ITトレンド編集部厳選!MAツール比較
まずはITトレンド編集部がおすすめするMAツールを見ていきましょう。
Pardot の比較ポイント
- Salesforce製品としての高い信頼性とリーズナブルな価格体系
- Salesforceとの連携設定も簡単に実現
- 展示会などのマーケティング投資対効果が平均34%向上
対象企業規模 |
提供形態 |
参考価格 |
全ての規模に対応 |
クラウド |
月額150,000円~480,000円 |
株式会社セールスフォース・ドットコムが提供する「Pardot」は営業支援システムとしての機能を搭載したBtoB向けMAツールです。簡単な操作で有望な見込み客を発掘し、営業担当へ自動的に割り当てます。
さらに、顧客ごとに最適化されたメールマーケティングで、メール開封率の向上を支援。また、どんな施策が有効だったか分析できる機能も備えています。
カスタマーリングス の比較ポイント
- 柔軟なセグメントによる高度なシナリオ設計
- 豊富な分析とBIで成果や傾向を見える化
- 専任担当による安心のサポート
対象企業規模 |
提供形態 |
参考価格 |
全ての規模に対応 |
SaaS / ASP / クラウド |
98,000円~ |
「カスタマーリングス」は株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する、BtoCやEC通販業界に特化したMAツールです。顧客の興味や行動、購買に関するデータをもとに顧客にあわせた施策を実行します。大手通販業界での高い導入実績を誇るのが特徴です。
基幹やカートシステムと連携することでデータ統合ができ、Web接客ツールやレコメンドサービス、各種広告サービスと連携して施策の実行が可能です。さらに、専門のコンサルタントによる操作サポートはもちろん、施策や分析の運用についてもアドバイスを受けられます。
List Finder の比較ポイント
- はじめての方でも簡単に使えるシンプルMA
- BtoBシェアNo,1!業種・規模に合わせてしっかりサポート
- 20日の無料トライアルで多くの機能を試せる!
対象企業規模 |
提供形態 |
参考価格 |
全ての規模に対応 |
クラウド / SaaS / ASP / サービス |
月額39,800円~ |
株式会社 Innovation & Co.が提供しているMAツール「List Finder」は、BtoBの営業、マーケティング活動に必要な機能をまとめた無駄のないつくりで、BtoB企業ではトップシェアを誇るMAツールです。企業規模や業種を問わず多くの導入実績を持つため、豊富な事例で目標実現に向けたプロセスが可視化できるでしょう。
アクセス解析やメール配信、アプローチ管理といった基本機能に加えて、名刺管理サービス「Sansan」との連携による名刺情報のスムーズな同期が可能です。また、20日間の無料トライアルや支援サービスが用意されており、初めてでも安心して利用できるでしょう。
MOTENASU の比較ポイント
- オンライン&オフライン融合のマーケティングが可能
- One to Oneのマーケティング施策をオートメーション化
- メール、LINE、SMS、郵送DMなど多彩な配信チャネル
対象企業規模 |
提供形態 |
参考価格 |
全ての規模に対応 |
その他 |
100,000円~ 初期費用300,000円 |
「MOTENASU」は株式会社FIDが提供する、オンラインとオフラインが融合した次世代MAツールです。独自の「配布物発注システム」が最大の特徴で、顧客の属性や購入履歴をもとに、一人ひとりの顧客に最適な内容のDMを送れます。
休眠顧客の掘り起こし施策も得意としており、アクセスのあった顧客を特定して自動でメルマガを配信、CV獲得へと後押しします。メールが届かない顧客や開封してくれない顧客に対しては到達率の高いSMSによる配信を行う、といったさまざまな配信チャネルからのアプローチも行います。
Marketing Cloud の比較ポイント
- マーケティングROI向上率+26%
- ドラッグ&ドロップで直感的にカスタマージャーニーを設計
- お客様へのコミュニケーションを容易にパーソナライズ
対象企業規模 |
提供形態 |
参考価格 |
全ての規模に対応 |
クラウド |
別途お問い合わせ |
株式会社セールスフォース・ドットコムが提供する「Marketing Cloud」は、CRM内のデータを軸にしてコンテンツ配信を行う統合マーケティングプラットフォームです。内蔵されたAIが顧客の行動パターンを分析し、最適なチャネルの選定や配信時刻も予測してくれます。
また、チャネルの種類や利用規模に合わせて導入できるので、たスモールスタートも可能です。さらに、テクニカルサポートのほか、無料オンライン学習ツール「Trailhead」やウェビナーを含む活用イベントなどで、あらゆる角度から充実した支援を行います。
さぶみっと!レコメンド の比較ポイント
- 国内導入数No.1のレコメンドエンジン
- 豊富なデザインを自在に活用しレコメンド効果をアップ
- 閲覧・購入履歴からユーザーに合わせたアプローチで再訪率UP
対象企業規模 |
提供形態 |
参考価格 |
全ての規模に対応 |
ASP |
月額39,000円~ 初期費用99,000円 |
「さぶみっと!レコメンド」は株式会社イー・エージェンシーが提供している国内導入数No.1のレコメンドエンジンで、主にECサイトに向けて作られています。ユーザーの閲覧・購入履歴を解析し、関連性の高い商品や情報を表示。その表示形式は販促シナリオに沿って、おすすめ表示とランキングの表示全9種類から選べます。
レコメンドを表示したい箇所にJavaScriptタグを設置するだけで簡単に導入でき、レコメンドメールの配信も可能です。また、50種類以上のテンプレートが用意されており、セールやイベント時期にあわせてデザインを変更できます。
Contents Recommend の比較ポイント
- 分かりやすい管理画面で簡単運用
- 最短1週間の早くてラクラク簡単導入
- 低予算で利益を増大!他社を圧倒する費用対効果!
対象企業規模 |
提供形態 |
参考価格 |
全ての規模に対応 |
SaaS |
月額39,000円~ 初期費用99,000円 |
株式会社イー・エージェンシー提供の「Contents Recommend」は、人材系サイト、自治体、病院、コーポレートサイトなど、ECサイト以外のあらゆるサイトに対応したレコメンドサービスです。表示件数の出し方や配置などはタグ編集で自由自在。テンプレートも制限なく作成できます。
また、最短一週間で導入でき、Googleアナリティクスとの連携でレコメンド効果の確認もすぐに行なえます。さらに、shutto翻訳等の他サービスとも組合せが可能です。
カートリカバリー の比較ポイント
- 【メール・広告】強力な2つのカゴ落ち対策
- ECサイトのカゴ落ちユーザーの購買意欲を刺激して売上UP!
- お客様にご満足頂ける豊富な機能とサービスをご用意
対象企業規模 |
提供形態 |
参考価格 |
全ての規模に対応 |
SaaS |
月額39,000円 初期費用50,000円 |
「カートリカバリー」は株式会社イー・エージェンシーが提供する、カゴ落ちによる機会損失を防ぎ、購入まで導くツールです。サイト内に計測タグを設置するだけの簡単導入で、申込みから最短3日で運用を開始できます。
カゴ落ちした顧客には、カート内容に応じて自動でメールを送信するほか、バナー広告を配信し、ユーザーの購買意欲を刺激して売上に貢献します。また、分析機能やサポート機能も充実しているのが嬉しいポイントです。さらに、最大2ヶ月間の無料トライアルが可能です。
b→dashを活用すれば顧客データを一元管理し、データの整理を行うことが可能です。
データを紐づけることで瞬時に活用できる体制を整えます。豊富な機能を搭載しており、MAに必要な機能を集約していることから、機能別にツールを導入する必要はありません。ツール導入にかかる費用を大幅に抑え、最小限の手間で高速運用を実現します。
まだまだある!MAツール
ここまでに紹介した以外にも、多くのベンダーからMAツールがリリースされています。その中でも主要な製品をいくつか紹介します。
Hubspot Marketing hub
HubSpotが提供している「Hubspot Marketing hub」はブログ作成からメール、SNS対応まで、あらゆるマーケティング活動をまとめて管理するオールインワンのマーケティングプラットフォームです。企業規模を問わず、ROI(利益投資率)を測定しながらインバウンドマーケティング戦略を展開できます。
無料トライアルが可能な3つの料金プランがあり、その他無料プランも用意されています。さらに、同社の他システムとあわせてお得に使えるプランもあります。
Marketo Engage
「Marketo Engage」は全世界で5,000社以上の企業に導入されている、アドビ株式会社提供のエンゲージメント・マーケティング・プラットフォームです。顧客の属性情報に加え、すべてのマーケティングチャネルにおける行動データを収集し、Webコンテンツやデジタル広告、メール配信などから顧客一人ひとりに適した施策を行います。マーケターコミュニティなどの学びの場も用意されているのが特徴です。
実現したいマーケティング施策の規模に応じて複数の料金プランが用意されています。詳しくは公式サイトよりお問い合わせください。
b→dash
株式会社フロムスクラッチが提供する「b→dash」はプログラミングの知識なしにデータの連携、取込、加工、統合、活用を行うデータマーケティングプラットフォームです。直感的に使いこなせる簡単な画面操作が特徴で、業界内で高いシェア率を誇ります。b→dashは独自のデータ統合基盤によって個別最適化された施策を行います。さらに、使いたい機能を選んでカスタマイズでき、必要に応じて拡張も自在です。
料金形態は公式サイトよりお問い合わせください。
Kairos3
「Kairos3」はカイロスマーケティング株式会社が提供している、見込み客リストからの受注アップをサポートするマーケティングオートメーション/SFAツールです。顧客の「いま欲しい」を逃さず、営業とマーケティングで連携してフォロー漏れによる機会損失をなくします。Kairos3は無料で専任チームによるサポートが受けられるのが強みです。また、活用促進セミナーなどでノウハウの提供も行っています。
料金プランは保有メールアドレス数や月間PV数などにより複数用意されており、初期費用10,000円、月額6,000円からです。なお、導入前にはオンラインデモの体験が可能です。
SATORI
SATORI株式会社提供の「SATORI」は集客に強みがある国産MAツールであり、オンライン、オフライン問わず匿名客も含めた豊富なリード管理機能で自社コンテンツを収益化します。例えば、Webサイト上のコンバージョンを促す機能や、特定のセグメントに向けて広告の発信が可能です。既存の顧客に対しても、さまざまな手法でアプローチが可能であり、見込み顧客の育成を行うことで利益に繋げます。
初期費用300,000円、月額148,000円から利用できます。そのほか有料オプションでカスタマイズも可能です。導入前には無料セミナーへの参加や画面デモの確認ができます。
SHANON MARKETING PLATFORM
「SHANON MARKETING PLATFORM」は株式会社シャノンが提供しており、デジタルチャネルだけでなく、セミナー運営業務やイベント運営の効率化も行えるマーケティングプラットフォームです。既存顧客や見込み客に対して、継続的なフォローを実施し、深い関係を構築できます。適切にシナリオ設計することで顧客獲得から収益化まで実現可能です。
料金形態は、利用シーンや規模に合わせたプランが複数用意されています。詳しくは公式サイトよりお問い合わせください。
Oracle CX Marketing
Oracle Japanが提供している「Oracle CX Marketing」はBtoB、BtoCの両方に対応したMAツールです。AIを利用して、顧客のニーズを予測。どの場合でも適切なタイミング、チャネル、メッセージを用いて顧客へのコミュニケーションを図り、個別に最適化された施策を行うことを強みとしています。さらに、同社の多くのシステムとの連携もできます。
料金は公式サイトよりお問い合わせください。
Synergy!
「Synergy!」はシナジーマーケティング株式会社が提供しているクラウドベースの国産CRMシステムです。フォームやアンケートで情報収集を行い、顧客データベースの管理から、Webサイトやメール、LINEの配信まで、多彩なマーケティングを1つのシステムで実現します。
用途に応じて自由に組み合わせが可能な料金体系で、基本機能であるデータベースとフォーム機能の利用は初期費用118,000円、月額15,000円からで、機能の拡張もできます。
Adobe Marketing Cloud
アドビ株式会社提供の「Adobe Marketing Cloud」はBtoB向けのマーケティング統合プラットフォームで、既存顧客や見込客のエンゲージメントを簡単に設計・連携・測定できます。コンテンツの一元管理、キャンペーンの自動展開、顧客体験のパーソナライゼーションを基本機能とし、チャネルの数が増えてもあらゆるコンテンツをスムーズに管理できます。
費用については公式サイトよりお問い合わせください。
MAJIN
「MAJIN」は株式会社ジーニーが提供する、BtoB、BtoC両方に対応した国産内製のMAツールです。サイト訪問者などから効率よく見込み顧客を育成し、有効な商談を増やす仕組みを作ります。リード管理、配信、レポート機能を搭載し、サポート体制も充実。顧客発掘から営業まで、ワンストップで事業の拡大をサポートします。
スタンダードプランの場合、月額100,000円から利用できます。初期費用は別途見積もりが必要です。そのほか、オプション機能やコンサルティングサービスも受けられます。
MAツールを選ぶポイント
つづいて、最適なMAツールを選ぶためのポイントを見ていきましょう。
BtoBなのか、BtoCなのか
MAツールは「BtoB(対法人向け)」と「BtoC(対個人消費者向け)」に分かれています。自社のビジネスに合ったシステムを選びましょう。なお、BtoCのMAツールはクロスチャネルキャンペーンマネジメント(CCCM)と呼ばれることもあります。
BtoBなのか、BtoCなのかで、必要な機能は大きく異なります。基本的にBtoBの方が購入までの期間が長く、顧客数も多くありません。対して、BtoCは購入を決めるまでの時間が短く、BtoBよりも顧客数は非常に多いです。
商品やサービスを購入する基準も、BtoBの場合は経済的利益、BtoCの場合は興味・関心と変わります。この購入基準によって打ち出す戦略も変わってくるでしょう。
使いこなせるMAツールか
MAツールを導入するときに重要なのは、自社で使いこなせるツールかどうか確認することです。
効果的にMAツールを利用するためには、知識や技術を持つ担当者が社内にいなければなりません。また、シナリオ企画や設計、コンテンツ作成を行うための人員も必要になるでしょう。自社で既に扱っているCRMやSFAとの連携性も重要です。
MAツールは導入するだけでは効果が得られず、効果的に運用する必要があるため自社の体制に合った選ばなければなりません。
サポート体制は充実しているか
MAツールを導入した後のサポートが充実しているかどうかも確認してください。自社の運用体制が万全だったとしても、トラブルが発生する場合があります。その際、ベンダーによるサポートがあれば安心です。
実際にMAツールの導入は国内でもそこまで事例が多いわけでなく、初めて導入するという企業がほとんどです。マーケティングの業務を効率化するため導入したものの、使い方がわからなければ手間と時間がかかってしまうでしょう。
電話やメールで問い合わせができるか、自社の運用体制にあったサポートがあるか確認するのがおすすめです。
費用対効果は期待できるか
MAツールを導入するときは費用対効果が期待できるかどうかも重要な判断ポイントです。導入費用や運用費用ばかりに目が行きがちですが、MAツールを活用した効果も検証しなければなりません。
高価なMAツールを導入すれば必ず効果が得られるわけではないです。自社の目的や既存のツールに合ったものを選びましょう。MAツールの機能からどれだけ目的を達成するか試算して費用対効果を検討してください。
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MAツール運用の注意点
つづいて、MAツール運用の注意点を見ていきましょう。
目標・設計の明確化が必要
MAツールを運用するにあたり、目的を明確化することが大切です。目標や目的によってMAツールの設計は大きく異なるため、事前に何を実現したいのかを明らかにします。
また、MAツールを活用するには、シナリオやメールの設計を行わなければなりません。しかし、実現したいものが不明確だと効果的なシナリオの設計はできないでしょう。
MAツールを有効活用するためには、まず目的や目標を明確にして、ターゲットやスコアリング、営業アクションを設計してください。
スコアリングのノウハウが必要
MAツールの効果を高めるためには、結果に結びつくようなスコアリングが必要です。スコアリングとは見込み顧客の行動に点数を付け見込み度のランクをつけることで、MA活用には欠かせません。
このスコアリングも自分たちで設計する必要があり、スコアの定義を誤ると無駄な営業をしてしまい成果が上がらなくなります。スコアリングが上手くいけば、見込み度が高いホットリードが生まれやすくなるでしょう。
MAツールを効果的に運用するためには、スコアリングのノウハウを蓄積していかなければなりません。
各部門との連携が必要
MAツールを使うのはマーケティング部門ですが、恩恵を受けるのは営業部門や販売部門であるため連携が必須です。しかし、マーケティング部門と営業部門で見込み顧客の認識がズレていれば、効果を得るのは難しいでしょう。
MAツールの各種設計を行う前に営業部門と連携し、同じ認識を持っているのか確認しなければなりません。また導入前に限らず運用後も各部門の連携の調整を行うことが大切です。
最適なマーケティングオートメーションツールの選択を!
MAツールを導入することで顧客情報を有効に管理できるだけでなく、売上に繋がるような行動を起こせます。MAツールには多くの種類があり、選ぶ際にはBtoB・BtoCのどちらのタイプに対応した製品か確認しましょう。
また的確に設計しなければ有効活用できないため要注意です。自社の体制に合ったツールを選びサポート内容も確認してください。MAツールを活用する目的を明確にして最適なツールを選びましょう。