ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■連携先別
- 顧客管理システム(CRM)連携:MiiTel Phone、IZUMO-PBX
- チャット・Web会議ツール連携:Unitalk、ひかりクラウド電話 for Webex Calling、Dialpad、Com@WILL
- 外部システムとのAPI連携:MiiTel Phone、IZUMO-PBX、MAHO-PBX NetDevancer、ミライAI
- AI電話自動応答サービスとの連携:クラウドPBX Bizfone(ビズホン)
- ■業種別
- 病院・介護施設向け:TramOneCloud
- ホテル・宿泊施設向け:IZUMO-PBX、3CXのホテルPBX
- 工場・倉庫向け:ナイセンクラウド
構内交換機(PBX)の活用はつなぐ相手で広がる
構内交換機は、電話機だけでなく、さまざまな機器やシステムとつなげられる設備です。何とつなげるかによって、活用できる業務の範囲が変わります。まずは、構内交換機につながる相手と、つなぎ方の違いを押さえましょう。
電話機以外につながる機器とシステム
構内交換機には、卓上の電話機のほか、構内用のコードレス電話、FAX、ドアホン、館内放送の設備などをつなげられる場合があります。クラウドPBXでは、スマートフォンの内線アプリやパソコンのソフトフォンも内線端末として使えます。
さらに、顧客管理システムやチャットツールといった業務システムと連携できる製品もあります。どの機器やシステムとつなげられるかは、構内交換機の機種や提供方式によって異なります。今の設備で何がつながっているかを、まず一覧にしてみましょう。
連携の方式で変わる活用の範囲
構内交換機と外部の機器やシステムをつなぐ方式は、1つではありません。専用の接続装置を使う方法のほか、IP電話の標準的な通信規格であるSIPや、APIと呼ばれるシステム間の接続口を使う方法があります。
方式によって、連携できる相手や受け渡せる情報が変わります。例えば、着信した電話番号を業務システムに渡すには、構内交換機側と連携先の両方が同じ方式に対応している必要があります。対応状況は公開資料だけではわからないこともあるため、提供会社や保守業者に確認しましょう。
業務システムと連携して構内交換機を活用する
構内交換機を業務システムと連携させると、電話で得た情報をほかの業務に生かしやすくなります。ここでは、問い合わせや営業の現場で検討されることの多い、顧客管理システムとの連携と、チャット・Web会議ツールとの連携を紹介します。
顧客管理システムとの連携で着信時に情報を表示
電話とコンピューターを連携させる仕組みをCTIと呼びます。構内交換機と顧客管理システム(CRM)をCTIで連携させると、電話が鳴った時点で、相手の電話番号から顧客情報や過去の対応履歴を探し、パソコンの画面へ表示できます。
電話に出る前に相手が誰で、前回どのような用件だったかがわかるため、相手に同じ説明を繰り返してもらう手間を減らせます。通話後に対応内容を記録すれば、担当者が不在のときもほかの人が経緯を確認できます。連携先として使える顧客管理システムは製品ごとに異なるため、自社で使っているシステムに対応しているかを確認しましょう。
チャット・Web会議ツールとの連携で連絡手段を一本化
社内の連絡にチャットツールやWeb会議ツールを使っている会社では、構内交換機と連携させて、同じ画面から外線の受発信を行う活用法があります。電話とチャットを別々の端末で使い分ける必要がなくなり、在席状況を見てから電話を回すといった使い方もできます。
ただし、連携の方法は、ツール側の追加契約が必要なもの、構内交換機側の設定で対応するものなど、組み合わせによって異なります。費用の負担先や、障害時にどちらへ問い合わせるかも、事前に整理しておきましょう。
館内設備とつないで構内交換機を活用する
構内交換機は、建物の中にある設備ともつなげられます。来客対応や館内への連絡を電話の仕組みにまとめると、受付の無人化や、連絡にかかる手間の削減につながる場合があります。ここでは、3つの設備との接続例を紹介します。
ドアホン・インターホンの内線での応答
ドアホンを構内交換機につなぐと、来訪者の呼び出しを内線電話で受けられます。受付に人を置いていない事務所でも、近くの席の電話機で応答し、来訪者に担当者の到着を伝えられます。
電話機からの操作で入口の電気錠を解錠できる構成もありますが、対応する機器の組み合わせが必要です。また、入館の管理は防犯にかかわるため、誰が解錠できるか、来訪者の記録をどう残すかを社内で決めておきましょう。ドアホンの機種によっては、構内交換機につなぐための接続装置が必要な場合もあります。
館内放送(ページング)としての利用
ページングとは、電話機から館内のスピーカーや複数の電話機に向けて一斉に音声を流す機能です。構内交換機を放送設備とつなげば、受話器を取って番号を押すだけで、倉庫や作業場にいる人を呼び出せます。
呼び出された人が近くの内線電話で応答すると、保留中の外線につなげる使い方もあります。放送できる範囲や音量は、つなげる放送設備の構成によって変わります。会議室や執務エリアなど、放送を流したくない場所の扱いもあらかじめ決めておくと、業務への影響を抑えられます。
構内用コードレス電話による現場との連絡
建物の中を移動しながら働く人には、構内交換機につながるコードレス電話を持たせる方法があります。PHSやDECTといった方式の構内用コードレス電話を使えば、席を離れていても内線や外線の取り次ぎを受けられます。
電波が届く範囲は、建物の構造やアンテナの設置場所によって変わります。導入前には、電波の届きにくい場所がないかを現地で調べてもらうとよいでしょう。使っている方式の機器が今後も調達できるかも、保守業者に確認しておくと更新時に慌てずに済みます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でPBXの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品の比較検討を進めましょう。
業種別に見る構内交換機の活用例
構内交換機に求められる役割は、業種によって異なります。ここでは、建物内の連絡が業務の中心になりやすい3つの業種を取り上げ、どのような機器やシステムと連携させて使われているかを紹介します。
病院・介護施設での活用
病院や介護施設では、ナースコールの設備と構内交換機を連携させ、患者や入居者の呼び出しを職員が持つ構内用の電話で受ける使い方があります。ナースステーションを離れていても呼び出しに気づけるため、移動の多い職員の負担を減らせる場合があります。
連携できるナースコール設備は、構内交換機の機種によって異なります。人命にかかわる連絡に使うため、停電時や機器の故障時にどう呼び出しを受けるかといった代替手段も、設備の提供会社とあわせて確認しておきましょう。
ホテル・宿泊施設での活用
ホテルや旅館では、客室の電話とフロントを内線でつなぎ、ルームサービスの注文や問い合わせを受ける用途で構内交換機が使われます。製品によっては、宿泊管理のシステムと連携し、チェックインやチェックアウトにあわせて客室電話の外線発信を切り替える、モーニングコールを自動で流すといった使い方ができます。
連携できる宿泊管理システムや機能の範囲は製品ごとに異なるため、自社で使っているシステムとの組み合わせを確認しましょう。
工場・倉庫での活用
工場や倉庫では、広い敷地の中で作業者に連絡を取る手段として、構内交換機と構内用コードレス電話、館内放送を組み合わせて使う例があります。事務所で受けた外線を、現場にいる担当者のコードレス電話へ直接回せます。
機械の稼働音が大きい場所では、着信に気づきにくい、通話が聞き取りにくいといった問題が起こる場合があります。着信を光や振動で知らせる端末やヘッドセットの使用など、現場の環境にあわせた端末選びも検討しましょう。
PBXの連携活用で起こりやすいつまずきと備え
構内交換機をほかの機器やシステムと連携させると便利になる一方、関係する設備や提供会社が増える分、トラブル時の対応が複雑になる場合があります。導入後に困らないよう、起こりやすいつまずきと備えを押さえておきましょう。
障害時の問い合わせ先があいまいになる
連携した仕組みで不具合が起きると、原因が構内交換機側か、連携先の機器やシステム側か、間をつなぐネットワークかをすぐに判断できない場合があります。例えば、着信時に顧客情報が表示されない場合は、連携の設定や認証、連携先システムの不具合など、複数の原因が考えられます。
連携を始める前に、どの範囲をどの会社が保守するかを一覧にし、障害時の問い合わせ先と連絡順を決めておきましょう。不具合が起きた日時や画面の表示を記録しておくと、原因の切り分けが進めやすくなります。
機器ごとに更新時期がずれる
構内交換機と、ドアホンやナースコール、放送設備などの連携先は、導入した時期や保守期間がそれぞれ異なることがあります。一方だけを新しくすると、もう一方との接続方式があわなくなり、連携が使えなくなる場合があります。
連携している機器の導入時期と保守の終了時期を一覧にまとめ、どの機器をいつ更新するかを計画的に検討しましょう。構内交換機を更新する際は、今つながっている機器を新しい設備でも使えるかを、事前に提供会社へ確認しておくことが大切です。
構内交換機(PBX)の連携先・対応業種一覧
顧客管理システムやチャットツール、業種ごとの設備など、何とつなげたいかによって選ぶ製品は変わります。この記事で紹介する製品の連携先や対応する業種を一覧にまとめました。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| MiiTel Phone | 録音・文字起こし・AI音声解析を一体化。通話内容をCRMと自動連携できる |
| IZUMO-PBX | CTI・CRM連携やホテル向け機能をオプションで追加可能。API連携に対応 |
| MAHO-PBX NetDevancer | Click to Callやダイヤラー連携、外部機器連携を搭載。API連携にも対応 |
| ミライAI | AIが電話の取り次ぎや折り返し受付を担当。用件をチャットやメールへ通知する |
| クラウドPBX Bizfone(ビズホン) | ミライAIとの連携で、AIによる一次対応や会話の文字起こしを組み合わせられる |
| Unitalk | Microsoft Teams対応デバイスで固定電話番号の発着信ができるサービス |
| ひかりクラウド電話 for Webex Calling | オフィスの固定電話番号をWebex Callingから利用できるクラウド型音声通話サービス |
| Dialpad | 通話・チャット・ビデオミーティングを搭載。Google WorkspaceやSlackと連携できる |
| Com@WILL | 内線通話、チャット、テレビ会議を統合。既存のPBXやビジネスホンとも連携できる |
| TramOneCloud | 拡張機能でナースコールなどのセンサーと連携し、スマホで着信を受けられる |
| 3CXのホテルPBX | ホテル向けのPBX。モーニングコールやPMS連携による業務の自動化に対応 |
| ナイセンクラウド | 内線・拠点間通話が無料。移動の多い工場・倉庫の担当者もスマホで着信を受けられる |
業務システムや現場の設備とつなげやすいPBX
顧客管理システムやAI電話サービスと連携できる製品、チャット・Web会議ツールから電話を使える製品、病院やホテル、工場といった現場の活用例がある製品を紹介します。自社で使っているシステムや設備との組み合わせを確認しながら比べてみてください。
MiiTel Phone
- リアルタイムトークアシストでアポイント獲得率・成約率を最大化
- 「売れるトーク」をデータで可視化!チーム全体の成約率を向上
- AIの自動フィードバックで教育を効率化!現場の営業力を強化
株式会社RevCommが提供する「MiiTel Phone」は、通話の録音や自動文字起こしの内容をCRMと自動連携できる音声解析プラットフォームです。IP電話と録音・文字起こし・AI音声解析が一体になっており、顧客ごとの対応記録を一元管理できます。通話中にAIが切り返しを支援するリアルタイムトークアシストや、話速・沈黙回数などを可視化する分析機能も備えています。電話で得た情報を営業活動や応対品質の改善に生かしたい企業の候補です。
IZUMO-PBX
- 全ての拠点を内線化でき、会社電話でどこでも発着信可能
- 高い音声品質と強固なセキュリティをもつプライベートクラウド
- 専用アプリを使えば、スマホをビジネスフォンとして利用可能
株式会社フィールトラストが提供する「IZUMO-PBX」は、オプションでCTI・CRM連携やチャットツール連携、SMS連携を追加できるPBXです。旅館・ホテル向けにはモーニングコールや客室清掃管理、客室通話料金計算のオプションが用意され、API連携にも対応しています。利用中の電話番号のまま拠点を内線化でき、外出先からも会社番号で発着信できます。業務システムや業種にあわせて電話の使い道を広げたい企業に向いています。
MAHO-PBX NetDevancer
- オプション料金なしの低コストで快適な電話環境を実現
- WEB管理画面から自社でサクッと設定変更できる簡単操作
- 導入から運用までずっと安心できる万全なサポート体制
株式会社まほろば工房が提供する「MAHO-PBX NetDevancer」は、外部サービス連携や外部機器連携の機能を備えたIP-PBXです。共有・個人の電話帳から1クリックで発信できるClick to Callや、Googleとの連携、ダイヤラーソフト「MAHO DIALER」との通話情報連携に対応しています。API連携にも対応しており、自社システムとの連携機能も提供されています。複数のNetDevancerを連携させて拡張できるため、拠点や設備が増える場合にも検討しやすいでしょう。
ミライAI
- 電話の取り次ぎを自動化し、本来の業務に集中できる
- AIだから、24時間365日休みなく対応
- 月額4,980円〜。人を雇うより圧倒的に低コスト
株式会社ソフツーが提供する「ミライAI」は、代表電話の取り次ぎや折り返し受付、よくある質問への回答をAIが自動で行う電話自動応答サービスです。聞き取った用件はチャットツールやメールへ通知され、API連携により外部システムの情報をもとに回答することもできます。ChatGPTを活用したFAQ連携も用意されており、人につなぐ前にAIが回答する運用を組めます。電話とチャットを組み合わせて受付業務を省力化したい企業の選択肢です。
クラウドPBX Bizfone(ビズホン)
- スマホやPCで会社番号発着信、場所を選ばず内線通話
- 全通話録音とクラウド電話帳で対応品質を可視化
- 代表番号とアカウント込みでシンプルな月額制
HISモバイル株式会社が提供する「クラウドPBX Bizfone(ビズホン)」は、AI電話サービスとの連携に対応したクラウドPBXです。「ミライAI」と連携すると、一次対応や会話内容の自動文字起こし、取り次ぎの自動化を組み合わせられます。スマートフォンやパソコン、SIP対応のIP電話機を内線端末として使え、全通話録音とクラウド電話帳も備えています。電話の一次対応をAIに任せる仕組みを、クラウドPBXとあわせて取り入れたい企業に向いています。
Unitalk (ソフトバンク株式会社)
- 月額300円から使えるリーズナブルな料金体系
- 閉域の直接接続により高音質でのやり取りを実現
- Microsoft Teams管理センターから簡単操作で利用開始
ひかりクラウド電話 for Webex Calling (NTT東日本株式会社)
- スマホ・PCでオフィスの番号から発着信
- インターネット不要の閉域接続で高品質通話
- 既存番号の移行と工事が不要で導入可能。
Dialpad (Dialpad Japan 株式会社)
- ファイルを共有して、誰とでも通話をすることが可能!
- 任意の端末で無料、無制限でのビデオ通話もスムーズにできる!
- GoogleWorkspaceなどのツールとの接続、連携、統合が可能!
Com@WILL (沖電気工業株式会社)
- PC/スマホが内線端末に。社内通話でテレワーク・外回りに便利。
- 多彩な機能統合で業務コミュニケーションをシームレスに。
- 既存のPBX/ビジネスホンと連携可能。
TramOneCloud (トラムシステム株式会社)
- 上場企業はじめ500社・1.2万ユーザー以上の導入実績!
- 継続利用率98%超の高品質サービスで強い安心感!
- 既存PBX機能はそのままにリモートワーク完全対応!
3CXのホテルPBX (3CX)
- ホテル業務に特化した通話機能を搭載
- PMS連携でチェックインや請求処理を自動化
- 既存インフラ活用で管理負担とコストを抑制
ナイセンクラウド (アイティオール株式会社)
- どこからでも固定電話番号で発信できる
- 複数の端末に一斉着信
- インターネットと連携した豊富な機能を搭載
まとめ
構内交換機(PBX)の活用は、何とつなぐかで広がります。顧客管理システムやチャットツールとの連携、ドアホンや館内放送、構内用コードレス電話との接続を組み合わせれば、問い合わせ対応や館内の連絡を電話の仕組みにまとめられます。病院やホテル、工場など業種によって必要な連携は異なるため、障害時の問い合わせ先や更新時期もあわせて検討しましょう。資料請求で各製品の連携先や対応機器を比べてみてください。

