社内にサーバを構築し、電話やパソコンと連携するオンプレミス型CTIシステム。クラウドよりも導入のハードルが高いとされがちですが、柔軟性があるので自社仕様にカスタマイズができ、場合によってはランニングコストを抑えられます。
この記事ではオンプレミス型CTIシステムを紹介します。あわせて選び方も解説しますので、参考にしてください。
この記事は2021年2月時点の情報に基づいて編集しています。
オンプレミス型のおすすめCTIシステムを比較
おすすめのオンプレミス型CTIシステムを紹介します。
AmeyoJ の比較ポイント
- 電話回線のご提供からシステムのサポートまでを一気通貫で実施
- 圧倒的低価格の秒課金の電話回線による通信コストの削減
- コールセンターに必要な機能を一括網羅
株式会社アイ・ピー・エスが提供する、インバウンド・アウトバウンドの両方に対応可能なCTIシステムです。40か国、4,000社以上の導入実績があり、小規模から大規模まで幅広く対応します。CRMやSFAシステムと連携すると、パソコン画面に顧客情報を表示でき、受発信業務の効率化が実現します。また、1秒単位での課金となるため、コスト削減にもつながります。
インフィニトーク の比較ポイント
- パソコンが苦手な方でも使いこなせる!
- デザインが良い!
- 製品サポートがしっかりしている!
ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社が提供するCTIシステムです。オペレーターの応答率や通話時間をリアルタイムでモニタリングするので、業務改善に活かせるでしょう。また、会話のテキスト化機能により、トラブル時の対応分析やNGワードの抽出が可能なため、オペレーターの応対品質を一定に保てます。
日本証券テクノロジー株式会社が提供しており、発信や転送といった電話機能をパソコン上に集約するCTIアプリケーションです。データベースにアクセスして組織名や顧客の氏名など、さまざまな条件で電話番号の検索が可能です。発信は、その検索結果をクリックするだけで行えます。そのほか、着信時の顧客情報のポップアップ表示やACD、IVRなど基本機能を備えています。
MediaCalls の比較ポイント
- 1席あたり月額3,500円~!
- 実績多数!様々なCRMやSFA、顧客データベースと連携可能です。
- オンプレでもクラウドでもご利用頂けます。
メディアリンク株式会社が提供するインバウンド業務に適したIP-PBXソフトウェアです。操作性と柔軟性に優れており、提供を開始してから8年間、サービス利用継続率が100%です。CRMやSFAなどと連携して顧客情報をポップアップ表示できます。IPネットワーク環境下であれば、すぐにコールセンターの構築が可能です。
INNOVERA AutoCall の比較ポイント
- 【短時間大量発信】 3,500コール/時間以上の大量音声発信
- 【コストダウン】 人件費・委託費や、販促コストの大幅削減
- 【確実なアピール】 リアルタイムに直接お客様へPR
株式会社プロディライトが提供する、アウトバウンド業務に適したオートコールシステムです。1時間に3,500コールすることができ、在宅率の高い時間帯に集中して発信し、架電業務の効率化を実現します。また自動音声で応答するIVR機能を搭載しているので、時間外や休日の着信にも対応できます。予約システムと連携すれば予約の自動化も可能です。
プレディクティブダイヤル の比較ポイント
- 安価・短納期より機能重視!
- 標準機能はおよそ2か月で納品可能!
- 対応力に自信があります!
株式会社メディアシステムが提供する自動発信システムです。オンプレミス・クラウドのどちらにも対応しています。自動発信のほか、自動音声応答や留守番電話、通話録音、CRM連携などの機能があり、カスタマイズも可能です。コールセンター以外に、オフィスでも利用できるでしょう。
オンプレミス型CTIシステムの選び方は?
オンプレミス型CTIシステムは、どのような点に気を付けて選べば良いのでしょうか。
自社の業務形態に合っているか
CTIシステムは、インバウンド型もしくはアウトバウンド型のどちらかに特化した製品が多いです。インバウンドとは電話での問い合わせや受注など、受電業務のことです。また、アウトバウンドは電話営業といった架電業務を指します。両方に対応する機能を備えるCTIシステムもあります。
インバウンド型CTIは自動音声応対機能(IVR)や自動着信振り分け機能(ACD)などを搭載しており、オペレーター対応の効率化に最適です。一方、アウトバウンド型CTIはプレディクティブコール機能やマーケティング機能といった、架電効率を向上させる機能が充実しています。自社の業務に適したタイプを導入しましょう。
サポート体制は充実しているか
CTIシステムを導入し、運用が軌道に乗るまでは時間がかかります。安定した運用にはベンダーのサポートが不可欠です。
そこで、システム操作のマニュアルやエラー発生時の対応といった、導入前後のサポート内容を確認しましょう。わかりやすい操作マニュアルはオペレーター育成を手助けし、円滑なシステム運用につながります。
そして、ヘルプデスクは24時間365日対応かどうか、必ず確認してください。ヘルプデスクが休みで適切なサポートが受けられない場合、業務に影響を与えかねません。
なお、サポートの充実度によってシステムのコスト異なります。自社が求めるサポート内容を整理し、費用対効果の高いベンダーを選定しましょう。
オンプレミス型CTIシステムを導入し、業務を最適化
オンプレミス型CTIシステムを選定する際は、自社の業務形態に合っているか、サポート体制が充実しているかを確認し、最適な製品を導入して業務効率化を促しましょう。
最近は導入のハードルが低いクラウド型も人気です。クラウド型CTIシステムも見たいという方は以下の記事もご覧ください。
関連記事
watch_later
2021.02.19
CTIシステム17選【機能・価格】比較!クラウド型のおすすめ製品は?
続きを読む ≫