無料トライアルが使えるFAQシステム
まずは無料トライアルが使えるFAQシステムをご紹介します。継続使用は有料になりますが、その前に操作感を確認できます。
SyncAnswer の比較ポイント
- ブログを書くような感覚でFAQの作成・公開が可能
- FAQの利用状況をアクセス分析で「見える化」
- スマートフォンなどのマルチデバイスに対応
「SyncAnswer」は、株式会社SyncThoughtがリリースしているクラウド型FAQ管理サービスです。簡単な操作でFAQを作成でき、公開したFAQの評価や分析も可能です。無料トライアルでは、事前にヒアリングを行い、その内容に沿ったデモサイトを作成してくれるので、本番環境に近い状態でお試し運用ができます。
Freshdesk の比較ポイント
- 【コロナ対策キャンペーン中】無料ライセンス提供有り
- 【瞬間導入】かんたん設定で、最短1日で運用開始可能!
- 【3つの要素で業務効率化を実現】①ナレッジ共有、②自動化、③分析
世界15万社で導入実績がある「Freshdesk」は、OrangeOne株式会社が提供しています。直感的に使えるインターフェイスが人気です。問い合わせを一元管理し、優先度順・担当者別に振り分けるので問い合わせ対応の効率を上げられるでしょう。無料で使えるプランがあり、そのほかのプランも21日間の無料トライアルを利用できます。
アルプスシステムインテグレーション株式会社が提供する「ASBOT」は、Microsoft Teams上で利用可能なAIアシスタントチャットボットです。問い合わせ対応はもちろん、スケジュール管理や申請作業なども自動化できます。無料トライアル版が用意されていますので、まずは試してみましょう。
ナレッジリング
「ナレッジリング」は、株式会社CBITによりリリースされている情報共有・FAQシステムです。1つの画面でFAQの登録から公開までを簡単に行えて、検索エンジンと同じ感覚で情報検索が可能です。無料から有料まで幅広いプランが備えられています。 無料プランは、アカウント数は20人まで、30日間の利用となりますが、ナレッジリングの全機能が使えます。
無料で使えるFAQシステム
次に、無料で使えるFAQシステムをご紹介します。
Tayori
株式会社PR TIMESが提供する「Tayori」は、FAQサイトやナレッジベースを作成できるカスタマーサポートツールです。プログラミング知識がなくても操作でき、テンプレートにFAQを入力していくだけで完成します。問い合わせフォームやチャットとの連携も可能です。フリープランと有料プランがあり、ユーザー1人だと無料で使えます。
helpfan
有限会社アフェからリリースされている「helpfan」は、入会費や年会費、利用料など一切不要で、FAQサイトを構築できるサービスです。誰でも使いやすい管理画面でFAQの編集ができます。そのほか、サイト内全文検索やアクセス解析導入、ヘルプサイトの公開なども可能です。
phpMyFAQ
「phpMyFAQ」は、日本語にも対応したオープンソースのFAQソフトウェアです。質問と回答を投稿し、それを承認すればFAQを公開できます。MySQLやSQLiteなどのデータベースとの連携や、権限の設定ができるので、社内ナレッジベースとしての利用も可能です。
無料FAQシステムの注意点
次に、無料FAQシステムを利用するにあたって注意しなければならない点を解説します。
基本は無料だが機能制限が多い
無料FAQシステムは、使える機能に制限が設けられている場合が多いです。たとえば、登録できるFAQ数やユーザーアカウント数が限られています。もちろん、機能制限がかけられていても問題なく使えるケースもあります。
しかし、制限により利便性が損なわれるのであれば、有料プランを申し込んだ方が得策かもしれません。機能を拡張するために別途費用が発生することもあります。
また、「無料プラン」なのか「無料トライアル」なのかという点にも注意が必要です。一般的に、無料プランの場合は機能制限が設けられてはいるものの、そのまま永年的な利用が可能です。しかし、無料トライアルの場合は利用日数の制限が設けられています。
無料トライアルは、あくまでも本導入のテストという位置づけです。導入を検討している製品がある場合は、積極的に活用しましょう。
オープンソースはライセンスに準拠する必要がある
オープンソースを使ってFAQシステムを導入すれば、コスト削減につながります。しかし、定められたライセンスに準拠する必要がある点に注意しましょう。
オープンソースは、個人や組織によって開発されたシステムの枠組みのようなもの。そのまま使ってもよし、カスタマイズしてもよしという自由度の高さが魅力です。 一方、導入やカスタマイズのハードルが高いという難点もあります。
なお、オープンソースのライセンスは70種類を超えます。一例としては、以下のようなものが挙げられます。
- ■Apache v2:著作権および修正箇所表記必須/商用利用や修正・配布可能/トレードマークの使用不可/責任免除
- ■MIT:著作権の表記必須/商用利用や修正・配布可能/法的責任免除
それぞれのライセンスによって必須項目や許可されているもの、禁止されているものが異なります。ライセンスに準拠しない使用を行った場合、開発元から訴えられる可能性もあるため気をつけましょう。
FAQシステム導入のポイント
無料FAQシステムに限らず、FAQシステムの導入においては以下のポイントを重視すると良いでしょう。
顧客の疑問を正確に把握しておく
FAQシステムを導入する前に、顧客の疑問を正確に把握しておきましょう。既に顧客サポートを行っている場合、今までの問い合わせ内容からある程度顧客のニーズを掴めるはずです。
「どのような問い合わせが多いか」をリストアップしておけば、スムーズにFAQの作成ができます。 システム導入後早期にFAQを立ち上げ、顧客満足度の向上につなげましょう。
FAQの管理工数を把握しておく
FAQシステムを導入する目的は、問い合わせ対応の効率化です。しかし、システムの運用が上手くいかない場合、FAQの作成に手間がかかったりコンテンツがわかりにくく問い合わせが増えてしまったりするかもしれません。
事前に運用シミュレーションを行い、システム導入による費用対効果を試算しておきましょう。管理工数を把握するために、必要に応じて専用のツールや運用コンサルタントに相談するのもおすすめです。
検索しやすいか確認しておく
FAQシステムによって問い合わせ対応を効率化していくには、顧客に自己解決を促していく必要があります。つまり、検索性の高いFAQシステムでなければなりません。ユーザー視点で操作感や検索精度を確認しておきましょう。
検索ワードが思いつかないユーザーも多いので、閲覧回数が多い順にFAQを表示できたり、タグ検索ができたりすると良いです。
最適なFAQシステムを活用しましょう
問い合わせ対応の効率化や顧客満足度の向上にもつながるFAQシステムですが、無料で使う場合は利用期間や機能に制限があることが多いです。利用規模に応じて、有料プランも検討すると良いでしょう。
また、FAQシステムの導入に失敗しないためには、あらかじめ管理工数やユーザーの疑問を把握し、検索しやすいか確認しておく必要があります。さまざまな製品を比較して、最適なFAQシステムを選定しましょう。
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