ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■使いたい場面別
- 自社の評価制度にあわせて評価シートを作りたい:カオナビ、SmartHR、HRBrain、シナジーHR 人事評価
- 目標の進捗や1on1の記録を残したい:カオナビ、MONJU、MINAGINE人事評価システム、HRMOSタレントマネジメント、HRBrain
- 360度評価を行いたい:SmartHR、HRBrain、MONJU、カオナビ
- 評価調整を一覧画面で進めたい:SmartHR、Talentify、カオナビ、FxT 人事評価システム、HR-Platform
- 評価結果を給与や賞与の検討に使いたい:あしたのクラウドHR、MONJU、Talentify、HR-Platform、ARI
期初に人事担当者が行う人事評価システムの設定
評価期間が始まる前に、人事担当者が評価シートや評価者、スケジュールを設定します。ここで設定した内容が評価全体の土台となるため、評価制度の資料と照らしあわせながら進めましょう。
評価制度を評価シートに落とし込む
最初に、自社の評価制度を評価シートの形に置き換えます。目標管理制度(MBO)であれば目標と達成度の欄、コンピテンシー評価であれば行動の評価項目と評価基準の欄を設けます。評価の段階や点数の付け方、項目ごとの重みもこの段階で決めておきましょう。
職種や等級によって評価項目が異なる場合は、シートを複数用意し、対象者ごとに割り当てます。Excelで運用していたシートを取り込める製品もありますが、取り込み後の表示や計算式は画面で確認しておくと安心です。
評価者と被評価者を割り当てる
次に、誰が誰を評価するかを設定します。一次評価者を直属の上司、二次評価者を部門長とするなど、評価の段階ごとに評価者を割り当てます。従業員情報や組織図のデータを取り込んでおくと、上司と部下の関係をもとに割り当てを進められます。
兼務者や期中に異動した社員は、どの部署で評価するかを事前に決めておく必要があります。360度評価を行う場合は、上司以外の同僚や部下など、評価に参加する人の選び方もあわせて決めておきましょう。
評価スケジュールと通知を設定する
目標設定や自己評価、一次評価などの締切日を登録し、評価期間のスケジュールを組みます。締切が近づいた人や未提出の人に通知を送る設定を使うと、人事担当者が一人ずつ催促する手間を減らせます。
通知の文面や送信のタイミングは、社内の事情にあわせて調整します。繁忙期と締切が重なる部署がある場合は、余裕を持った期限を設定すると、評価が駆け足で行われる事態を避けやすくなります。
目標設定での人事評価システムの使い方
評価シートの準備が整ったら、被評価者が目標を入力し、上司が内容を確認します。目標の具体性は期末評価の納得感に影響するため、システム上のやり取りで目標を具体化していくことが大切です。
被評価者による目標の入力
被評価者は、割り当てられた評価シートを開き、期間中に取り組む目標と達成基準を入力します。数値で測れる目標は数値で、数値にしにくい目標は具体的な行動や成果物で書くと、期末に達成度を判断しやすくなります。
部門の目標や会社の方針を画面で参照しながら入力できる製品であれば、個人と組織の目標がどうつながるかを意識できます。前期の目標や評価結果を見ながら入力できるかも、使い勝手を左右するポイントです。
上司による目標の確認と修正依頼
入力された目標は、上司が確認して承認するか、修正を依頼して被評価者に戻します。修正を依頼する際は、達成基準があいまいな点や難易度の偏りなど、どこをどう直してほしいかをコメントで具体的に示しましょう。被評価者が修正の方向をつかみやすくなり、再提出の回数を抑えられます。
システム上でやり取りの履歴が残るため、後から目標がどのように決まったかを確認できます。ただし、コメントだけでは意図が伝わりにくい場合もあるため、必要に応じて短い面談で補うとよいでしょう。
期中に進捗を記録する人事評価システムの使い方
評価期間の途中では、目標の進捗や日々の成果を記録しておくことが重要です。期末にまとめて思い出そうとすると、直近の出来事に評価が引きずられる場合があるためです。期中の主な使い方を説明します。
目標の進捗と成果の記録
被評価者は、目標に対する進捗や取り組んだ内容を定期的に入力します。月ごとや四半期ごとなど、記録のタイミングを決めておくと入力が習慣になりやすくなります。上司は記録を見て、遅れている目標や支援が必要な点を早めに把握できます。
進捗の記録は、期末に自己評価を書く際や、評価者が判断する際の材料として使えます。成果だけでなく、途中で生じた課題や工夫も書いておくと、結果だけでは見えにくい取り組みを評価に反映しやすくなります。
1on1の記録と目標の見直し
上司と部下が定期的に行う1on1ミーティングの内容を、人事評価システムに記録できる製品もあります。話した内容や次回までの約束事を残しておくと、面談のたびに前回の内容を振り返れます。評価の時期だけでなく日常的な対話の記録が残るため、期末の評価で根拠を示しやすくなる点も利点です。
期中に業務内容や組織が変わった場合は、目標の見直しも必要です。目標を変更する際に再度上司の承認を経る設定にしておくと、変更の経緯が記録に残り、期末の評価で認識のずれが生じにくくなります。
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期末の自己評価から評価確定までの操作
期末には、被評価者の自己評価から始まり、評価者の入力、評価調整を経て評価が確定します。複数の人が順番に入力するため、各段階の役割と締切を全員が把握していることが、遅れを防ぐポイントです。
被評価者の自己評価
被評価者は、目標ごとの達成度と、その根拠となる成果や取り組みを入力します。期中に記録した進捗を参照しながら入力できると、具体的な事実にもとづいた自己評価を書けます。
点数だけでなく、達成できなかった理由や次期に向けた課題も書いておくと、評価者との認識をすりあわせる際に役立ちます。提出後は、評価者の入力が終わるまで内容を修正できない設定の製品もあるため、提出前に見直しましょう。
一次評価者と二次評価者の評価入力
一次評価者は、自己評価と期中の記録を確認したうえで、項目ごとに評価を入力し、評価の理由をコメントに残します。二次評価者は、一次評価の内容を確認し、必要に応じて修正や差し戻しを行います。
評価者ごとに評価の甘さや厳しさに差が出ることがあるため、評価基準の説明資料を画面上で参照できるようにしておくと判断のぶれを抑えられます。評価者が多い組織では、評価者向けの研修とあわせて運用するとよいでしょう。
評価調整と評価の確定
評価者の入力が終わったら、部門長や人事担当者が集まり、部署間で評価の水準をそろえる評価調整を行います。キャリブレーションとも呼ばれ、評価の分布を一覧で確認できる画面があると、偏りに気づきやすくなります。
調整で評価を変えた場合は、その理由も記録に残しておきましょう。最終的な評価を確定する権限を誰が持つかを決め、確定後は内容を変更できないように設定すると、評価データをどの時点の内容で扱うかが明確です。確定後に修正が必要になった場合の手続きも、あわせて定めておくとよいでしょう。
フィードバック面談と評価結果の活用
評価が確定したら、フィードバック面談で本人に結果を伝え、次期の目標につなげます。人事評価システムに蓄積したデータは、育成や配置、処遇の検討にも活用できます。
面談前に評価結果と根拠を共有する
フィードバック面談の前に、評価結果を被評価者が閲覧できるよう公開設定を行います。結果だけを伝えるのではなく、評価者のコメントや期中の記録など、評価の根拠もあわせて示すと、本人が結果を受け止めやすくなります。
面談で話した内容や本人の意見は、システムに記録しておきます。記録が残ることで、次の評価期間に上司が替わった場合でも、前期の課題や本人の希望を引き継げます。面談の記録は、閲覧できる人の範囲も設定しておきましょう。
評価データを育成や処遇の検討に生かす
人事評価システムには、社員ごとの評価の履歴が蓄積されます。複数期の評価を並べて確認すると、成長の傾向や強みが見えやすくなり、研修対象者の選定や配置を検討する際に役立つ場合があります。
評価結果を等級や賞与の検討に使う場合は、給与計算システムや人事データベースとの連携方法を確認しましょう。データを出力して取り込む方法か、システム間で連携する方法かによって、担当者の作業量が変わります。
評価期間の操作で比べる人事評価システム一覧
期初の評価シート準備から期中の記録、期末の評価調整、評価結果の活用まで、この記事で紹介する人事評価システムの特徴を一覧にしました。自社の評価の流れのうち、どの段階を効率化したいかを考えながら比べてみてください。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| カオナビ | 運用中の評価シートをクラウド上で再現できる。1on1や面談の履歴を蓄積し振り返りに活用 |
| SmartHR | 評価シートの作成から回収・集計まで対応。部署全体の評価分布を一覧で確認し甘辛調整できる |
| HRBrain | 評価シートの作成から催促・集計までを一元化。OKRやMBO、360度評価のテンプレートを用意 |
| MONJU | 目標の実績を達成率で表示。1on1ミーティングや360度評価、給与算出の機能も備える |
| MINAGINE人事評価システム | 目標設定から評価、面談記録までを一元管理。日々の面談や1on1の記録を残せる |
| Talentify | 組織横断のキャリブレーションをシステム内で完結。過去の評価を1ページに集約して確認できる |
| あしたのクラウドHR | 目標設定から面談、評価、査定までを管理。評価結果から査定額を自動算出する機能を備える |
| サイレコ | 評価シートの配布・回収・集計を自動化。リマインドや評価調整もシステム上で行える |
| HRMOSタレントマネジメント | 評価シートの配布や進捗管理をシステム化。1on1機能や日々のフィードバックの記録に対応 |
| FxT 人事評価システム | 部門別・等級別の集計・分布機能を備える。評価内容をCSV出力して他システムへ渡せる |
| HR-Platform | 評価分布の分析や甘辛調整に対応。給与・賞与の変更に対する予算シミュレーションも可能 |
| ARI | 評価シートの提出期日や面談日程を管理できる。評価結果と給与データを一元化して試算 |
| シナジーHR 人事評価 | 用意された項目の組み合わせで評価シートを作成できる。提出・進捗状況を一覧で確認 |
期初の設定から評価確定までを支える人事評価システム
評価シートの準備や期中の記録、評価調整など、評価期間の各段階で人事担当者・評価者・被評価者の作業を支える製品を紹介します。自社の評価シートの形式や評価フローにあうかは、各製品の詳細情報や資料、デモなどで確認してください。
カオナビ
- 企業独自の評価シートを再現し、評価の回収~集計を効率化
- AIが目標設定から振り返りまでデータをもとにアドバイス・添削
- 1on1や面談履歴の蓄積で振り返りやフィードバックの精度向上
株式会社カオナビが提供する「カオナビ」は、人事評価の運用をシステム化できるタレントマネジメントシステムです。OKRやMBO、360度評価などのテンプレートを備え、いま運用している評価シートをクラウド上で再現できます。評価の回収や進捗状況は一覧で確認でき、入力依頼やリマインドもオンラインで行えます。評価結果は自動で集計・可視化されるため、甘辛調整にも活用可能です。1on1や面談の履歴を蓄積できる点も、期中の記録を評価に生かしたい企業に向いています。
SmartHR
- 柔軟な評価シートと進行管理で、評価業務の運用負荷を大幅に削減
- 評価分布を一覧で可視化し、面倒な「甘辛調整」が簡単に
- 評価結果を「配置シミュレーション」などに、シームレスに活用
株式会社SmartHRが提供する「SmartHR」は、評価シートの作成・配付・進捗管理・回収・集計といった一連の評価業務を効率化できるサービスです。評価入力後は部署全体の最終評価をボタンひとつでグラフ化でき、評価分布を確認しながら甘辛調整を進められます。360度評価・フィードバック専用のテンプレートも利用可能です。評価入力はスマホアプリからも行えるため、PCに向かう時間が少ない評価者がいる職場でも締切を守りやすいでしょう。
HRBrain
- 評価シートの作成から集計まで煩雑な業務をワンストップで効率化
- OKR・MBO・1on1、360度評価など、豊富なテンプレートを完備
- 「使いこなせない…」の心配はご無用!充実したサポート体制
株式会社HRBrainが提供する「HRBrain」は、人材データの管理・分析・活用を支えるクラウドサービスです。人事評価では、評価シートの作成から催促・集計までをワンストップで効率化できます。OKR・MBO・1on1、360度評価などのテンプレートを備え、目標・面談・評価のデータを一元管理できるため、評価基準やプロセスを見える化しやすくなります。甘辛調整や、蓄積したデータをもとにした組織分析にも対応しており、評価後のデータ活用まで見据える企業の候補です。
MONJU
- トコトン使いやすく、不要な手間を一切かけずに使える!
- 中小企業に必要な機能が揃う!人事評価だけじゃない!
- 業界最安クラス ☆IT補助金も対応☆
コムネット株式会社が提供する「MONJU」は、簡単さとシンプルさを重視した中小企業向けの人事評価ツールです。目標に配点を割り振って登録でき、登録した実績は達成率で表示されるため、期中の進捗を把握しやすくなります。全社員の目標と実績を公開して、会社目標と個人目標のつながりを共有することも可能です。1on1ミーティングや従業員満足度調査、360度評価、給与算出の機能も備えており、評価から処遇の検討までを1つのツールで進めたい企業に適しています。
MINAGINE人事評価システム
- 目標設定から評価までを一元管理
- 評価進捗をリアルタイムで可視化
- 評価項目を組織変更に合わせて調整
株式会社kubellパートナーが提供する「MINAGINE人事評価システム」は、中小企業向けのクラウド型人事評価システムです。紙やExcelで行っていた評価シートの配布・回収・集計や進捗確認をクラウド上で完結でき、記入状況をリアルタイムで確認できます。Web上で日々の面談や1on1の記録を残せるため、目標への進捗を期中に確かめながら評価につなげられます。目標や評価結果、コメントを1枚にまとめてPDF出力でき、フィードバック面談の準備にも役立ちます。
Talentify
- 評価のなめらかな運用からキャリブレーションまで一気通貫で実現
- Excelのような評価の入力体験
- 過去評価を1ページに集約
株式会社kickflowが提供する「Talentify」は、中堅・大企業向けの人事評価システムです。評価の配布・回収から、組織横断のキャリブレーション(評価の甘辛調整)までをシステム内で完結でき、Excelのような入力体験で評価を進められます。部下の過去評価を1ページに集約して確認できるため、上司が替わった場合も前期までの経緯を把握しやすいでしょう。賞与の予算消化率や昇給率も組織横断で集計でき、評価結果を処遇の検討につなげたい企業に向いています。
あしたのクラウドHR
- 導入4,000社でシェアNo.1※評価制度がなくてもゼロから構築可能
- Excel管理からの脱却。質の高い目標・評価を実現する機能多数
- 評価から給与・賞与のシミュレーションまで一貫して対応可能
株式会社あしたのチームが提供する「あしたのクラウドHR」は、評価業務のフローを一元管理できるクラウドサービスです。目標設定から面談、評価、査定までの流れをシステム上で管理でき、評価業務の進捗も一覧で把握できます。フィードバックや期日のアラートメールもシステムで送れるため、締切前の催促の手間を抑えられます。給与シミュレーション機能では評価結果から査定額を自動算出でき、評価を賞与や昇給の検討に使いたい企業の候補です。
サイレコ
- MBOやOKR、コンピテンシー評価など各種評価制度に対応可能
- リマインドや評価調整をシステムで実施、評価時期の業務を効率化
- 評価制度構築や教育研修、給与代行などの人事課題解決もサポート
株式会社アクティブアンドカンパニーが提供する「サイレコ」は、人事評価シートの配布や回収、評価結果の集計を自動化するHRオートメーションシステムです。MBOやOKR、コンピテンシー評価など各種の評価制度に対応しています。リマインドや評価調整もシステム上で行えるため、評価時期に人事担当者へ集中しがちな作業を減らせます。面談の記録や研修の受講履歴も管理できるので、評価結果を育成や配置の検討に生かしたい場合にも活用できます。
HRMOSタレントマネジメント
- シリーズ累計100,000社導入!
- MBO、OKR、コンピテンシーなど様々な評価の対応!
- 初めてでも安心!専任サポートと上限なしでMTG可能
株式会社ビズリーチが提供する「HRMOSタレントマネジメント」は、目標設定・評価プロセスをシステム化する人財活用システムです。評価シートの配布や進捗管理、考査をシステム上で進められ、MBO、OKR、コンピテンシーなどさまざまな評価に対応しています。1on1の仕組み化を支える1on1機能や、日々のフィードバックを記録する機能を搭載しており、目標・評価・フィードバックの履歴を管理できます。目標の形骸化を防ぎ、期中の対話を評価に結びつけたい企業に適しています。
FxT 人事評価システム (TISI株式会社)
- 要件に合わせた柔軟なカスタマイズに対応可能!
- 研修事業を営む「富士ゼロックス総合教育研究所」との共同開発!
- 規模や利用イメージによってはクラウド型も提案可能!
HR-Platform (フォスターリンク株式会社)
- 面倒な調整や試算関連業務もクラウド上で完結!
- 専門的なスタッフによる要件定義で導入はおまかせ!
- 評価制度の変更や人事異動の設定もラクラク対応!
ARI (株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパン)
- これまでに90,000人以上の評価制度構築に携わった企業が運営!
- 人事評価関連業務を集約し約50%の工数削減を実現可能!
- 現場の声をもとによく使われる機能のみを厳選してシンプル化!
シナジーHR 人事評価 (Sharin株式会社)
- 企業独自の評価制度にもしっかりフィット!
- 評価シート設定は無料代行可能!導入スタートまでおまかせ!
- 評価基準や評価プロセスをオープンに!納得感のある評価を実現!
まとめ
人事評価システムの使い方は、期初の評価シート設定と目標設定、期中の進捗や1on1の記録、期末の自己評価と評価調整、フィードバック面談という流れで整理すると理解しやすくなります。時期ごとに人事担当者、評価者、被評価者の役割を明確にすることが、評価を滞りなく進めるポイントです。自社の評価制度にあう人事評価システムを比べたい方は、資料請求で操作画面や機能を確認してください。

