経費精算システムとは
経費精算システムとは、経費精算処理における申請や承認、支払いなどの業務を効率化し、サポートするシステムです。交通費や接待費など、さまざまな経費を電子化し一元管理します。システム活用により、領収書の読み取りや自動仕訳、データ作成など経費精算における作業短縮が可能なほか、キャッシュフローの透明化も図れます。
経費精算システムの主な利用目的
経費精算システムは、以下のような利用目的で導入されることが多くあります。
- ●経費精算の申請・承認業務の効率化
- ●申請・承認の迅速化
- ●経理担当者の業務負担軽減
- ●自社内におけるペーパーレス化の促進
経費精算システムは、上記のような利用目的に沿った機能を搭載しています。経費精算システムの基本機能については後ほど詳しく解説するので、参考にしてください。
経費精算システムをお探しの方へ
この記事では、おすすめの経費精算システムを種類別に分類し、価格や特徴などを比較しています。「すぐにツール選定に移りたい」という方は、以下の見出しをクリックして、詳しい製品情報をご覧ください。
▼一覧表からチェックしたい方はこちら!
【比較表】おすすめの経費精算システム
経費精算システムの基本機能
経費精算システムに搭載されている主な機能を紹介します。アナログな経費精算業務をシステム化したい企業や、従業員から現状の経費精算に不満の声が上がっている企業は、まず以下の機能を押さえておきましょう。
入力・申請を効率化する機能
経費の詳細を簡単に入力・登録できるようにするための機能です。主に以下のような機能が含まれます。
機能 |
内容 |
OCR読み取り |
スマホでレシートや領収書を読み取り、画像をアップロードするだけで申請データに反映できる機能。 |
経路検索 |
出発駅と到着駅を入力するだけで、移動経路と交通費を自動で算出できる機能。 |
交通系ICカード連携 |
交通系ICカードの利用明細を自動で読み込み、経費申請に反映できる機能。 |
クレジット・プリペイドカード連携 |
法人クレジットカードやプリペイドカードの利用明細を自動で読み込み、経費申請に反映できる機能。 |
承認・管理を効率化する機能
経費申請の承認作業や支出の管理、申請書の保管を効率的に行うための機能です。主に以下のような機能が含まれます。
機能 |
内容 |
承認ルートの自動分析 |
過去の承認パターンやルートから最適な承認者を自動的に選択する機能。 |
経費申請ルールの違反チェック |
自社の経費ルールに沿わない申請に対して警告表示やブロックを行う機能。 |
自動仕訳 |
申請された経費データを勘定科目や部門ごとに自動で仕訳する機能。 |
消費税計算自動化 |
経費データから消費税額を自動的に計算し、税申告用データを作成する機能。 |
会計ソフト連携 |
主要な会計ソフトと連携し、経費データを自動的に転送して業務効率化を実現する機能。 |
電子帳票保存 |
領収書や申請書のデータアップロード時に自動でタイムスタンプを付与し、電子帳簿保存法に則った保管を可能にする機能。 |
振込データ作成 |
精算後に従業員への振込データを自動作成する機能。 |
経費精算システムの導入メリット
経費精算システムを導入することで得られるメリットは以下のとおりです。
- ■業務効率化
- 申請・承認・精算業務を一元管理することで、手作業の入力や確認作業を大幅に削減できます。さらに、OCR機能により領収書データを自動読み取りし、交通費や経費を自動計算することで、ミスを防ぎながら迅速な処理を実現します。
- ■コスト削減
- 経費の利用状況を可視化し、無駄な支出を洗い出すことで、予算管理の改善に役立ちます。また、業務の効率化により、残業代や人件費の削減も期待できます。
- ■内部統制やコンプライアンスの強化
- 承認ルートや分岐ルールを明確化し、申請や承認のログを保存できるため、不正やトラブルが発生した際にも迅速に対応可能です。不正抑止の効果があり、内部統制の強化に貢献します。さらに、外部サービスとの連携により、不正が起こりにくい仕組みを構築。申請書類はデータでやり取りするため、帳票類の紛失リスクも軽減します。
以下のページでは、経費精算システムを導入した企業の事例を紹介しています。製品選定のポイントや導入効果についてもまとめているので、参考にしてください。興味が湧いた製品は資料請求がおすすめです。
参考:経費精算システムに関連する導入事例一覧|ITトレンド
経費精算システムのタイプ
各製品の特徴や強みをもとに、経費精算システムを3つに分類しました。それぞれどのような特徴があるか解説します。
中小企業におすすめのスタンダードなタイプ
経費申請や承認業務の効率化に役立つ基本的な機能が充実しているシステムです。直感的な操作性を備えている製品が多く、シンプルで使いやすさを重視する企業や、高度なカスタマイズ性は必要ないという企業におすすめです。また、比較的低コストで導入できるため、中小企業に適しています。
▼おすすめの経費精算システム(スタンダード)へジャンプ
大手企業におすすめの複雑な承認フローに適したタイプ
企業独自の承認フローや規定にも対応できる柔軟性の高いシステムです。多段階の承認や異なる部門間での承認など、複雑なフローを細かく設定でき、企業のニーズにあわせたカスタマイズが可能です。経費精算のフローが複雑化しがちな大企業や、経費に関する規定を細かく設けている企業に適しています。
▼おすすめの経費精算システム(複雑な承認フローに対応)へジャンプ
勤怠管理や給与計算など周辺業務との連携に強みがあるタイプ
勤怠管理や給与計算など周辺業務と連携し、複数の業務をシームレスに統合できるシステムです。例えば勤怠管理と連携した場合、外出や出張に関連する勤怠情報と経費情報が正確にリンクされ、二重入力の必要がなくなるほか、経費の申請漏れや不正申請のリスクが低減します。経費精算のみならず、経理や労務といった業務全体を効率化させたい企業に適しています。
▼おすすめの経費精算システム(周辺業務との連携に強み)
経費精算システムの比較・選定ポイント
経費精算システムを選ぶにあたって、確認しておきたいポイントを紹介します。
自社に適した入力補助機能が備わっているか
交通費や出張費・経費などさまざまな項目から、申請頻度の高い項目を洗い出し、対象項目の入力補助となる機能を確認してみましょう。
例えば、領収書の電子化頻度が高い場合には、スマホから画像をアップロードするタイプのOCR機能は必須です。交通費精算の申請が多い場合には、交通系ICカードやモバイルICと連携できれば、入力作業が効率化されます。また備品などの立替にカード決済が多い場合には、クレジットカードや決済アプリとの連携機能も役立つでしょう。操作性がよく従業員が入力しやすいことも重要です。
自社の承認フローや経費精算規定に対応できるか
「アルコール飲料は経費として認めない」など、経費精算規定にあわせて項目をカスタマイズできると、自社の承認フローを再現しやすくなります。
また、「1万円を超える備品の購入は部門長の承認を得る」など、状況によって承認フローが変動するケースもあるでしょう。承認ルートを複数設定できる製品であれば、流動的な承認フローにも対応可能です。項目や金額によって自動で最適なルートに振り分けられるため、申請作業もスムーズになるでしょう。
電子帳簿保存法に対応しているか
電子帳簿保存法の法改正によって、令和6年より法人・個人事業主ともに、領収書や請求書など電子的に取引されたデータは保存することが完全義務化されました。
電子帳簿保存法に対応している経費精算システムの選定により、法律を満たした安全な運用が可能になります。製品によっては、タイムスタンプの付与のほかにも、スキャナ保存要件を満たしているかのチェックや、承認申請書の記載例のサポートなどを提供しています。
参考:電子帳簿保存法関係|国税庁
参考:電子帳簿保存法の内容が改正されました|国税庁
【比較表】おすすめの経費精算システム
ITトレンドおすすめの経費精算システムを紹介します。また、この記事で紹介している主要な製品を細かく調査して見えてきた、経費精算システムの特徴や傾向を以下にまとめています。ぜひ製品の比較検討にお役立てください。
- ●全体的に機能の有無では大きな差はない。
- ●クレジット・プリペイド・ICカード連携はほぼすべての製品で可能だが、Amazonビジネスと連携できる製品は少ない
- ●経費申請ルールの違反チェックに対応している製品は半数ほどで、特化型の製品に多い傾向
- ●すべての製品がスマホからの申請・承認に対応している。アプリが提供されていない製品もあるが、モバイルブラウザからアクセス可能。
- ●すべての製品が会計ソフト連携に対応している
効率よく比較検討を進めたい方には、一括資料請求の利用がおすすめです。各製品の機能などをじっくり比べられ、費用感もつかみやすくなるでしょう。
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おすすめの経費精算システム(ランキング上位)
ここでは、ITトレンドの資料請求数をもとにしたランキングで上位の経費精算システムを紹介します。まずは人気の経費精算システムから導入を検討したい方は参考にしてください。
製品・サービスのPOINT
- 手入力ミスを省けるオートメーション機能&ペーパーレス運用
- 交通費・出張旅費の申請処理から会計ソフトへの仕訳連携まで対応
- 購買申請・住所変更・出張申請など柔軟な電子ワークフロー機能
ITトレンド 上半期ランキング 2024(経費精算システム)1位
「マネーフォワード クラウド経費」は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型経費精算システムです。クラウド会計・クラウド請求書などのシリーズがあり、組みあわせることでバックオフィス業務の一元管理も可能です。他会計ソフトとのCSVやAPI連携にも対応します。手入力の間違いに困っている企業、申請者が申請を溜めがちという悩みがある企業におすすめです。中小企業はもちろん、従業員数1万名以上の大企業にも対応可能です。
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP / サービス |
無料トライアル |
◯(1か月) |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索 / クレジット・プリペードカード連携 / ICカード連携 / Amazonビジネス連携 / 違反チェック / 経費データ分析 / スマホアプリ対応 |
参考価格 |
スモールビジネス:月額2,980円~ ビジネス(~50ユーザー):月額4,980円~ ※51ユーザー以上は要問い合わせ、無料プランあり |
いい点 放送・広告・出版・マスコミ 10名以上 50名未満
改善してほしい点 教育・教育学習支援関係 5,000名以上
《ジョブカン経費精算》のPOINT
- 導入実績4万社以上。月額料金業界最安クラス!無料プランあり
- 経理チェック工数大幅削減!電子帳簿保存法にも対応
- 中小から大企業、自治体に至るまで幅広い導入実績多数あり!
ITトレンド 上半期ランキング 2024(経費精算システム)2位
「ジョブカン経費精算」は、株式会社DONUTSが提供するクラウド型の経費精算システムです。乗換案内連携やICカード読み取り機能、コーポレートカード連携機能を搭載しており、明細の作成や申請の手間を省略できます。承認漏れを防ぐためのアラート機能が充実している点も特徴で、申請から経理処理に至るまでの流れが迅速化されるでしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯(30日間) |
対応機能 |
経路検索 / クレジット・プリペードカード連携 / ICカード連携 / Amazonビジネス連携 / モバイルブラウザ対応 |
参考価格 |
初期費用無料、月額400円/ユーザー(ジョブカン他サービス利用で350円/ユーザー) ※無料プランあり |
いい点 放送・広告・出版・マスコミ 250名以上 500名未満
改善してほしい点 その他 1,000名以上 5,000名未満
《HRMOS(ハーモス)経費》のPOINT
- 24年の実績を持つ経費精算のパイオニア
- 簡単な操作画面で経費精算に関わるすべての方の業務を効率化
- 経理実務や法改正に熟知した担当者が丁寧にサポート
ITトレンド 上半期ランキング 2024(経費精算システム)3位
経費精算システムのパイオニアであるイージーソフト株式会社が提供する「HRMOS(ハーモス)経費」は、あらゆる業界で利用可能なクラウド経費精算システムです。送金システム連携やSlack連携、60種類以上の会計ソフト連携など、豊富な連携機能が標準搭載されています。また、勤怠・人事給与・採用などハーモスシーズとの連携も可能です。
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
無料トライアル |
◯ |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索 / クレジット・プリペードカード連携 / ICカード連携 / Amazonビジネス連携 / 違反チェック / 経費データ分析 / スマホアプリ対応 |
参考価格 |
初期費用無料、月額29,000円~ |
いい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 不動産 500名以上 750名未満
以下のボタンから、各社製品の最新ランキングを確認できます。より多くの製品をランキングから比較したい方は、ぜひご活用ください。
おすすめの経費精算システム(スタンダード)
経費精算業務に必要な基本機能が充実している経費精算システムをピックアップしました。中小企業をはじめ、シンプルで扱いやすいシステムをお探しの方におすすめです。
《バクラク経費精算》のPOINT
- AI-OCRが領収書を数秒でデータ化!
- アラート機能でミスや差し戻しを削減できる!
- シンプルな操作画面なので従業員もミスなく使える!
株式会社LayerXが提供する「バクラク経費精算」は、AI-OCRで申請内容を自動入力できる経費精算システムです。複数枚のレシートや領収書を一括読み取りし、数秒でデータ化します。税率に応じて仕訳を自動生成するため、ユーザーが申請時に確認する手間が省け、ミスも減少します。ほかにも二重申請を自動検知する機能などもあるため、経理担当者の確認工数を大幅に削減できるでしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯(1週間) |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索 / 違反チェック / スマホアプリ対応 |
参考価格 |
月額30,000円〜 |
いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 100名以上 250名未満
改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 100名以上 250名未満
《楽楽精算》のPOINT
- <お客様満足度94%!>サポート充実で設定や導入も安心
- <電子帳簿保存法・インボイス対応!>楽にペーパーレス化を実現
- <高機能>経費精算~自動仕訳・会計ソフト連携・振込データ生成も
「楽楽精算」は、株式会社ラクスが提供する経費精算システムです。自動仕訳や自動読み取り、会計ソフト連携、規定違反チェック機能などの業務効率化機能を搭載しています。導入実績も業界トップクラスで、メールや電話で導入初期から専任スタッフによるサポートが受けられます。また、既存の経費精算ルールに則って、申請項目やレイアウト、承認フローなどを自由に設定できる柔軟性の高さも強みの一つです。
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
無料トライアル |
◯ |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索 / クレジット・プリペードカード連携 / ICカード連携 / Amazonビジネス連携 / 違反チェック / 経費データ分析 / スマホアプリ対応応 |
参考価格 |
月額30,000円~ ※ユーザー数に応じて変動 |
改善してほしい点 機械、重電 100名以上 250名未満
《皆伝!ワークフロー》のPOINT
- 商習慣や社内規定に則した承認フローを自由に設定
- AI-OCRを使った申請入力時の負荷軽減
- 交通系ICカード、請求書・証憑管理など外部連携サービスが充実
スミセイ情報システム株式会社(SLC)が提供する「皆伝!ワークフロー」は、利便性や操作性などユーザビリティに強みをもつ経費精算システムです。経路検索サービスはもちろん、出張手配サービス、交通系ICカードやコーポレートカードなどとも連携可能。申請の手間や間違いによる戻り作業を減らせます。多言語や他通貨へも対応できるため、グローバル展開する企業や、事業拡大を図る企業の導入にも適しているでしょう。
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト |
無料トライアル |
ー |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索 / クレジットカード連携 / ICカード連携 / 経費データ分析 / スマホアプリ対応 |
参考価格 |
クラウド:月額373,500円~/30ユーザーの同時接続を想定 オンプレミス(1CPU):皆伝!フレームワーク 1,000,000円 皆伝!ワークフロー 2,000,000円 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 食品、医薬、化粧品 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 コンサル・会計・法律関連 50名以上 100名未満
《Concur Expense》のPOINT
- 電帳法の規制緩和をリードしてきた知見を生かしたサポート体制
- 中堅中小向け「Standard」版なら業界最安水準
- 法人カードやQRコード決済など様々な決済方法と連携
株式会社コンカーが提供する出張・経費管理クラウド「Concur Expense」 は、世界中で利用されているConcurシリーズの一つです。交通系ICカードや法人カード、出張・経費関連の外部サービスと連携することで、経費精算の自動化を促進します。経費規定チェック機能による不正防止や、レポーティング機能を活用した経費分析なども可能です。中小企業向けと、中堅・大企業向けのプランがあるので、自社にあった機能やサポートを過不足なく得られるでしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
無料トライアル |
◯ |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索 / クレジット・プリペードカード連携 / ICカード連携 / Amazonビジネス連携 / 違反チェック / 経費データ分析 / スマホアプリ対応 |
参考価格 |
初期費用無料、月額30,000円~/50ユーザー |
改善してほしい点 電気、電子機器 5,000名以上
《J's NAVI NEO》のPOINT
- 法人一括請求で国内外の出張手配が可能。予約/実績データも連携!
- 充実サポート体制ではじめてのシステム導入でも安心!
- 電帳法・インボイス制度対応で経費精算をペーパーレス化!
株式会社JTBビジネストラベルソリューションズが提供している「J's NAVI NEO」は、旅費・交通費精算に強みのある経費精算システムです。システム上でチケット手配やデータ連携、出張データの管理が可能で、ガバナンス強化にも有効です。導入のコンサルティングサービスが充実しており、カスタマイズにも対応しています。
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / SaaS / ASP |
無料トライアル |
ー |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索 / クレジット・プリペードカード連携 / ICカード連携 / 違反チェック / 経費データ分析 / スマホアプリ対応 |
参考価格 |
月額30,000円~(~50ユーザー) |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 教育・教育学習支援関係 100名以上 250名未満
《BIZUTTO経費》のPOINT
- 【業界初】2年目以降更新半額
- 【複数法人に最適】グループ各社毎の運用ルールで管理可能
- 【運用ノンストップ】組織変更時、事前に一括で新組織情報へ更新
アルプスシステムインテグレーション株式会社が提供する「BIZUTTO経費」は、入力作業の削減など業務効率化機能が豊富なクラウド型経費精算サービスです。AI-OCR機能を搭載しており、スマートフォンアプリで撮影すると、日付や金額、取引先を自動で読み取ります。電子決済代行業者と連携できるため、クレジットカードや電子マネーの履歴データから経費精算も可能です。申請や承認作業の効率化にくわえ、入力ミスの削減につながるでしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS / サービス |
無料トライアル |
◯ |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索 / クレジット・プリペードカード連携 / ICカード連携 / 経費データ分析 / スマホアプリ対応 |
参考価格 |
月額400円/ユーザー(100ユーザー契約の場合) ※10ユーザーごとに料金プランを設定。2年目からの月額費用は半額 |
改善してほしい点 放送・広告・出版・マスコミ 10名以上 50名未満
《invox経費精算》のPOINT
- 申請や承認、原本提出など紙のやりとりを電子化して出社が不要に
- AI OCRで領収書をデータ化!近場交通費は経路検索から登録可能
- 業界最安水準の料金プランで、はじめやすくやめやすい月契約
株式会社invoxが提供する「invox経費精算」は、経費精算の電子化と業務負荷の軽減を実現するクラウドシステムです。AI-OCRで領収書をデータ化し、申請内容から仕訳データを自動生成。インボイス制度や電子帳簿保存法に対応し、セキュリティも万全です。
提供形態 |
クラウド / SaaS / サービス |
無料トライアル |
◯ |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索 / ICカード連携 / 会計システム連携 / 電子帳票保存法対応 |
参考価格 |
初期費用無料 ミニマム:月額1,980円~ ベーシック:月額9,800円~ プロフェッショナル:月額29,800円~ |
《Staple》のPOINT
- いつでもどこでもスマホからカンタンに経費申請!
- 法人カードの併用で経費立替や小口現金をゼロに!
- 電帳法対応,タイムスタンプも標準搭載でオプション料金不要!
クラウドキャスト株式会社が提供する「Staple」は、経費精算をデジタル化し、経費立替も不要にするクラウド型経費精算システムです。パソコンやスマートフォンで、紙や手作業の経費精算をデジタル化し、申請や承認もリアルタイムに管理します。与信審査不要の法人プリペイドカードであるStapleカードを併用することで、経費の支払いができるため、立替や払戻が不要です。なお、アプリ内蔵のバーチャルカードも選択可能で、目的別の使い分けにも対応しています。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯(30日間) |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索 / プリペードカード連携 / ICカード連携 / 違反チェック / 経費データ分析 / スマホアプリ対応 |
参考価格 |
月額プラン :月額660円(税込み)/ユーザー(年額 7,920円)
年額プラン:月額550円(税込み)/ユーザー(年額 6,600円) |
いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 100名以上 250名未満
改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 100名以上 250名未満
おすすめの経費精算システム(複雑な承認フローに対応)
中規模から大企業向きの経費精算システムを紹介します。大企業ならではの複雑な承認フローに対応できる製品や、柔軟性の高い製品をピックアップしました。
製品・サービスのPOINT
- 他社パッケージには無い柔軟なカスタマイズ性が最大の特徴!
- 各種サービス連携機能やモバイル対応等、便利機能を多数搭載!
- ペーパーレス&脱ハンコによるテレワーク推進を支援!
「WAVE225旅費・経費精算/稟議」は、株式会社NTTデータ ウェーブが提供するパッケージソリューションです。ワークフローシステムとして高いシェア率を誇る、intra-martを基盤にしています。複雑な業務ルールや独自の社内規定にも対応できるカスタマイズ性の高さが強みです。また、紙ベースでやり取りしていた稟議書をノンプログラミングでシステム化し、マーカーや付箋などによるコメントの追加や稟議ごとにワークフローの設定ができます。
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / SaaS |
無料トライアル |
◯ |
対応機能 |
経路検索 / クレジット・プリペードカード連携 / ICカード連携 / モバイルブラウザ対応 |
参考価格 |
月額200,000円~/500ユーザー ※クラウドソリューション(定額方式)利用の場合 |
《Spendia》のPOINT
- 大手企業の複雑な要件に対応できる高い柔軟性
- グローバル製品では見落とされがちな日本企業特有の要件に対応
- 大手独立系SIであるTISによるトータルなサポート体制
TIS株式会社が提供する経費精算モバイルアプリ「Spendia」は、時間や場所にとらわれずに活用できる利便性の高いシステムです。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、申請項目や独自ルール・プロセスなどの設定が容易に行えるのが特徴。SaaSでありながら大企業特有の複雑な要件にあわせた柔軟なカスタマイズが可能です。また、AI-OCR読み取りやチャットボットを用いた対話型出張申請、QRコード承認など、ユーザーの使いやすさや操作性を重視した機能が多数搭載されています。
提供形態 |
クラウド / SaaS / サービス |
無料トライアル |
ー |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索 / クレジットカード連携 / ICカード連携 / 違反チェック / 経費データ分析 / スマホアプリ対応 |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 500名以上 750名未満
改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 1,000名以上 5,000名未満
《Traveler'sWAN SaaS》のPOINT
- 累計利用ユーザー数100万人を超える国内トップクラスの導入実績
- 日本特有の精算文化やルールに対応した国産システム
- チケット手配連携による最適手配でコスト削減を実現!
「Traveler'sWAN SaaS」は、株式会社日立システムズが提供する総合経費管理システムです。国産システムのため、日本特有の精算文化や、複雑な規定・ルールにも細やかに対応しています。また、忙しい経理担当者に寄り添うサポートにも定評があり、長期に渡り利用する企業が多いのが特徴です。国内・海外出張問わずチケットの手配も簡単で、出張が多い企業でも便利に活用できます。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯(30日間) |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索・交通費計算 / クレジット・プリペードカード連携 / ICカード連携 / Amazonビジネス連携 / 違反チェック / 経費データ分析 / スマホアプリ対応 |
参考価格 |
月額200円/ユーザー ※月額10,000円~/50ユーザーから契約可能 |
改善してほしい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 100名以上 250名未満
おすすめの経費精算システム(周辺業務との連携に強み)
ここでは、シリーズ連携により複数の業務をシームレスに統合できる経費精算システムを紹介します。
製品・サービスのPOINT
- 入力作業を極力ゼロに・チェック業務を最小化
- 作業量86%削減!データやマスタの連携で経理担当者の業務効率化
- 毎月の請求は使った分だけ!必要のないIDの購入必要なし
「freee支出管理 経費精算Plus」は、フリー株式会社が提供するクラウド経費精算ソフトです。同シリーズの人事労務freeeとの併用も可能で、精算額を給与と一緒に振り込み、給与明細に自動で反映できます。また、スマホからの承認にも対応し、Slackと連携すればSlackアプリから承認を1タップで実施可能。さらに振込や振込後の消込、記帳も簡潔になり、経費データの分析など会計全体のサポートができます。
提供形態 |
クラウド / ハードウェア / SaaS |
無料トライアル |
◯ |
対応機能 |
OCR機能 / 経路検索 / クレジット・プリペードカード連携 / ICカード連携 / Amazonビジネス連携 / 経費データ分析 / スマホアプリ対応 |
参考価格 |
基本料金:月額10,000円~ ID費用:月額650円 |
まとめ
経費精算システムの導入により、申請者の入力業務効率化や申請・承認の円滑化・不正防止・経理担当者の負荷削減など、さまざまな効果が期待できます。
経費精算システムを選ぶ際には、経費申請業務以外も効率化させたいのか、複雑な経費規定や承認フローに対応する必要があるかなど、ニーズや要件を明確にしたうえで比較検討を進めましょう。
なお、この記事で紹介している17製品を調査したところ、機能の有無ではそれほど大きな差はない印象でした。しかし、標準搭載かオプション搭載かは製品によって異なるため、月額料金の安さだけで判断せずプランに含まれている機能を確認し、トータルコストを考慮したうえで選択するのがポイントです。下のボタンから各社製品の資料を一括請求できるので、ぜひ経費精算システム比較に役立ててください。