法人向け名刺管理ソフト・アプリとは
名刺管理ソフトとは、紙の名刺から情報を読み取りデータ化し、一元管理や情報共有を効率化するツールです。法人向けの名刺管理ソフトは個人向け名刺管理ソフトと異なり、名刺管理機能だけにとどまりません。CRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)など既存システムと連携できるものや、営業メールを配信できるものなどもあり、より広範囲での活用や業務効率化が期待できます。
また専用アプリも登場しており、場所や時間を問わずデータ活用や社内共有が可能です。以下の記事では、名刺管理ソフトの基本概要やおすすめの製品も比較紹介しています。あわせてご覧ください。
クラウド型法人向け名刺管理ソフト・アプリのメリット
法人向け名刺管理ソフトのなかでも、クラウド型は利便性の高さが特徴ともいえるでしょう。主に以下の点において、メリットがあります。
- ●インターネット環境さえあればどこでも利用できる
- ●展示会などの名刺交換後すぐに登録でき、迅速な営業アプローチにつながる
- ●システムメンテナンスやアップデートはベンダーが実施するため、管理の手間が少ない
- ●初期費用を抑えてスピーディー導入できる
- ●定期的にバックアップされるため、災害・破損などによるデータ消失の危険性も低い
- ●クラウドサービスはアクセス権限を細かく設定可能なため、閲覧を特定のメンバーに制限できる
名刺管理ソフトの詳しいメリット・デメリットについて興味がある方は、以下の記事もおすすめです。
クラウド型法人向け名刺管理ソフト・アプリのタイプ
この記事では、クラウド名刺管理ソフト・アプリを目的別に以下のタイプに分類し紹介しています。製品詳細を詳しく見たい方は、タイプ名をクリックしてください。
- ▶名刺管理特化型タイプ
- 名刺の検索や取り込みメイン!複雑な機能は必要ないという方向け
- ▶定額で利用できるタイプ
- 枚数が変動しても安心!名刺管理のコストを一定に保ちたい方向け
- ▶顧客管理もあわせて行えるタイプ
- CRMやSFAと連携可能!名刺情報を営業アプローチにつなげたい方向け
- ▶無料で利用できるタイプ
- 個人向けの利用を想定!費用をとにかく抑えたい方向け
なお、この記事で紹介しているクラウド型の名刺管理ソフトは、すべての製品でiPhone・Androidのスマートフォンから閲覧できます。気になる製品は、以下のボタンから一括資料請求(無料)も可能です。まずは製品情報を手元に取り寄せ、比較してみましょう。
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▶名刺管理特化型のクラウド型名刺管理ソフト・アプリ
ここでは名刺管理に特化した法人向けのクラウド型名刺管理ソフト・アプリを紹介します。「とりあえず散在する名刺情報を一元管理したい」「名刺の検索性や取り込み精度にこだわりたい」方などにおすすめです。
《Eight Team》のPOINT
- 4,000社を超える中小企業に選ばれています
- Eightの名刺を社内で一元管理します
- 名刺データを一括でCSVダウンロードし活用できます
Sansan株式会社の「Eight Team」は、個人向け名刺管理アプリ「Eight」の法人向けクラウドサービスです。スマートフォンアプリで撮影すれば名刺データの取り込みが可能で、人とAIでデータを精査します。大量の名刺データは共通タグでグループ化できるため、社内のメンバー同士で効率的に情報管理が可能です。「Eight」で登録している名刺データはCSVでまとめてダウンロードでき、年賀状やメールの一斉配信時にも役立てられます。
機能 |
OCRスキャナー/名寄せ/人脈管理/入力代行 |
参考価格 |
初期費用無料、月額18,000円~ |
参考価格補足 |
基本料金に加えアカウント料が必要。アカウント料は10名まで無料、11名以降は1名あたり月額500円 |
いい点 教育・教育学習支援関係 250名以上 500名未満
改善してほしい点 コンサル・会計・法律関連 5,000名以上
《PHONE APPLI PEOPLE》のPOINT
- 名刺はスマホで撮影するだけで登録でき、ペーパーレスを促進
- 顔写真と居場所が表示されるため誰がどこにいるかが即座に分かる
- 社員のスキルを可視化。コラボレーション活性化や人的資本活用
株式会社 Phone Appliが提供する「PHONE APPLI PEOPLE」は、企業の従業員情報を一元管理し、効率的なコミュニケーションを実現するツールです。名刺管理でのペーパーレス化、人材データベースによるスムーズな検索、居場所表示による迅速な人探しを可能にします。また、Microsoft Teamsとの連携やAPIを活用したデータ同期により、多様な働き方を支援します。
機能 |
OCRスキャナー/名寄せ/入力代行 |
参考価格 |
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参考価格補足 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《名刺バンク2》のPOINT
- ID数ではなく名刺枚数による従量課金
- アイネット社管理のデータセンターにてセキュリティを担保
- スマートフォンやタブレットなどのカメラから画像の取り込み可能
株式会社アイネットが提供する「名刺バンク2」は、ID数ではなく名刺枚数に応じた従量課金制の名刺管理ソフトです。オフィスのスキャナや複合機だけでなくデジタルカメラ、スマートフォンで撮影して、簡単に名刺のデータを取り込めます。データは堅牢なセキュリティ体制のデータセンターで管理されるため、サイバー攻撃などの脅威からも安心して情報を守れます。
機能 |
OCRスキャナー |
参考価格 |
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参考価格補足 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 500名以上 750名未満
《CAMCARD BUSINESS》のPOINT
- 精度の高いOCR機能により名刺画像を最短5秒でデータ化可能
- オペレーターによる精度ほぼ100%の補正でより正確な情報を保存
- 17ヶ国語に対応しており、グローバルな企業でも使用できる
キングソフト株式会社の「CAMCARD BUSINESS」は、全世界1.1億人以上に利用される名刺管理システムです。高精度のOCR機能により、最短5秒で名刺を電子化します。オペレーターによる補正作業は100%に近い精度を誇り、業界最短の約5分で仕上げます。オンライン名刺交換機能を搭載し、テレワーク時でも名刺交換がスピーディーに行えます。SalesforceやGoogle Contactといった外部サービスとの連携機能や、簡易SFA機能もあります。
機能 |
OCRスキャナー/商談管理/CRM/SFA/入力代行 |
参考価格 |
月額1,700円~/ID |
参考価格補足 |
Standard:月額1,700円、Professional:月額2,500円 ※最低利用ID数5ID~ |
いい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 10名以上 50名未満
改善してほしい点 食品、医薬、化粧品 1,000名以上 5,000名未満
▶定額で利用できるクラウド型名刺管理ソフト・アプリ
「コストパフォーマンスを重視したい」「利用人数の増減にも柔軟に対応したい」方には、定額の名刺管理ソフト・アプリがおすすめです。詳しく見ていきましょう。
《名刺de商売繁盛》のPOINT
- ユーザー数に関係なく月額32,000円の低価格
- 部署を超えた社内の人脈を活用し、営業効率アップ!
- 万全のセキュリティ対策を講じた自社IDCで大切な名刺を安全管理
ヤマトシステム開発株式会社が提供するクラウド名刺管理ソフト「名刺de商売繁盛」は、人数無制限の定額制クラウド型名刺管理サービスです。ユーザー数に制限はなく、月額32,000円で利用が可能です。管理する名刺枚数が20万枚を超えるごとに追加料金を要しますが、月額3,000円とリーズナブルな価格設定となっています。商談内容を名刺と紐づけ、日報や議事録としても利用できます。
機能 |
名寄せ/人脈管理/商談管理/CRM/SFA/入力代行 |
参考価格 |
初期費用無料、月額32,000円~ |
参考価格補足 |
メール配信機能:月額3,000円(1,000通まで)、アンケート機能:100円/回答 |
▶顧客管理もできるクラウド型名刺管理ソフト・アプリ
CRMとSFAが一体化していたり、Salesforceとの連携に特化していたりと、名刺管理以外の機能が充実している製品を紹介します。「顧客情報入力を効率化したい」「潜在顧客の情報を有効活用したい」といった方におすすめです。
《SKYPCE》のPOINT
- 「使いやすく」「高精度」「スピーディ」に名刺をデータ化
- 営業支援・マーケティング・名刺管理まで。名刺をビジネスに活用
- いつでも・どこからでも、毎日の営業活動で便利に使える
Sky株式会社が提供する名刺管理サービス「SKYPCE」は、スマホからの名刺取り込みや一括メール配信にも対応しています。名刺データには、顧客に関するヒアリング情報なども紐付けられるため、情報共有やマーケティングにも役立てられます。同社のクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」と連携すれば、よりセキュリティを強化できます。名刺管理画面のキャプチャーや印刷の禁止設定などができ、情報漏えい防止にもつながります。
機能 |
OCRスキャナー/名寄せ/人脈管理/商談管理/CRM/SFA/入力代行 |
参考価格 |
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参考価格補足 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 金融・証券・保険 100名以上 250名未満
《Sansan》のPOINT
- 名刺管理の市場シェア82%・利用企業は業種、規模問わず1万社
- 精度99.9%でデータ化、正確な顧客情報を全社で可視化、共有
- 名刺や企業情報、営業履歴など、商談に必要な情報の管理が可能
Sansan株式会社が提供する法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」は、高い国内シェア率を誇り、メガバンクや官公庁での導入実績もあります。名刺をスマホアプリなどからスキャンすれば、最高精度99.9%でデータ化が可能です。名刺の人物と接点がある従業員やキーマンを可視化し、組織の営業力強化を図ります。またAPIにより、SFAやCRMなどの外部サービスとの連携も可能です。
機能 |
OCRスキャナー/名寄せ/人脈管理/商談管理/CRM/SFA/入力代行 |
参考価格 |
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参考価格補足 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 食品、医薬、化粧品 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 電気、電子機器 250名以上 500名未満
製品・サービスのPOINT
- AIによる機械学習機能で読み取り精度向上
- 世界最高峰の開発エンジニアの高い技術が注ぎ込まれている!
- コスト削減しながら人脈を共有したいというユーザー様にお勧め!
「トーニチ・ネクスタ・メイシ」は、東日印刷株式会社が提供する名刺管理アプリケーションです。理系で世界最高峰といわれるインド工科大学卒のエンジニアが開発しています。AIによる高い読み取り機能を備え、誤りがあっても一度修正すれば、次回以降スムーズに対応します。操作性もよく、機能豊かでありながら1ユーザーあたり月額660円(税込み)とリーズナブルに利用できるのも魅力です。顧客とのコンタクト履歴の共有やオンライン名刺交換機能もあり、フレキシブルに活用できます。
機能 |
名寄せ/人脈管理/商談管理 |
参考価格 |
初期費用無料、月額660円 ~/ユーザー(税込み) |
参考価格補足 |
ベーシック:月額660円 (税込み)、オプション有:月額990円(税込み) |
いい点 電気、電子機器 100名以上 250名未満
改善してほしい点 放送・広告・出版・マスコミ 50名以上 100名未満
《ホットプロファイル》のPOINT
- 毎日、「購買意欲の高い見込み客情報」が営業に届きます。
- 営業の組織力を強化し営業の効率的な活動を支援
- BtoBビジネスで求められるサービスを容易に拡張
「ホットプロファイル」は、ユーザーからの満足度が特に高い製品に与えられる「ITトレンド Good Productバッジ」の受賞歴をもつ名刺管理・営業支援ツールです。株式会社ハンモックが提供しており、名刺管理以外に営業報告や案件・商談管理機能も搭載しています。Web媒体で入手した顧客データ(CSVファイル)を含め、同一人物の名刺データを自動で名寄せします。ChatworkやSalesforce Sales Cloudとの連携も可能です。
機能 |
OCRスキャナー/名寄せ/人脈管理/商談管理/CRM/SFA/入力代行 |
参考価格 |
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参考価格補足 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 1,000名以上 5,000名未満
《mソナー》のPOINT
- 日本最大の企業情報のアクセスし放題!
- 部門・グループを横断した名刺データの活用を促進!
- 社内コミュニケーションをスムーズに!
ユーソナー株式会社が提供する「mソナー」は、法人データベース連動型の名刺管理アプリです。名刺管理はもちろん、日本最大の法人企業データベース「LBC」の活用により、名刺からは取得できない幅広い企業情報を迅速に入手できます。従業員規模や売上高、要注意企業の情報なども把握できるため、営業アプローチの優先順位付けなどにも役立てられます。
機能 |
OCRスキャナー/名寄せ/人脈管理 |
参考価格 |
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参考価格補足 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 250名以上 500名未満
改善してほしい点 電気、電子機器 5,000名以上
《Smart Visca》のPOINT
- 個人任せだった名刺の管理をはっきりとしたデータベースに昇華!
- 世界基準の高いセキュリティによって情報漏洩防止
- クラウド連絡帳によって顧客情報や社員情報を共有
「Smart Visca」は、Salesforceのコンサルティングパートナーである株式会社サンブリッジが提供する、クラウド型の名刺管理ツールです。Salesforceと連携して名刺管理を効率化します。別途ログインIDや専用のモバイルアプリは不要で、Salesforceの顧客管理機能やダッシュボード機能を利用できます。名刺のデジタル化には高精度のAI-OCRを採用し、読み取りから登録まで1分で完了します。オンライン名刺交換も標準装備し、プロフィールからオンライン名刺の作成・送信が可能です。
機能 |
OCRスキャナー/名寄せ/人脈管理/CRM/SFA/入力代行 |
参考価格 |
初期費用無料、月額1,300円/ID |
参考価格補足 |
ユーザーライセンス×人数分、オプション費用あり |
いい点 教育・教育学習支援関係 250名以上 500名未満
改善してほしい点 飲食店・宿泊 100名以上 250名未満
《アルテマブルー》のPOINT
- 導入前の丁寧なコンサルティング・無料トライアルあり
- kintoneやSalesforceと連携可能
- 権限設定やパスワードによる保護でセキュリティを確保
キヤノンエスキースシステム株式会社が提供する「アルテマブルー」は、社内の人脈を最大限に活用し、営業の効率化と高い生産性を実現する名刺管理システムです。相手先の社名・住所・電話番号などを一括で変更でき、常に最新の名刺情報を共有可能です。人脈マップ機能により営業アプローチを最適化し、案件数増加・成約率向上もサポートします。名刺データの取り込み方法はスキャナや複合機、スマホから選択可能。外部オペレーターによる文字補正にも対応しています。
機能 |
OCRスキャナー/名寄せ/人脈管理/商談管理/CRM/SFA/入力代行 |
参考価格 |
初期費用無料、月額3,000円~/ID(税抜き) |
参考価格補足 |
追加ストレージ:月額500円、フルモード(オペレーターによる入力):50円/枚、アルテマメール:10,000円~(税抜き) |
改善してほしい点 放送・広告・出版・マスコミ 100名以上 250名未満
▶無料で利用できるクラウド型名刺管理ソフト・アプリ
無料ではじめられるクラウド型の名刺管理ソフト・アプリを紹介します。「お試しで使ってみたい」「とにかく費用を抑えて利用したい」という方におすすめです。
《Eight》のPOINT
- 日本最高クラスのOCR技術で正確にデータ化され、利用率はNo.1※
- スマホをかざして”タッチ”やQRコード、URLでデジタル名刺交換
- つながった相手の名刺情報が変更された際に通知
Sansan株式会社が提供する「Eight」は、名刺情報をもとにビジネスネットワークを有効活用できる名刺管理サービスです。名刺をスマートフォンで撮影するだけで、AIと手入力により正確かつ迅速にデータを取り込めます。名刺情報が更新されるたびに通知があるので、確認も容易です。オンライン名刺交換も、URLやQRコードを相手に送るだけの簡単操作で行えます。
機能 |
OCRスキャナー/入力代行 |
参考価格 |
基本料金無料 |
参考価格補足 |
有料版Eightプレミアム:月額600円、年額6,000円(税込み) |
改善してほしい点 公務員(教員を除く) 5,000名以上
《Wantedly People》のPOINT
- 相手の人間関係や過去の役職まで深堀りできる
- 転職や昇進に伴うプロフィール変更をリアルタイムに取得
- 暗号化や強固なデータセンターによる厳重なセキュリティ環境
ウォンテッドリー株式会社が提供する「Wantedly People」は、すべての機能が完全無料で使える人脈・名刺管理アプリです。最大10枚もの名刺をスマートフォンのカメラで同時に撮影し、電子データとして効率的に取り込めます。取引先に関する情報の検索やSNSとの連携もできるため、名刺には書かれていない顧客の経歴や異動・昇進・転職情報などを手軽に入手可能です。
機能 |
OCRスキャナー/人脈管理 |
参考価格 |
無料 |
参考価格補足 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 飲食店・宿泊 10名以上 50名未満
《myBridge》のPOINT
- スマホで撮影するだけで、名刺情報を正確にデータ化可能。
- 登録した名刺はキーワードで簡単に検索。
- 顧客の名刺を社内で共有し、ダウンロードやエクスポートが可能。
「myBridge」は、マイブリッジ株式会社のオンライン名刺管理アプリです。個人名刺帳の機能を無料で利用でき、入力枚数や保存数にも上限がありません。スマートフォンで複数枚の名刺を撮影するだけで、OCRの自動認識やオペレーターの手動修正により正確な情報を蓄積できます。LINEとの互換性があり、社内の連絡ツールでLINEを使用している場合は、より名刺共有を効率化できるでしょう。ISO27001・27701の取得やAWSデータセンターでの情報管理など、セキュリティ面でも安心です。
機能模 |
OCRスキャナー |
参考価格 |
個人名刺帳:無料 共有名刺帳:一部有料 |
参考価格補足 |
【共有名刺帳】ベーシック:無料、プレミアム:月額990円/ユーザー(10人まで)、プレミアムプラス:月額1,490円/ユーザー |
いい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 50名以上 100名未満
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クラウド型法人向け名刺管理ソフト・アプリの選び方
具体的に法人向けのクラウド型名刺管理ソフト・アプリを選ぶ際には、セキュリティ対策の充実度、既存システムとの連携性、そして取り扱う名刺の枚数やアカウント数に注目してみましょう。それぞれのポイントについて具体的に解説します。
セキュリティ対策の充実度
クラウドサービスの場合はベンダーの運用サーバで名刺データを管理するため、十分なセキュリティ対策が施されているか確認が必要です。具体的には、以下のような対策が取られているかチェックしてみましょう。
- ■プライバシーマークの有無
- 個人情報を適切に取り扱っている企業に付与されるプライバシーマークを取得されているか確認する。取得には厳しい審査をクリアする必要があり、個人情報の取り扱いについて信頼度が高いといえる。
- ■データセンターの安全性
- ベンダーが利用するデータセンターの冗長性や災害対策、モニター管理や生体認証などの物理的な安全設備、入退室管理などが充実しているか確認する。
- ■通信の暗号化
- ブラウザとサーバ間の通信をすべて暗号化するSSLまたはTLS対策が取られているか確認する。
- ■認証とアクセス制御
- 多要素認証(MFA)をサポートしているか、ユーザーやグループごとにアクセス権を細かく設定できるかを確認する。
参考:プライバシーマーク制度|一般財団法人日本情報経済社会推進協会
既存システムとの連携性
名刺管理ソフトを顧客管理と紐づけた利用を予定している場合は、既存のCRMやSFAとの連携性もチェックしておきたいポイントです。ITトレンドに掲載中の名刺管理ソフトは、主にkintoneやSalesforceとの連携が可能です。
大部分の製品でCSVのインポート・エクスポートに対応していますが、API連携ができれば、リアルタイムにデータも反映されます。連携可能なシステムとあわせて、連携方法もチェックしておきましょう。
名刺枚数やアカウント数
クラウド型の名刺管理ソフトは、多くの場合、枚数やアカウント数に応じて料金が変動します。取り込む予定の名刺枚数が多い場合、登録枚数無制限、または大容量のプランを選択するのがよいでしょう。
またアカウント数に制限がない製品を選択すれば、 チームや部署の拡大に伴う追加コストもかかりません。名刺管理にかける予算を安定化させたい場合には、料金定額制の製品もおすすめです。
クラウド型名刺管理ソフトにおける個人情報の取り扱いについて
名刺データは、個人情報であるため、取り扱いを間違えれば法律に触れるだけでなく、顧客からの信頼を失う恐れがあります。一見、個人情報の塊である名刺をクラウドで管理することは、第三者であるクラウドサービスの事業者に個人情報を無断で提供しているように感じるでしょう。
しかし、クラウドサービスの事業者はサーバを管理するだけで、サーバ内の名刺情報は一切取り扱えない契約です。そのため、クラウド上での名刺管理は個人情報保護法違反にはあたりません。ただし、名刺情報を電子化する際に入力代行サービスを利用する場合には、注意が必要です。サービス事業者に名刺を渡して入力してもらうため、第三者に個人情報を提供していると見なされる恐れがあります。
サービス事業者との契約内容を詳細に確認し、個人情報の取り扱いについて明確に定められているか確認しておきましょう。あわせて、事業者と守秘義務契約を締結し、情報漏えい防止のための具体的な取り決めを行うことをおすすめします。
参考:個人情報の保護に関する法律|e-Gov法令検索
まとめ
法人向け名刺管理ソフト・アプリは社内に点在する名刺を一元管理でき、顧客の新規開拓やスムーズな営業活動にも効果的です。クラウド型の名刺管理ソフトであれば、導入がスムーズで初期コストも抑えられます。製品の選定時は既存システムとの連携に対応し、費用対効果が高いものを選ぶとよいでしょう。
セキュリティとの関連性なども踏まえて比較検討し、自社に最適な名刺管理ソフト・アプリを導入しましょう。効率よく各社の製品情報を入手できる一括資料請求も活用ください。