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【完全版】HRテックとは?市場規模が拡大する背景や導入メリットを紹介!

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2020年09月01日 最終更新
【完全版】HRテックとは?市場規模が拡大する背景や導入メリットを紹介!

近年のITの進化は目を見張るものがあります。わかりやすいAI技術の発達だけではなく、ビッグデータ収集・分析技術の発達がすべての分野でのIT利用を促進しています。データ化が難しいとされてきた人事領域でも、こうしたITの発達によりテクノロジーの導入が加速しているのです。

そこで今回はHRテックの市場規模が拡大した背景や、HRテックの導入効果をご紹介します。

HRテックとは?

アメリカの市場調査会社であるIMARC社によれば、世界のHRテック市場は2014年から2019年まで年平均成長率14%のスピードで成長しています。なぜ今、HRテックが世界で注目を浴び、成長を続けるのでしょうか。

参考:人事(HR)テクノロジー市場:世界の業界動向、シェア、規模、成長、機会、予測2020-2025|IMARC

HRテックの定義

HRテックは造語であり、HR(人事)とテクノロジー(技術)を組み合わせたものです。主に、企業における人事や人的資源管理領域のテクノロジーの総称として使われています。社員情報を管理する人事情報システム(HRIS:HR information system)から、採用支援、従業員調査、勤怠管理など、人事領域に関連するITを用いたツールのすべてが含まれています。

HRテックが普及した背景

HRテックが普及した背景には、不確実性の高い時代における人事のあり方の変化とITの進化があります。

1990年代から多くの企業でグローバル化が進み、人事の業務範囲は国内から世界へと変化しました。2000年代には企業はリーマンショックやITバブル崩壊を経験。不確実性の高い時代に突入しました。

さらに近年では、SNSなどIT技術の発達とともに育ったミレニアム世代が、企業のメインプレーヤーを担う段階へと成長しています。ミレニアム世代は一般的に、働く目的を重視します。そのため、職場でやりがいを感じられなければすぐに他の企業へ転職してしまうのです。

最近では企業でも、仕事のやりがいや働くことで得られる経験の質を重視するようになっています。

こうした人事業務の広範囲化や人事課題の変化、そしてITの発達によりHRテックは普及を続けているのです。

HRテックで人事はどう変わるのか

HRテックという言葉は一種のバズワードになっています。実際に人事業務へHRテックを活用することはどのような意味があるのでしょうか。

業務の高度化

HRテックで特に有用性の高い機能の1つに、ビッグデータの収集と解析があげられます。企業内部や人事部には人材に関する多くのデータが存在しています。散乱したデータを1か所に集めるのは困難でしたが、HRテックを導入すると情報を集約して瞬時に解析することが可能 です。

こうしたデータ分析により、人事部の業務は人材の管理から課題解決へと進化できるのです。

業務の効率化

HRテックには勤怠管理システムや採用管理ツールも含まれます。人事部では面接の日程調整やタイムカードの整理など付加価値の低い事務作業に追われがちでしたが、そうした作業を自動化します。事務作業を効率化できれば、残業時間の削減につながるでしょう。

人事部の縮小

HRテックを導入すると、少ない人員で人事部を運営できます。HRテックのツールにより自動化や簡素化を進めることで、これまで人の手で行ってきた定型作業を削減できるでしょう。業務削減に成功すれば大規模な人事部は不要となり、少数精鋭の人員で小規模な人事部を運営できるようになるのです。

HRテックが採用される領域

アメリカのコンサルティング会社であるPwC社の調査によると、さまざまな人事課題における意思決定をHRテックが支援していることが明らかになっています。HRテックは、どういった課題に対してどのような支援を行っているのでしょうか。

採用と定着管理

PwC社がアメリカの人事関係者600人へ調査を行ったところ、そのうち58%が優秀な人材を採用して定着させることが大きな人事課題であると回答しました。不確実性の高い現代では、いかに優秀な人材を採用できるかが時に企業の命運を分けることになり得ます。そこで優秀な人材の発掘や選考、そして離職防止にHRテックの活用が進んでいます。

最新のテクノロジーでは、SNSからほしい人材の要件に当てはまる人材を探して自動的にスカウトメールを送るHRテックサービスがリリースされています。また、定着管理として、入社後の社員のメンタル状態を見える化するサービスが日本でも人気です。採用関連のHRテックは、HRテックの中でも特に注目を集めるでしょう。

参考:PwCのHRテクノロジー調査2020|PwC

労務管理

現代の労務管理は、単なる勤怠管理や社員情報の管理だけではなくなってきています。組織心理学の研究が進んだことで、いかに組織生産性を高め、企業業績を上げるかが現代の人事部の仕事になっているのです。

そのため労務管理においては、エンゲージメントや従業員体験(エンプロイー・エクスペリエンス)を高めることを目的として、HRテックが導入されています。

育成と配置

人材の配置やスキルによって業績が左右されます。しかし、現場ではこうした事実に気づかずに、上司の勘と経験や好みで配置が行われがちです。

HRテックを導入することで、各人材のスキルやパフォーマンスを見える化し、どこにどの人材を配置すればよいのかを的確に判断できるようになります。また、どの人材に対してどのようなスキルを習得してもらえばよいかも明らかになります。

組織開発

チームの生産性を左右するのは、チームの人間関係です。信頼し合い、率直に話すことのできる関係が生産性の高いチームをつくります。

HRテックの中にはアンケートやウェアラブル端末を活用して、チームの関係性を明らかにするツールが存在しています。組織の状態を向上させる組織開発にも、HRテックは有用な手段となりつつあるのです。

HRテックの選び方

ここまでご紹介したように、HRテックにはさまざまな領域における多種多様なツールが存在しています。そこで、どのようにHRテックツールを導入すればよいのかを解説します。

まず、HRテックはなんでもできる「魔法の杖」ではないことを理解しましょう。最新のツールがあると、すべてがそのツールで解決できそうに思えるものです。しかし、ツールはあくまでも何かを解決する手段でしかありません。

どのような課題を解決したいのかを考え、課題を最も解決できるツールを選びます。多くのHRテックツールトライアルができるようになっていますので、複数の製品を比較しながら最適なツールを選びましょう。

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まとめ

人事課題の変化とITの進化により、HRテックはますます企業への導入が広がっています。HRテックは便利な反面、なんでも解決してくれる魔法の杖ではありません。テクノロジーはあくまでも手段です。HRテックに使われるのではなく、HRテックを目的に応じて使いこなすことが大事です。

自社の人事課題が何かを検討したうえで、どのようなツールであれば課題を解決できるのかを考えましょう。

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中野在人

某大手メーカーの現役人事担当者。

新卒で国内最大手CATV事業統括会社(株)ジュピターテレコムに入社後、現場経験を経て人事部にて企業理念の策定と推進に携わる。その後、大手上場中堅メーカーの企業理念推進室にて企業理念推進を経験し、人材開発のプロフェッショナルファームである(株)セルムに入社。日本を代表する大手企業のインナーブランディング支援や人材開発支援を行った。現在は某メーカーの人事担当者として日々人事の仕事に汗をかいている。

立命館大学国際関係学部卒業、中央大学ビジネススクール(MBA)修了。

運営サイト:https://hrgate.jp/

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