無料で予算管理する方法
「できれば予算管理にコストはかけたくない」という方に向けて、予算管理を無料で行う方法を2つ紹介します。
エクセル(Excel)で予算管理する
無料で予算管理する方法のひとつが、エクセルを活用した予算管理です。手順は以下を参考にしてください。
- 1.会社の利益目標を決める
- 2.売上予算を表にまとめる
- 3.経費予算を表にまとめる
- 4.売上予算・経費予算を統合する
エクセルで予算管理をする場合、インターネット上の無料テンプレートを利用したり、自社に最適なフォーマットを自作したりするやり方があります。比較的簡単に導入でき、慣れた操作感での運用ができるでしょう。
エクセルで予算編成するには、予算管理表や予実管理表の作成が必要です。予実管理のポイントや効率的な管理方法について知りたい方には以下の記事もおすすめです。
無料で利用できる予算管理システムを活用する
エクセルでの予算管理は主に作成面や管理面が複雑になるため、課題を感じるケースもあるでしょう。集計に手間がかかる点や、ファイル管理が煩雑化し一元管理しにくい点などがデメリットです。
エクセル以外のツールで、コストをかけずに予算管理するためには、無料プランのある予算管理システムや予実管理ツールを使う方法が挙げられます。
予算管理システムとは、予算編成や進捗管理・分析・レポート作成などを効率化するためのツールです。既存のエクセルファイルをインポートできる製品などもあり、集計の負担や人的ミスの削減、データの一元管理などにも役立てられます。
以下の記事では、おすすめの予算管理システムを比較して紹介しています。料金や対応機能、口コミなどを紹介しているので、製品情報を端的に知りたい方におすすめです。
無料プランがある予算管理システム
完全無料のフリープランを提供している予算管理システムを紹介します。最初は無料プランから導入し、必要に応じて有料プランへ切り替えることも可能です。
《fusion_place》のPOINT
- 商品、顧客分類、テーマなど多次元で、計画や見込も一元管理
- 経理/企画の要約データと現場の詳細データを繋げてドリルダウン
- とにかく超高速。ストレスなしの検索スピードと画面の切り替わり
株式会社フュージョンズが提供する「fusion_place」は、予算編成から管理会計、グローバル活用までさまざまな業務に活用できる経営管理システムです。エクセルをそのまま出入力に使用できるため扱いやすいでしょう。
有料プラン(オンプレミス)の無料トライアルも可能です。
無料プランの利用人数 |
3ユーザーまで |
有料プランの参考価格 |
クラウド:1,200,000円~/年額 オンプレミス:600,000円~/年額
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無料プランの機能 |
エクストリーム機能を除き、すべての機能を利用可能 |
有料プランの機能 |
Excel入力/操作ログ管理/ワークフロー/入力進捗管理/レポート作成/多言語・他通貨対応 |
改善してほしい点
通信サービス
250名以上 500名未満
無料トライアルがある予算管理システム
予算管理システムの導入に意欲的な場合、無料トライアルの利用もおすすめです。
本格導入前に、機能・操作性、ベンダーのサポート体制などを体感できるため、自社に最適な製品を選ぶための試金石となるでしょう。
《iFUSION》のPOINT
- 【使いやすさ】今あるExcel業務をまとめて簡単システム化!!
- 【効率化】予算編成/予実管理等のデータ収集・集計作業が激減!!
- 【外部連携】基幹/会計/販売など各種システムと豊富な連携実績!
株式会社インプレスが提供する「iFUSION」は、全世界80,000ユーザー以上が利用する実績のあるExcel運用サポートシステムです。既存のExcelフォーマットを用い、プログラミング作業なしでシステム化できます。
各拠点からのデータ収集や集計を自動化できるため、予算作成や予実管理の効率化が見込めるでしょう。
参考価格 |
月額118,000円 ~(クラウド) |
無料トライアル期間 |
ー |
対応機能 |
Excel入力/操作ログ管理/ワークフロー/入力進捗管理/レポート作成/多言語・他通貨対応 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点
卸売・小売業・商業(商社含む)
750名以上 1,000名未満
改善してほしい点
電気、電子機器
1,000名以上 5,000名未満
Workday Adaptive Planning
《Workday Adaptive Planning》のPOINT
- ◆予算管理の時間を最大90%削減◆ 経営企画はExcel集計屋から脱却
- ◆リアルタイム見通し管理の実現◆ 経営者は常に最新業績が分かる
- ◆ビジネスのPDCA高速化◆ 意思決定を速め、成長を加速化させる
Shearwater Japan株式会社が提供する「Workday Adaptive Planning」は、アメリカの大手IT企業でも導入されている予算管理クラウドです。
クラウド上のプラットフォームで予実管理の情報を一元管理できるため、集計やファイル管理の手間がなく、常に最新のデータを分析に活用できるでしょう。会計システムやERPとの連携も可能です。
参考価格 |
ー |
無料トライアル期間 |
ー |
対応機能 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点
電気、電子機器
1,000名以上 5,000名未満
有料・無料問わず、導入すべき製品を決めかねていて、まずは最新の人気製品から検討したいという方は以下のランキングも参考にしてください。
無料で使えるエクセルや予算管理システムのデメリット
予算管理システムや予実管理ツールの多くが有料です。無料で利用できる製品・サービスは、有料製品と違い、機能やユーザー数に制限があるのが一般的です。思ったように業務に活用できない可能性があるほか、導入サポートや運用支援などを受けられないデメリットもあります。特に、エクセルは自分で管理・構築が必要なため、余計な工数が出るなど導入には慎重になったほうがよいでしょう。
一方、有料製品はユーザー数に適したプランや利用したい機能を選択できます。業務効率化や分析力の向上を迅速に実現したいのであれば、有料の予算管理システム導入を検討するのもよいでしょう。
予算管理システム導入で分析力アップや効率化を目指そう
予算管理は安定した企業経営に欠かせません。エクセルでの予算管理は、管理方法やデータ集計に課題があり、ときとして業務効率化を妨げます。
データの集計や分析を迅速かつ正確に実施し、リアルタイムで進捗管理するためには、予算管理システムの導入を検討しましょう。
以下のボタンより、資料請求をすることで製品の比較ができます。