するため、分析作業が容易であるテキストマイニングツールが望ましいです。気になる箇所があれば、複雑な手順を踏むことなく容易に分析できるものを選びましょう。
また分析結果だけでは、その結果となった経緯や理由がわからず、サービス改善につなげられません。元のテキストに含まれる定性情報と、マイニングによる定量情報を容易に紐づけられるため、参照機能の搭載している製品が役立ちます。
さらに分析結果が視覚化されていると、報告業務の質も上がるでしょう。
分析の精度が高いか確認する
処理速度や分析手法はカタログで判断せず、実際の大量データを分析できるか確かめてください。
また、辞書機能が搭載されたツールを選ぶとよいでしょう。テキストマイニングする前に、辞書機能を使ってテキストデータに含まれる専門用語や同義語などを適切にデータ処理します。このデータ処理は分析精度を上げるための重要な工程です。
テキストマイニングツールの注意点
テキストマイニングツールは、表現が似ている言葉の判別が苦手です。例えば「腹痛がする」と「お腹が痛い」の違いを区別できません。対処するには、辞書機能をカスタマイズし、ツールが区別できるように調整します。
また、嘘の情報を見極めるのは難しいため、テキストの正当性はユーザー自身が判断しましょう。嘘の判別を行いやすくするには、人の手で対応できる程度に分析対象を絞ります。調査対象を限定できない場合は、嘘の情報が混ざることも加味して分析しましょう。
また、テキストデータの分類にも注意してください。分類が細かくなるほど、より詳細な抽出結果が得られます。ただし詳細になりすぎると、分析が難しくなります。マイニングの目的に応じて、最適な分類粒度を見つけてください。
自社に最適なテキストマイニングツールを導入しよう
テキストマイニングツールは、導入目的を明確にしてから検討しましょう。分析結果がわかりやすく表示され、元のデータを参照でき、辞書機能を自由にカスタマイズできるものがおすすめです。ただし、分析結果は完璧ではありません。データの正当性を確認し、分析しやすいように分類を行う工夫が必要です。以上を踏まえて、自社にあったテキストマイニングツールを導入し、適切に活用しましょう。