無料で使える販売管理システム
ここでは、フリーで利用できる販売管理システムを3つ取り上げます。システム運用にかかるコストを抑えられるため、自社の導入目的や欲しい機能とマッチするものがあれば、導入を検討するのも良いでしょう。
Main販売管理(メインソリューション株式会社)
PCにインストールする形式のツールです。フリーながらも機能が豊富で、各種伝票の入力・発行はもちろん、経営データの集計ツールとしても利用できます。バージョンアップを自動で行い、セキュリティにも強く、外部サーバの経由が不必要なため簡単に利用することができます。製品は有料会員(月額3,500円)です。
フリーウェイ 販売管理(株式会社フリーウェイジャパン)
売上伝票・入金伝票・請求書の作成に特化したクラウド型のツールです。フリー版では1000伝票(1明細行=1伝票)まで登録可能であるため、まだ販売管理システムの導入に踏み出せない方はこちらでトライアルしてみることをおすすめします。有償版は月額2,980円(税抜)です。
COSMOS 汎用販売管理システム(藤森プロダクション)
PCにインストールして利用する形式のツールです。各種伝票の入力・印刷、支店ごとの在庫管理(棚卸)、商品・売上データの集計機能が無料で利用できます。サーバを通じて複数のユーザーと共有可能でオプションでサポートをつけることも可能です。有償版は年間10,000円(税抜)となっています。
無料の販売管理システムで注意するポイント
フリーの販売管理システムを利用する場合、フリーであるがゆえに気を付けなければならないポイントが2つあります。
人数制限がある
フリーの販売管理システムでは、共有できるユーザー数・PC数が制限されていることがあります。売上、在庫などの販売管理に関するデータは、部署間の情報共有が必須なので不便に感じるでしょう。
サポート体制がない場合がある
システムをフリーで利用できる場合、使用時の不明点や不具合が発生した際のサポート体制がないことが多いです。仮にフリーだったとしても交通費が別途請求されるなど、完全フリーのケースは少ないです。
販売管理システム【有償版】のメリット
多くの企業から提供されている販売管理システムは、基本的に有料です。また、この記事の中で取り上げた3製品にもあったように、フリー販売管理システムにも有料版が用意されています。有料版はフリーのものに比べ、機能面での区別がなされていることがほとんどです。早速メリットを見ていきましょう
機能制限がない
有料版はいわば完全版なので、機能の制限を考える必要がありません。そのため、集計データの共有もより多くのユーザー間で行うことができます。ただし、有料版でも利用できる機能でクラス分けされていることがあります。その場合には、自社で必要とする機能が付いているものを選ぶようにしましょう。
サポート体制が充実
有料版は機能制限だけでなく、サポート体制もしっかりしており追加料金が不要な場合がほとんどです。使用中の不明点や不具合にも対応してもらえるので、よりスピーディーに問題解決が図れます。ただしこれに関しても、有料版の中でもどこまでのサポートが受けられるかに段階を設けている製品があります。
その場合には、必要になりそうなサポートの程度を想定したうえで申し込むようにしてください。
自社に応じたカスタマイズもできる
自社の導入目的によりぴったり沿った製品が選べるのも、有料版のメリットの1つです。数ある販売管理システムには、推奨業界を絞ったものも多く提供されています。コストを気にしないのであれば、推奨業界という面から製品をピックアップするのも良いでしょう。
また、パッケージで出ているものでも、自社の欲しい機能を追加カスタマイズすることが可能なものもあります。カスタマイズなどを通じて適切なシステムが導入できれば、システムの効果を最大限発揮できますので、製品検討の際にカスタマイズも視野に入れておくとよいでしょう。
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導入目的とマッチした販売管理システムを選ぼう
無料で利用できる販売管理システムの情報をまとめました。フリー版では機能面の制限が加えられていることもありますが、運用にかかるコストが抑えられるというのが何よりのメリットです。ただしフリーであることをメインに考えてしまっては、自社の導入目的とマッチする製品が選べないことも多いです。
そのため有料・無料関係なしに自社の導入目的に沿った製品を選定することが望ましいでしょう。
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