おすすめのCTIシステム機能比較表
ITトレンド編集部がおすすめするCTIシステムを、一覧表にまとめました。各製品の機能を比較しているので、参考にしてください。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
オンプレミス型のおすすめCTIシステムを比較
ここからは、オンプレミス対応のおすすめのCTIシステムを紹介します。製品はすべて無料で資料請求できるので、比較のうえ自社にあうものを検討してください。
《インフィニトーク》のPOINT
- パソコンが苦手な方でも使いこなせる!
- デザインが良い!
- 製品サポートがしっかりしている!
ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社が提供する「インフィニトーク」は、オペレーターの応答率や通話時間をリアルタイムでモニタリングできるシステムです。また、会話のテキスト化機能により、トラブル時の対応分析やNGワードの抽出が可能なため、オペレーターの応対品質を一定に保てます。
《DREAMTRAIN/V》のPOINT
- 色分け機能により瞬時に顧客情報を把握
- 販売モジュールとの連携で「いつものあれ」に対応
- スマホへのメール機能で伝達ミスのリスクを軽減
日本電気株式会社提供の「DREAMTRAIN/V」は、会計や人事給与、CRMなどの機能を提供する基幹業務パッケージです。着信と同時に顧客情報をポップアップ表示させ、VIPやクレーマーなど対応別に色分けできる機能を搭載しているのもポイント。さらにソフトフェア更新サービスがあり、アップデート時はサーバをインターネットに接続しておくだけで、最新の状態がすべての端末に反映されます。
《AQStage αNX》のPOINT
- さまざまな顧客情報を瞬時に把握!
- 登録件数は10万件まで対応!
- スタンドアロン版とLAN版から選べる!
「AQStage αNX」は、株式会社エヌ・ティ・ティネオメイトが提供する、多業種向けのCTI搭載顧客管理システムです。CTI機能、顧客情報管理、検索、履歴毎のファイル登録など充実した機能のほか、帳票テンプレート搭載で、面倒な帳票作成も手間がかかりません。スタンドアロン版であれば、100,000円(税抜)からの導入が可能で、オンプレミスながら低コストで利用できる点も魅力でしょう。
カテゴリー数・製品数業界最大級のITトレンドでは、オンプレミスタイプ以外にもさまざまなCTIシステムを取り扱っています。導入製品にお悩みで、ひとまず最新の人気製品から検討してみたい、という方はこちらのランキングも参考にしてください。
オンプレミス型CTIシステムの選び方
オンプレミス型CTIシステムは、どのような点に気を付けて選べばよいのでしょうか。業務形態やサポート体制、クラウドへの切り替えなどの視点から解説します。
自社の業務形態に合っているか
CTIシステムは、インバウンド型もしくはアウトバウンド型のどちらかに特化した製品が多いです。
- ■インバウンド型
- 電話での問い合わせや受注など、受電業務のこと。自動音声応対機能(IVR)や自動着信振り分け機能(ACD)などを搭載しており、オペレーター対応の効率化に最適。
- ■アウトバウンド型
- 電話営業といった架電業務のこと。プレディクティブコール機能やマーケティング機能といった、架電効率を向上させる機能が充実している。
インバウンド型・アウトバウンド型両方に対応する機能を備えるCTIシステムもあります。自社のコールセンター業務や電話業務に適したタイプを導入しましょう。
サポート体制は充実しているか
CTIシステムを導入し、運用が軌道に乗るまでは時間がかかります。安定した運用にはベンダーのサポートが不可欠です。そこで、システム操作のマニュアルやエラー発生時の対応といった、導入前後のサポート内容を確認しましょう。わかりやすい操作マニュアルはオペレーター育成を手助けし、円滑なシステム運用につながります。
そしてヘルプデスクは24時間365日対応可能か、必ず確認してください。ヘルプデスクが休みで適切なサポートが受けられない場合、業務に影響を与えかねません。なお、サポートの充実度によってシステムのコストは異なります。自社が求めるサポート内容を整理し、費用対効果の高いベンダーを選定しましょう。
クラウド型への切り替えは可能か
当初はオンプレミス型で導入したものの、事業規模の変化や在宅勤務などワークスタイルの変化によって、クラウド型へ切り替えたい場合もあるかもしれません。しかしクラウド型への移行は、これまで活用していた社内システムとの連携が困難になったり、カスタマイズしづらいなどのデメリットもあります。製品によっては、クラウド型・オンプレミス型両対応のものもあるので、CTIシステム導入の際は切り替えをスムーズに行える製品を選択しておくことも一つの手でしょう。
以下の記事では、最新ランキングにもとづいておすすめのCTI製品を提供形態や価格、特徴などで比較し紹介しています。クラウド型・オンプレミス型両対応の製品もありますので、参考にしてください。
オンプレミス型とクラウド型の違い
CTI(Computer Telephony Integration)とは、コールセンターシステムを構築する際の土台であり、パソコンやシステムなどのコンピュータと、電話やFAXを連携させるシステムを意味します。またCTIにはオンプレミス型とクラウド型があり、それぞれの違いは以下のとおりです。
- ■オンプレミス型CTI
- ・自社内にサーバを設置し、システムをゼロから構築する
・自由にカスタマイズが可能
・ゼロから構築するので自社のCRMやSFAなどのシステムと連携がしやすい
・専門の技術者がゼロから構築するため導入に時間とコストがかかる
・初期費用がかかるが、月々のランニングコストは保守費用のみで済む
・自社内のサーバのため、セキュリティにも強い
- ■クラウド型CTI
- ・ベンダーのサーバにアクセスし、サービスや機能を利用する
・ネット環境さえあれば場所を選ばず利用可能
・ベンダーのサーバを利用するのでカスタマイズ性に劣る
・セキュリティの面でベンダーに依存する
・サーバの設置が不要なため導入費用を抑えられるが、月額費用がかかる
オンプレミス型CTIシステムを導入し、業務を最適化しよう
CTIシステムを導入することで、顧客対応の改善による顧客満足度向上や架電業務効率化が期待できます。オンプレミス型CTIシステムを選定する際は、自社の業務形態に合っているか、サポート体制が充実しているか、クラウドCTIへの切り替え対応などを確認し、自社に最適な製品を導入しましょう。